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現役コンサルが本音で語る、愛知での人材紹介の活用について

専門家コラム

2017.12.11 / 名古屋

ヒトクル事務局

こんにちは、ヒトクル事務局です。
中途採用をするにはどんな手法がある?手法と特徴まとめ」の記事において、求職者がどのような方法で仕事探しをしているのか、についてご紹介いたしました。

その中の1つの手法として挙げました「人材紹介」について、「人材紹介って一体どうなの?」と疑問に思っている採用担当者に向けてご紹介いたします。

人材紹介とは、
厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介事業者(人材会社)が、条件にあった候補者を紹介する採用支援サービスです。
前述の記事にもありますように、人材紹介は転職サイトや印刷媒体などを通じて募集告知を行う一般公募と並んで、代表的な中途採用手段となっています。

今回は、株式会社アルバイトタイムスHRC事業部の転職コンサルタント峰田直明さんに、その有効な利用方法や紹介会社の選び方などについてお話を伺いました。


愛知の「人材紹介」の市場について教えてください。


以前は、「人材紹介」というとハイスペックな人材が登録するもの、というハードルが高いイメージがありました。ですが、ここ数年で求職者の仕事探しの一つの方法として認知が広がり、かなり気軽に登録される方が増えている状況です。
下記は、矢野経済研究所が公表している人材紹介市場の市場規模の推移です。2015年度は前年度比113.5%で6年連続プラス成長となっております。



ここ愛知県内の人材紹介市場も、有効求人倍率の上昇に比例して成長していると感じます。35歳以下の有効求人倍率は実に2・0倍を超えているため、若年層を採用することを目的とした各企業の採用手法として「人材紹介」は外せない状況になっています。

また、市場の成長に合わせて人材紹介を生業とする事業者の数も右肩上がりで増加しています。メインどころとして名前が挙がる会社も10社や20社では収まらない状況です。

求職者面談の際にヒアリングをさせて頂くと、概ね3社ほどのエージェント会社へ登録されている方が多いようです。
2020年までは人材紹介の市場は、毎年10~20%の成長をみせると予測しています。


人材紹介を利用するメリットは何でしょうか。



大きく三つ挙げられます。
まず一つ目のメリットは、「成功報酬制」ということでしょう。自社が報酬を支払っても採用したいと思う人材を納得したうえで成約をするので、無駄な投資にはならない、というメリットがあります。

よくあるのは「今の会社の状況とか窮地を救ってくれるような人がいれば、報酬を払ってもいいよ。」という話。「いい人がいれば欲しい」というのはどこの会社でもあるんでしょうね。

二つ目は、募集や人材の選別の手間を省けるということです。

特に、募集ターゲットの年齢層や経験など条件を絞っているケースに有効です。
ある程度の母数を集めるために、複数の求人広告に掲載をした場合、求人広告の手配から応募受付、書類選考や面接などの対応など、かなりの時間と労力が必要になります。
人材紹介では、企業様にあった人材だけを紹介するので、その分のコストを削減することが可能です。

例えば、経営者が会社の経営基盤の安定を考えたときに、この年齢層が不足しているので欲しいといった場合、求人広告では、年齢を絞った広告を掲載することはできませんが、人材紹介ではピンポイントでの紹介が可能になります。

三つ目は、マッチング率が高いということです。
例えば、人材の見極めが難しい場合などがあります。コンサルタントならば、過去の退職の仕方などから、どういう企業様なら成果を出せるのかをある程度選別できます。
また、企業様の求めている資質についても、異業種だけどこの要素はこの仕事で活かせる、など見極めることができます。

また求職者が、企業のご担当者様とコンサルタントの2人の人間と話をすることで、どちらかには打ち解けてもらいやすい。そうするとより深い話ができ、よいマッチングができる可能性が高いです。

採用の背景が字数制限上書けない場合や、社内の人間に知られたくない場合などもコンサルタントになら言えます。そういうこともしっかりヒアリングできるので、企業様と求職者のマッチング率が高くなります。


今まで人材紹介で成功した事例は?


以下はこれまで成約してきた中の一例になります。

製造メーカーの法人営業を採用



予備校の運営者を採用



建築設計士を採用



いずれも、求人広告では採用できなかったのですが、当社で紹介をして採用に成功した事例です。

人材紹介でない方がよいケースもあるのでしょうか?


もちろん、そういうケースもあります。僕は、企業様の採用コンサルタントとして中立な立場をとっています。そのため、人材紹介が合わないケースについては、きちんとお伝えしています。

人材紹介でないほうがよいケースは大きく二つあると思います。
一つ目は、媒体への掲載で求める人材が採用できるケースです。求人広告で反応がない、といってご相談いただいた場合でも、広告内に「残業無し」と追加するだけで反応が出ることもあります。 

二つ目は、紹介会社にその企業様の求める登録者がいない、もしくはこれからも獲得が難しそうなケースです。例えば、建築施工管理やスタイリスト、看護師などですね。業界内のつながりが強く先輩からの紹介などが多い業界です。 
明らかに特定の業界・職種に特化した人材紹介会社の方が向いている案件の場合は、ご紹介したりもします。


人材紹介の流れについて教えてください




まずは、求人票にあらわれない募集の背景をお伺いします。私たちは媒体掲載とは、また違う視点でヒアリングをしています。その企業様が将来どういう方向を目指しているのか、そういった長期的な視点も聞いたうえで、どのような人材が必要なのか、マッチするのかを掘り下げていきます。

毎年多数の採用をする大企業なら違いますが、中小企業はまだ採用に慣れていないことも多いです。そのため、期待人材像をうまく表現できず失敗しているケースや、自社の魅力や強みを伝えきれず応募者の応募喚起ができていないケースも見てきました。
私たちは、社員の風土や人間関係など、紙面だけでは盛り込めない情報もくみ取り、求職者に伝えることが可能です。


紹介会社を選ぶポイントは?


紹介会社を選ぶポイントは、ずばり「安心して会社の事情を話せるコンサルタントがいるかどうか」ということでしょう。
それをどう見極めるかというと

業界に通じているか?
同じ業界で成約した事例などを聞いてみると分かります。
業界に通じていると、入社後のつまづきやすいポイントや、退職理由の傾向なども深く理解しているのでマッチングがしっかりとできます。

人材の見極めに長けているかどうか?
紹介して成約した人材の早期退職率(6か月以内退職)について聞いてみましょう。
私の経験則で恐縮ですが、早期退職率が10%を超える人材紹介会社は考え直した方がいいでしょう。

また、同じコンサルタントである私が優秀だと思うコンサルタントは、会社の組織図を把握している人が多いです。
売上を上げる部門、管理部門、製造部門というように、どこがどういう役割を担っていて、その会社でどこに課題があるのかを見極められる人ですね。
社内にいる担当者では見えない部分を伝えられるのが、優秀なコンサルタントと言えるのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか?今回現役の転職コンサルタントである峰田直明さんにお話を伺いました。まだ人材紹介を利用したことのない企業は、一度検討してみるのもいいかもしれません。

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、月に1回程度のペースで、セミナーを実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営しています。
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