四国地方の主要求人メディア｜求人サイト・フリーペーパーなど複数の媒体を紹介

四国地方は、香川・愛媛・高知・徳島の4県それぞれに特色があり、主要産業や採用ニーズも異なるため、各地域に根差した求人メディアの活用が重要です。

この記事では、四国地方で働いてくれる人材を採用したい経営者の方・人事担当者の方向けに、四国地方の主要求人メディアについてご紹介します。

四国全域に展開している求人メディア

四国への就転職を検討している人は、必ずしも1県に的を絞って新しい職場を探すとは限りません。4県全域の求人を網羅しているメディアは重宝するでしょう。

まずは、四国全域に展開している求人メディアをご紹介します。

四国転職ネット

https://tenshoku.abi.co.jp/

四国転職ネットは、1986年から30年以上四国で人材サービスを総合的に展開してきた、アビリティーセンター株式会社が運営する求人メディアです。

求職者のキャリアカウンセリングを行い、人材をある程度選別した上で自社に紹介してくれるため、効率的に面接を進められます。

また、四国各県に精通した地元のキャリアアドバイザーが存在しているので、自社や地域のニーズを踏まえつつ、優秀な人材を紹介してもらえるでしょう。

非公開求人の取り扱いもありますので、例えば幹部候補の採用・管理職の欠員補充など、公にしたくない求人を依頼することも可能です。

Webアルパ

https://www.e-arpa.jp/

Webアルパは、四国を含む全国各地の求人について、雇用形態を問わず求人を掲載する求人メディアです。

四国に関しては、香川県・徳島県が求人誌とのセット掲載の対象となっており、Webサイトと合わせて幅広い人材層に訴求できます。

求職者が求人を検索する際の条件も豊富で、勤務地・職種・駅・路線のほか、昇給・賞与などの待遇や、U・Iターン・語学力などの資格、マスク完備の職場かどうかなど、各種こだわり条件でも検索が可能となっています。

求職者にメリットをアピールできる要素が多い分、応募者増が期待できます。

また、自社がどのような職場環境なのか、男性と女性ではどちらが多いのかなど、バロメーターによって分かりやすく職場の情報を伝えることができます。

Webアルパの特徴的なオプション機能の一つ「質問機能」を活用することで、応募前の求職者と連絡を取り合い、ミスマッチのリスクを減らすことにつながります。

主に香川県向けの求人メディア

讃岐うどんが有名な香川県は、災害が少なく温暖な気候のため、日本でも生活しやすい地域の一つとして知られています。

県庁所在地の高松市には2022年10月1日時点で42万人以上が暮らしており、豊富な地元人材・UIJターン希望者の採用は、企業にとって重要なミッションと言えるでしょう。

しごとマルシェ

https://4510marche.jp/

しごとマルシェは「香川で働く、香川で暮らす」というテーマのもと、雇用形態を問わず香川の旬な求人情報を掲載している求人メディアです。

香川県と四国中央市に範囲を絞って求人情報を掲載しており、応募者の7割が20～40代の社会人・主婦（夫）層のため、企業が求める人材との効率的なマッチングが期待できます。

全国規模の求人メディアと比較して、相対的に価格帯が安めなのも特徴の一つで、ベーシックプランを選べば1週間9,000円で求人を掲載できます。

求人記事の作成は、しごとマルシェ側で担当してくれるので、求人記事作成のノウハウがない企業でも安心です。

実際にサービスを利用した企業からは、営業担当者の温かさやサポート体制などに満足しているという声も聞かれます。

リーズナブルな価格で、採用活動にかかる時間を節約したい企業向けのメディアと言えるでしょう。

求人タイムス／ハロータイムス

http://www.kyujin-times.net/

求人タイムス・ハロータイムスは、株式会社求人タイムス社が提供する、長い歴史を持つ紙媒体の求人メディアです。

新聞折込の求人タイムスは、朝日・読売・毎日・日経・産経・愛媛の6紙に折り込まれ、配布エリアも広いのが特徴です。

フリーペーパーのハロータイムスは、香川県内の宮脇書店・コンビニ・スーパー・ドラッグストア・大学・ファーストフード店・うどん店など、人が気軽に立ち寄りやすいスポットに設置されています。

香川県内の採用活動で、紙媒体を使って採用活動の強化につなげたいなら、積極的に活用したいメディアです。

jobナビかがわ

https://www.jobnavikagawa.jp/

Jobナビかがわは、香川県が運営する就職支援サイトです。

求職者は企業を、企業は求職者を検索できる仕組みになっており、希望する人材に対して、企業は「自社の求人に応募しませんか」とリクエストできます。

企業情報と求人情報がリンクしているので、求職者はそれぞれを見比べながら応募するかどうか検討でき、応募段階である程度ミスマッチを減らすことに貢献します。

登録企業には条件があり、基本的に香川県に本社または事業所がある企業のみがサイトに登録できます。

また、専門コーディネーターに依頼することで、求職者・企業ともに最適なマッチングをサポートしてくれます。

専門コーディネーターは、企業に対して人材の提案を行ってくれるため、採用活動の手間が省ける点でメリットがあります。

主に愛媛県向けの求人メディア

みかんや道後温泉・今治タオルなど、バラエティ豊かな名物がそろう愛媛では、2022年の有効求人倍率が微増傾向にあります。

11月の倍率は1.47となっており、企業の採用活動は今後も厳しくなるものと予想されるため、地域特化型の求人メディアを有効活用したいところです。

あのこの愛媛

https://ano-kono.ehime.jp/

あのこの愛媛は、愛媛県が運営する求人メディアで、主に愛媛県内の求人情報・移住情報を掲載しています。

ハローワーク・県求人サイト・民間の各求人サイト・企業ホームページなど、様々な媒体の求人情報が集まっており、月平均アクセスやユーザー数は右肩上がりのメディアです。

求人・移住情報は、大きく東予・中予・南予の3地域から検索でき、全体的に見やすいレイアウトで構成されています。

また、地図上から求人をチェックすることもできるため、働きたい地域がある程度決まっている求職者にとっては、検索しやすい仕組みとなっています。

就業・移住イベントの紹介や、移住者のインタビュー記事も掲載され、愛媛で働きたい人向けの情報が豊富です。

注目企業の経営者・社員インタビューでは、動画とテキストで業務内容や社内の雰囲気を伝えられるので、求職者が自社に興味を持ってもらうきっかけを作るのに役立つでしょう。

ワークネット

https://www.work-net.co.jp/

ワークネットは、愛媛・松山を中心としたフリーペーパー「週刊ワークネット」の情報をもとに、求人情報を掲載している求人メディアです。

週刊ワークネットの配布地域は、愛媛県中予地域が中心となっており、専用ポスト・スタンド・ラック等を各種施設に配備しています。

フリーペーパー、もしくはポスティング（ワークネットリック版）に求人を掲載することで、Webサイトにも無料で求人が掲載されます。

ワークネットリック版とは、愛媛新聞社の発行するタブロイド生活情報誌「ウィークリーえひめRiQ」の求人特集ページのことで、主婦層を中心とした潜在的な求職者にアピールが可能です。

また、Web上に掲載される求人情報には、概要・募集内容・企業メッセージなど多くの情報を掲載できるようになっています。

主に高知県向けの求人メディア

高知県は、大都市圏への人口流出等を理由に、集落の小規模化や高齢化が進んでいます。

そのような状況の中、地元企業が人材を確保するには、UIJターン希望者をつのる求人メディアの活用がポイントです。

ガイド高知

https://www.g-kochi.com/

ガイド高知は、1982年の創刊以来、県下トップクラスの掲載数を誇る求人メディアです。

県内求人フリーペーパーのシェアは54％と高く、求人検索エンジン大手各社にも求人が掲載されるため、Webと合わせて効果的に求人を露出できます。

求人広告費は、枠サイズと掲載期間によって変動しますが、継続利用する場合は割引料金が適用される場合があります。

また、求職者のPC・スマートフォンにダイレクトに求人案内メールが届く「マッチングメールサービス」に関しても、掲載料金の中に含まれています。

なお、新規の顧客限定ですが、初回無料掲載サービスもあります。

高知求人ネット

https://kochi-iju.jp/jinzai/

高知求人ネットは、UIJターン就転職をサポートする求人メディアで、高知県内の企業・求人情報を紹介しています。

求職者は、移住支援金対象求人・年間休日100日以上の求人など詳細な条件で求人を絞り込むことができ、メルマガによって新着求人やセミナー・イベント等の情報が通知されます。

Web上で求人情報を公開するケースはもちろん、公開しないケースの申し込みも受け付けており、応募希望があれば紹介の連絡を受けられます。

書類選考の結果を運営側に連絡したら、その後の選考スケジュールも運営側で調整してくれるため、採用担当者の負担も少なくなります。

なお、登録料は無料のため、採用コストを節約したい企業にとっては嬉しいところです。

主に徳島県向けの求人メディア

徳島県では、都市部で仕事を続けながら地方の企業でも活躍してもらう「複業人材」の誘致に力を入れています。

そのような中で求人への応募率を高めるには、全国に向けた求人情報の展開だけでなく、県内の求職者が目を通すメディアにも注目すべきでしょう。

あわジョブ

https://www.awajob.com/

あわジョブは、徳島県内で人材派遣・中途採用支援などを手掛ける、株式会社アステートが運営する求人メディアです。

求人企業が採用窓口になっている求人以外に、アステート社による人材紹介求人もあり、掲載の諸条件に関しては公開されていないため、送信フォームからの問い合わせが必要です。

求職者は、地域・職種・特徴・雇用形態に加え、フリーワードで求人情報を検索できるようになっています。

サイト上では、勤務日数や職種による求人特集も組まれているため、自社の求人露出にも貢献するはずです。

QSTYLE Web

https://www.q-style.co.jp/

QSTYLE Webは、徳島県内や淡路市内に展開する求人メディアで、フリーペーパーをベースにWeb媒体にも求人情報を掲載します。

大手求人検索エンジンとスポンサー契約を結んでおり、求人広告の上位表示に貢献します。

フリーペーパーの設置個所は820箇所以上、週刊20,000部発行という規模で、幅広い人材に向けて求人情報を届けられます。

サイトはシンプルなレイアウトになっており、求職者は地図・各種条件・キーワードから求人情報の検索が可能です。

また、求職者が求人情報を閲覧すると、画面下部に「エリアが似ている求人」「給与が似ている求人」が表示され、自社求人と似たような条件の求人情報を見ている人材に対しても、間接的にアプローチできます。

もっと応募率を高めたい企業のために

四国全域、あるいは各県の求人情報を中心に取り扱う求人メディアは、全国規模の求人メディアと比較して、地元民やUIJターン希望者の応募を増やす上で役立つでしょう。

しかし、求人メディア側が積極的に自社の求人を露出してくれるかどうかは、基本的に予算次第ですから、掲載するメディアによっては十分な効果が得られない可能性があります。

もし、応募率向上が自社の課題として重くのしかかっている状況であれば、株式会社アルバイトタイムスが提供する、中小企業向け採用サービス「ワガシャ de DOMO」をご活用ください。

求人記事の作成・修正・更新について、月額33,000円から採用のプロが代行し、Indeedをはじめとする7つの求人サイトにまとめて求人記事を掲載いたします。

まとめ

四国地方に特化した主要求人メディアは、全国規模のメディアと比較して、地元での就転職に意欲がある人材を採用しやすいメリットがあります。

相対的に費用感も安くおさまるため、予算が限られている場合にも助かります。

より地域を絞って採用活動を進めたいのであれば、各県にフォーカスした求人メディアを選ぶことで、ピンポイントでの人材採用にも役立つでしょう。

この記事が、自社に合ったメディアを見つけるためのヒントになれば幸いです。