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【販促企画】いまいち魅力が伝わらない投資信託。市場開拓の余地はあるのか!?(前編)

2018.01.31 / 名古屋

ヒトクル事務局

こんにちは、ヒトクル事務局 販促部です。
今回は「お客様がクル」ことにフォーカスして、いつもとは少し角度を変え、独自の調査を踏まえた研究レポートを紹介します。

現在、「低金利時代」が続き、消費者の中でも預貯金だけでは、将来に不安があるという声は少なくはありません。
しかし、そんな中でも「投資信託」を実施している人の割合は多くはないと言われています。

昔から日本は世界に比べて、投資が広まっていないと言われているように、投資信託を取り扱う企業にとって「投資信託への集客」は1つの課題となっているのではないでしょうか。

なぜそういった課題が存在するのか、どうすれば解決できるのかを、前後編の2回に分けてレポートしていきます。
※後編はコチラより、ご覧いただけます。




【市場動向】お金は出回っていても、消費者への浸透はしていない?


まずは全体像をつかむために市場の動向を見ていきましょう。
2016年までの投資信託全体でみた純資産総額の推移は、以下のようになっています。


投資信託協会『投資信託の全体像(純資産総額・ファンド本数) 』(https://www.toushin.or.jp/statistics/statistics/data/)をもとに株式会社アルバイトタイムスが作成

また、投資信託協会から提示されている2017年8月度の純資産総額は、投資信託全体で約191兆5,171億円で、前月末純資産額から1兆4,829億1千万円増額という結果でした。
投資信託全体のファンド数は8月が10,582本から9月が11,448本と約1,000本近く増加しています。

うまく投資信託が運用されている、又は、新規加入者の増加、解約者の流入が起きているというように、市場に出回るお金が増加していることが見受けられます。

その要因とは一体何でしょうか?

考えられる一つの要因として、「投信販売チャネル の拡充」があります。つまり、新たなプレイヤーの参入です。

また、これまでの投資信託と少し違った切り口でスタートできるサービスが、続々と誕生したことも要因ではないでしょうか。



このように、初心者がよりスタートしやすいサービスが生まれてきています。

上記のように、新規販売チャネルやサービス、市場規模自体は拡大していますが、競争は激化しているのでないでしょうか。実際に消費者は「投資信託」についてどのような考えを持っているのかを調査していきましょう。


【消費者動向①】保有状況から見ると市場余地がありそう


下図は投資信託協会が提示している「投資信託に関するアンケート調査報告書-2016年(平成28年)投資信託全般」より抜粋したデータです。

画像:「投資信託に関するアンケート調査報告書-2016年(平成28年)投資信託全般」(https://www.toushin.or.jp/statistics/report/research2016/)

年収、年齢が高くなるにつれ保有率が増加しているのは、なんとなくイメージの通りといったところでしょうか。しかし、保有者自体は想像していた以上に少ないですね。

一番多い層でも、3割に満たない数値です。これだけ保有していない層がいると考えると普及させる余地はまだまだありそうです。

調査をしていくうちに、以下のようなデータを発見しました。
これは投資経験者と、投資に関心がある未経験者の、投資信託へのイメージについての調査です。
※10ポイント以上の乖離がある項目に関しては、帯が濃く表記されています。

画像:「「若年層を中心とした個人による投資の現状とNISAの利用促進に向けた課題に関する調査」報告書の公表について」(http://www.fsa.go.jp/common/about/research/20151001-1.html)

以下のよう要点をまとめてみました。



経験者は、「資産形成に役立つ」「銀行に預けるより得」というイメージに対し、未経験者は「リスクが高い」「時間に余裕がある人向け」などネガティブなイメージが先行していて、具体的な価値やしくみのイメージを持っていないようです。

その他にも、「長期投資」「少額から始められる」という、消費者側のメリットになる要素において、未経験者との認識の差が生まれています。

今度は逆に、保有している層との共通点を調査していきましょう!


【消費者動向②】保有者の中でも『単身』世帯にはある傾向が?!



実際に保有している方々にどのような傾向があるのかを、「総世帯」「2人以上の世帯」「単身」といった、いくつかのデータをもとに分析していきましょう。

総世帯の保有率



前述の『投資信託の保有状況(年代別・年収別)』と同じく、年代が高くなるにつれて保有率も高くなります。
30~50代に関しては勤労者の保有率が高くなっています。現役の世代のうちから資産運用を開始していることが見受けられます。

2人以上の世帯(世帯主の年齢別)の保有率



こちらも総世帯のデータと同様に年齢が高くなるにつれて、保有率が高くなっています。ここまでは、想像通りの結果と言ったところでしょうか。
しかし、ここで意外なデータが出てきました!

単身世帯での保有率

※内訳(株式・株式投資信託・債券・公社債投資信託・貸付信託・金銭信託など)
総務省統計局『平成26年「全国消費実態調査」の貯蓄・負債の保有率』(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001062407&cycode=0)をもとに株式会社アルバイトタイムスが作成。


単身の場合、上記2つの結果とは異なってきます。
①若年から高齢になるにつれて、保有率が徐々に高くなるこれまでのデータと異なり、30代男性だけは保有率が高い
②単身女性の30代から50代にかけての伸び率が全体の平均値よりも大きい

それぞれの要因を、下記のように仮設しました。

①30代男性の保有率が高い理由
・収入が増えることにより、自由に使える金額も増える
・独立や企業を目指す

②30~40代女性の保有率が高くなる理由
・将来を見据えて、老後資金の貯蓄を考え出す

また30代での転職により、以前よりも収入が減ったことも投資信託をスタートするためのきっかけになるのでしょうか。
こういった層の背中の後押しができれば、投資信託の販促ができるかもしれないですね。

ちなみに、【市場動向】のパートにて記述した、ロボットアドバイザーなどは以下のように、投資信託を検討している社会人向けの訴求を打ち出しているものもあり、20~30代のユーザーが多い商材も実際にあるようです。



では、30~50代の女性に向けては、どういったものがマッチするのか。
ここまでの調査からわかることは、以下の2点ではないでしょうか。



後編では、ヒトクル事務局 販促部の独自調査から、女性消費者の心理を分析します。
その結果より、自社へのファンづくりへと繋げ、市場余地拡大のヒントを見つけていきます!

※後編はコチラより、ご覧いただけます。

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、月に1回程度のペースで、セミナーを実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営しています。

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