約6割が企業の採用ホームページの情報が物足りないと感じている|採用HPに関する求職者調査

約6割が企業の採用ホームページの情報が物足りないと感じている|採用HPに関する求職者調査
目次

20代、30代の転職経験者へ「企業ホームページ・採用ページの活用」についてアンケート調査を実施しました。

本調査結果から、求職者が企業ホームページ・採用ページをどれくらい活用し、どんな情報を参考にしているか、またどんな情報が不足しているのかを知ることができます。これから採用ホームページを作成する・もっと活用したいと考えている担当者さまは、ぜひ参考にしてください。

【調査概要】
調査名:採用ホームページに関する調査
調査対象:20代~30代の男女
調査数:300名
調査日:2022年11月4日~2022年11月15日

※過去の調査結果
8割の求職者が「ホームページがないと応募意欲が下がる」と回答。企業HP・採用ページに関する求職者調査

※採用担当者アンケート
「採用HPは必要」と回答したのは約8割、一方で活用できていない企業が6割以上【人事担当者アンケート】



調査サマリー

・企業の採用ページを「確認する」は94.7%
・採用ホームページを確認する理由は「事業内容・経営方針などからどのような会社か知りたいから」
・企業ホームページ・採用ページがないと、応募意欲は「下がる」が76.1%
・掲載してほしい情報は「仕事内容」「福利厚生や待遇について」
・約6割が採用ホームページで「必要な情報には不足があった」
・不足していた情報は「福利厚生や待遇などに関する情報」
・採用ホームページ以外でも情報収集を「行う」が86.6%
・求人メディア・口コミサイト・SNSで、さらに情報収集
・「応募から面接の間」に採用ホームページに再度訪問するが51.8%

【考察】
 20代・30代にとって採用ホームページは非常に重要な情報源である。 一方で、「福利厚生や待遇に関する情報」が不足していると感じている。 採用ホームページ以外にも、口コミサイトやSNSでさらに情報収集を行っている。 応募を増やす目的だけでなく、採用ホームページは「面接率」や「入社率」UPにも有効である。


企業の採用ページを「確認する」は94.7%

●求人に応募する前に、その企業の採用ページを確認しますか。


採用ページを「確認する」が94.7%となりました。興味をもった企業の採用ページを確認し、さらに詳細に情報収集する行動は、今や当たり前の行動になっていることが分かります。


採用ホームページを確認する理由は「事業内容・経営方針などからどのような会社か知りたいから」

●企業の採用ホームページを「確認する」と回答した方に質問です。その理由を教えてください。(いくつでも)



最も多かった回答は、「事業内容・経営方針などからどのような会社か知りたいから」です。続いて、「福利厚生や待遇などを知りたいから」「会社の雰囲気を知りたいから」と続いています。

男女とも回答の多い順番は変わらないものの、女性の方がすべての項目において回答数が多い結果となっています。比較的女性の方が、情報収集を積極的にしている様子がうかがえます。


企業ホームページ・採用ページがないと、応募意欲は「下がる」が76.1%

●企業の採用ホームページを「確認する」と回答した方に質問です。企業のホームページや採用ページがない(見つからない)場合、応募意欲は下がりますか。



全体の76.1%が「意欲が下がる」と回答しています。今や、企業のホームページはあって当たり前の時代となっており、ないとマイナスのイメージがつきかねません。

今回は調査していませんが、古いままで更新されていない企業ホームページも、イメージダウンとなる可能性がありますので、定期的に更新していくことが大切です。


掲載してほしい情報は「仕事内容」「福利厚生や待遇について」

●企業の採用ホームページを「確認する」と回答した方に質問です。企業の採用ホームページに掲載してほしい情報を教えてください。(いくつでも)


最も多かったのは「仕事内容」、続いて「福利厚生や待遇」「同僚や上司など、働いている人について」「研修制度や教育制度について」という結果となりました。

求人票だけでは掲載しきれない情報を、写真や動画などをつかって自由に情報を盛り込めるのが採用ホームページの魅力です。上記調査結果を参考に、自社のホームページを充実させていきましょう。


約6割が採用ホームページで「必要な情報には不足があった」

●企業の採用ホームページや採用ページを「確認する」と回答した方に質問です。これまで閲覧した企業の採用ページの内容について教えてください。※どちらかお気持ちに近いほうをお選びください


驚くことに、約6割の方は「必要な情報に不足があった」と回答しています。例えば、企業ホームページに採用情報のみを掲載している場合やテキスト情報のみの場合は、求職者は不足を感じるかもしれません。


不足していた情報は「福利厚生や待遇などに関する情報」

●企業の採用ホームページの内容について必要な情報に「不足があった」と回答した方に質問です。具体的に不足していた情報について教えてください。(いくつでも)



具体的に不足している情報で最も多かったのは「福利厚生や待遇に関する情報」、続いて「会社の雰囲気に関する情報」「ワークライフバランスに関する情報」といった結果になりました。

掲載してほしい情報でも上位だった「福利厚生や待遇に関する情報」はここでも根強く、より詳しい情報を欲していることが分かります。

コロナ禍を経て、より安定志向が強まっているといわれているとおり、求職者の不安を払拭するようなリアルな情報を盛り込んでいくことが大事です。


採用ホームページ以外でも情報収集を「行う」が86.6%

●企業の採用ホームページを「確認する」と回答した方に質問です。企業の採用ホームページ以外でも情報収集を行いますか?



採用ホームページ以外でも情報収集を「行う」が86.6%という結果になりました。情報化社会に生まれ育った20代・30代の求職者が、複数の情報源から多角的に企業の情報を収集する様子がうかがえます。


求人メディア・口コミサイト・SNSで情報収集

●企業の採用ホームページを「確認する」と回答した方に質問です。企業の採用ホームページ以外ではどのような手段で情報収集を行いますか?(いくつでも)



最も多かったのは「求人メディア」、続いて「口コミサイト」「SNS」と続きました。企業が発信するポジティブな情報だけでなく、より真実に近い情報として「口コミサイト」を活用する若年層は増加しています。

また、SNSはこの年代の若者にとって、最も身近なツールです。仕事探しにおいても、Twitterやインスタグラム・Facebookを活用し、気になった企業の社長ブログや社員インタビューをチェックしていると考えられます。


「応募から面接の間」に採用ホームページに再度訪問するが51.8%

●Q9.企業の採用ホームページを「確認する」と回答した方に質問です。応募後に再度企業の採用ホームページへ訪問することがありますか?



●Q10.応募後に再度、企業の採用ホームページへ「訪問する」と回答した方に質問です。どのタイミングで再訪するか教えてください。(いくつでも)



約7割の方が、応募後にも再度企業のホームページに訪問しているという結果となりました。

さらに、どのタイミングで再訪問するかという問いに対して「応募から面接までの間」が51.8%と最も多く、続いて「面接後」「内定後」にも採用ホームページをチェックするという結果となりました。

採用ホームページは、求職者に応募してもらうために必要と考えがちですが、実はその後の採用フェイズでも重要な役割を担っている可能性があります。

面接率を上げたい、内定辞退率を下げたいと考えている企業は多いと思いますが、採用ホームページはそういった観点でも情報に不足がないか、点検してみることをオススメします。

本調査から、採用ホームページは若年層の仕事探しにおいて、重要な情報源の一つとなっていることが分かりました。さらにSNSや口コミサイトなどの複数の情報からリアルな企業の姿を調べていることも分かります。

若年層採用をしたい企業は、採用ホームページの充実とともに、そこを起点としたSNSでの情報発信といった「採用ブランディング」が他社との差別化を図るうえで重要となるでしょう。

まずは採用ホームページを作りたい、もっと充実させたい、という企業にオススメなのが、中小企業向け採用サービス「ワガシャ de DOMO」の採用ブランディングトップページです。

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ヒトクル編集部
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ヒトクル編集部

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