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まずは「採用ターゲット」を明確にしよう!【採用実践ガイド | ステップ1】

2018.08.01 / 名古屋

ヒトクル事務局

※2016年9月に公開した記事を、2018年8月1日に更新いたしました。

こんにちは、ヒトクル事務局です。

愛知県内各所において、非常に求人・採用の厳しい状況が続いております。この「採用実践ガイド」では、そんな採用難を打破すべく6つのステップに沿って採用戦術の立て方をご紹介いたします。



今回は最初のステップとして、採用戦術を立てる上で非常に重要な「採用ターゲット」についてご紹介していきます。

※愛知県内の各地域の【有効求人倍率】や【応募の出やすい地域・業種・職種・属性】をまとめた「採用市場レポート」はこちらからダウンロードが可能です。



愛知県全域で有効求人倍率は全国平均を上回り、1.9倍以上


はじめに、愛知労働局から発表されている2018年5月の愛知県内の有効求人倍率について見てみましょう。

【2017年5月~2018年5月 愛知県有効求人倍率推移】



上のグラフは、愛知県全域と名古屋・尾張・西三河・東三河の有効求人倍率の推移です。有効求人倍率が「1」を超えると、需要が供給を超え、採用が難しくなると言われています。そんな中、愛知県全域で「1.9」を超えて2倍に迫る勢いとなっています。

また各地域別の有効求人倍率も軒並み「1.4」を上回っており、特に名古屋市は昨年から2倍を下回ることがない状況です。

全国の有効求人倍率が「1.6」で採用難といわれているなかで、愛知県はそれ以上に、採用が難しい状況にあるのです。


ターゲット設定が曖昧だと、求職者に伝わらない



この記事をご覧のみなさまも痛感されていることかと思いますが、このような状況下では「求人を出したけれど、全く応募が無い」ということが頻繁に起こります。

この状況を乗り切るために、まずはじめにやるべきことが「採用ターゲットの設定」です。なぜ重要かというと、採用ターゲットによって、仕事探しの手法、求めている職場の条件や重視していることが異なるからです。

しかしながら、ターゲットの設定をせず「二兎追うものは一兎も得ず」となってしまっている残念なケースが少なからずあります。

例えば、以下のような名古屋市の中心部のラーメン屋さんで土日のランチタイムのスタッフを募集しようとした場合に、「採用ターゲットを明確にした場合」「採用ターゲットが曖昧だった場合」で考えてみましょう。

「採用ターゲットを明確にした場合」
ターゲット  :学生
待遇     :土日で5時間以上勤務スタッフは「当店特製チャーハン」が賄いとして支給
キャッチコピー:「試験やサークルなどの行事があるときは気軽に相談してね」
表現方法   :学生スタッフの写真で、顔文字などを使い気軽な雰囲気を出す
訴求方法   :学生が仕事探しで利用するメディアに掲載

ターゲットを「学生」と決めた場合、待遇やキャッチコピーや写真、掲載メディアまで訴求するポイントが決まります。結果的に、学生に響きやすい原稿になります。

「採用ターゲットを明確にしなかった場合」
ターゲット  :特に決まっていない
待遇     :未経験者歓迎、交通費全額支給、自動車通勤OK
キャッチコピー:「未経験の方も安心!土日のランチタイムの募集です」
表現方法   :40代の女性スタッフの写真 
訴求方法   :フリーペーパー

ターゲットが曖昧なままだと、訴求するポイントが定まらないため、結果的にどこに向けた情報なのかがぼやけてしまいます。

この例はちょっと極端ですが、採用ターゲットをしっかり定めることで、はじめて、対象の方々が目にする求人メディアを選択し、心に響くPRができるのです。

では、この採用ターゲットをどのように設定すればよいのでしょうか。これには、大きく3つのポイントがあります。




その1:「募集時間」に応じて、ターゲットを設定する





1つ目は、募集時間に応じた設定です。求職者それぞれのライフスタイルがあるため、募集時間によって狙うべきターゲットを見定める必要があります。具体的には以下の図をご覧ください。



こちらの図は、縦に採用ターゲット候補が並び、横にそれぞれが勤務可能な時間帯を示しています。

学生やフリーターなど、若年層を採用したいという二ーズは非常に多いですが、意外と主婦層も、年代によっては様々な時間帯で勤務が可能であることがわかります。

もしも今、求人をしていらっしゃるという方は、募集時間と想定しているターゲットにモレがないかどうか、ぜひチェックをしてみてください。


その2:「募集地域」に応じて、ターゲットを設定する





2つ目は、募集地域に応じた設定です。地域により、ターゲット属性の内訳は大きく異なります。

都市部など大学や専門が多い地域は、当然若年層の割合は高まります。また、郊外の工業地帯では、社会人をはじめ、派遣社員や期間工として勤務するフリーター層が増え、住宅地においては、主婦層や中高年層が増えるといったイメージです。

同じ看板を出しているチェーン店でも、出店地域によってこのような差異が生じるため、どうしてもマニュアルでの求人・採用の運用ができなかったり、本部での統括が困難になるのです。


上図は、愛知県名古屋市中心部の完全失業者数の年齢別の分布を表したグラフです。名古屋市中心部では、男女とも15~19歳の失業者は非常に少なく、男性は40歳を超えると増加しています。一方女性は、25~29歳が最も多く、40~44歳も高いようです。

これまでの求人において、近隣に充分な母数のあるターゲットを設定できていたか、ぜひこの機会に振返りをしてみて下さい。

【ヒトクル採用市場レポート】


採用市場レポートは、愛知県内各地域の【有効求人倍率】や【応募の出やすい地域・業種・職種・属性】をまとめた資料です。「採用市場レポート」はコチラからダウンロードが可能です。


その3:「募集時期」に応じて、ターゲットを設定する





3つ目は、募集時期に応じた設定です。先述のとおり、求職者には軸となるライフスタイルがあり、これに沿って仕事を探したり、就業タイミングを計ったりしています。ちなみに、年間で最も求職活動が活発化するのは、5月です。

これは、主に新1年生となる学生や、進級する子供を持つ主婦が、新しい生活スタイルに慣れ、丁度ゴールデンウィークが明けてから、仕事を探しだすからです。

同様に、各ターゲット属性が、それぞれの生活導線で季節ごとに異なる動きをしています。これを踏まえることで、その時々で最適なターゲットを設定し、求人・採用を効率的に進めることができるのです。

【採用ターゲットの年間動向早見表】


※「採用ターゲットの年間動向早見表」はコチラからダウンロード可能です。

以上の3つのポイントを押さえながら、まずは現時点での採用ターゲットを、しっかりと設定してみて下さい。



いかがでしたでしょうか。今回は最初のステップとして、採用戦術を立てる上で非常に重要な「採用ターゲット」をどう決めるかについてご紹介しました。

次回は、2番目のステップ「応募を呼び込む!求職者ニーズと競合を意識した求人条件の緩和」をテーマに解説をいたします。

筆者プロフィール

ヒトクル事務局
東海地域の店長・人事担当のみなさまのお役に立てるよう、日々様々な情報を収集・配信しているサイトです。地域のトレンド情報やノウハウ、採用成功事例や各種データなど、配信コンテンツは多岐に渡ります。また、セミナーも定期的に実施しています。この採用難の時代を乗り切るべく、少しでも多くの方々のお悩み解消につながれば幸いです。

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営しています。

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