「採用HPは必要」と回答したのは約8割、一方で活用できていない企業が6割以上【人事担当者アンケート】

「採用HPは必要」と回答したのは約8割、一方で活用できていない企業が6割以上【人事担当者アンケート】
目次

求職者が採用活動をする上で、採用ホームページは重要な情報源の一つになっています。

弊社で以前実施した求職者調査では、若年求職者の99%が「企業ホームページ・採用ページを確認する」と回答。さらに「ホームページがないと応募意欲が下がる」と回答している方が8割に上ります。
8割の求職者が「ホームページがないと応募意欲が下がる」と回答。企業HP・採用ページに関する求職者調査

そこでアルバイトタイムスでは、企業がどのくらい採用ホームページを活用しているかについて実態を調査を実施しました。今採用ホームページを活用できていない、これから活用したいと考えている企業は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

【調査概要】
調査名:採用ホームページに関する調査
調査対象:人事・採用業務をしている担当者
調査数:333名
調査日:2022年9月8日~2022年9月15日


調査サマリー

・採用ホームページがあって活用しているが36.7%、企業ホームページに募集情報のみ掲載しているが26.2%
・「会社の強みや価値観」のメッセージが決まっているかについては、決まっている51%、なんとなく決まっている31%で、8割が決まっていると回答。
・発信している情報で最も多いのは「企業の理念や大切にしている価値観」
・採用ホームページが「とても必要」「やや必要」と回答したのは76%
・採用ホームページが「必要」な理由は、「求職者は必ず自社ホームページを閲覧に来るから」
・採用ホームページが「必要ではない」理由は、「既存の採用手法の方が効果的」「企業ページに直接くる求職者がいない」


「採用ホームページがあって活用している」は36.7%

●あなたの会社では、「採用ホームページ」はありますか?※ここでいう採用ホームページとは、採用を目的としたホームページのことです。会社や社員、仕事の魅力を伝える情報が写真や動画などで紹介されているWebサイトのことを指しています。



「採用ホームページがあって活用している」は最も多い回答でしたが、全体の36.7%にとどまりました。続いて多かったのは「採用ホームページではなく、企業ページに募集情報を掲載している」26.2%です。

全体の6割以上が採用ホームページを活用できていない実態が浮き彫りになり、どう活用してよいか模索している様子が見て取れます。また、企業ページに募集情報のみを掲載している企業も多く、会社や社員の魅力を伝えきれていないことが分かりました。


「会社の強みや価値観」のメッセージが決まっているのは約8割

●採用ホームページがあるという方に質問です。「会社の強みや価値観」など求職者へ伝えたいメッセージは決まっていますか?

「会社の強みや価値観」のメッセージが決まっているかについては、決まっている51%、なんとなく決まっている31%と、8割が決まっていると回答しています。大多数の人事担当者がしっかりと自社の会社の強みや価値観を把握しているという実態が分かりました。

そのメッセージを面接や会社説明会だけではなく、多くの人に発信していく手段を増やしていく「採用ブランディング」の活動が今後求められることになりそうです。

採用ブランディングとは?メリットや背景、導入の手順をわかりやすく解説


発信している情報で最も多いのは「企業の理念や大切にしている価値観」

●採用ホームページがあるという方に質問です。ホームページでどんな情報を発信していますか?当てはまるものすべてに回答ください。

採用ホームページで発信している情報は、多い回答から順番に「企業の理念や大切にしている価値観」「仕事内容やタイムスケジュール」「社員の魅力を伝える情報」という結果となりました。

「企業の理念や大切にしている価値観」や「社員の魅力を伝える情報」など、求人募集では伝えられない定性的な情報を盛り込んでいる企業が多いことが分かりました。

前問においても「企業の理念や大切にしている価値観」が決まっている企業が8割でしたので、採用活動をする上で非常に重要な要素と認識されていると考えてよいでしょう。

また、回答に偏りがあまりないことから、採用ホームページではある程度網羅的に情報を盛り込んでいることが分かります。


採用ホームページが「とても必要」「やや必要」と回答したのは76%

●採用ホームページは採用活動において必要だと感じますか?

採用ホームページが「とても必要」「やや必要」と回答したのは76%と約8割の方が必要性を感じている結果となりました。


採用ホームページが「必要」な理由は、「求職者は必ず自社ホームページを閲覧に来るから」

●採用ホームページが「とても必要」「やや必要」と回答した理由やエピソードについて教えてください。

・求職者も企業もHPを必ず見ますので、そこに魅力がないとすぐに離脱します。
・若年者含めネット活用が主流であり、より具体的な情報提供の為不可欠
・企業ホームページに採用ページを設けているだけでも応募がある。事業や業務内容、社風などが伝わりやすい。
・応募者から見ると、応募しようとする会社のホームページがどうなっているのか、非常に関心があることがわかったから。


●採用ホームページが「それほど必要ではない」「必要ではない」と回答した理由やエピソードについて教えてください。

・企業名から求人を検討する層よりも、求人サイトで各社を閲覧して検討する層が多く感じるため。
・ホームページを見て応募があるとは思えない。

フリー回答から、「必要」と回答した方は、求職者が応募する際に必ず採用ホームページを閲覧することについての発言が目立ちました。逆に、「必要でない」と回答した方は、直接求職者が訪問しないので意味がないといった理由を上げています。

求人サイトなどで応募しようと思った求職者は、より詳しい情報を求めて企業のホームページを訪れています。採用ホームページ上に募集情報以外に、会社の魅力や社風が分かる情報を盛り込むことで、応募の後押しができることは明らかです。


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ヒトクル編集部
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ヒトクル編集部

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