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【2019年4月1日施行】働き方関連法案成立。有給休暇5日の取得義務化など。

2018.07.17 / 名古屋

ヒトクル事務局

こんにちは、ヒトクル事務局です。

安倍政権が今国会で最重要と位置づけた「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(以下、働き方関連法案)」が2018年7月6日に成立し、一部を除き2019年4月1日に施行されます。

働き方関連法案は、労働者が多様な働き方を選択できる社会を実現するために、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等を整備する法律です。

要は、今後少子高齢化を迎え労働力が不足する日本で、現在さまざまな事情により働けない人が働けるように制度や環境を整備していくということです。

この記事では、この法律の概要について分かりやすくご紹介していきます。


長時間労働の上限規制



①時間外労働の上限規制の導入
残業時間の上限規制は、「36(サブロク)協定」(労使協定)に「特別条項」を付けることで事実上無制限になっていた残業時間について、初めて罰則付きの上限を設ける制度です。

時間外労働の上限を、月45時間・年360時間を原則とし、特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間(休日労働含む)を限度に設定されました。

※中小企業は、2020年(平成32年)4月1日施行予定です。

②中小企業における月60時間越の時間外労働に対する割増賃金の見直し
月60時間を超える時間外労働の割り増し賃金率(50%)は、今まで中小企業は猶予期間として適用されていませんでしたが、その猶予措置が廃止されました。中小企業においても、2023年(平成35年)4月1日より適用されます。


③一定日数の年次有給休暇の確実な取得
有給休暇の取得率を上げるために導入されたのが、5日間の取得の義務化です。
企業は、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、そのうち5日を毎年時期を指定して与えることが義務付けされました。

これにより、取得率のアップとともに属人的な業務の見直しの効果もあるかもしれません。


高度プロフェッショナル制度の導入


高度プロフェッショナル制度とは、専門職で年収が高い人を労働時間の規制の対象から外す制度のことです。

収入が高く(少なくとも1075万以上)、高度な専門的知識を必要とする業務(コンサルタントやアナリストなど)に従事する労働者を対象に、労働時間や休日・深夜の割増賃金の規定が適用除外となります。

ただし健康を維持するために、企業は「年104日以上、4週間で4日」の休日を確保しなければなりません。加えて
(1)2週間連続の休日
(2)臨時の健康診断
(3)終業後一定時間の休息(勤務間インターバル)
(4)1月または3月の在社時間等の上限措置

などのいずれかの措置が義務化される予定です。

また制度の適用には、本人の同意や、労働者と使用者とで構成される労使委員会の決議が必要となります。


同一労働同一賃金



同一労働同一賃金の導入は、仕事ぶりや能力が適正に評価され意欲をもって働けるよう、正規雇用労働者(いわゆる正社員)と非正規雇用労働者(契約社員、アルバイト・パート、派遣)の間の不合理な待遇の格差を解消するために導入されるものです。

今回の法律では、待遇格差をなくすことを義務化し、なおかつ労働者への説明義務を盛り込んでいます。

法改正に先立ち、厚生労働省がまとめた「同一労働同一賃金ガイドライン案」では、基本給や各種手当、福利厚生などの待遇別に「問題とならない例」と「問題になる例」を明示しています。

同一労働同一賃金については、2020年(平成32年)4月1日施行(中小企業におけるパートタイム労働法・労働契約法の改正規定の適用は2021年⦅平成33年⦆4月1日)ですので、今すぐに守らなければならないわけではありません。

ただし今後、関係者の意見や改正法案についての国会審議を踏まえて最終的に確定され、改正法案の施行時期に合わせて施行される予定です。その動向には注意しておきましょう。


いかがでしたでしょうか。
2019年4月1日に施行される働き方関連法案について、主な内容をご紹介いたしました。直前に慌てることのないよう、今からしっかりと準備を進めて取り組んでいきましょう。

ヒトクルでは、働き方改革についての情報を定期的に配信していきます。

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、セミナーも定期的に実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

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