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地域密着型フィットネスクラブ「グランツ」様に、今後の動向を聞きました。

2017.05.25 / 名古屋

ヒトクル事務局

株式会社グランツ
取締役 松永 めぐみさま


こんにちは、ヒトクル事務局の池田です。

今回お話を伺うのは、静岡市にあるフィットネスクラブ、株式会社グランツ様です。同社は、スイミングスクールを前身として、2015年10月にフィットネス&カルチャースクールを増設オープン。また2017年4月には、全国でも珍しい「介護+フィットネス」デイサービスをスタートしました。

同社取締役の松永さまに、フィットネス業界の動向や今後の展開についてお話を伺いました。


地域密着で3世代、家族みんなで楽しめる施設


池田
:松永さま、本日はよろしくお願いいたします。

松永さま
:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

池田
:館内が明るくて、すごく雰囲気がいいですね。まだオープンして間もないんですよね?

松永さま
:フィットネスクラブは一昨年(2015年)にオープンしたばかりです。
当社は、もともとスイミングスクールが前身になっているのですが、5年前に現在の経営母体である「R&Oリハビリ病院グループ」に加入しました。

従来のキッズを対象にしたスイミングスクールだけでは、今後少子化になることを考えると立ち行かなくなると判断し、大人も取り込んでいこうということで、フィットネスクラブを増設オープンしたわけです。

池田
:施設のコンセプトについて教えていただけますか?

松永さま
:「地域密着で3世代、家族みんなで楽しめる施設」というのがコンセプトです。

例えば、お子様がスイミングレッスンを受けている間にお母さんはヨガ、お父さんは土日にジムのマシンでトレーニング…というように。
そのために、老若男女問わず楽しめるメニューを用意するようにしていますね。スタジオのプログラムも男性向け、女性向けどちらもご用意していますし、岩盤浴も男性もご利用
いただけるんですよ。

また、大手のフィットネスクラブとは違うので、地元に密着して地域の皆さまに愛される施設を目指しています。そのために、今後は地域でのイベントなどにも積極的に参加をしたいと考えています。


全国に先駆けフィットネスクラブ内「デイサービス」をスタート



池田
:4月には介護予防デイサービスもスタートされました。まさに、お子様からお年寄りまで利用できる施設ですね。

松永さま
:そうなんです。このサービスは5年前にR&Oグループに参加したときから構想がありました。日本が高齢化するなかで、医療費の高騰は避けられない問題です。「介護」になる前の「介護予防」や改善する「リハビリ」に、国としても力を入れています。

池田
:非常に意義のあるサービスですね。オープンに際して、大変だったことはありますか?

松永さま
:やはり、国の税金が主な利用料となりますので、規程が厳しいですね。このスペースだと利用者は何人で、そのために必要なスタッフは何人と決められますから。申請が下りるまでに、何回も行政側とうち合わせをしました。
また、申請が下りてからも、看護師などの人材の確保は今も苦しんでいるところです。

池田
:本格的にフィットネスクラブ内でのデイサービスをしているところは、全国でもまだ少ない。前例がないことをするのは、やはり大変ですね。
ところで、現在いる会員さまはどんな方が多いのでしょうか?

松永さま
:フィットネスの会員は女性が7割です。年代では、10代~80代と幅広い方にお越しいただいています。岩盤浴やヨガが人気ですね。

池田
:集客方法は、どんなことをされていますか?

松永さま
:折込チラシを月1~2回、駿河区で配っています。また、フリーペーパーの『WOMO』『すろーかる』等へも年に数回掲載しています。
大体、折込チラシで来る人が6割、ホームページが2割、会員さまからの紹介が2割といったところでしょうか。

できればコストをかけずにできる、ホームページからの問い合わせや、会員さまからの紹介をもっと増やしていきたいと考えています。ホームページも今少しずつ改善していて、先日「体験・入会予約」のフォームを新設しました。


「新規会員獲得」よりも「継続率」を重視



池田
:フィットネスクラブだと、体験してからの入会が圧倒的に多そうですよね。

松永さま
:その通りです。体験していただいた方が、どれだけ入会いただけるか、は一つポイントですね。あと注力しているのは、「継続率」です。新規会員をどんどん増やすというよりも、今いらっしゃる会員さまにいかにご継続いただくか、に注力しています。

池田
:そのために、取り組んでらっしゃることはありますか?

松永さま
:入会して3か月は無料で、『ファーストサポート』を実施しています。施設の利用方法や基礎トレーニング、目標設定などをマンツーマンで行います。「初期定着」といって、モチベーションが高いはじめのうちに、グランツに通うことの「楽しさ」を実感していただき、さらに生活の一部に組み込んでいただくことが、継続していただくためには非常に大事です。

そのためには、スタジオプログラムをやっていただくのは非常に有効です。例えば、「毎週水曜日の19時から」と決まっていれば、その日は必ず来ていただけますから。

池田
:確かに、なんとなく毎週1回行くって決めても、なかなか通えなさそうですよね。毎週水曜日とか決まっている方が、メリハリ付けて通えそうです。
他には何か取り組んでいることはありますか?

松永さま
:顧客情報をスタッフ全員で共有しています。
例えば、久々に来ていただいた会員さまがいます。その方には、積極的にお声がけします。
「お久しぶりですね。このプログラム、新しくなったんですよ。」とか「このマシンの使いかた、分かりますか?」とか。

そして毎回どんな話をしたかを、履歴として残しています。そうすることで、このお客様がどんなプログラムをやってきたかが蓄積され、さらによいアドバイスや接客に活かすことができます。

また月1回のスタッフミーティング時にも、よい情報は共有するようにしています。

池田
:継続する方と、継続しない方、なにか違いがありますか?

松永さま
:そうですね・・・これは私の実感値なんですが
例えば、ランニングマシンを利用する人、スタジオプログラムを利用する人、いろいろなプログラムを利用する人、がいるとします。

この3人の中でどの人が先に退会されやすいかというと、ランニングマシンを黙々と走っている人なんです。

逆にスタッフや、他の会員さまとコミュニケーションをとっている人は退会されにくいんですよね。ただ運動だけが目的だと、何か阻害要因があったときにすぐに辞めてしまいます。


「箱もの=ハード」から「中身=ソフト」重視へ



池田
:そうなんですね。だから、会員さまとのコミュニケーションを大事にされているんですね。

松永さま
:もともとフィットネスクラブは、「箱」もののビジネスでした。でも今の時代はその中身、つまり「人と人とのつながり=ソフト」が大切です。

運動+アルファで「あそこに行くと楽しい」「居心地がよい」と思ってもらえることが重要です。そのために、館内のデザインもあえて「ムダ」と言えるような余裕のあるスペースを作っています。

池田
:カフェスペースもあっていいですよね。何時間でもいられそうです。

松永さま
:1日に2回来られる方もいますよ。私が言うのもなんですが、グランツはスタッフも会員さまも本当に気持ちの良い方ばかりなんです。20代の会員さまも、世代を超えてフラットにコミュニケーションをしています。

今後も、地域に密着したフィットネスクラブとして、閉鎖的なコミュニティではなく、新規の方も入りやすいオープンなコミュニティでありたいと思っています。

池田
:素敵ですね!最後に、今後どのような展開を考えていらっしゃるか、お聞かせください。

松永さま
:まだまだ夢のような話ですが・・・さらに会員さま一人ひとりに満足のいくサービスができるように、もう少し小規模のクラブを作りたいですね。ただしパーソナルトレーニングのようにマンツーマンではなく、5人~10人くらいの規模で、金額もそれほど高くない程度に抑えられたらいいな、と妄想しています(笑)


(取材日/2017年5月23日)


今回取材させていただき、フィットネス業界の現在のビジネスモデルと今後の課題について深く考えさせられました。コミュニケーションを取っている会員が辞めにくい、というのは「なるほど」という感じですね。
利用者さまが、「グランツだから継続する」というように自社のファンにしていくように、継続率アップのために努力していることも、非常に参考になりました。

松永さま、終始明るい笑顔で取材にご協力いただき本当にありがとうございました!


取材協力
株式会社グランツ
静岡県静岡市駿河区敷地1丁目18-28
事業内容/フィットネスクラブ
HP/http://glanz-sc.com/

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、月に1回程度のペースで、セミナーを実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

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