2019年版!転職イベント(合同企業説明会)で効果を最大化するポイントとは?

2019.11.21 / 愛知・岐阜
※2019年11月に更新しました
正社員採用において、転職イベント(合同企業説明会)は「直接求職者と顔を合わせることができる!」と人気の採用手法の一つです。
ただ、ご参加されたことのある人事担当のみなさまは、もしかしてこんな経験はありませんか?
「せっかく休日出勤で出たのに、採用につながらなかった」
「求職者が集まらなくて、PCで作業をしていた」
「採用したい人材に巡り会えなかった」
上記のような経験をした担当者の方、もしかしてこの記事を読んだら結果が変わるかもしれません。
本記事では、転職イベント(合同企業説明会)でよりよい人材を採用するために必要な心構えとポイントついて、ご紹介させていただきます。これまで転職イベントに参加されたことのない企業さまや、これから検討しようとしている企業様もぜひご参考にしてみてください。
来場する求職者は2タイプいる
【来場する求職者のタイプ】
来場する求職者は2タイプいます。
まずは、「訪問先が決定している求職者」です。
事前に説明会の求人情報や企業情報を調べていて、「この企業に面談に行く」とアタリを付けている方です。
もう一つのタイプは、「何か」を求めて来場している求職者です。
特に面談の準備はしておらず、「どこかいいところがあれば」という気持ちでいます。
この2番目のタイプが意外と多いのが現状です。
ここでのポイントは、どちらのタイプでも「良い人材」は必ず存在していることです。ただし、モチベーションに違いがありますので、それぞれに合わせた適切な対応が必要になります。
特に2番目のタイプはモチベーションが低く、あまり良い人材がいないと思われがちですが、そうではありません。
このタイプは、求人募集などの条件重視で会社を選ぶのではなく、「社風」や「人柄」などのソフトの部分をより重視している傾向があります。そのため、転職イベント(合同企業説明会)などのリアルイベントで、実際の人事担当者と話をして会社を選びたいと考えています。
つまり、年収が多少他社よりも安くても「社風」や「人柄」がマッチすれば、応募する可能性があるのです。
またこのタイプは、地方にいくほど高い傾向があると言っていいでしょう。
必要な心構え
上記のことを踏まえながら、転職イベント(合同企業説明会)での基本的な心構えをお伝えしましょう。
【必要な心構え】
バブル期並みと言われる採用難の現在、自社に完全にマッチした人材が現れる確率はかなり低いと言えるでしょう。もちろん、そういった人材しか採用しない、という方針のもとで採用期間とコストを潤沢に準備できるということであれば問題ありません。
しかし、採用期間もコストも限りのある企業がほとんどでしょう。
その場合は、この転職イベント(合同企業説明会)でいかに求職者と「有効な接点」をつくり、短時間のうちにその人材を見極められるかが重要となってきます。
転職イベント(合同企業説明会)の流れと3つのポイント
必要な心構えを確認していただいたら、次に転職イベント(合同企業説明会)の流れとポイントについてご紹介していきます。転職イベント(合同企業説明会)の流れは以下のようになっています。
【転職イベント(合同企業説明会)の流れ】
それぞれのステップで大切なポイントを、詳しく説明していきましょう。
1.座りやすい環境づくり
求職者に自社のブースに座ってもらうためには、「立ち寄りにくさを排除し、いかに好印象を残せるか」が最大の鍵となります。
そのためにすべきことは、大きく分けて外側と内側の環境づくりがあります。
外側の環境づくりは、ブースのデコレーションです。会社の概要や職場の雰囲気がイメージできるようなブースづくりを心がけましょう。
壁にポスターを貼ったり、自社の商品を並べたり、のぼりを立てるなど遠くから見ても目立ち、なおかつ「話を聞いてみたいな」と思わせられるかが重要です。
特に最近私がセミナーなどで強調しているのは、「写真の使い方」についてです。
働いている方の表情が分かる写真や、1日の流れをシーンごとに写真で紹介することで、ミスマッチを防ぎ自分が働いているイメージを持ちやすくなります。ぜひ、写真を有効に活用してみてください。
内側の環境づくりは、ブースの中にいる担当者のことです。自社のターゲットと同年代の社員を人選すると求職者も話がしやすいでしょう。またブースにいる間は、にこやかな表情を心がけましょう。腕組みをしたり、PCで作業ばかりしていては、せっかく訪問しようと思った求職者も逃げてしまいます。
【外側の環境づくり:ブースのデコレーション】
・ポスター
・自社の商品
・のぼりを立てる
・写真の活用
【内側の環境づくり:ブース内の担当者】
・採用ターゲットと同年代の社員
・入社年度が浅い社員
・実際の現場をよく知っている社員
・にこやかで人当りのよい社員
2.お互いの理解を深める
ここでは、求職者がブースに座ったあと、いかに求職者と企業がお互いに理解を深めるかについてご紹介します。そのために必要なことは、以下の3つの切り口があります。
【お互いの理解を深めるための3つの切り口】
まずは、会社の信用度・自社の魅力を伝えることです。会社のパンフレットやホームページなどを見せながら説明をしましょう。会社の実績などを具体的な数字を提示することで信用を得ることができます。
また業界全体についての説明や、自社の社内についても詳しく説明しましょう。未経験からの転職者や、平均年齢、どんな風土があるのかなど自社の魅力を伝えましょう。
ここでしてはいけないのは、自社をよりよく見せようとするあまり現実と違う説明をすることです。自社の不利になることでも、正直に説明することが求職者との信頼関係につながります。
次に、仕事の魅力を詳しく伝えることです。
下記は、当社の転職イベント(合同企業説明会)で来場者に「面談の際に人事担当者から聞きたい内容」について聞いたアンケート結果です。
「仕事内容を聞きたい」が79%という結果となっています。
具体的な仕事内容のイメージを共有し、例え仕事内容が厳しくても「楽しさ」や「やりがい」を伝えることが大切です。
また言葉だけでなく、動画や商品などを持参して五感を使って訴え、具体的なイメージを持ってもらえるようにしましょう。
最後に、求職者の魅力を引き出すことです。
上記の2つは、自社の魅力を伝えることでしたが、一方的に話をするだけではなく、相手の話を聞き「相手を知ろう」とすることが相互理解のために必要です。
プロフィールを見て「うちには合わないな」とすぐに判断するのではなく、じっくり求職者の経験や仕事ぶりを聞いてみましょう。そうすることで、異業界・異職種でも自社に必要な要素を発見できるかもしれません。
また転職意向や理由を聞くことで、自社への転職することでそれを満たせるかを確認することもできるため、早期離職を防ぐこともできます。
3.アフターフォローについて
売り手市場の現在、求職者が複数の企業にエントリーをしているのは当たり前のことです。優秀な人材であれば、なおさらのことでしょう。
その中でも自社を選んでもらうためには、自社からの能動的なアクションが大切です。
面談後は、対象者のモチベーションに応じて面接/面談/会社・職場見学などを設定しましょう。
また、明確な約束を交わさなかった方にも、一両日中には電話かメールにて、面談のお礼などを送信するとよいでしょう。
【メール文の見本】
①お礼+質問の回答
②お礼
③会社訪問のお誘い
具体的な日時をこちらから提示すると返信率が高まります。
当日までに必要な準備事項
以上のことを踏まえて、より有意義な結果を目指すべく、当日までに以下の準備をしておくことをお勧めいたします。
【当日までに必要な準備事項】
【事前準備チェックリスト】
いかがでしたでしょうか。
転職イベント(合同企業説明会)でよりよい人材を採用するための心構えから当日の対応までについてご紹介させていただきました。
採用ご担当者のみなさまの対応で、確実に採用確率が高まります。まずは、次の転職イベント(合同企業説明会)からぜひ試してみてください。
転職経験者の実態について調査した記事は、こちらからご覧いただけます。合わせて参考にしてください。
正社員採用において、転職イベント(合同企業説明会)は「直接求職者と顔を合わせることができる!」と人気の採用手法の一つです。
ただ、ご参加されたことのある人事担当のみなさまは、もしかしてこんな経験はありませんか?
「せっかく休日出勤で出たのに、採用につながらなかった」
「求職者が集まらなくて、PCで作業をしていた」
「採用したい人材に巡り会えなかった」
上記のような経験をした担当者の方、もしかしてこの記事を読んだら結果が変わるかもしれません。
本記事では、転職イベント(合同企業説明会)でよりよい人材を採用するために必要な心構えとポイントついて、ご紹介させていただきます。これまで転職イベントに参加されたことのない企業さまや、これから検討しようとしている企業様もぜひご参考にしてみてください。
来場する求職者は2タイプいる
【来場する求職者のタイプ】
来場する求職者は2タイプいます。
まずは、「訪問先が決定している求職者」です。
事前に説明会の求人情報や企業情報を調べていて、「この企業に面談に行く」とアタリを付けている方です。
もう一つのタイプは、「何か」を求めて来場している求職者です。
特に面談の準備はしておらず、「どこかいいところがあれば」という気持ちでいます。
この2番目のタイプが意外と多いのが現状です。
ここでのポイントは、どちらのタイプでも「良い人材」は必ず存在していることです。ただし、モチベーションに違いがありますので、それぞれに合わせた適切な対応が必要になります。
特に2番目のタイプはモチベーションが低く、あまり良い人材がいないと思われがちですが、そうではありません。
このタイプは、求人募集などの条件重視で会社を選ぶのではなく、「社風」や「人柄」などのソフトの部分をより重視している傾向があります。そのため、転職イベント(合同企業説明会)などのリアルイベントで、実際の人事担当者と話をして会社を選びたいと考えています。
つまり、年収が多少他社よりも安くても「社風」や「人柄」がマッチすれば、応募する可能性があるのです。
またこのタイプは、地方にいくほど高い傾向があると言っていいでしょう。
必要な心構え
上記のことを踏まえながら、転職イベント(合同企業説明会)での基本的な心構えをお伝えしましょう。
【必要な心構え】
バブル期並みと言われる採用難の現在、自社に完全にマッチした人材が現れる確率はかなり低いと言えるでしょう。もちろん、そういった人材しか採用しない、という方針のもとで採用期間とコストを潤沢に準備できるということであれば問題ありません。
しかし、採用期間もコストも限りのある企業がほとんどでしょう。
その場合は、この転職イベント(合同企業説明会)でいかに求職者と「有効な接点」をつくり、短時間のうちにその人材を見極められるかが重要となってきます。
転職イベント(合同企業説明会)の流れと3つのポイント
必要な心構えを確認していただいたら、次に転職イベント(合同企業説明会)の流れとポイントについてご紹介していきます。転職イベント(合同企業説明会)の流れは以下のようになっています。
【転職イベント(合同企業説明会)の流れ】
それぞれのステップで大切なポイントを、詳しく説明していきましょう。
1.座りやすい環境づくり
求職者に自社のブースに座ってもらうためには、「立ち寄りにくさを排除し、いかに好印象を残せるか」が最大の鍵となります。
そのためにすべきことは、大きく分けて外側と内側の環境づくりがあります。
外側の環境づくりは、ブースのデコレーションです。会社の概要や職場の雰囲気がイメージできるようなブースづくりを心がけましょう。
壁にポスターを貼ったり、自社の商品を並べたり、のぼりを立てるなど遠くから見ても目立ち、なおかつ「話を聞いてみたいな」と思わせられるかが重要です。
特に最近私がセミナーなどで強調しているのは、「写真の使い方」についてです。
働いている方の表情が分かる写真や、1日の流れをシーンごとに写真で紹介することで、ミスマッチを防ぎ自分が働いているイメージを持ちやすくなります。ぜひ、写真を有効に活用してみてください。
内側の環境づくりは、ブースの中にいる担当者のことです。自社のターゲットと同年代の社員を人選すると求職者も話がしやすいでしょう。またブースにいる間は、にこやかな表情を心がけましょう。腕組みをしたり、PCで作業ばかりしていては、せっかく訪問しようと思った求職者も逃げてしまいます。
【外側の環境づくり:ブースのデコレーション】
・ポスター
・自社の商品
・のぼりを立てる
・写真の活用
【内側の環境づくり:ブース内の担当者】
・採用ターゲットと同年代の社員
・入社年度が浅い社員
・実際の現場をよく知っている社員
・にこやかで人当りのよい社員
2.お互いの理解を深める
ここでは、求職者がブースに座ったあと、いかに求職者と企業がお互いに理解を深めるかについてご紹介します。そのために必要なことは、以下の3つの切り口があります。
【お互いの理解を深めるための3つの切り口】
まずは、会社の信用度・自社の魅力を伝えることです。会社のパンフレットやホームページなどを見せながら説明をしましょう。会社の実績などを具体的な数字を提示することで信用を得ることができます。
また業界全体についての説明や、自社の社内についても詳しく説明しましょう。未経験からの転職者や、平均年齢、どんな風土があるのかなど自社の魅力を伝えましょう。
ここでしてはいけないのは、自社をよりよく見せようとするあまり現実と違う説明をすることです。自社の不利になることでも、正直に説明することが求職者との信頼関係につながります。
次に、仕事の魅力を詳しく伝えることです。
下記は、当社の転職イベント(合同企業説明会)で来場者に「面談の際に人事担当者から聞きたい内容」について聞いたアンケート結果です。
「仕事内容を聞きたい」が79%という結果となっています。
具体的な仕事内容のイメージを共有し、例え仕事内容が厳しくても「楽しさ」や「やりがい」を伝えることが大切です。
また言葉だけでなく、動画や商品などを持参して五感を使って訴え、具体的なイメージを持ってもらえるようにしましょう。
最後に、求職者の魅力を引き出すことです。
上記の2つは、自社の魅力を伝えることでしたが、一方的に話をするだけではなく、相手の話を聞き「相手を知ろう」とすることが相互理解のために必要です。
プロフィールを見て「うちには合わないな」とすぐに判断するのではなく、じっくり求職者の経験や仕事ぶりを聞いてみましょう。そうすることで、異業界・異職種でも自社に必要な要素を発見できるかもしれません。
また転職意向や理由を聞くことで、自社への転職することでそれを満たせるかを確認することもできるため、早期離職を防ぐこともできます。
3.アフターフォローについて
売り手市場の現在、求職者が複数の企業にエントリーをしているのは当たり前のことです。優秀な人材であれば、なおさらのことでしょう。
その中でも自社を選んでもらうためには、自社からの能動的なアクションが大切です。
面談後は、対象者のモチベーションに応じて面接/面談/会社・職場見学などを設定しましょう。
また、明確な約束を交わさなかった方にも、一両日中には電話かメールにて、面談のお礼などを送信するとよいでしょう。
【メール文の見本】
①お礼+質問の回答
②お礼
③会社訪問のお誘い
具体的な日時をこちらから提示すると返信率が高まります。
当日までに必要な準備事項
以上のことを踏まえて、より有意義な結果を目指すべく、当日までに以下の準備をしておくことをお勧めいたします。
【当日までに必要な準備事項】
【事前準備チェックリスト】
いかがでしたでしょうか。
転職イベント(合同企業説明会)でよりよい人材を採用するための心構えから当日の対応までについてご紹介させていただきました。
採用ご担当者のみなさまの対応で、確実に採用確率が高まります。まずは、次の転職イベント(合同企業説明会)からぜひ試してみてください。
転職経験者の実態について調査した記事は、こちらからご覧いただけます。合わせて参考にしてください。