関西地方の主要求人メディア一覧｜求人サイト・紙媒体などを問わず紹介

関西圏の企業が地元人材をピンポイントで採用したい場合、各府県でよく利用されている求人メディアを選びたいところです。

この記事では、関西地方で求人広告を掲載したいと考えている経営者の方・企業担当者の方向けに、関西地方の主要求人メディアを媒体問わずご紹介します。

主に大阪府向けの求人メディア

大阪は、多様な業種がバランスよく集まっているという特徴があり、上場企業やグローバル企業も多く見られます。
業種によっては採用難易度が高いこともあるため、地元の求人を中心に紹介している求人メディアを選び、少しでも露出を増やす施策を講じることが大切です。

DOMOぱど・DOMOぱどNET関西

https://domonet.jp/pado

DOMOぱどは、大阪・和歌山で5版展開している求人情報誌です。

大阪・和歌山での「ぱどブランド」の認知度は圧倒的で、消費者の生活導線に設置してあるため、地元の潜在求職者へアプローチできます。

2022年に株式会社アルバイトタイムスと提携し、求人サイト「DOMOぱどNET関西」がオープン。求人誌とWebの連動でより高い応募効果が見込めます。

創刊30年の求人媒体のため、地元を知り尽くしたノウハウがあるので、大阪・和歌山で募集を出すなら一度相談してみるとよいでしょう。

地域密着型求人情報きめた

https://www.kimeta.co.jp/

地域密着型求人きめたは、Web掲載と新聞折込の2つの媒体を使える求人メディアです。

東大阪市や大東市など、大阪東部の求人に特化しているのが特徴で、軽作業・オフィスワーク・シニア・内職など複数の特集ページにアクセスできます。

Web版は、顧客がセルフで求人原稿を入力して掲載する場合、運営側が入力する場合に比べて安い価格帯でサービスを利用できます。

1原稿につき写真は5枚掲載でき、初めて投稿する企業向けの手順マニュアルも用意されています。

新聞折込は、日曜日に読売・朝日・産経・毎日の4大紙の朝刊に折り込まれます。

その他のメリットとしては、求人検索エンジンのIndeedにも無料同時掲載ができる点があげられます。

オオサカジンJOB

https://job.osakazine.net/

オオサカジンJOBは、求人広告・人材紹介・採用サイト制作といった採用分野で26年のキャリアを持つ、ジェイ・ライン株式会社が運営する求人サイトです。

編集部がおすすめする大阪府内の求人情報を無料で掲載するサービスとなっており、編集部が独自に求人をピックアップしてくれるページもあります。

大阪府が緊急雇用対策事業として進めている「osaka求職者支援コンソーシアム」において、指定民間人材サービス企業にも選ばれています。

大阪で広く認知されている求人サイトの一つであることから、本格的に関西圏で採用活動をすすめるにあたっては、求人を掲載しておきたいメディアと言えるでしょう。

サイト内では、大阪の企業トップを務める経営者のインタビューも紹介されています。
自社のスタンスや事業内容を説明する上で、露出の機会を増やすことにはメリットがありますから、こちらも上手く活用したいところです。

職転

https://syoku-ten.com/area_top.php?area_middle_id=27

職転は、2009年に大阪で誕生した求人サイトで、職人・現場系に特化した求人を取り扱っています。
2022年現在は関東・中部・近畿・九州の4エリアまで求人情報の掲載範囲を拡大しています。

専門職に特化している分、ミスマッチのリスクを減らすことができ、採用コストの軽減や離職率低下につながります。

掲載期間が費用の割に長いのも特徴で、およそ半年間にわたって求人を掲載したとしても、わずか120,000円のコストで済むのは驚異的と言えるでしょう。

Indeed・Google for Jobsと全求人が自動連動しているため、自社求人の露出度を高められます。
運営側が原稿を作成してくれるのも、作業負担を減らしたい採用担当者にとってはうれしいサービスです。

タイズ

https://www.ee-ties.com/

タイズは、関西メーカーの転職支援に力を入れている転職エージェントです。
パナソニックやダイキンなど、大手企業からの評価も高く、自社にとって重要な人材を確保する上で役立つサービスです。

システムに頼らず、企業側・求職者側から丁寧にヒアリングを行った上で、マッチングの質を高めているのが特徴です。

特定の条件を満たす求職者の開拓も行っているため、理想とする条件が具体的に定まっている求人に関しては、調査・探索を依頼した方が採用活動をスムーズに進められるかもしれません。

主に京都府向けの求人メディア

京都府は、日本でもっとも歴史が古い都市の一つであり、観光産業など求人ニーズは一定数存在しています。

任天堂のような知名度の高い企業も多いことから、地元で働いてくれる優秀な人材を採用しようと考えた際は、全国区のメディアだけでなく地元の求人情報を掲載するメディアも利用したいところです。

京都・滋賀求人タイムス

https://kyoto-shiga.com/

京都・滋賀求人タイムスは、京都・滋賀エリアの求人に特化して求人情報を掲載しているメディアです。

求人サイトと新聞折込に求人を掲載できるため、様々な人材層に対してアプローチが可能です。

新聞折込広告の配布エリアは、京都北・京都南・京都南西・京都東・山城北・山城南・亀岡・丹波・洛西を網羅しています。

折込新聞は、京都新聞・読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞の5紙が対象となりますが、一部産経新聞が含まれない地域もあります。

トップページに含まれる「おすすめ求人」に参加することで、より求職者の目に留まりやすくなるなど、求人の露出を高める施策も選べます。

また、京都・滋賀求人タイムスはIndeed・求人ボックスのスポンサー枠と契約しており、1職種1週間は無料で求人の掲載が可能です。

京のまち企業訪問

https://www5.city.kyoto.jp/kigyo/kg_101.cgi?CT=10

京のまち企業訪問は、京都で働きたい求職者と京都企業を結ぶサポートを行っているメディアです。

学生など若年層の求職者にフォーカスしたサイト構造となっており、企業詳細情報を紹介する際は、働き方改革への取り組み状況をPRすることができます。

求職者に対するメッセージや会社の強み・自慢なども伝えられるため、求職者が働く状況をイメージしやすい情報を積極的に公開することで、自社に興味を持ってもらいやすくなります。

別途採用情報を掲載することもできるので、自社の求人ページURL等を掲載することで、そこから直接求職者が応募することも可能です。

登録・利用は無料ですが、「京のまち企業の会」に会員登録しなければなりません。
会員登録後は、企業説明会や学生等の交流イベント・助成制度などの情報がメールで届くなど、採用活動に有益な情報を受け取ることができます。

京都求人.com

https://shigoto-kyujin.com/kyoto/

京都求人.comは、主に京都エリアを中心とした求人情報を取り扱う求人メディアです。

Web媒体としての特徴は、京都エリアに特化したSEO対策を講じている点で、京都府周辺の求人に最適化されています。

求人カテゴリーが偏っていないのも特徴で、メディアによっては求人数が少ないクリエイティブ系の案件も見つかります。

また、正社員や短期の求人も特集ページが設けられているため、特に力を入れたい求人を分けて掲載することも検討できるでしょう。

掲載までの流れも丁寧で、求人掲載企業が原稿入力シートを送付した後は、運営側で原稿を作成してくれます。確認して問題がなければ掲載となるため、求人掲載の経験が少ない企業でも安心して依頼できます。

リビング京都

https://www.kyotoliving.co.jp/job/

リビング京都は、京都の生活情報が掲載されているフリーペーパー・Webサイトで、京都のトレンドやおすすめ情報などを発信しています。
その中に求人特集も含まれており、最新号の求人はWebサイトで確認できます。

配布部数はおよそ50万部弱となっており、京都西南部・中央部・東南部を幅広くカバーしています。
リビング京都には女性向けの記事が多数掲載されているため、女性を募集する求人を掲載したい場合に検討したいメディアの一つです。

主に滋賀県向けの求人メディア

滋賀県の2022年11月の有効求人倍率は1.17となっていますが、業種・職種によって傾向は異なります。
自社における滋賀県内の採用活動が進んでいない場合は、以下の求人メディアの活用を検討してみましょう。

求人ガイド

https://www.nakamurakikaku.net/

求人ガイドは、滋賀県内で1983年から続いている新聞折込広告で、滋賀県全域をカバーする求人メディアです。

新聞折込のほか、Webやフリーペーパーにも求人情報を掲載でき、新聞折込に掲載した場合、フリーペーパーとWebに同時掲載される仕組みとなっています。

Web媒体に単独掲載することもでき、5枠以上の同時掲載を行った場合、料金が20％OFFになります。
Indeed・求人ボックスのスポンサー運用も行っており、ターゲット層や地域性に応じて別媒体を利用するプランを提案してもらうこともできます。

フリーペーパーは、イオングループ・各種コンビニなど、商業施設を中心に滋賀県全域に設置されています。

また、新聞折込の対象新聞は、読売新聞・朝日新聞・京都新聞・中日新聞の4紙です。

Q-JIN NAVI

https://www.q-jinnavi.com/

Q-JIN NAVIは、滋賀県密着型の求人メディアで、複数の媒体を活用した求人戦略を練るのに適しています。

新聞折込は滋賀県を4エリアに分割し、それぞれ中版・合同版・東版・南西版となっています。

フリーペーパー は、一部の店舗を除いて、滋賀県内のイオン平和堂に設置されています。
写真やロゴ・キャラクター等は、無料で掲載ができます。

Webの情報は、Indeedと連携して有料スポンサー枠などを使いながら、露出アップをはかることができます。外部業務提携しているメディア「求人ジャーナル」への掲載も可能です。

求人vivical滋賀

https://shiga.vivical.jp/

求人vivical滋賀は、滋賀県全域をカバーする求人情報誌の一つで、フリーペーパーとWebを合わせたプランを提供しています。

滋賀における紙面の募集効果は高い傾向にあるとされ、その点を踏まえてフリーペーパーをメインに据えています。

フリーペーパーは様々な雇用形態をすべてサポートしており、各種特集ページを構成することによって、求職者に情報を届けやすいレイアウトになっています。

転職フェスも開催しており、求職者との距離が近くなるイベントを活用できるのも、採用活動を効率化する上でメリットが大きいと言えそうです。

主に奈良県向けの求人メディア

奈良県の有効求人倍率は、2022年6月に1倍を超え、11月現在は1.07と微増傾向にあります。
採用活動の中で、手詰まりと感じる場面に遭遇することも十分考えられるため、奈良県向けの求人メディアを選択肢の一つに加えたいところです。

Jinナビ

https://www.jinzainews.co.jp/

Jinナビは、紙媒体とWebを組み合わせたプランを提供する求人メディアです。

奈良県に地域密着し、成長意欲の高い中堅・中小企業を中心に求人状況を紹介するコンセプトのもと、求人広告を掲載しています。

新聞折込の発行紙は読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞の4紙で、各市町村100％配布ではありませんが、北中和・南中和のエリアに幅広く配布しています。

フリーペーパーに関しては、イオン系列や各種コンビニなど、奈良県全域700ヶ所以上に設置しています。

Webサイトはスマートフォンにも対応しており、求職者が求人を検索しやすい仕組みとなっています。

主婦層・ファミリー層・高齢者層を狙う場合は新聞折込プランを、10～30代の若年層にアプローチするならフリーペーパープランを検討してみるのがセオリーと言えそうです。

奈良介護・求人転職ナビ

https://narakaigo-kyujin-tenshoku.com/

奈良介護・求人転職ナビは、奈良県で介護ジャンルに特化した求人サイトです。

専門求人サイトのため、ミスマッチのリスクを少なくできるのがメリットです。

実際に求人情報を作成する際は、運営側から届くフォーマットをもとに作成した後、掲載作業を任せることができます。
申し込みから掲載までの時間に関しては、概ね1週間程度を想定する形です。

閲覧課金型を採用しているので、コストは求人を見られた数だけ発生する仕組みとなっています。
ただし、取材を必要とする求人に関しては、取材費が発生する場合があります。

ジョブなら net

https://www.job-nara.pref.nara.jp/

ジョブならnetは、奈良県が運営する求人メディアで、会員登録によって掲載料無料で求人を掲載できます。

企業が登録された求職者情報をチェックすることができ、求職者が求人情報をチェックする場合も含めて、詳細な検索条件を入力して検索が可能です。

例えば人材を検索する場合、人材の区分（新卒・一般転職）や性別、人材の希望業種や職種、住居市町村などを絞って検索することが可能です。

気になった人材がいればスカウトできるので、待つだけでなく「仕掛ける」採用の選択肢が生まれます。

逆に、求職者側が求人情報を検索する場合、移住支援金対象求人を絞って検索できるなど、奈良県が運営するからこそ検索可能な項目が盛り込まれています。

大手求人メディアと併用する形で求人を出せば、予算を節約しつつ採用の可能性を広げられます。

主に兵庫県向けの求人メディア

兵庫県は、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の5つの地域で成り立っている、非常に広い県です。
そのため、兵庫県全体をとらえる求人メディアのほか、淡路島など1つの地域にフォーカスしたものもあります。

トニーワン21

http://e-t21.com/

トニーワン21は、長年にわたり淡路島全島の求人情報・PR情報を掲載してきた、淡路島に特化した求人情報誌です。

主に新聞折込広告という形で配布されますが、学生や求職者が多く利用するコンビニ・店舗等への無料配布も行っており、淡路島内150ヶ所以上にラックを設置しています。

無料配布ラックが設置されている場所は、コンビニの多さが目立ちますが、飲食店や弁当屋など働く人が集まる場所にも設置されています。

自動車教習所にも置かれているため、転職を検討するであろう人材の動きにフォーカスした配置となっていることが分かります。

また、トニーワン21に掲載された情報は、求人情報サイトにも同時掲載されます。
そのため、新聞をとっていない世帯にも求人情報を届けることができます。

こうべ求人ナビ

https://job-power.jp/

こうべ求人ナビは、神戸を中心とした兵庫県の求人情報を紹介する求人メディアです。

求職者は兵庫・神戸限定で仕事を絞って探せるため、マッチする人材を地元で探したい企業にとっては、効率的な採用活動につながります。

掲載料は基本的に無料で、採用が決まるまでの間、コストゼロで求人情報を掲載することができます。
よって、大量に人材を採用したい場合は向いていませんが、欠員募集のケースなど、欲しい人材像が具体的に固まっている場合は使いやすいでしょう。

求人情報は、地域・雇用形態・職種・特徴といった各種条件で検索できるようになっていて、自社でアピールしたいポイントにフォーカスした求人情報の掲載ができます。

また、新着求人に関しては、こうべ求人ナビのFacebookアカウントでも公開されています。

はりまっち

https://job2024.hari-match.com/

はりまっちは、姫路や播磨など、兵庫県の就転職や新卒採用に対応している求人サイトです。

新卒向けサイトだけでなく、第二新卒やキャリア向けの求人サイトも別に用意されていて、企業側は欲しい人材に応じてサイトを選ぶことになります。

主要駅への看板広告や、大学の学内セミナーによる告知など、媒体の宣伝をWebに限らず積極的に行っています。
SNSによる求人情報更新も行っているため、自社求人の露出度を高める意味では、大きな効果が期待できるでしょう。

主に和歌山県向けの求人メディア

和歌山県の有効求人倍率は、2022年11月は1.16となっています。ただ、保安や建設などの職種は有効求人倍率が高い傾向にあり、現地人材も含めて採用活動を強化することが重要になるでしょう。

チャンス

https://www.job-j.net/wakayama/search/

チャンスは、和歌山県の地域密着型メディアで、新聞折込広告として配布されます。

読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞の4紙が対象で、発行の翌日はハローワークや飲食店などに最新の紙面が設置されます。

チャンスへの広告掲載に加えて4,400円を支払うことで、求人ジャーナルネットにも自社求人を掲載できます。

配布地域に応じて、和歌山市・海南市をカバーする和歌山版と、岩出市・紀の川市・伊都郡・橋本市などに配布される紀北版の2種類から選べます。

和歌山求人ネット

https://wakayama-qjin.net/

和歌山求人ネットは、和歌山の企業特化型の求人メディアで、和歌山に密着した人材の採用に役立ちます。

スマートフォン対応なので、若年層からベテラン人材まで、多くの人材に自社の求人を見てもらえます。

地域名や人気職種での上位検索にも対応しているため、和歌山県で仕事を探している人材にとっては、求人を探しやすいサイトと言えるでしょう。

LINE公式アカウントで、求職者の転職相談に対応するなど、求職者がサイトを継続して利用できるような施策も整っています。

もっと応募者数を増やすためのアイデアとは

地元密着型の求人メディアを利用することが、地元人材を採用する上で役立つことは間違いありません。

しかし、求人情報の内容が薄かったり、求職者が気になるポイントをきちんと説明していなかったりすると、自社で想定しているほど応募者が集まらない可能性もあります。

株式会社アルバイトタイムスが提供する、中小企業向け採用サービス「ワガシャ de DOMO」は、このような問題を解決する上で重要な「求人記事」の作成やブラッシュアップを実施するサービスです。

Indeedをはじめとする求人検索エンジン・求人サイトに自動連携する仕組みになっているため、求職者の目に留まりやすい求人展開が可能です。

応募効果に特化したサービスのため、月額33,000円からご利用いただけるのもポイントです。
応募率が伸び悩んでいる企業担当者様は、お気軽に応募効果の無料シミュレーションをご検討ください。

まとめ

関西地方で人材を採用したい場合、全国区の求人メディアだけを頼るよりも、地元密着型の求人メディアを併用した方が、欲しい人材が見つかる可能性が高まります。

府県や市が運営している求人メディアの場合、所定の登録を済ませれば無料で利用できるため、採用コストを抑えたい場合は重宝するはずです。

地域によっては、ベテラン人材等を採用するのに、Webよりも紙媒体が効果を発揮する場合があります。
複数の媒体に対して、同時に求人情報を掲載できるかどうかも、サービスを選ぶ際のポイントになるでしょう。