モテたい経営者は、子どもに学べ

専門家コラム

2018.03.05 / 名古屋

三ッ口 洋一

Team N+1 代表

今度はモテナイ人を考えてみる


中小企業の社外広報部を目指すTeam N+1の三ッ口です。

ヒトクルでの私のテーマは「ブランディングと広報・採用」ですが、いつも申し上げています。「中小企業にとってのブランドとは社長そのものである」と。

社長の人柄や考え方、少々大げさに言えば生き方そのものが、メディアを動かせるかどうかや人材採用の成否を左右するからです。

前回「モテ社長になろう」という記事を書きました。身近な「モテる」方をご紹介して、どこがどう、何をどうすれば、というお話でした。

今回は別の切り口からモテナイ理由を考えてみます。モデルは出てきませんので、ご安心下さい、私のお友達たち。


なぜ子どもはみな天才なのか?



誰もが2歳とか3歳の頃は天才だと言われます。それはなぜでしょうか?
そして私やあなたはなぜ天才ではなくなってしまったのでしょうか?

子どもは正直です。自分のやりたいことをやり、感じたことをそのまま表現します。
子どもは恐れを知りません。知識も経験も情報も少ないからです。
子どもはあらゆることに目が輝きます。好奇心が満たされるからです。
子どもは手を抜きません。好きなことに没頭しているからです。

かっこいい!かわいい!素敵!やるぅ!すごい!おもしろい!斬新!
賞賛の嵐です。

モテナイ大人は子ども成分を失っていた



ひるがえって大人はどうでしょうか?
え、その全部逆ですって?
ということは・・・

大人はみんな、素直でなく、不安に萎縮し、覚めた目で、手抜きだらけ、ということですか?

ダサい、暗い、かっこ悪い、つまんない・・・
うーん、それではいい仕事はできませんよね。
ましてやモテるわけがないと思いませんか?


子どもに学べ



いやいやそんな大人ばかりではないでしょう。
かっこいい大人、たくさんいます。モテてます。
いい仕事してる大人たくさんいます。モテてます。

ではどうすればよいのでしょうか?

私もまだまだ若輩者だと思っているのに、気がついたら結構な歳になってしまいました。
いろいろなことを教えてくれた素晴らしい先輩たちはどんどん向こう岸へ行ってしまい、「後は知らん。お前がやれ」と言って、向こう岸で知らん顔。

いつか再び先輩たちにお会いした時、「俺は俺なりに精一杯だったでしょ」と胸を張れるように頑張っておりますが、そもそも私が皆さんに何かを教える必要などなかったことに気付きました。

なぜなら、私も皆さんも、かつて子どもで、天才で、いい顔で、いい仕事をしていたからです。
子どもに戻ることは不可能ですが、子どものような気持ちを持ち続けることは決して不可能ではありません。


本当はやりたくない


「時間がないから」
「お金がないから」
「家族があるから」

頭のいい人ほど、変わりたい・変えたいという人ほど、やらない・できない理由を並べます。
申し訳ないですが、ほぼ全部ウソです。

子どもは「本当はやりたいのにやらない理由」など絶対に考えません。
ましてや人と比べてどうこうは思いません。

無意識のうちに、本当はやりたくないので、言い訳を作り上げて自分のホンネを守っているようにも見えます。人は動物で防衛本能がありますから、リスクを冒すのを嫌うのは仕方ないですけどね。

起業家の多くは数年で消えると言われますが、周りが反対しようが、笑われようが、「やらずにはいられない」から挑戦するのです。誤解を恐れずに言えば、世のため、人のためではありません。

突き詰めれば「やりたいからやる」それだけです。だから多くの人が失敗するのも当たり前です。

ですから、新規事業や起業前の相談者には必ず聞きます。

「あなたは、その事業をやりたいとおっしゃるが、それと引き換えに、お金も資産も家族さえも全て失ってもいいという覚悟はありますか?」と。それで本気かどうかわかります。本気の人は二つ返事で「Yes」です。マトモな方から見ればもう正気ではないです(笑)。

これまた誤解を招きそうですが、私は起業家って、防衛本能がちょっとおかしいくらいでちょうどいいと思っています。怖い人はやらなくていいんです。起業する人が偉いわけでもお勤めの方がダメということもありませんから。

でもでも、ちょっとおかしいくらいの人の方が私は人間っぽくて魅力的だと思います。

たとえばオリンピック選手とかアーティストとか、特別な一芸に秀でた人は、ほかのことが全然できなかったりしますよね。ある意味、欠点や弱点だらけ、なのに人を惹き付けます。

子どもも同じです。子どもは人間っぽいから魅力的なのではないでしょうか?


思い出しましょう



子どもに戻る必要はありません。子どもは自分の中にいます。生まれた時からずっとです。

経験や情報や他者の価値観などに埋もれて見えなくなっている人が多いだけです。
もちろん、子どものように無茶や無謀を推奨しようというのではありません。
事業や起業や仕事に限らず、よく考えなければなりません。

しかしその前に自分の心を感じてほしいのです。
自分は何が好きで、何がしたくて、どこへ行きたいのか。

「考えるな、感じろ(Don't Think. Feel!)」と言ったのは、ブルース・リーでした。1973年のカンフー映画「燃えよドラゴン」の中の、私も大好きな名セリフです。

弟子の指導の際に、「考えるとスキができる。肌で相手の動きを感じて、考えるより早く攻撃しろ」というようなニュアンスで使われていたように思います。

これを私流に仕事に当てはめてみると、「リスクや完成度を考え過ぎると、余計な情報(ノイズ)が入ってタイミングを逸する」となります。自分の肌感覚を信じましょう。

それは情報が溢れる時代だからこそ、すごく大事なことだと思うんです。SoftBankの孫正義さんも「事業の完成度など6割で十分」だと言ってます。


自分の感覚を信じられる人が魅力的


「子どもっぽい」と言うと、わがままだとか幼稚だという、あまり良くないイメージで使われがちですが、「子どもっぽい人」とは「自分を忠実に生きている人」だと定義すると、とても魅力的な人に見えてきませんか?

他者の声にも耳は傾けるけれども、自分の軸がしっかりとあるから、賛成意見にも反対意見にもブレがない。おしなべて優秀なことが評価される方も多いですし、それはそれで才能だと思いますが、少々偏っていても、いつもワクワクドキドキ楽しそうな子どもの目をした大人は魅力的です。

魅力的な社長は人も仕事も引き寄せます。異性にモテるのも納得ではありませんか?

何度でも言います。魅力的な大人になりましょう。必要以上に欲張らず、自分らしく行きましょう。ビジネスも人生も楽しんだもの勝ちだと思います。

あなたも、時折子どものような遊びをして、かつて天才だった自分を思い出してくださいね。

筆者プロフィール

三ッ口 洋一
1961年名古屋市生まれ。プロトコーポレーションと中部経済新聞社で、雑誌編集、経済部記者、ビジネスセミナー開催、広告営業、フェイスブックページ運営などを手がける。約30年間のメディア業界で得たノウハウと2万人を超える人脈とで「中小企業のための社外広報部」というニーズに応えるべく2014年独立。2016年には名古屋女子広報チームNPR48B(Nagoya Public Relations 48 for Business)発足。中小企業庁未来企業サポート「ミラサポ」登録専門家。メルマガ「不定期ビジネスニュース」管理人。起業家支援イベント「N-1グランプリ」実行委員。
【Team N+1】http://hitouch0520.wix.com/team-nplus1
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