イベントでコスプレをして見えたもの

専門家コラム

2017.11.28 / 名古屋

三ッ口 洋一

Team N+1 代表

2つの大きなイベントに参加


中小企業の社外広報部を目指すTeam N+1の三ッ口です。

2週続けて私の中では大きなイベントに関わりました。そこで感じたことをお伝えします。一つは名古屋商工会議所が主催する「メッセナゴヤ2017」、もう一つは私たちが主催である「N-1グランプリBlue 2017」です。いずれもビジネスマッチングのイベントではありますが、スケールも関わり方もまるで違いました。

メッセナゴヤは大企業から個人事業主まで1400社以上がビジネスのアピールをしあう、日本でも有数のビジネスコンベンションです。6万人以上の来場者があり、さぞや多くの商談が行われたことでしょう。


コスプレ?


私どもTeam N+1は、日本商工会議所の小規模事業者持続化補助金に採択され、事業拡大のために今回ブースを出展させていただきました。

ブースは「社外広報部」を表現するために、クリニックをイメージしたデザインで、主に中小企業の経営者から広報に関するお悩みを承りました。目的はニーズ情報の収集です。

私はクリニックの院⻑に扮し、アンケートを依頼した調査員の⼥性スタッフには看護師のコスプレをしていただきました(すっかり仕事を忘れて、来場者と楽しんでますね)。



ブースの前を通り過ぎる人は、一瞬キョトンと立ち止まり、「何のブースなんだろう」という顔をされたり、医療関係者と勘違いされたり・・・。それでも当初の目標を上回る数のアンケートを集めることができました。この情報をもとにして、私どもにできることを企画・提案していきます。忙しくなりそうな予感です。


フリーマーケット?文化祭?



一方N-1グランプリは、創業直前直後の起業家100社以上が集まり、ビジネスアピールをしながら、お互いの顧客を紹介し合うことでビジネスチャンスを作っていこうという、フリーマーケットや文化祭のようなイベントです。

スタッフは全員無給ボランティアで、出展料が抑えられており、参加者、出展者、スタッフはそれぞれ交流を楽しんでいました。

スタッフは無給ながら、仕事ぶりから信用・信頼を獲得したり、全出展者とつながることができるために人脈が広がる、イベントや組織の運営を学べるという、起業直前直後の人にとっては大きなメリットがあります。

私もスタッフの一人として、「誰と誰をつなげると化学反応が起こるか」「将来の展望が開けるようなアイデアはないか」を常に考えながら、アドバイスをしたり、お引き合わせをしていました。「ビジネスに直結した」と嬉しい報告も当日あちこちで聞くことができました。



まるで規模感が異なる2つのイベントでしたが、ビジネスマッチングという最終目的は同じです。そこで感じたことをいくつか。


イベントを通じて見えるもの



①あなたの会社が何を成そうとしているのかがわからない。

そもそも何屋さんなのか。なぜ今この事業に力を入れて取り組んでいるのか、等々が伝わってきません。来場者があなたのブースの前を通り過ぎるのにいったい何秒かかるでしょう?そのわずか数秒の間にあなたの想いは伝わっているでしょうか?

②選ばれる理由を教えてください

あなたの商品やサービスが同業他社やライバルと比べて、ナンバーワンだったりオンリーワンであることは中小企業や個人事業主には難しいかもしれません。だとしてもあなたの商品は顧客に選ばれています。選ばれる理由があるからです。それは何ですか?伝わっているでしょうか?

え、わからない?

お客様に聞いてみてください。意外な答えが返ってくるかもしれませんよ。弱点だと思っていたことが評価されていることもあります。

③顧客の気持ちを先回りしよう

「中古なら新品価格の5分の1で20万円」というより「新品なら100万円の機械がたったの20万円」と表記したほうがわかりやすいですよね。
朝から「お弁当が500円」と⾔ってランチ を狙わず、「今朝、朝ごはん⾷べましたか?モーニング弁当500円」と⾔えば、「あ、そう⾔えば⾷べてないや」と思う⼈がいるかもしれません。美味しければお昼も買ってくれるかも?
「ひと月に30丁しか作れないんです」と言うよりも「世界でたった30人が手にできるんです」と言ったほうが欲しくなりますよね。内容は変わらなくても、表現一つで印象が変わるんです。


採用だって同じ


というように展示会の話をしましたが、採用だって同じです。

あなたの会社は何を成そうとしている会社ですか?
なぜ今この事業に取り組んでいるのですか?
選ばれる理由は何ですか?それが強みです。

求⼈広告や会社説明会で、それらを⾔い回しや視点・⾓度を変えて表現してみて下さい。何度も何度も発信していくうちに、「ああそんな会社なんだな」と伝わって、共感してくれる⼈がエントリーしてくるようになるはずです。

それだけではありません。直接採用には結びつきませんが、こうした展示会では、マスメディアの記者が情報収集や取材に来ていたりします。実際にその目にとまって私の顧客の何社かは取材のアポイントを頂いたようです。機会があれば、どんどん露出しましょう。

筆者プロフィール

三ッ口 洋一
1961年名古屋市生まれ。プロトコーポレーションと中部経済新聞社で、雑誌編集、経済部記者、ビジネスセミナー開催、広告営業、フェイスブックページ運営などを手がける。約30年間のメディア業界で得たノウハウと2万人を超える人脈とで「中小企業のための社外広報部」というニーズに応えるべく2014年独立。2016年には名古屋女子広報チームNPR(Nagoya Public Relations)48発足。中小企業庁未来企業サポート「ミラサポ」登録専門家。セミナー情報サイト「名古屋セミナーポータル」運営。フリーペーパー「名古屋セミナー通信」編集人。メルマガ「不定期ビジネスニュース」管理人。起業家支援イベント「N-1グランプリ」実行委員。
【Team N+1】http://hitouch0520.wix.com/team-nplus1
【NPR48】https://npr48.webu.jp/
【名古屋セミナーポータル】http://www.seminar-portal.org/
簡単メルマガ登録はこちら
Facebookでシェア
Twitterでシェア
記事クリップ

関連するワード

あわせて読みたい