【採用担当者342人に聞いた!】アルバイト・パート 採用活動の実態をレポート

【採用担当者342人に聞いた!】アルバイト・パート 採用活動の実態をレポート
目次

有効求人倍率が年々上昇し、人材不足が社会現象となっている昨今において採用手法は日々進化をしております。また、人材の流出を防ぐために様々な取り組みをする企業も増加しています。さらに、国を挙げて「働き方改革」の一環として女性や中高年の活用を推進する動きもでています。

そのような環境下において、静岡・愛知でアルバイト・パートの採用活動をしている担当者さまが、人材の確保のためにどのような取り組みをされているのか、調査をいたしました。



※調査結果はこちらよりダウンロードが可能です。

ぜひ、御社の今後の採用活動の参考にしてください。

調査時期:2018年7月1日~ 2018年7月31日
対  象:静岡・愛知でアルバイト・パートの採用活動をされている採用担当者
回答人数:342人


ダイジェスト

採用手法


・フリーペーパーは横ばいが4割で、増加・減少ともほぼ同じ割合。
・求人サイトは「新規追加」「増加」「横ばい」合わせて8割近い利用。
・フリーペーパーと求人サイトでの比較をした場合、「昨年も今年も利用していない」割合が、フリーペーパーが13.7%、求人サイトが8.8%で、求人サイトへのシフトが鮮明となっている。
・「自社ホームページ」の活用については、増加傾向はあるものの利用していない層が4割
・注目株の「Indeed」は増加傾向はあるものの、利用していない層が6割以上。


定着に関する取り組み状況


・「取り組みを行っている」が45%と意外に取り組んでいる企業は少ない印象。
・仮説ではありますが、必要性は感じていても策を講じられていない状況があると思われる。
・具体的な取り組み内容は、「待遇・福利厚生の充実」が2割強で最も多く、ついで「コミュニケーションの強化」「時給の見直し・昇給制度」。

【業種別傾向】
・飲食業、医療・介護業では、全体平均より高めで6割程度。
常に人手不足が激しい業界のため、人材の定着に関してより積極的に取り組むことが浸透していると思われる。


女性採用に関する取り組み状況


・「以前から積極的に採用」が8割近く、アルバイト・パート市場での女性はもはや必要不可欠な状況。
・理由として、「女性に適している職場だから」が36%「女性の方が優秀だから」17.6%という回答が多く、特に接客業や介護業において女性の方が適正がある、という認識がある。


中高年(50歳以上)採用に関する取り組みについて


・回答が、2極化している。「今後も積極的に採用する予定はない」という回答が4割近くで最も多いものの、「以前から積極的に採用している」もほぼ同じ37.5%という結果となった。

【業種別傾向】
・医療介護、警備業では中高年の積極活用が進んでいる様子が見て取れる。
・接客がメインの販売業や、体力的な限度がある製造業では、まだまだ中高年の活用に積極的でない企業が多い。

※業種別傾向については、あくまで今回の調査での傾向値であり、業種によっては母数が少ないこともふまえて
 データを見ていただきますようお願いいたします。


採用手法について


フリーペーパーは、「横ばい」が約4割、「昨年より減少」と「昨年より増加」がほぼ同じ割合となっています。



求人サイトは「横ばい」が約4割、「増加」と「新規追加」が3割以上です。

折込みチラシは「昨年も今年も利用していない」が75% 一方、「増加」「新規追加」も少数ながらいます。

新聞は「昨年も今年も利用していない」が90%となっています。

ハローワークは「横ばい」が約半分で一方、「昨年も今年も利用していない」が3割近い数値となっています。

自社ホームページは、「横ばい」が約半分、「増加」「追加」も少数います。一方、「昨年も今年も利用していない」が4割近い状況です。

Indeedは「昨年も今年も利用していない」が6割以上ですが、「新規追加」「増加」も2割近くなっています。

主な採用手法以外では「知人・友人・従業員の紹介(リファーラル採用)」店頭ポスターや人材派遣会社、学校などへの掲示、外国人留学生の活用などがあります。


定着に関する取り組みについて


定着に関する取り組みを行っていると回答したのは45%となっています。

取り組み内容は「待遇、福利厚生の充実」が最も多く、次にコミュニケーションの強化、時給の見直しと続いています。またフリー回答では、ハード面を整えながら、ソフト面であるスタッフのモチベーションのアップを狙っている様子が見えます。

(フリー回答)
・パートへの賞与の導入
・パートについて、評価制度を採り入れて時給アップにつなげる仕組みを作っている
・能力により時給を10円単位で反映し、モチベーションUPにつながるようにしている
・常に会話しあい、意見交換している
・シフトの融通が利くようにしている
・プレミアムフライデー導入
・都合に合わせたシフト作成、褒め合う環境づくり
・表彰、懇親、コンベンションの開催
・入社後、1W・1M・2M・3M面談
・会社負担で忘年会・納涼会などの懇親会を行っている
・短時間社員登用制度、同一労働同一賃金など


女性採用に関する取り組みについて


「以前から積極的に採用している」が75%と4分の3を占めています。

積極採用の理由は「女性に適している職場だから」が36%、ついで「女性の方が優秀だから」という回答になっています。フリー回答からは、女性の特性、強みを活かすべく積極採用している企業が多いことが分かります。



(フリー回答)
・男性スタッフより接客面において優れているケースが多い
・福祉業界ということもあり、昔から女性が多い職場のため
・飲食店のため、接客は女性の方が気が利くので
・女性スタッフが多く存在する仕事場であるため
・採用が厳しいので活用している
・女性活躍促進法により活動する部門ができた
・営業戦力として優秀なので
・絶対数の確保のため
・若い男性スタッフが入ってこない
・パートタイマーで募集している為
・埋もれている就労可能人口が多いはず
・優秀な方であれば性別は問わないため


中高年(50歳以上)採用に関する取り組みについて


「今後も積極的に採用する予定はない」が約4割で最も多い状況です。ただし、ほぼ同じ割合で「以前から積極的に採用している」と2極化しています。

積極採用の理由は、「人材不足のため」が32%で最も多く、「勤勉、真面目、経験があるから」が19%となっています。フリー回答からは、高齢化社会を見据えた人材確保が主な理由となっていますが、経験・資質の評価も高いことが分かります。



(フリー回答)
・ここ数年採用が厳しいので採用している
・若い人に人気がある職種ではない。朝早い仕事があるから若い人だと応募が厳しい
・知識、経験、スキル、社会常識がある(教育の必要があまりない)
・仕事に対する意識が若い方よりあるように思うので
・年齢で判断していないため。(慣れるとシフト定期的に入ってくれる・やめにくいなど安心感ある)来る方はこばまず積極採用している。
・70歳までご勤務いただけるため(定年70歳)
・早朝の2~3時間のショート勤務(オープン作業)
・時間に融通が利き、離職しにくい
・高齢化社会や、医療の発達により確実に寿命も伸びて行く中で今後は人生で二度は転機を迎えるにあたり高齢者のニーズも高く、昔に比べて今の方々は若いしまだ働きたいと思っている。自身も今後そうなる事を想定してチャンスはより多く与えられるべきだから。


いかがでしょうか。
静岡・愛知でアルバイト・パートの採用活動をしている担当者342人に、人材の確保のためにどのような取り組みをされているのか、調査をいたしました。貴社の採用活動にお役立てください。

※調査結果はこちらよりダウンロードが可能です。

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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