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【デキる店長会議の進めかた】あなたの会社の会議は何タイプ?

専門家コラム

2016.09.14 / 名古屋

平井 伸幸

株式会社レボル 取締役 副社長

店長会議、時間のムダになっていませんか?


サロンでは、月1回店長を集めて、「店長会議」を行っているのが大半ではないでしょうか?基本、営業後の夜、または早めにあがって夕方から、どちらかのパターンで店長を集めて会議をおこないます。

美容室の店長会議の特徴は、なんといっても「オーナー説教タイプ」。9割はオーナーがしゃべっており独壇場、売上未達成の店舗の店長を説教、愛の指導?これがリアルだと思います。でも実は、オーナーの本音は、そうしたいわけではないけど、店長会議をどうするのが良いかわからない!!だと思います。

他にもありがちなのが、「報告だけタイプ」。月次の報告業務を延々としていて、話している当人以外は上の空、なんてことも。せっかく時間をとって集まったのに報告だけならば、メールですみますよね。

また「その場だけ盛り上がり」タイプも。会議内では議論が活発にでて、とても盛り上がったのに、実際には行動がともなわない、なんてことありませんか?これでは、なんのために会議をしたのかよく分かりません。
あなたの会社の会議も、この中のどれかにあてはまっていませんか?

どうすれば、効率的にそして有意義なものになるでしょうか。

一番大事だった!店長会議、経営会議を行う「目的」は何か?


毎月決まっているから、なんとなく集まって思いついたことを話し合う、それではもったいないです。店長会議は、忙しいメンバーをあえて集めて行う貴重な時間ですよね。そこで、そもそもなぜ会議を行う必要があるのか、まずは会議の目的から考えましょう。

① 幹部がみずから、問題点と対策を共有する、まさに経営参画の場である

② 会議をつうじてオーナーは店舗の現状認識ができ、同時に幹部の能力・手腕を把握できる

③ 幹部も同じく会社全体の現状認識ができ、視野をひろげ自店のありかた、すすむべき方向性を知る

④ 経営に参画することで、幹部としての責任、義務を認識し、幹部としての思考と行動力をたかめる

⑤ 業績をオープンにし、実績主義、成果主義を明確にする.ごまかしやえこひいきはつうじない組織にする

⑥ 情報共有のコミュニケーションの場。価値観の醸成の場

⑦ 幹部教育の場。幹部の経営知識、判断レベルを上げる

特に⑥の情報共有・コミュニケーションは他店の成功事例を聞ける重要な目的のひとつ。
ここで、実際の美容院での情報共有の成功例をみてみましょう。


リアルな会議だから聞ける「普段は聞けないこと」


実際に美容室を経営している私たちの店長会議でのいち場面。
VIPのお客様が多い店が何をしているのか、他の店長から質問が出ました。当人たちは、普通にやっている当たり前のことでしたので、普段の報告事項では出てきませんでした。そのお店が実際にやっていることは、いくつかありましたが、

・年賀状を送っていたが、より目立つためクリスマスカードにしている
・そのカードの中でVIPのお客様には担当スタイリストだけでなく、全員がコメントを書いている
・ノーセールスで、お客様への感謝と楽しかった話し、思い出のみにしている

このような地味ですが、「なるほど」と思うような、現場ならではのリアルな情報を共有することができました。さっそく他の店舗でも同じように実践してみることに。この事例のように思わぬところから、売上UPのヒントが出てくるのが会議での場。リアルに顔を合わせているからこそ、報告書だけではわからない情報を知ることができたのです。



店長会議の流れ~報告は短時間に、重要案件の討論に時間をかける


上記のような目的をふまえ、次のような流れで会議を進めるのが良いと思います。時間配分も必要ですよね。

1.トップコメント
最初にオーナーが今、考えている・感じていることを話す(例えば社会の状況、業界の状況、ライバル動向、顧客ニーズ、すすむべき方向、今抱えている重要課題など)

2.前回の会議の決定事項の進行状況チェック
PDCAをまわすため、いいっぱなしを防止、出来ないことは言わない、決めたことはやりきる風土にする。決めごとは担当者と期日を必ず設けることが大事。

3.今月の各店の業績報告
決まったフォーマットに記入し、前日までに配布するのがポイント。特に重要項目はわかりやすく、時間をとって話す。各店の問題点を討議する場であることを全員が意識し発言をさせる。

4.重要案件の議題討論
報告事項と討議事項は別。報告事項は短時間にして、討議事項で各自の意見をぶつけあい最終結論を出す。まさに意思決定の場。

5.決定事項の確認 議事録の読み上げ

6.終わりのコメント


“デキる”店長会議にするためにのポイント6つ


1.会議の目的を明確にし、参加者全員がそれを理解している。

2.メンバーをしぼる
ふさわしくないものは参加させない方がよい。店舗代表として責任持って発言をする。一言も発言できない人は参加資格がありません。

3.司会、進行役のキャスティングがキモ
オーナーが進行役になると説教集会になりやすいです。オーナーの発言を静止し、かつ参加者からの意見を引き出し皆で討議決定した意識をうえつける雰囲気作りが大切です。司会はその能力、時間配分、気配りできる人材がよいでしょう。

4.議事録を作成して「やりっぱなし」を防ぐ
決めて安心、決めて達成した気になっていませんか?決めても実行されなければ決める意味もありません。
※議事録のフォーマットはこちらからダウンロード可能です。

5.討議の場という事を意識する
報告だけならメールですみます。討議し決定をするのが会議です。ただ時間がかかりすぎるなら、その後の議論を担当者にふる、プロジェクトチームにふるなどして後日報告させるのがよいでしょう。

6.部下にまで目標実行をどうおとしこむのか
幹部・店長が現場の実行推進者。店長自身が合理的な目標と納得できるか、なぜそれをするのか部下に説明できるのかが重要になります。会議後部下にわかりやすく伝えやすいツール類の用意するとよいでしょう。


いかがでしたか?店長会議は意外にむずかしいですね。店長会議=店長教育の場とあらためて考え、会議が変わり→現場が変わり→結果が変わる。そうなるようにしていきましょう。

筆者プロフィール

平井 伸幸
2007年 株式会社レボル入社。

2010年 取締役就任。店舗運営本部、管理本部の責任者として経営に従事。

2016年 取締役副社長(現職)就任。

完全週休2日制、残業なし正社員制、評価システム導入、スタイリストデビュー短縮(1年半)など社内体制の改革を起こし、美容師の定着・育成を成功させ、直営美容室を3店舗から11店舗まで拡大させた。同時にそのノウハウをもとに、全国各地のサロン様にコンサルタントとしても活躍中。
1店舗の小規模サロンから、スタッフ数250人以上の大手サロンまで多くのオーナーに熱く経営指導を行う。直営美容室を自社で経営しているからこそ、机上論ではなく実体験としての具体的指導ができることで、多くのオーナーから支持されている。

株式会社レボル:http://revol.co.jp/
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