介護業の求人原稿の書き方を徹底解説!効果を最大化する求人原稿作成のポイントは?

介護業の求人原稿の書き方を徹底解説!効果を最大化する求人原稿作成のポイントは?
目次

こんにちは、ヒトクル事務局です。

本記事では、介護業の求人募集で、応募効果を最大化して求職者に響く求人原稿を作成するポイントについてご紹介します。

介護業のポジティブなイメージとネガティブなイメージを知ることで、求人原稿に盛り込む内容を工夫し、効果的な求人原稿を作成することができます。
自社の求人原稿をチェックして、明日からぜひ改善してみてください。

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ポジティブイメージは「社会的に必要性がある仕事で、やりがいや働きがいある」

まずは、介護業におけるポジティブなイメージを見ていきましょう。

●「介護の仕事」について、どのようなポジティブイメージをお持ちですか?該当するものをすべてお選びください。(複数回答)


「感謝や信頼をされるなど、やりがいがある」・・・60.6%
「ご老人と接する事が好きな人には向く」・・・・・50.0%
「チームワークが必要で、働きがいがある」・・・・41.3%
「将来のために役に立つ」・・・・・・・・・・・・34.6%

介護の仕事に対して「社会的に必要性がある仕事で、やりがいや働きがいある」といったイメージを持っている結果が出ました。


ネガティブイメージは、「体力的に厳しい」「恒常的に人手不足」「給与が安い」「勤務日・勤務時間に融通が利かない」

●「介護の仕事」について、どのようなネガティブイメージをお持ちですか?該当するものをすべてお選びください。(複数回答)
【業務内容に関するネガティブなイメージ】
「恒常的に人手不足が発生しており、体力的に厳しいときがある」・・・66.3%
「立ち仕事&力仕事など、体力的に厳しいときがある」・・・・・・・・51.0%

【雇用条件に関するネガティブなイメージ】
「給与面が低い/給与UPや昇進の機会が少ない・・・・・51.9%
「休日が少なそう/休めなそう/休日出勤がある」 ・・・31.7%

ネガティブなイメージとして、「体力的に厳しい」「恒常的に人手不足」「給与が安い」「勤務日・勤務時間に融通が利かない」といったイメージをもっていることが分かりました。

上記の求職者調査をふまえて、介護業の募集で効果を出す求人原稿作成のポイントをご紹介いたします。

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介護業で、効果を出すための求人原稿作成のステップは?

介護業で求職者に響く求人原稿を作成するためには、下記の4つのステップを踏む必要があります。

①採用ターゲットを設定する
②職種名、仕事内容を工夫する
③そこで働くメリット・魅力を伝える
④採用ターゲットに寄り添った情報提供をする

それでは、一つずつ見ていきながら、そのポイントをご紹介していきます。


①採用ターゲットを設定する


広告で最も大事なことは「ターゲットを設定すること」です。求人広告でも同様で、「誰に」向けた情報なのかを設定することで、より伝わる広告になります。

採用ターゲットは経験者/未経験者、属性(主婦/学生/フリーター/Wワークなど)、どういった働き方をしたいか(キャリアアップしたい/週2日くらいで働きたい)など、様々な切り口で考えてきましょう。

【採用ターゲット 例】
・30代 転職希望者
現在グループホームで介護スタッフとして就業中。今の職場に不満があり転職活動中。不満点は、教育体制がなく、今後キャリアップができるかが不安であること。次は、会社としてしっかりとした教育体制があり、キャリアプランがあるところで働きたい。

・40代 主婦 
介護士として働いていたが、出産と同時に退職。子育てがひと段落したので、資格を活かして働きたいと考えている。子育てと両立できるか、ブランクがあるが大丈夫かが不安。

採用ターゲットより具体的にイメージすることで、この後のステップすべてにおいてその採用ターゲットにどのようにアピールしたら響くか考えることができ、より効果的な求人広告の作成につながります。


②職種名、仕事内容を工夫する


職種名や仕事内容は、仕事探しで非常に重要な項目です。職種名は、明確でわかりやすい表現を心がけましょう。施設形態を職種名の前に加えると、応募者とのマッチ率を高められるでしょう。

【介護業の良い例、悪い例】
×)ケアマネージャー  〇)居宅介護支援ケアマネージャー
×)ホームヘルパー   〇)夜間見守りホームヘルパー
×)介護スタッフ    〇)特別養護老人ホームの介護スタッフ

仕事内容は、採用ターゲットが具体的にイメージできることを意識しましょう。未経験者採用の場合は、理解できない専門用語は使わないほうが望ましいです。

一方で、経験者をターゲットとする場合は、必要とされる知識や経験を明示することで、ターゲットを絞って訴求することができます。

前述の求職者調査では、介護業のネガティブイメージとして「体力的に厳しい」「人手不足」という内容がありました。仕事内容は、こういった求職者の不安を払拭するような内容を盛り込んでいきましょう。

【仕事内容 例】
・利用者さまの健やかな日常生活をサポートする仕事です
・排泄介助/入浴介助なし
・小規模デイサービスでのご利用者様の夜間ケア(1日平均4名)です
・夜勤スタッフは2人体制です。スタッフ1人につき9名の方をケアしていただきます


③そこで働くメリット・魅力を伝える

多くの求人情報の中から「ここで働きたい」と思ってもらうには、求職者に「うちで働くとこんなメリットがあるよ」「この仕事にはこんな魅力があるよ」ということを伝えることが重要です。

まずは、自社の魅力を「企業」「仕事内容」「仕事内容」「雇用条件」の切り口ですべて洗い出してみましょう。


【企業】
・ブランド力(企業イメージ・業界イメージetc.)
・業種(事業内容・商品・サービスetc.)
・経営状況(資本金・売上高・利益額etc.)
・立地(通勤利便性・展開エリアetc.)

【仕事内容】
・内容(何を、どの位、誰と、どうやってetc.)※重さ、個数、広さ、期限、などできるだけ数値化
・範囲(どこまで、誰と、キャリアUPetc.)
・必要要件(必要な資格・経験・知識etc.)

【職場】
・環境(建物・大きさ・築年数・設備・温度匂い・業務スペース・服装etc.)
・人(人数・年代・性別・勤続年数etc.)
・雰囲気(上下関係・コミュニケーションetc.)

【雇用条件】
・シフト(時間・日数・曜日・休日・期間etc.)
・収入(給与・昇給・賞与・各種手当etc.)
・待遇(各種保険・福利厚生・独自補助制度etc.)
・対象(経験・性別・年代・人数・通勤etc.)

すべて洗い出したら、①で設定した「採用ターゲット」の求職志向にフィットした魅力を見極め、優先的にアピールしていきましょう。

また、求職者調査の結果から「社会的に必要性がある仕事で、やりがいや働きがいある」といったポジティブイメージや、「勤務日・勤務時間の融通が利かない」といったネガティブイメージがありました。その観点で自社に優位性があるならば、強調して伝えていきましょう。

【働くメリット・魅力の伝え方例】
・家庭のような雰囲気で、利用者さまを支えています。地元の主婦から、未経験の方まで、幅広いスタッフが自分らしく働ける場所をめざしています。

・有休消化率100%。お子様の学校行事や家庭の御用に合わせてお休みも取れ、子育て世代の方も働きやすい職場です。

・月9日はお休みがあり、完全週休2日制で体力的に無理なく働くことができるます。お休みも申告制なので、家族旅行などの予定も立てやすく、プライベートも充実しながら働くことができます。

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④採用ターゲットに寄り添った情報提供をする


①で採用ターゲットを決め、③で採用ターゲットに伝える魅力を決めたら、次は④採用ターゲットに寄り添った情報提供をすることが重要です。その場合のポイントは以下の通りです。


人気キーワードを盛り込む


採用ターゲットが仕事を探すときに入れるキーワードを盛り込んでいくことで、より多くの求職者に見てもらいやすくなります。Indeedのアプリ版で、人気キーワードのタグが確認できますので、チェックしてみましょう。

【介護業の人気キーワード例】
夜勤専従 シニア グループホーム デイサービス 主婦パート 土日休み など

【Indeedのタグ例】
リモート面接OK、家庭都合休OK、40才以上も活躍中、面接時マスク着用、社会保険完備、残業なし、平日のみOK、資格取得支援あり など

※【参考】Indeedでは「キーワード」が超重要!求職者の目に留まる求人票作成のポイント


採用ターゲットが興味関心のある情報を盛り込む


例えば、中高年だったら「未経験でもできるか?」「体力的に問題ないか?」「年齢制限はないか」、主婦だったら、「子育てと両立できるか?」「ブランクがあるけど大丈夫か?」といった心配があるかもしれません。

自社の採用ターゲットが知りたいと思っている情報や、気になる情報を盛り込むことで、応募の後押しをすることができます。

特に、前述の調査結果でわかった「給与面が低い/給与UPや昇進の機会が少ない」「利用者様からのクレームや応対が大変である」といった、ネガティブイメージを払しょくする内容をいれるとよいでしょう。

【払しょくする内容例】
・未経験者の場合 時給1450円×1日8h×月22日+各種手当=月収25万5200円以上可
・年に1回の評価制度で昇給の機会があります。資格取得支援制度もあり、キャリアアップしていくことが可能です。
・チームワークを大切にしています。毎日の情報共有やコミュニケーションで助け合いの風土を醸成しています。


共感(自分ゴト化)、リアリティのある情報


求職者が最終的に応募するかどうかは、自分がその会社で働いているかをイメージできるかどうかにかかっています。求人原稿に盛り込む内容は、求職者が共感できるように伝え方を工夫しましょう。

【伝え方のテクニック】
・具体的な数字や実績を入れる
・先輩社員のメッセージを伝える
・固有名詞を入れる
・写真や動画を活用する

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スタッフにインタビューをしてみましょう!


上記でご紹介したステップで、みなさんスムーズに求人原稿を作ることができましたでしょうか?もしかして「なかなか思いつかない!」「うちの魅力ってなに?」という担当者様がいるかもしれません。

そういった場合の秘訣として、自社で活躍しているスタッフへインタビューをする、といった方法をお勧めします。「仕事のやりがいや大変さ」「会社の魅力や不満」などについて、リアルな声をヒアリングして、求人原稿に「先輩スタッフの声」として盛り込んでいきましょう。

なるべく「そのスタッフが話している雰囲気のまま」「大変なことなども隠さず」入れることで、説得力のある求人原稿になります。


良い求人原稿を作成したら「露出を増やす」


ここまで求人原稿作成のポイントについてお伝えしてきましたが、効果的な求人原稿を作成したらそれでOKというわけではありません。その求人原稿を自社の採用ターゲットとなる求職者に見てもらう必要があります。

つまり、自社の採用ターゲットがどんな方法で仕事探しをしているかを知り、より多くの採用ターゲットに自社の求人広告を見てもらうための方法を考える必要があります。

例えば、在職中の正社員だったら転職サイト、主婦だったら主婦向けのメディア、中高年・シニア層だったら折込広告など・・・です。

仕事探しの方法は、地域やターゲット層などによって異なりますが、最近の求職者の傾向として「キーワード検索をする」ことが挙げられます。GoogleやYahoo!といった検索エンジンに直接キーワードを入力して、仕事探しをする方法です。その結果、上位に表示されるのがIndeedなどの「求人検索エンジン」です。

Indeedは、日本最大の求人検索エンジンで、インターネット上のあらゆる求人情報をIndeed上で検索することができます。もし、まだIndeedへ掲載されていないようでしたら、いちど検討してみることをお勧めします。

いかがでしょうか。本記事では、介護業の求職者調査結果をもとに、応募効果を最大化して求職者に響く求人原稿を作成するポイントについてご紹介しました。ぜひ自社の求人原稿を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

自社で見直してみても、「なかなか応募が増えない」といったお悩みがある場合は、ぜひアルバイトタイムスまでお気軽にご相談ください。

弊社で今もっとも応募効果がでている採用サービス「ワガシャ de DOMO」は、介護業で多くの実績があります。どのくらい応募効果があるかのシミュレーションも可能ですので、お気軽にお問合せください。

【調査概要】
調査主体 /株式会社アルバイトタイムス@インサーチ事務局 調べ
調査方法 /インサーチモニターを対象としたインターネット調査
調査期間 /2022年5月22日(日)~2022年5月25日(水)
調査対象 /静岡・愛知在住のインサーチモニター
サンプル数/104

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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