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【製造派遣特集:第5回】製造派遣企業の課題解決のヒント~前編~

専門家コラム

2017.08.08 / 名古屋

ヒトクル事務局

こんにちは、ヒトクル事務局です。

ヒトクルでは製造派遣業界にフォーカスし、求人市場の推移、企業調査、求職者調査から業界の課題を解決するヒントを探る全6回のシリーズでお届けしています。

第1回と第2回で、現在の製造派遣企業を取り巻く採用市場の実態についてレポートいたしました。
【愛知 製造派遣特集:第1回】求人広告件数 推移【2015年5月~2017年5月】

【愛知 製造派遣特集:第2回】時給推移【2015年5月~2017年5月】

続いて第3回で、静岡・愛知を主として展開する製造派遣企業のご担当者様にヒアリングした内容をレポートし、4つの戦略タイプと、業界の共通の課題と解決の方向感をレポートしました。
【製造派遣特集:第3回】製造派遣企業の3つの戦略タイプと課題

第4回は、静岡・愛知の現在・過去製造派遣従業者を対象にアンケートを実施した内容をレポートし、製造派遣業経験者の志向について考察しました。
【製造派遣特集:第4回】求職者調査レポート~派遣就業者の本音~

今までのレポートで、製造派遣業界共通の課題として以下の6つを挙げました。


この6つの課題について、派遣会社20社のご担当者さまのインタビューと、独自で調査した求職者の情報を元に、私たちヒトクル事務局が考える具体的な解決策をご提示したいと思います。

第5回は、「派遣という働き方の啓もう」と「自社サイトを活用した集客手法の確立」についてです。少しでも、御社の課題解決の参考にしていただければ幸いです。

派遣という働き方の啓もう



第4回の求職者調査では、静岡・愛知の現在・過去製造派遣従業者に対する「今後希望する働きかた」についての設問で「特に考えていない」32.5%に続いて多かったのが、「パート社員や契約社員などの非正社員として働く」24%でした。

このことから派遣として働き続けるよりも、パートや契約社員でも直接雇用で働きたいという要望が見られます。

「いつ切られるかわからないので派遣は避けたい」
「子育て中なのでフルタイムで働けない」

このような「派遣」に対するネガティブなイメージを払拭し、「派遣」だからこそ可能なメリットや多様な業界でキャリアアップができることなどを伝えることで、「仕方なく」派遣ではなく「あえて」派遣という選択をする求職者を増やしていくことが必要です。

例えば、パートや契約社員として働きたいと思っている主婦をターゲットにした企画を考えてみました。

【ターゲット志向】


例えば、こんなことを考えている主婦の方がいるとします。

「家事・育児との両立がしやすい時間帯で働きたい」
「土日は完全に休みがよい」
「いい職場だったら、なるべく長く働きたい」

【利用媒体】


自社HPやTVなどのマスメディア、フリーペーパーや求人サイトなどに掲載している自社の求人広告を利用して啓もうすることが可能です。
またママ向けの特集や特設サイトがあれば、特に効果的にターゲットに訴求できそうです。リアルな接点としては、ママ向けのイベントに出店するなどもよいかもしれません。

【訴求ポイント】
・ママ向けの案件を主体とした訴求
 家事・育児と両立しやすい時間帯の仕事や、土日祝日は完全にお休みのお仕事があることをPRする。

・派遣期間が満了したら、その時々に応じて自分に合った仕事を紹介してくれることをPRする

・一度派遣会社に登録すると、次の仕事までの就業スピードが比較的早い

・派遣会社によっては、たくさんの案件がある(選択肢がある)

・比較的時給が高い

・活躍するママスタッフの事例訴求

・そもそも「派遣ってよくわからない」「なんとなく派遣だと不安」という方に、派遣というシステムを分かりやすく説明する


【具体的な訴求イメージ例】


「こういう人が工場で働いているんだ~」と実際に工場で働いている派遣スタッフに出てもらうのが効果的かもしれません。
特に、世間が考えている派遣の仕事とのギャップ、つまり「意外性」がある事例を取り上げると、注目を集められそうです。

ヒトクルでも、過去にパチンコ店で活躍する主婦を取材しました。こちらの記事を参照ください。


自社サイトを活用した集客手法の確立



企業担当者さまへのインタビューの中で最も出てきたお悩みが「応募単価・採用単価を下げたい」という声でした。

そこで応募単価を下げるために自社サイトの活用を検討しているものの、思ったような集客が出来ていないという実態が明らかになりました。

応募単価が高騰している企業においては、自社サイトから低コストで流入を増やすサイクルの構築が必要不可欠な課題となります。

自社サイトへの集客を機能させるためには、下記のようなステップがあります。


まずは、サイトの更新がしっかりされていてユーザーが使いやすいHPが確立させた上で、サイトへの流入施策を実施するという流れになります。

それでは、①~④の解決策を順番に説明していきましょう。

①低コストで更新がしやすいHP作成システムの導入
まだ自社サイトがない、もしくはサイトはあるものの更新は制作会社に依頼していて更新までに時間がかかったり、更新が滞っている場合は、HP作成システムを導入してみてはいかがでしょうか。

現在Web上では、たくさんの採用ホームページ作成サービスが出ています。
その中には、採用ホームページを作成するだけでなく、応募から面接、採用、勤怠管理まで一元管理できるシステムなどもあります。

また最近では、求人広告を更新すると自動的にIndeedにも自動転載される機能が付いているかどうかも、どのシステムを選ぶかのポイントになります。

上記を踏まえた上で自社の予算と状況に合わせ、最適なシステムをご検討ください。

②社内での役割分担をきちんと決める
自社サイトがすでにあり、更新も自分たちでできるシステムを導入しているが、きちんと更新ができていない場合は社内での役割分担を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

その場合、より案件に詳しい方が更新担当であることが望ましいです。ただし営業担当が更新する時間がないなどの制約がある場合は、別のフローを考える必要があります。

例えば、既存の案件票を活用または改良し、実際の入力は別に担当者を設ける、などです。


③HPのどこにエラーがあるか、チェックする
自社サイトでサイトの更新がきちんとできているものの、ユーザーが利用しやすいHPになっていない場合、せっかく訪問してもらっても案件にたどりつかずに離脱してしまうことが考えられます。

求人サイトでチェックすべきおおまかなポイントは、以下の3つになります。

「求職者が知りたい情報が掲載されているか」
「求職者が自分の探している案件を検索しやすいか」
「応募がしやすいか」

まずは「求職者が知りたい情報が掲載されているか」についてです。
こちらの求人広告チェックシートを利用してみましょう。それぞれの案件のターゲットを設定し、そのターゲットに共感を得られるキャッチコピーや必要とされている情報を盛り込むのが王道です。

次に、「求職者が自分の探している案件を検索しやすいか」についてです。まずは求職者の気持ちになって、検索をしてみましょう。検索をしてみて、目的とする仕事がすぐに見つからないようでしたら、動線や検索軸を見直してみる必要があります。
自社の派遣スタッフに試してもらうのもいいかもしれません。

最後に「応募がしやすいか」についてです。応募の入力項目が多ければ多いほど、求職者は離脱しやすくなります。

まずは「名前」「メールアドレス」「電話番号」など必要最低限の情報を必須項目にすることで、応募のしやすさが各段に上がります。詳細な情報については、その後のメールのやり取りや、電話で聞くなどの手段をとることで知ることが出来ます。まずは応募数を増やすことを目的にするのであれば、必須項目を少なくすることを検討してみましょう。


④SEO対策やプロモーションを実施する
自社サイトでサイトの更新がきちんとできていて、なおかつユーザーが利用しやすいホームページになっている場合、次に着手するのはサイトに訪問してもらうユーザーを増やす流入施策です。

その方法は、大きく2つに分かれます。
まずは、検索流入をさせるためのSEO対策について紹介しましょう。

SEOとは?


今回のテーマですと、製造派遣で静岡市で働きたいと思っている求職者が、「派遣、製造、静岡市」などで検索したときに、自社の該当する求人広告が優先的に表示されるようにする取り組みのことです。

ここでは、すぐにできるSEO対策についてご紹介しましょう。
【すぐできるSEO対策】



重要なのは、求職者が検索する「キーワード」を選定することです。キーワードを選定するためには、「Search Console」や「Google Adwards」「キーワードプランナー」などの無料のツールで調べることが可能です。

また、キーワード選定という作業は「どんな検索をするユーザーにアプローチしようか」ということを考える作業です。
求職者の気持ちになって、どんなキーワードで検索するのか、一連のユーザーの行動をイメージしてみましょう。ツールから出てこないキーワードが出てくるかもしれません。

キーワードを選定したら、そのキーワードをtitleタグとmeta descriptionタグに設定します。その時に重要なのが、それぞれの案件に対して別々のタグを設定することです。

この2つは検索結果に表示される内容です。上位表示された後もユーザーがクリックしたくなるかどうかを決定する重要な要素ですので、しっかりと対応しましょう。

SEO対策は、すぐに効果がでるものではありませんが、じっくり取り組むことでお金をかけずに流入を増やすことができます。
ぜひ、長期的な視点で取り組んでいくことをお勧めいたします。

次に、検索順位を上げるための初期プロモーションについてご紹介しましょう。
プロモーションには、以下のような手法があります。

【プロモーション方法】


初期投資をすることで、サイト来訪者がある一定数を超えた時点からの、リスティング広告運用等により低コストでの応募獲得が見込める可能性が出てきます。

具体的なイメージとしては、「リスティング広告」や「Indeed掲載」で、派遣やその仕事に興味のある求職者の来訪を増やし、「リターゲティング広告」で自社のサイトに一度来訪したことのある求職者に再度広告を出すことで応募獲得をしていきます。

また「リターゲティング広告」は、より応募に近い求職者への広告に絞っているため、コスト効率が良くなる傾向があります。

上記について、より詳しく知りたい方はヒトクル事務局にお問い合わせください。専門部署をご紹介させていただきます。
お問い合わせは、こちらからお願いいたします。

いかがでしたでしょうか。第5回では、製造派遣業界の共通の課題として挙げた6つの課題のうち、2つについて具体的な解決策をご提示させていただきました。

集客の一部にフォーカスした内容でしたが、少しでも課題解決のヒントになれば幸いです。

第6回の後半では、残りの4つの課題について具体的な解決策をご提示させていただきます。

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、月に1回程度のペースで、セミナーを実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営しています。
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