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【製造派遣特集:第4回】求職者調査レポート~派遣就業者の本音~

求職者の本音

2017.08.02 / 名古屋

ヒトクル事務局

こんにちは、ヒトクル事務局です。

ヒトクルでは製造派遣業界にフォーカスし、求⼈市場の推移、企業調査、求職者調査から業界の課題を 解決するヒントを探る全6回のシリーズでお届けしています。

これまで以下の3回にわたりレポートしてきました。

第1回⽬:製造派遣業の求⼈広告件数の推移
第2回⽬:製造派遣業の時給推移
第3回目:製造派遣企業の3つの戦略タイプと 抱えている課題

本調査の目的



前回、以下のような6項目の課題が見えてきました。


           ※詳細は第3回の記事をご覧ください。

これらの課題を検証し解決のヒントを探るために、静岡・愛知の現在・過去製造派遣就業者375名(20~60代の男女)を対象に調査を実施しました。

第4回では製造派遣業経験者の声を聞きながら、第3回の課題を検証していきましょう。

調査結果ダイジェスト


今回の調査にて、以下の設問で調査を実施しました。これらの内容をダイジェストで見ていきましょう。

    【設問一覧】


※今回の調査結果の詳細に関しましては、こちらよりダウンロードが可能です。

製造・軽作業系派遣業で働こうと思う理由は、「仕事に就くまでの早さ」にメリットを感じる求職者が多い。

全体の約3割が理由としてあげています。それに続くように「給与」「時間」「勤務地」の基本条件が働く理由になるようです。
現在・過去派遣就業者が対象という事で、契約満了後の仕事探しのスパンを短くしたいのではないでしょうか。

製造・軽作業系の、仕事探しとしてはフリーペーパーが最多。

フリーペーパーは最も有効な手段として認識されています。
次いで派遣会社へ直接問い合わせる・求人WEBサイトという声があります。

仕事探しにおいてもっとも重要視するポイント・決め手となるポイントは「給与」。

「給与」「仕事内容」「勤務地」の順に重要視されております。仕事探しにおいては「就業までのスピード」はさほど重視されておらず、あくまで「派遣で働く動機」になります。

製造・軽作業系の仕事をして「よかった」と答える就業者・過去就業者は約7割。

「とてもよかった」「よかった」が約7割と比較的満足している方が多い結果となりました。
主な理由として「上下関係が厳しくない」などの人間関係に関すること、「残業代・休出代が支払われる」といった労働環境に関すること、「単純作業が自分に合っている」などの仕事とのマッチングに関すること、がよかった声としてあがっています。

同じ派遣でも、製造業・軽作業系以外の業種に就業したいかどうか、の結果は「思わない」が若干多め。

「あまり思わない」「全く思わない」という方が若干多い結果となりました。理由として、主に「向いていない」や「経験がない」という現状維持型の意見が多く見られました。

その逆に、製造・軽作業系以外の業種に就業したいと思う理由としては、「いろんな経験がしてみたい」という漠然とはしていますが、ステップアップ志向型の意見が見られました。

製造・軽作業系の業務に就業するにあたり複数の派遣会社に登録したことがあるのは約3割。

複数の派遣会社に登録する理由としては、「条件の見比べるなどの比較検討をするため」「選択肢を増やし受かりやすくするため」「契約満了後に間を開けたくないため」という声がありました。

登録している派遣会社に、次の仕事も「紹介してもらいたい」と「紹介してもらいたくない」はほぼ半々。

「いいえ」と答えた方が52%と少し多い結果となりました。
「対応が遅く、仕事の予定が立てられなかった」「派遣という就業形態自体を変えたい」という意見が見られました。
「はい」と答えた方は、「登録の手間を省くため」「派遣会社の担当との信頼感」「システムを把握しているから」などの意見がありました。


今後希望する働き方として、「特に考えていない」が32.5%で最多。次いで「パート社員や契約社員などの非正社員として働く」が24%。

正社員志向はそこまで高くなく、年代別に見ても、どの年代もまばらにこういった意見を持っている方がいる結果になりました。
派遣という「働き方」に対して、就業者自身がネガティブなイメージを持っている可能性があります。


課題の検証とヒントを探る


ここでは前述の設問からいくつかピックアップして、第3回の課題を検証し解決のヒントを探ってみましょう。

Q.製造・軽作業系の仕事を、どのように探したか教えてください。(いくつでも)
またその中で、もっとも有効だと感じた手段を1つ教えてください。



上位3つは
1位 フリーペーパー:47.2%
2位 一般的なWEBサイト:22.4%
3位 派遣会社へ直接問い合わせ:18.4%
4位 折込チラシ:17.6%
5位 ハローワーク:14.4%

このような結果がでております。
もっとも有効な手段としては
1位 フリーペーパー:32.8%
2位 派遣会社への問い合わせ:12.8%
3位 一般的なWEBサイト:12.0%
4位 折込チラシ:6.9%
   派遣会社HP:6.9%

求職者にとってフリーペーパーがもっとも有効な手段だと認識されています。
派遣会社HPが6.9%という結果から、自社サイトの集客は不要に見えますが、年代別に見ると以下のような傾向が出ました。

20代:検索エンジン(Indeed・Google・Yahooなど)、求人アプリ
30代:派遣会社HP、新聞広告、
40代:製造派遣に特化した求人WEBサイト、折込チラシ・新聞広告
50代:派遣会社のメルマガ・直接の問い合わせ、ハローワーク

20代・30代はWebでの仕事探しが主流となっています。このことから、若年層を確保するためには、自社サイトでの集客は必要不可欠と言えそうです。


Q.製造・軽作業系で働いてよかったと思いましたか?



とてもよかった・よかったが約7割、とてもよくなかった・よくなかったは約3割という結果になりました。
具体的な理由は以下の通りです。
・よかった層
「職場の雰囲気もアットホームな感じで楽しく仕事ができたから。」
「もくもくとやるだけだから自分にあってた」
「自分の現在のスキルで働けた」
「決まった時間で休憩があり、帰れたから」
「休憩をちゃんと取ることができたし、残業代、休出代がちゃんと支払われたから」
「サポートがしっかりしているから」
「期間が選べたこと。派遣担当者が丁寧だったから」

・よくなかった層
「派遣先の正社員が、見下した態度や言動があった。」
「社員が嫌がる仕事が多かったから」
「真夏の日にクーラーもない倉庫作業で大変だった」
「座ってできる仕事をわざわざ立ち作業でやっていたため首を痛めた」
「説明と違う点があって派遣会社に不満を持ったから」
「派遣会社のサポートがイマイチだったから」

職場満足につながるポイントは大まかに変わらず、派遣先の環境が影響を与えている可能性が大いにあります。

よかった理由・よくなかった理由の中で、派遣先や派遣会社に関する回答では、以下の傾向が見られました。

【派遣先】
現場の人間関係やコミュニケーションのあり方
労働環境の整備

【派遣会社】
求職者のスキルや性格を見極め、最適な仕事・職場をマッチングさせること
就業後の丁寧なサポート

いずれも、リピート・定着を促進につながる、重点課題と言えそうです。


Q.あなたは製造業・軽作業系の業務に就業するにあたり複数の派遣会社に登録したことがありますか?


文頭のダイジェストにも記載しましたが、複数派遣会社の登録割合は約3割と以外に少ない結果が出ています。約7割の方が、1社の派遣会社で登録をしていることになります。
ほとんどの方が、「1社で済ませたい」と考えられているのではないでしょうか。

しかし、約3割の方々は複数で登録をされています。

複数の派遣会社への登録理由は、
「それぞれの派遣会社により強みが違うと思い、比較したかったから」
「いろんな求人を知りたいから」
「たくさん登録をしておいた方が仕事がみつかりやすい」
「少しでも早く仕事に就きたかったから」

以上の様に、求職活動を優位に進めるために複数の派遣会社に登録していることが分かります。

いずれにしても「早く仕事に就きたい」という考えがあり、ほとんどの方が「案件を比較するため」「次回までの期間を空けたくない」という要望を持っています。

比較検討をしたいという点から、「はい」と答えた方は、より慎重に仕事探しをしている印象です。

さらにこの要望を深掘って、次の質問を見ていきましょう。


Q.一度雇用された派遣会社に、次の案件も紹介してもらいたいと思いますか?
※過去就業されていた方は、当時雇用されていた派遣会社に、次の案件も紹介してもらいたいと思いましたか?



48%の方が「はい」、
52%の方が「いいえ」とほぼ半々という結果になりました。

・はいと答えた理由
「自分のことを理解していると思うから」
「システムが把握できているため」
「面接せずに紹介してもらえるため」
というような意見があり、「手間が省きたい」「次の就業までに、期間を空けたくない」という要望があるようです。

これを踏まえると、派遣会社は、登録者の契約終了タイミングや、どんな仕事の適性があるのかといった情報を把握・記録をし、
最適なタイミングで次回案件を提示していくことがベストです。

それが難しい場合にはアライアンスを組んで、すぐに就業ができる環境を整えておくことで、就業者をリピートに繋げることが可能になります。

・いいえと答えた理由
「担当者が毎年変わり、毎回きちんと引継ぎがされずに不満だった」
「もろもろの対応が遅く、仕事の予定が立てられなかった」
「派遣自体が一時つなぎだった」

という声があがっており、
派遣会社は、より計画的かつ丁寧な対応が求められているようです。

そのために、データベースを十分に活用し、その登録者にマッチした案件の紹介や、次回案件の準備を徹底するなどの対応をとった方が良いかもしれません。


Q.今後希望する働き方を教えて下さい。



「特に考えていない」という意見が最も多い32.5%、次に「パート社員や契約社員などの非正社員として働く」24%という結果となりました。

意外なことに、「正社員として働きたい」という希望はそれほど多くないという結果が出ました。
⼀⽅、「今後も派遣社員として働きたい」という意⾒は12%とさらに少ない状況です。

「今のまま派遣という雇用形態には不安があるが、だからといって正社員としてバリバリ働きたいわけでもない」という求職者の心理が透けて見えてきます。

派遣と正社員の中間地点として、直接雇用でパートや契約社員として働くことを選択しているようにも考えられそうです。

逆に言えば、派遣社員として今後も働いていただくためには、派遣という雇用形態からくる不安を払拭することが重要となりそうです。


いかがでしょうか。

・自社サイトでの集客
・派遣登録者のデータベースを活用
・同業界内でのアライアンス
・リピート促進策の検討
・定着率・リピート率の向上


求職者への調査から、上記の課題との関連性が見えてきました。
第5回【製造派遣特集:第5回】製造派遣企業の課題解決のヒント~前編~は今までのレポートをふまえて、具体的な解決策をご紹介していきます。

今回の調査の詳細に関しましては、こちらよりダウンロードが可能です。

調査方法:インターネットリサーチ
属性:静岡県・愛知県の現在・過去派遣就業者(20~60代)
サンプル数:男女375名(男性:168名、女性:207名)

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、月に1回程度のペースで、セミナーを実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

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