主婦パート採用成功のポイントは?主婦層に響く求人原稿の出し方

主婦パート採用成功のポイントは?主婦層に響く求人原稿の出し方
目次

こんにちは、ヒトクル事務局です。本記事では、アルバイト・パートの戦力として欠かせない「主婦層」の応募を増やすポイントをご紹介いたします。



主婦採用のメリットとは?


主婦の採用に関して「採用には困っているけど、主婦って子供の行事やら熱を出したとかで、休みがちだよね。そうなると困るんだよね。」と二の足を踏んでいる企業さまのお声を聞きます。そこで本項では、主婦採用のメリットをご紹介します。


主婦採用のメリット①主婦は経験値が高く、即戦力になる

主婦は、独身のときに社会人として経験を積んできた方も多く、メール・電話対応・接客など社会人としての基本マナーが身についている方が多いです。また、地域の活動やママ友とのコミュニケーションは欠かせません。そのため、コミュニケーション能力が高く、周囲とうまく調和して気配りができる方が多くいます。

主婦を採用すると、学生のように「社会人としてのマナー」を教育する手間が省けるのが一つ目のメリットです。


主婦採用のメリット②主婦は短時間で効率的に働いてくれる

主婦は、家庭や育児との両立があるため、時間に制約があるなかで働く方が多いです。また、主婦業は朝ごはんを作りながら、ごみを出し、洗濯物を干し、子供を保育園に送る・・・など細かい作業を効率的に行うスキルが求められます。そのため、短い時間の中で、いかに効率よく作業を進めるかを常に考えて行動しています。

世の中は働き方改革が叫ばれている時代。短時間で効率よく仕事を進められるのであれば、生産性が上がり会社にとって大きなメリットになることは間違いありません。


主婦採用のメリット③主婦は労働意欲が高い

主婦層の労働意欲は年々増加しており、採用ターゲットとして有効です。内閣府の男女共同参画ホームページより、「年齢階級別の労働力率」と「女性の就業意識変化」の調査結果を見てみましょう。

●女性の年齢階級別労働力率の推移


「年齢階級別の労働力率」の推移をみてみましょう。2000年と2020年を比較すると、女性の労働力率が大きく増加していることがわかります。特に45歳~49歳の女性は、2000年では70%程度だったのが、2020年には81%に上っています。

●女性が職業を持つことに対する意識の変化


また女性の就業意識の変化では、2002年の「女性は子供ができても、ずっと仕事を続けるのが良い」の割合が38%だったのが、2019年には63.7%まで増加しています。明らかに女性の労働意欲が高くなっていることが分かります。


主婦採用のメリット④主婦は長期で働いてくれる

主婦は、学生やフリーターに比べると人生計画ができている方が多いため、長期で安定して働いてくれる傾向があります。長期的な雇用が見込めれば、採用コストや教育コストの削減につながり、企業にとってメリットがあります。


主婦採用のメリット⑤主婦/女性の視点を活かせる

弊社の過去の人事担当者調査においても、女性の視点での接客やサービス開発に期待する声がありました。家計を担うことが多い女性は、消費者としての的確な視点を持っています。職場に主婦がいることで、ターゲットとなる消費者の視点を取り入れることができるメリットがあります。


主婦の年間求職動向

特に子供のいる主婦は、子供のイベントによって応募数に波があります。上記は、主婦の年間求職動向を分かりやすくイメージしたグラフです。まず最も大きい波が5月ゴールデンウイーク明けです。子供の入園・入学・始業式が終わり、少し生活が落ち着いたころに主婦求職者が増加します。

次の波は、夏休み明けの9月です。子供の長期の夏休みが明けて、時間が空いてきた時期に増加する傾向があります。逆に減少するのが、家族と一緒に過ごすことが多くなる冬休みや年末年始です。

このように、主婦が動く時期はある程度リズムがあるため、この動きに合わせて予算を多く投下するなど、計画的に採用活動をすると効果的です。


主婦の3つのパターン別メッセージ

採用活動をするためには、採用ターゲットをしっかりと設定し、そのターゲットに寄り添った内容を盛り込むことが重要です。本記事では「主婦」をテーマにしていますが、主婦は子供の年齢に応じて家族構成や働き方が変化します。ここでは大きく3つのパターンをご紹介いたします。


パターン①子育てが中心の主婦

子供の年齢が小学生低学年未満で、学校から帰宅する14時~16時くらいまでを希望するのがパターン①「子育てが中心の主婦」です。子供の年代的に、熱を出したり学校行事があったりと、突発的な休みが多くなる傾向があります。子育てとの両立や、久々に仕事復帰する不安を持っている方が多いのも特徴です。

【有効なメッセージ】
・お子さんが帰宅する時間までの勤務が可能
・急な発熱や学校行事も考慮します
・ブランクのある方もたくさん活躍しています


パターン②子育てと両立する主婦

子供が小学校高学年から高校生くらいで、帰宅時間が部活や塾などで遅くなり、17時・18時くらいまでを希望するのがパターン②「子育てと両立するパターン」です。部活や塾で出費も多くなるため、学費を稼ぐために勤務日数もフルタイムを希望する人が増えてきます。

一方で塾や習い事の送り迎えもあるため、残業はできないことも多いです。子育てが少し落ち着いてきて、自分のキャリアについて改めて考える時期でもあるので、将来的なキャリアップにも興味があります。

【有効なメッセージ】
・1日7時間、週5日で月収〇〇円可能です
・将来のキャリアアップに役立つ仕事です
・残業は月〇時間程度です


パターン③子育てを卒業した主婦

子供が大学生や社会人になり、勤務日・勤務時間などの自由がきくのがパターン③「子育てを卒業した主婦」です。子供が自立して実家をでて、夫と2人の家族構成という方もいるでしょう。このパターンの場合は、生活スタイルに変化が出にくいため長期的な戦力として活躍を期待できます。

【有効なメッセージ】
・長期で安定して仕事ができます
・正社員登用可能
・今までの経験を活かして正社員で活躍しませんか?


主婦の3パターンの特徴をつかんだら、どのパターンの主婦が採用ターゲットになるかを決めましょう。そのうえで、そのパターンの主婦に向けたメッセージを盛り込みましょう。


主婦が「求人広告にあったら応募しやすい」情報


主婦の3つのパターンについてご紹介しましたが、本項では一般的な主婦ターゲットにおいて盛り込みたい情報をピックアップしています。

「仕事内容」「条件・待遇・制度」「職場環境・雰囲気」という3つのジャンルにおいて調査を実施いたしました。

今後の原稿表記のポイントとして、こちらも押さえておきましょう。


仕事内容として、記載されていたら応募しやすい情報

●仕事内容として、記載されていたら応募しやすい情報をすべてお答えください。


「1日の業務の流れ」63%
「仕事風景が分かる写真」54%
「未経験でも大丈夫か」54%
「業務に必要な経験や具体的なスキル」37%


「1日の業務の流れ」や「仕事風景が分かる写真」など、働くイメージができる情報を希望している結果となりました。実際に主婦スタッフがいる場合、その方の働き方をモデルケースとして記載するのもよさそうですね。

その他「未経験やブランクがあっても大丈夫か」といった質問も上位に挙がっています。応募前に働くことに対しての不安を多く感じている場合があります。

その不安を払拭できるように研修やマニュアルの有無、サポート体制が充実しているようでしたら記載することをオススメします。


条件・待遇・制度として、記載されていたら応募しやすい情報

●条件・待遇・制度として、記載されていたら応募しやすい情報をすべてお答えください。


「交通費が支給される」68%
「子どもの発熱など急な休みが可能」59%
「有休がとりやすい」56%


「交通費の支給」が1位となりました。交通費やそのほかにも手当がある場合は、待遇面にもれなく表記することが大事です。支給していても、求人記事に記載していないケースもありますので、一度点検してみましょう。

次は、お子さんのいる主婦ならではの「子供の発熱など急なお休み対応」についてです。「有休がとりやすい」についても、学校行事などで休みがちな主婦にとって、需要な情報となりますので、主婦をターゲットとしている場合は必ず記載しましょう。


職場の環境・雰囲気として、記載されていたら応募しやすい情報

●職場の環境・雰囲気として、記載されていたら応募しやすい情報をすべてお答えください。


「職場の内観(写真など)」62%
「職場の年齢層」60%
「職場の人数」46%


前述にも「より働くイメージができるように具体的な情報を記載」とあるように、どんな現場なのか、どんな人たちが働いているのか、何人くらいで現場を回すのかなどを伝えていきましょう。


主婦層に効果的に情報を届けられる求人方法は?


主婦層に寄り添った求人広告ができたら、その求人情報をどんな方法で届けるのかが重要です。そこで、主婦が利用している仕事探しの方法について調査しました。

●仕事探しの手法としてあてはまるものをお答えください。


求人情報誌 56%
特定の求人情報サイト 47%
Indeedなどの求人検索エンジン 44%


といった結果になりました。
求人情報誌が最も多く、求人情報サイトやIndeedなどのWebサイトでも合わせて情報収集していることが分かります。

●Q.あなたは今後の仕事探しにおいて、「Indeed」を利用しようと思いますか?(情報収集を含む)


Indeedの利用意向については、85%の方が「今後Indeedを利用したい」と回答しています。

以上の結果から、主婦採用の求人方法として、地元の求人情報誌や求人サイト、認知度が上がっているIndeedを網羅的に活用することをオススメします。ご予算や採用難易度にもよりますが、「求人情報誌のみ」「求人サイトのみ」「Indeedのみ」などどれか一つの採用手法に限定すると応募数が確保できず、結果的に良い人材採用ができないケースがあります。

しっかりと求人する地域の採用市場の情報を把握したうえで、求人方法を検討しましょう。


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本記事では、アルバイト・パートの戦力として欠かせない「主婦層」の応募を増やすポイントをご紹介いたしました。主婦採用に関してのお悩みは、まずはお気軽にご相談ください。50年の求人ノウハウを持つアルバイトタイムスが、貴社の採用をサポートいたします。

【調査概要】
調査時期:2022年4月
調査方法:アルバイトタイムス インサーチによるインターネット調査
対象:静岡・愛知在住の20代~50代の主婦 
回答数:185名

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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