【人事担当者調査レポート】優良応募者を他社にとられないためのポイントは？

こんにちは、人事・採用担当者のためのお役立ちサイト ヒトクルのヒトクル編集部です。

直近１年間で正社員の中途採用を行った採用担当者99人に聞いた「中途採用プロセス」に関する調査レポートです。

「売り手市場」では、特に優良な求職者は引く手あまたな存在です。常に競合がいることを意識して対応できるかが、採用成功のカギとなります。

本日は、採用担当者の皆様へ中途採用のプロセスに関するアンケートを実施しました。充足率が高い企業群と、そうでない企業群に分けて、傾向をレポートいたします。

【調査概要】
調査期間：2023年4月11日（火）～2023年4月18日（火）　調査方法：インターネット調査
調査対象：直近１年間で正社員の中途採用を行った採用担当者
集計対象：転職サイト・採用管理システムを使っている静岡県・愛知県の採用担当者99社

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クイックレスポンスこそが、優良応募者と良好な関係性をつくる

Q.直近１年間で実施した正社員の中途採用における応募者への対応について教えてください。応募者への最初のレスポンスは、どのくらいのタイミングでとっていますか？

その日中の対応までを含めると、ほぼ、差異は無いものの、数時間以内に対応する企業は、充足率75%以上の企業の方が2倍以上。

このクイックレスポンスこそが、優良応募者と良好な関係性をつくるで重要なポイントになります。初期対応は、応募時に自動返信されるサンクスメールでもOKです！

応募書類の提出ハードルを少しでも下げる

Q.応募者に履歴書・職務経歴書などの書類提出を依頼してから、書類が届くまでにかかる時間は、どのくらいが多かったでしょうか？

応募時に書類提出を求める企業は、充足率75％未満の企業の方が2倍以上。

応募者にとって、書類作成は相応に時間を要するもの。まずは、応募を促し、その後、書類を送付させる、または、面接時の持参も許容することで、優良応募者の採用の可能性が拡大することもあります。

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面接設定のスピードが重要

Q.書類が届いてから、面接を実施するまでにかかる時間は、どのくらいが多かったでしょうか？

充足率75%以上の企業の方に、面接時の書類持参をOKにしている企業が多いため、当日と回答した企業が75%未満の企業の2倍以上。

面接設定は早い方が良いことはもちろんですが、設定中のレスポンスが早いことも重要なポイントです。

返答の期日を伝えることと、内定出しを可能な限り迅速に行う

Q.最終面接終了から内定を通知するまでの時間は、どのくらいが多かったでしょうか？

内定出しには、企業ごとに手続きが異なるため、必ずしも当日というわけにはいかないものの、当日に内定を出す割合は充足率75%以上の企業の方が若干多い傾向。

内定出しまでのタイミングで、優良応募者を他社に取られてしまったというケースもあります。返答の期日を伝えることと、内定出しを可能な限り迅速に行うことは、採用成功のための最後の重要ポイントです。

集計対象99社の直近１年の中途採用活動の「書類選考通過率」「書類選考後の面接選考通過率（内定率）」は以下のような傾向でした。

応募者は、同時進行で複数社に応募し、採用プロセスの遡上にのっているものです。

応募後、面接後、内定出し後、各々で、残念ながら一定の率で離脱する応募者がいることを想定して、特に本命応募者への対応は、スピーディーかつていねいに行う必要があります。

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各ステップの歩留まりをチェックし、改善をしていきましょう

今後、ますます採用難易度が高くなるなかで、「応募数」だけではなくその後のステップの歩留まりが重要となっていきます。

「面接設定率」「面接率」「内定率」「採用率」などを定期的にチェックし、どこに改善すべき点があるのかを点検しましょう。

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