東北地方の主要求人メディア｜地元密着型の求人サイト・求人広告を紹介

東北6県では850万人以上 が生活を営んでおり、仙台市や郡山市などを中心とした複数の都市圏が構成されていることから、地元で就転職を検討している人材も多いものと推察されます。

この記事では、東北地方で地元人材を採用しようと考えている経営者の方・採用担当者の方向けに、東北地方の主要求人メディアをご紹介します。

主に青森県向けの求人メディア

青森県の2022年10月時点での有効求人倍率は1.19倍となっており、同年2月以降から微増傾向となっています。

しかし、求人数そのものが少ないと感じている求職者も多いことから、地元人材が利用するメディアに求人を露出することで、応募率を高められる可能性は十分あります。

青森求人転職センター

https://aomori-kyujin-tensyoku.com/

青森求人転職センターは、八戸市近郊のエリアを中心に、青森全域を網羅する求人メディアです。

取り扱っている求人数が多いことから、自社の求人を出すことにより、多くの求職者が閲覧することが期待できます。

指定のフォーマットに従って項目を記入すれば、約1週間で求人掲載が可能です。

また、掲載課金型の料金体系となっているため、応募数・面接回数・採用者数にかかわらず追加費用が発生せず、ランニングコストを把握しやすいのが特徴です。

エリア・職種・雇用形態・給与などの詳細な条件ごとに求人が分類されるため、求職者はユーザーフレンドリーな環境で仕事探しができます。

新着求人や職種の特集ページもあるので、自社求人の露出の機会を増やすことにもつながります。

あおもりジョブ

https://aomori-job.jp/

あおもりジョブは、人材の県内定着と還流促進を目的として立ち上げられた求人情報等の発信サイトです。

県内外の学生や求職者向けに、青森県内の企業情報・求人情報・UIJターン就職支援制度、各種イベント等の情報が発信されています。

実際に青森県内の企業に就職した、若手社員のインタビューなども掲載されており、自社のイメージをポジティブに伝えるためのツールとしても活用できます。

求職者が求人情報を検索する際は、移住支援金対象法人を指定して検索できるようになっているので、遠方から青森県への就転職を検討している人材にもアピールしやすいでしょう。

青森の会社

https://aomori-shigoto.com/

青森の会社は、県内の企業・仕事を「見える化」することで、求職者のより良い転職を実現する目的で運営されている求人メディアです。

県内の求人情報だけを取り扱っているのはもちろんのこと、社員インタビューを通して、求職者に職務内容・やりがい・働きやすさなどをアピールできます。

企業情報に関しては、会社概要・インタビュー・メンバーなど複数の情報を確認できるため、求職者の自社に対する疑問解消につながります。

運営ブログでは、企業向け情報も多数掲載されているので、補助金などの情報をチェックするのにも役立ちます。

主に秋田県向けの求人メディア

2022年10月の秋田県の有効求人倍率は1.64倍となっており、製造業・宿泊業・飲食サービス業等での新規求人については、持ち直しの動きが見られます。

秋田県内で人材を確保するためには、他社が採用活動に本腰を入れ始める前に、地元人材の採用を活発化させたいところです。

KocchAke!（こっちゃけ）

https://kocchake.com/

KocchAke! （こっちゃけ）は、標準語で「こっちへおいで」という意味を持つ、秋田県内の人材と企業とをつなげる目的で運営されているWebサイトです。

運営元は秋田県で、掲載料を無料で利用できるだけでなく、企業情報や動画・先輩の声などを使って自社の情報を幅広い層に伝えることができます。

企業動画に関しては、1本だけでなく複数本掲載できるため、自社の外観・社員が職場で働いている風景・施設紹介など自由に掲載が可能です。

インターンシップ募集情報も、企業情報の一つとして紹介できますので、まずは若年者に職場を体験してもらい、そこから採用につなげる手法も選べます。

女性の活躍推進企業は、トップページ上部のタブから別途選べるようになっているため、女性向け求人を中心に出したい場合にも利用するメリットがあります。

全国向けメディアと併用する上では、心強い求人メディアと言えそうです。

あおぽ

http://www.aopo.net/

あおぽは、創刊1987年の地域密着型フリーペーパーです。

最大17万部以上が発行されるフリーペーパーの中に求人情報を掲載することで、秋田市の求職者に効率的に情報を発信できます。

また、あおぽは配布以外に店頭設置も行われており、秋田県内の市町村役場や道の駅（一部）、デイリーヤマザキ・ヤマザキデイリーストアー等に設置されています。

求人広告以外にも、秋田の情報を幅広い視点から盛り込んでいるフリーペーパーのため、秋田市内の多くの読者に情報を届けられるメリットがあります。

チラシ制作からポスティングまで、一括して代行が可能なため、自社の求人情報のみを掲載したチラシのポスティングを依頼する方法も選べます。

あきた就職ナビ

https://www.furusato-teiju.jp/

あきた就職ナビは、秋田へのUIJターンを考えている人材に向けて、企業情報や求人情報を掲載している求人メディアです。

企業は登録・利用料無料でサービスを利用でき、採用コストを抑えることにつながります。

登録者の情報を企業側がチェックできる仕組みになっているため、自社で希望する条件を満たしている人材に関しては、自社側からオファーを出せます。

登録企業は、Aターン（秋田県へのUIJターン）希望者と直接面談できる「Aターンフェア」にも参加できますので、より積極的に欲しい人材を探すこともできます。

主に岩手県向けの求人メディア

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県では、若年者が震災後に沿岸市町村で復興に取り組むなど、明るい兆しも見られます。

人手不足の状況が続いている地域でも、県内向けの求人メディアを活用することで、より多くの人材を確保することにつながります。

シゴトバクラシバいわて

https://www.shigotoba-iwate.com/

シゴトバクラシバいわては、岩手県公式のジョブカフェいわてが運営している求人メディアで、岩手の求人を数多く掲載しています。

求人情報のテキスト情報だけでなく、PRポイントや社員メッセージを盛り込んだり、企業データやインターンシップ情報などを伝えたりすることもできます。

勤務地・業種・職種が詳細に分類されているので、求職者が自分に合った条件の職場を絞り込みやすく、自社の求人に対する応募者のミスマッチ低減につながります。

企業の採用や人材育成に関するお役立ち情報も掲載されており、採用活動の経験が少ない企業は、自社にとって必要なノウハウを集めるのにも役立つでしょう。

岩手求人転職ナビ

https://iwate-kyujin.com/

岩手求人転職ナビは、盛岡・北上などを中心に、岩手県全域の求人を掲載している求人サイトです。

求人情報掲載につき、一般的な求人サイトで必要とされる要素は一通りそろっているため、求職者・企業ともに使い勝手が良いスタンダードなメディアと考えてよいでしょう。

広告掲載料は、1ヶ月100,000円からの案内が可能で、職業紹介にも対応しています。

岩手に特化して運営しているノウハウの蓄積がある分、スピーディーな対応が可能なこともメリットに数えられます。

Indeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンを活用しているため、求人の露出に関しても期待が持てます。

フォーマットに必要事項を記載するだけで、原稿作成を運営側で行ってくれますので、採用担当者の負担を減らすことにもつながります。

Be-job Navi

https://www.bejob-navi.jp/

Be-job Naviは、岩手・青森・秋田の求人情報を掲載する求人メディアで、Web・フリーペーパー・新聞折込（地域によってはポスティング）という複数の媒体に求人情報を掲載できます。

正社員・アルバイト・在宅・フランチャイズなど、様々な雇用形態の求人情報が掲載でき、幅広い年代に自社の求人を見てもらうのに適しています。

各地域で有名なタレントをイメージモデルとして起用し、会社訪問インタビューページとリンクしているため、インタビューを受けることで自社のイメージアップにもつながります。

フリーペーパーは、岩手・青森・秋田合わせて17万部を発行しており、特集企画も組まれています。

新聞折込・ポスティングに関しても県内最大級の発行部数を誇り、発行スパンが短いことから、短期求人や急募のタイミングでの活躍が期待できます。

主に山形県向けの求人メディア

2022年10月の山形県の有効求人倍率は1.59ですが、過去には低い倍率だったこともあり、基幹産業の製造業の景気が求人倍率を左右する傾向が見て取れます。

地元民も含め、県内で働いてくれる人材を探すためにも、企業担当者は山形県の事情を理解している求人メディアの利用を視野に入れておきましょう。

山形転職

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山形転職は、山形県内に特化して、主に正社員の求人を紹介している転職サイトです。

地域に密着して経営層とのやり取りを行っているため、社長の頭の中にある「こんな人材が欲しい」というレベルのニュアンスを汲み取り、人材を紹介してもらえます。

また、担当者は企業訪問を行った上で、社内や社員の様子をチェックしつつ、経営陣の要望をヒアリングしています。

そのため、一般的な求人サイトでは難しい「社風」「人間関係」に配慮した上でのマッチングが期待できます。

山形県就職情報サイト

https://shushoku.yamagata.jp/

山形県就職情報サイトは、山形県が運営する求人メディアで、県内企業への就職を希望する人材向けの求人情報を掲載しています。

山形県内に本店・支店または事業所等を有しているなど、一定の条件を満たしている企業は、提出資料に不備がなければ順次情報がサイト内に掲載されます。

インターンシップ情報も掲載できるため、若年者の採用を積極的に進めたい企業にとっても、使いやすいサイトの一つです。

すでに企業で働いている人材のインタビュー記事など、特集記事を自社ページに載せているケースも見られます。

主に宮城県向けの求人メディア

東北地方最大の都市・仙台市がある宮城県は、東北の他県に比べて採用活動の難易度は低そうに思えるかもしれませんが、2022年10月の有効求人倍率は1.39倍となっていて油断はできません。

地元人材やUIJターン希望者に興味を持ってもらえるよう、幅広い媒体に求人情報を掲載することは、宮城県での採用活動においても重要です。

仙台・宮城求人ドットコム

https://sendai-miyagi-kyujin.com/

仙台・宮城求人ドットコムは、仙台・宮城で仕事を探している人向けの求人サイトです。

クリックされた分だけ費用が発生する広告掲載型と、欲しい人材を採用できた段階で費用が発生する人材紹介型の2プランがあり、自社の採用ニーズに合わせて選べます。

1クリックの料金は200ポイント（200円分）となっていて、最低40,000ポイント（40,000円分）からスタートすることができ、採用予定人数に合わせて購入する形です。

人材紹介に関しては、担当者がヒアリングの後に人材のマッチングを試み、紹介された人材に興味を示した場合は面接へと進む流れとなります。

採用強化中の求人は、サイト内で別枠が設けられており、地元企業の紹介ページもあります。

タグによる求人検索機能もあり、自社求人を積極的に露出させる選択肢が多いのも特徴です。

宮城県保育士人材バンク

https://bank.hoikushi-miyagi.jp/

宮城県保育士人材バンクは、宮城県の保育士求人に特化した求人サイトです。

宮城県の委託を受けて運営されているサイトのため、利用料は無料となっています。

サイトは全体的にシンプルなデザインとなっていて、求人情報は職種・雇用形態・施設区分・勤務時間帯など細かく検索できるため、ミスマッチのリスク軽減につながります。

施設情報には、転勤の可能性や選考方法などの詳細を記載できるほか、複数の募集を掲載することも可能です。

ジョブ・スタせんだい

https://www.siip.city.sendai.jp/jobsta/

ジョブ・スタせんだいは、仙台・宮城で働きたいと考えている学生・求職者向けに、県内の求人情報を無料で発信している求人サイトです。

一部の業種・事業者を除いて、宮城県内に事業所がある中小企業であれば、所定の手続きを済ませることで求人情報を掲載できます。

また、企業側の求人に関する課題・悩みに対するサポートも充実しています。

一例として、新型コロナウイルス関連では、雇用継続のための助成金に関する相談・テレワーク導入等に際した就業規則の改変に関する相談など、幅広く対応しています。

主に福島県向けの求人メディア

帝国データバンク郡山支店が2022年12月7日に発表した、企業の人材に関する調査によると、福島県内の企業の66.9％が「従業員不足」と回答していることが分かっています。

採用難易度が高い分、地元人材を確保するのも大変になることが予想されますから、県内求人を取り扱っている求人メディアの活用が重要です。

ジョブフク

https://www.jobfuku.com/

ジョブフクは、福島県限定の地域密着型サイトで、福島県内で働きたい求職者向けの求人情報を多数そろえています。

成功報酬型のサービスとなってはいますが、掲載費用は基本的に無料で利用でき、1人あたりの成果報酬も安く抑えられています。

人材が採用後1ヶ月以内に退職した場合は、報酬の半額が返金されるため、万一ミスマッチが発生しても損失を抑えられます。

急募案件などの場合、代理掲載を依頼することで、最短1時間での求人掲載が可能です。

ガイドポストWeb

https://www.guidepost.co.jp/

ガイドポストWebは、 Web・新聞折込・ポスティングの3媒体が利用できる、福島県内で知名度の高い求人メディアです。

求人数も多く、おすすめ求人などはWeb上の分かりやすい場所に配置されるため、求職者にとって使いやすいデザインと言えるでしょう。

Web版の掲載プランは、基本的に掲載件数が1件となっており、件数を増やしたい場合は別途相談する必要があります。

また、求人検索エンジンに関しては、求人ボックス・Googleしごと検索が自動掲載の対象で、Indeedへの転載は別途費用が発生します。

応募率を高める一歩先の戦略

地域密着型の求人媒体は、地元人材をはじめとする「地方で働きたい人材」を自社で採用したい場合に役立ちます。

しかし、地元人材の採用だけでは、将来の採用計画に支障をきたす可能性がある場合、より応募率を高めるための施策が求められます。

株式会社アルバイトタイムスが提供する、中小企業向け採用サービス「ワガシャ de DOMO」は、Indeedをはじめとする複数の求人サイトに自動連携できる、採用のプロが求人記事の作成から運用までを手掛けるサービスです。

求人メディア比5倍の応募効果を実現し、導入企業によっては応募数27倍を達成しています。

現在の応募率に満足していない企業担当者様は、まずは資料請求からお気軽にご相談ください。

まとめ

東北地方は、復興需要が続く宮城・福島を中心に、人手不足の状況が続いています。

そのため、地元で働いてくれる人材を集めるためには、やはり地元から情報を発信している求人メディアを無視することはできません。

地域密着型の求人メディアを活用して、自社の魅力をしっかり伝えつつ選考をスピーディーに行えれば、人気の企業に引けを取らない採用活動を実現できるはずです。

業界経験だけにとらわれず、自社の職場に馴染めそうな地元人材・UIJターン人材を、ゆっくり探して育てていく意識を持つことも大切です。