
採用代行サービス(RPO)は何ができる? 業者の選び方や注意点を解説

採用活動を有利に導くため、採用代行(RPO)サービスを提供する企業が増えています。
採用代行サービスを利用すると、採用課題の洗い出し、採用戦略や採用計画の策定などのサポートが得られるため、採用の可能性を高められます。
自社の採用業務、採用プロセスに不安を抱えている、採用担当者だけでは採用対策が間に合わない、といった悩みを持つ企業の、強い味方となるサービスです。
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採用代行(RPO)とは
採用代行(RPO)とは「Recruitment Process Outsourcing」の略で、企業の採用活動に関わる業務を外部に委託できるサービスです。
採用アウトソーシングとも呼ばれています。
少子高齢化による採用難や採用手法の多様化などを背景に、多くの企業で導入が進んでいます。
採用のプロフェッショナルが持つ専門知識やノウハウを活用することで、自社の採用課題を解決に導きます。
採用担当者は、ノンコア業務から解放され、面接や内定者フォローといったコア業務に集中できるため、採用活動全体の質の向上と効率化が期待できるでしょう。
※最新の中途採用手法のトレンドは?主要な手法14種類を徹底比較
採用代行(RPO)とはどんなサービス?
採用代行(RPO)は、採用アウトソーシングと呼ばれることもあり、英語では「Recruitment Process Outsourcing(RPO)」となります。
採用代行(RPO)とは、採用業務を委託できるサービスで、自社が採用業務に注力できない状況で活用されるケースが多く見られます。
RPOのサービスを利用すると、例えば採用活動における工数が多い作業を代行してもらったり、重要度が低い作業を任せたりすることができるようになります。
必要な場合は、採用計画・採用課題・採用戦略に関する支援も受けられます。
その結果、従業員により重要な業務を担当してもらえるようになるため、採用活動の効率化が実現できるのです。
採用代行とほかのサービスとの違い
採用代行は、人材紹介や人材派遣、採用コンサルティングといった他の人材サービスと混同されがちです。
しかし、それぞれ役割や目的が異なります。
ここでは、それぞれのサービスとの違いを解説します。
人材紹介との違い
人材紹介は、企業が求める人材を探し出して紹介するサービスです。
採用が成功した場合に「成功報酬」として費用が発生します。
一方、採用代行は採用活動の「業務プロセス」そのものを代行するサービスです。
採用の成否にかかわらず、委託した業務に対して費用が発生する点が大きな違いです。
人材派遣との違い
人材派遣は、派遣会社が雇用している労働者を、企業の指揮命令のもとで業務に従事させるサービスです。
企業は労働力を「借りる」形となり、雇用契約は派遣会社と労働者の間で結ばれます。
一方、採用代行は、自社の正社員や契約社員など、直接雇用する人材の「採用活動」を支援するサービスです。
採用代行を利用して採用した人材は、企業と直接雇用契約を結びます。
採用コンサルとの違い
採用コンサルティングは、企業の採用課題を解決するために、専門家がアドバイスや戦略の提言を行うサービスです。
採用活動の実行主体は、あくまで企業側にあります。
一方の採用代行は、アドバイスに加えて、採用業務の「実務」までを代行する点が特徴です。
採用代行は、課題解決のための実働型サポートを提供するサービスといえるでしょう。
採用代行は違法?委託側・受託側の両方に存在する利用の条件
採用代行サービスの利用は、基本的に違法ではありません。
しかし、委託する業務内容によっては、職業安定法に抵触する可能性があるため注意が必要です。
職業安定法では、求職者と企業の間に入り雇用契約の成立をあっせんする「職業紹介」を行う場合、有料職業紹介事業の許可が必要と定められています。
採用代行サービスにおいては、次のような場合に「職業紹介」に該当し許可が必要だとされます。
- 代行業者が主体となって求人募集を行う
- 候補者を選別して企業に推薦する
- 合否の判断を行う
無許可でこれらの行為を通じて採用代行を行った場合は、採用代行会社だけでなく委託企業も罰則の対象となる恐れがあります。
トラブルを避けるためにも、採用代行業者に業務を委託する際は、契約内容を十分に確認し、委託できる業務の範囲を明確にしておくことが重要です。
実績が豊富で信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
採用代行(RPO)に任せられる業務
採用代行(RPO)サービスでは、採用活動のスタート段階から最終段階に至るまで、幅広い業務の委託が可能です。
自社の課題やリソースに応じて、必要なサポートを柔軟に組み合わせることができます。
ここでは、採用代行に任せられる主な業務内容を解説します。
募集要件の作成
採用活動の土台となるのが、自社が求める人材像を具体化する「募集要件」です。
採用のプロフェッショナルは、労働市場の動向をふまえ、現場の従業員へのヒアリングなどを通じて、漠然とした要望を明確な要件に落とし込みます。
ここで要件をしっかりと定義しておくことで、その後の選考フェーズにおける評価基準が明確になり、候補者とのミスマッチを減らす効果が期待できるでしょう。
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採用プロセスの設計
多くの企業の採用支援実績を持つ代行業者は、近年の採用トレンドや蓄積されたデータを活用し、最適な採用プロセスを設計するノウハウを持っています。
どのような流れで採用活動を進めれば成果に繋がるのか、客観的な視点から提案を受けることが可能です。
設計された採用プロセスは、企業にとって効率的であるだけでなく、候補者にとっても選考フローが分かりやすいという利点があり、応募意欲の向上にも繋がります。
※採用を有利に進められる母集団形成! 15の導入方法と手順・注意点を解説
採用企画の立案と実施
採用を成功させるためには、ターゲットとなる人材に合わせた採用企画が欠かせません。
採用代行サービスは、新卒採用や中途採用といった対象者の違いに応じて、効果的な企画の立案から実施までをトータルでサポートします。
企画の方向性決定から、具体的なコンテンツ作成、当日の運営までを一貫して任せられるため、社内にノウハウや人員が不足している場合でも、質の高い採用企画を実現できます。
母集団の形成
自社に合った人材からの応募を集める「母集団形成」は、採用活動の成否を左右します。
採用代行サービでは、企業や職種に最適な求人媒体を選定・候補者の心に響く求人原稿の作成などを通じ、企業の認知度によらない効果的な母集団形成を支援します。
また、ダイレクトリクルーティングにおけるスカウトメールの作成・送信を代行することで、企業に代わって優秀な人材へ直接アプローチすることも可能です。
求人情報の運用・管理
候補者からの応募を集める「母集団形成」は、採用活動の重要なステップです。
採用代行サービスは、企業の魅力が伝わる求人原稿の作成や、相性の良い求人媒体の選定、候補者へのスカウトメール送信などを通じて、母集団形成を強力に支援します。
また、掲載期限や操作方法が異なる複数の求人媒体を一元的に運用・管理することも可能です。
これにより、採用担当者は煩雑な管理業務から解放されます。
※求人媒体の種類と特徴を一覧で比較|無料から有料までおすすめを紹介
エントリー対応と応募管理
複数のチャネルから集まる応募者への対応は、多くの工数を要する業務です。
採用代行は、応募者からの問い合わせ対応や応募書類のデータ入力、選考結果の連絡といったエントリーに伴う一連の業務を代行します。
特に、個人情報を含む履歴書や職務経歴書などの応募書類を、セキュリティが確保された体制で適切に管理してもらえる点は、企業にとって大きなメリットといえるでしょう。
応募者の採用選考
採用の意思決定に関わる面接などのコア業務は企業が担うべきですが、それ以外の選考業務を委託することで、採用活動全体の効率化が図れます。
具体的には、設定された基準に基づく応募書類のスクリーニングや、Webテストの実施と成績管理、面接の日程調整といった業務を任せることが可能です。
迅速な候補者対応が実現し、選考辞退のリスクを低減します。
※選考基準はどう決める? 重視するべき項目やポイントを解説!
内定者に対するフォロー
複数の企業から内定を得る候補者が増えている現在、内定を出した後のフォロー活動は、優秀な人材を確保するうえで極めて重要です。
内定者へのきめ細やかな対応が不十分だと、内定辞退に繋がる恐れがあります。
採用代行は、内定者との定期的なコミュニケーションや、入社前の手続き案内、イベントの企画・運営といったフォロー業務を代行します。
これにより、採用担当者の負担を軽減しつつ、内定者の入社意欲を高め、採用率の向上に貢献します。
※内定者フォローとは?効果的なフォローの手順や取り組み事例、便利なツールも紹介!
採用代行業者の料金体系と費用相場
採用代行の料金体系は主に「月額定額制」と「従量課金制」に大別されます。
委託する業務の範囲や内容によって費用は大きく変動しますが、それぞれの料金体系にはおおよその費用相場が存在します。
自社の採用課題や予算に合わせて、最適なプランを選択しましょう。
月額定額制の費用相場
月額定額制は、あらかじめ定められた業務範囲に対して、毎月一定の料金を支払う料金体系です。
年間を通じて採用活動を行う場合や、継続的なサポートを求める企業に適しています。
費用相場は委託する業務範囲によって大きく異なり、月額10万円から100万円程度と幅があります。
一部のノンコア業務を委託する場合
求人票の作成や応募者対応、日程調整といったノンコア業務を中心に依頼する場合の費用相場は、月額10万円前後からが目安です。
採用業務全般を委託する場合
採用計画の立案やコンサルティングといったコア業務を含む、採用活動全体を包括的に委託する場合の費用相場は、月額30万円から100万円以上になることもあります。
従量課金制の費用相場
従量課金制は、依頼する業務内容や量に応じて費用が発生する料金体系です。
特定の業務のみをスポットで依頼したい場合や、採用の繁忙期など一時的にサポートが必要な場合に適したプランといえるでしょう。
柔軟性が高い一方で、依頼する業務量が多くなると月額定額制よりも費用が高くなる可能性があります。
また、初期費用が別途必要となる場合もあるため、契約前に確認が必要です。
下の表にあるのは、業務内容ごとの費用相場の例です。
業務内容 | 費用相場の例 |
スカウトメール・DM配信 | 1,000円~/通 |
応募書類のスクリーニング | 2,500円~/件 |
面接の日程調整 | 5万円~/月 |
面接代行 | 1万円~/回 |
説明会の代行 | 5万円~/回 |
求人媒体の運用・管理 | 10万円~/月 |
採用代行業者に支払う費用例
採用代行業者を利用したことがない場合、いくらくらいの予算が必要なのか、検討がつかないと思います。そこで、一般的に必要な費用例をまとめました。相談する際の、参考にしてみてください。
求人サイト・求人広告の管理費
採用代行業者に求人サイト、求人広告の管理を委託する場合に必要な費用です。5~70万円/月が目安になります。利用する媒体、求人人数、管理する業務範囲によって価格が大きく変動するため、打ち合わせが必要です。
メール配信費
候補者に対してダイレクトメールやスカウトメッセージなどを発信する際に発生する費用です。1名ずつ絞り込んで発信するのか、一斉に送るのかなど、送信方法、送信数によって金額が変わります。費用の目安は3万円~/月です。
日程調整費
候補者の面接日決定・連絡など、日程調整業務に必要な費用です。調整が必要な人数、調整方法によって金額が決められます。費用の目安は5万円~/月です。
電話応対費
セミナーや説明会に人を集める目的で電話をかけたり、候補者からの質問に受け答えしたりなど、電話対応が必要な際にかかる費用です。対応する期間、件数などによって金額が変動します。費用の目安は5万円~/月です。
面接対応費
採用担当者や人事に変わって、面接対応を依頼する場合の費用です。面接を担当する人員の経験やスキル、面接件数や対応時間などで金額が変わります。費用の目安は30万円~/月です。
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採用代行を利用する5つのメリット
採用代行サービスのメリットは、採用活動の質の向上やコストの最適化、さらには担当者の負担軽減など様々です。
ここで挙げるメリット以外にも、とくに採用の経験がゼロに近い企業や、担当者およびスキルがない企業にとって「検討・立案の手間なく丸投げできる」点は魅力的です。
採用活動の質を上げられる
自社だけで採用活動を行っていると、時に従来の方法が通用しなくなり、人材が集まらない、あるいは内定に至らないといった壁に直面することがあります。
採用代行業者に相談すると、採用のプロが客観的な視点から課題の原因を分析し、企業に合った改善策を提案してくれます。
これにより、自社では気づけなかった問題点を解消し、より質の高い採用活動を実現することが可能です。
採用担当者に余裕が生まれる
採用活動には、求人原稿の作成や応募者対応など、多くのノンコア業務が存在します。これらの業務を採用代行に任せることで、自社の採用担当者は面接や内定者とのコミュニケーションといった、企業の未来を左右するコア業務に集中する時間と心のゆとりを確保できます。
その結果、候補者一人ひとりに対して、より丁寧できめ細やかな対応が可能となり、企業の魅力づけや内定承諾率の向上にもつながるでしょう。
採用活動をリードしてもらえる
社内で採用計画を進める際、会議を重ねてもなかなか結論が出なかったり、効果の低い施策を続けざるを得なかったりするケースは少なくありません。
採用代行業者は、豊富な実績とデータに基づいた採用手法や計画を立案・提案し、採用活動全体を力強くリードします。
実行段階からその後のフォローまで迅速に進めてもらえるため、企業は方針決定に悩む時間を削減し、スムーズに採用活動を推進できます。
採用費の削減につながる場合がある
採用活動に多くのコストをかけているにもかかわらず、成果が出ていないと感じることはありませんか。
採用代行業者に依頼し、現在の採用手法全体を見直すことで、実は不要だった求人サイトの利用や、費用対効果の低い施策などを洗い出せます。
客観的な分析を通じて採用プロセス全体の無駄をなくし、コストを最適化することで、結果的に採用費の削減に繋がるケースがあります。
入社後フォローも相談できる
採用活動は、内定を出して終わりではありません。
入社した人材が組織に定着し、活躍して初めて成功といえます。
採用代行業者の中には、採用した人材の研修や教育といった入社後のフォローまで、サービス範囲に含んでいる会社もあります。
採用後の定着支援に課題を感じている企業にとって、採用から育成までを一貫してサポートしてもらえる点は、大きなメリットとなるでしょう。
採用代行を利用する4つのデメリット
採用代行は多くのメリットがある一方、導入にあたってはいくつかのデメリットも存在します。契約後に後悔しないためにも、事前にリスクを理解し、対策を検討しておきましょう。
スムーズに意思疎通できない場合がある
採用代行業者の担当者は、基本的に自社ではなく業者内で業務を行います。そのため、確認したいことや相談事項が出てきた際、電話やメールでのコミュニケーションが中心となります。
担当者が不在の場合など、必要なタイミングで連絡が取れない可能性があり、急ぎの案件に対応できないといった事態も考えられます。
スムーズな連携を保つためには、あらかじめコミュニケーションのルールを決めておくことが肝心です。
社内の採用担当者が育たない
採用業務を外部に「丸投げ」してしまうと、自社に採用に関するノウハウが蓄積されず、社内の採用担当者が育たないというリスクが生じます。
その結果、代行業者への依存度が高まり、自社だけで採用活動を完結させることが難しくなる可能性があります。
どこまでを委託し、どの業務を自社で担うのかを明確に線引きし、採用力を高める意識を持つことが重要です。
ミスマッチが起きる場合がある
採用代行業者との間で、求める人材像や企業の理念に関する共有が不十分な場合、自社のニーズと合わない人材ばかりが集まってしまう「ミスマッチ」が起こる可能性があります。
このような事態を避けるためには、業者に任せきりにするのではなく、定期的にミーティングの機会を設け、採用の目的やターゲットについて密に連携をとることが不可欠です。
代行業者によって得意・不得意がある
採用代行サービスを提供する企業は数多く存在し、その規模や得意分野は様々です。
例えば、新卒採用に強みを持つ業者もあれば、特定の業界に特化した業者もあります。
自社の課題や依頼したい業務内容と、業者の強みが合致していない場合、期待したようなサポートが得られないことも考えられます。
契約前には複数の業者を比較検討し、実績やサポート内容を慎重に見極めることが成功の鍵となります。
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採用代行(RPO)の導入を検討した方がよい企業
採用代行(RPO)の利用は、特に特定の課題を抱える企業にとって大きなメリットをもたらします。例えば、採用に十分なリソースを割けない、あるいは採用活動が思うように進まないといった状況です。
ここでは、具体的にどのような企業が採用代行の導入を検討すべきか、3つのケースに分けて解説します。
専任の採用担当者がいない
少数精鋭で事業を運営している企業では、一人の従業員が複数の業務を兼務することが珍しくありません。
そのため、採用活動だけに集中できる専任の担当者を置くことが難しい場合があります。また、業界の繁忙期と採用活動のピークが重なってしまうと、一時的に人手が足りなくなることもあるでしょう。
このようなリソース不足に悩む企業にとって、採用代行は有効な解決策となります。
一部の業務を外部に委託することで、社内の負担を軽減し、安定した採用活動を継続することが可能になります。
採用活動の“コア業務”に集中したい
採用活動には、求人掲載や応募者対応といった「ノンコア業務」と、面接や内定者フォローといった企業の採用方針に直結する「コア業務」が存在します。
限られた人員でこれら全ての業務をこなそうとすると、本来最も注力すべきコア業務がおろそかになりかねません。
ノンコア業務を採用代行に任せることで、自社の採用担当者は候補者との対話や関係構築といった、人でなければできない重要な業務に集中できます。
これにより、採用活動全体の質の向上に繋がります。
自社が求める人材を採用できていない
採用に十分な人員を配置していても、求めるスキルや価値観を持つ人材をなかなか採用できないというケースは多く見られます。
現在の売り手市場において、優秀な人材の獲得競争は激化しており、採用活動には専門的な知見やノウハウが不可欠です。
採用のプロフェッショナルである採用代行業者に依頼することで、自社に不足している採用力を補うことができます。
客観的な視点から課題を分析し、効果的な採用戦略を提案してもらうことで、採用成功の確率を高めることが期待できるでしょう。
採用代行サービスを提供している業者11選を紹介
採用代行サービスは、提供する企業によって得意分野やサポート範囲が異なります。
自社の課題を解決するためには、各社の特徴を理解し、最適なパートナーを選ぶことが重要です。
ここでは、採用代行サービスを「総合的支援」「採用コンサル」「特化型」の3つのカテゴリに分け、計11社を紹介します。
※【コンサルタントが解説】採用代行(RPO)おすすめサービス43社の料金・特徴・見極め方|即戦力RPO
採用活動の総合的支援を行う会社6選
採用戦略の立案から母集団形成、内定者フォローまで、採用活動全体を幅広くサポートしてほしい企業には、総合的な支援を提供する会社が適しています。
豊富な実績とノウハウを持つ代表的な6社を紹介します。
株式会社ネオキャリア
年間10,000社以上の採用支援実績を誇る、業界大手の一つです。
採用計画から応募者対応、面接、入社後フォローに至るまで、あらゆる採用業務をワンストップで委託できます。
企業の課題に応じてサービス内容を自由にカスタマイズできるプランが特徴です。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 採用計画立案から入社後フォローまでワンストップで提供 |
特徴 | 年間1万社以上の豊富な支援実績、国内5拠点700席の稼働体制、カスタマイズ可能なプラン |
得意分野 | 総合的な採用業務全般 |
i-recruiting
全国のプロフェッショナルが、募集から内定者フォローまで一貫して支援します。
料金体系は月額制を採用しており、毎月定額でサービスを利用できる点が特徴です。
また、業界で唯一の返金保証制度を導入しており、サービスの品質に不安を感じる企業でも安心して相談できます。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 全国のプロによる募集からフォローまでの一貫支援 |
特徴 | 業界唯一の返金保証制度 |
料金体系 | 月額制 |
株式会社レジェンダ
企業の事業成長に貢献する人材採用を重視している会社です。
時代の変化に対応した採用手法を提案し、企業の変革を担うプロフェッショナル人材の獲得を支援します。
最新のテクノロジーを活用した採用活動を進めたい企業と相性が良いでしょう。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 事業成長に繋がる変革人材の採用支援 |
特徴 | 時代に合った採用手法の提案、テクノロジーの活用 |
得意分野 | 企業成長を担う人材の採用 |
株式会社ディスコ
採用および教育分野のアウトソーシングに強みを持つ企業です。
一般的な採用代行に加え、グローバル人材や看護師採用といった専門領域に特化したサービスも提供しています。教
育支援にも力を入れているため、採用後の人材育成まで見据えたサポートが期待できます。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 採用・教育のアウトソーシング |
特徴 | 専門分野(グローバル人材、看護師)に特化したサービス、採用後の教育支援も充実 |
得意分野 | 専門職採用、採用と教育の連携 |
株式会社ONE
効率的な人材採用にこだわりを持つ採用代行会社です。
採用のプロフェッショナルが担当者の業務負担を軽減し、コア業務に集中できる環境を構築します。
アルバイト・パート採用にも対応しており、企業のニーズに合わせたオーダーメイドプランの提案が可能です。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 効率性を重視した採用支援、オーダーメイドプランの提供 |
特徴 | アルバイト・パート採用にも対応、採用サイト制作やSNS運用代行も可能 |
得意分野 | 採用業務の効率化、幅広い雇用形態への対応 |
株式会社キャリアマート
求人サイトの管理から内定者フォローまで、プロが手厚くサポートします。
母集団形成や応募者対応といった業務を委託することで、採用担当者は戦略決定や面接などのコア業務に専念できます。
最低3日から、月額1万円からといった柔軟なプランがあり、必要な部分だけをコンパクトに依頼できる点が魅力です。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 求人管理から内定フォローまでの業務代行 |
特徴 | 最低3日・月額1万円からのスポット利用が可能 |
得意分野 | 採用業務のノンコア業務代行 |
採用コンサルを行う会社3選
採用活動の課題を根本から見直し、自社の採用力を高めたい場合には、コンサルティング機能を持つ会社が適しています。
採用の知見を活かし、企業の採用顧問として課題解決を導く3社を紹介します。
株式会社パソナ
企業の「採用顧問」として、ターゲット選定から採用手法の提案、改善までを担います。
専門家によるコンサルティングを通じて、自社に不足しているノウハウや解決すべき課題が明確になり、採用担当者の能力向上にも繋がります。
必要に応じて社内での直接指導にも対応しています。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 採用顧問としてターゲット選定から改善までを支援 |
特徴 | 自社内での運用(直接指導)にも対応 |
得意分野 | 採用課題の根本解決、採用担当者の育成 |
マンパワーグループ
人材採用における課題の究明から取り組み、人材の定着率向上を目指したコンサルティングを提供します。
常駐型とリモート型の両方に対応しており、企業の希望に応じたきめ細やかなサポートが魅力です。
必要なサービスだけを選べる選択型と、全てを任せられるフルパッケージ型の2つのプランから選択できます。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 課題究明から定着率向上までを目指すコンサルティング |
特徴 | 常駐・リモート両対応、選択型とフルパッケージ型のプラン |
得意分野 | 採用から定着までの一貫した課題解決 |
アデコ株式会社
採用代行だけでなく、事務や営業、製造など幅広い分野のアウトソーシングで豊富な実績を持つ会社です。
その実績を基に、優秀な人材を確保するための戦略や企画を提案。
質の高いサービスで、企業全体の採用力強化を支援します。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 豊富な実績に基づく採用戦略・企画の提案 |
特徴 | あらゆる分野の人材アウトソーシング実績 |
得意分野 | 企業全体の採用力強化 |
採用代行特化型の会社2選
特定の業務や雇用形態に絞って、専門的なサポートを受けたい場合は、採用代行に特化したサービスが有効です。
ここでは、アルバイト・パート採用やスポットでの業務委託に強みを持つ2社を紹介します。
株式会社ツナグ・ソリューションズ
アルバイト・パート、新卒の採用代行に強みを持つ会社です。
専門のコンサルタントが現状を分析し、応募数や採用数を増やしながら、採用担当者の業務負担や広告費の削減を実現します。
日本で初めてアルバイト採用代行を手がけた企業として、人材定着まで手厚いサポートを提供します。
項目 | 内容 |
サービス概要 | アルバイト・パート、新卒採用に特化した採用代行 |
特徴 | 日本初のアルバイト採用代行会社 |
得意分野 | 非正規雇用、新卒の採用と定着支援 |
株式会社アールナイン
年間30,000件以上の採用業務に携わる実績豊富な会社です。
1,000名を超えるプロフェッショナルの中から、自社専任の担当者が採用の悩みに寄り添い、改善策を提案します。
スポットで利用できる手軽なプランから、採用を根本から見直す固定型プランまで、企業のニーズに応じた柔軟な相談が可能です。
項目 | 内容 |
サービス概要 | 専任担当者による採用業務代行 |
特徴 | 年間3万件以上の実績、1,000名超のプロが在籍 |
料金体系 | スポット利用プラン、固定型プラン |
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採用活動の悩みには「ワガシャ de DOMO」
ノウハウ不足や担当者不在、採用施策の停滞などが課題となっている場合、採用代行サービスが問題解決のきっかけになるかもしれません。
採用代行のメリットは「活動の丸投げ」ができることですが、ミスマッチなどのリスクや、ノウハウの蓄積・採用担当者の育成が進まない点と向き合う必要があります。
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