繁忙期の人材確保は短期バイトで乗り切る!メリット、効果的な出し方、事例を紹介
夏季や年末年始の繁忙期に向けて、「ここまでに人を集めたい」と考えて求人募集をかけている企業様は多いでしょう。
本記事では、繁忙期をのりきるための「短期募集」の方法について解説します。なぜ短期募集が効果的なのか、短期募集で反応を出すポイントについて、求職者調査を元にご紹介いたします。
短期募集の4つのメリット
では、なぜ短期募集が効果的なのでしょうか?下記は、短期バイトに応募したことがある方646名へ「短期バイトのメリット」についてアンケートをとった結果です。
「期間が決まっており、予定が立てやすい」・・・・・・・・・・65%
「未経験OKの場合が多い(特別なスキルなどが必要でない)」・・64%
「高収入な案件が多い」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49%
「人間関係がさっぱりしている」・・・・・・・・・・・・・・・33%
「長期バイトに比べて採用されやすい」・・・・・・・・・・・・30%
【フリーコメント】
・子供の用事や行事に合わせやすい。定期的な職についてしまうと、休みの希望が通らないと子供の予定に合わせられないことがでてきたりするので。(40代女性)
・小遣い稼ぎ程度に時間を有効活用できたらいい(20代女性)
・短い期間ならいろんな職種を体験できそうだから(30代女性)
・日払いの仕事が多く、すぐにお金が欲しい時に助かる為。(40代男性)
アンケート結果から、短期バイトのメリットは大きく下記の4つとなります。
【求職者が考える短期バイトのメリット】
1.スケジュールを合わせ
2.短期だから難しい知識や経験を求められない
3.時給が比較的高い
4.気軽に応募ができる
実際に、国内トップクラスの利用者数をほこる求人検索エンジンIndeed(インディード)においても、「短期」のキーワードは常に人気上位にランクインしています。
さらに弊社が運営している求人サイトDOMONETにおいてもフリーワード検索で「短期」というキーワードは常に上位にランクインしています。
上記の結果からも、短期求人募集は求職者に人気が高く、反応が出やすいということが分かります。
でも、短期じゃなくて長期が欲しいんだよ、という方へ
今までのお話しで「うちは短期じゃなくて長く働いてくれる人材が欲しいんだよ・・・」という担当者さまもいるかと思います。
そこは冷静に採用市場と向き合うことが必要です。求人における反応を構成する要素は複数あります。
・募集地域、職種における有効求人倍率
・いつまでに、何人採用したいのか
・他社と比較して自社の求人が魅力的なのか
・広告予算をどのくらいかけられるのか
上記のような切り口で、自社の求人募集を考えたときに、何を優先するべきかを検討しましょう。もし「夏の繁忙期までに3人採用したい」など期日を優先するのであれば、
短期募集などで条件を緩和することも検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、今すでに応募数が確保できている企業は別です。例えば、有効求人倍率が低い人気職種(一般事務)や、オープニング募集、他よりも時給が高い募集、などですね。
短期募集でまずは体験してもらい、長期の切り替えもOKにすれば、お店に合った人材を確保できるというメリットもあります。
短期募集で採用を成功させるポイント
では、いざ短期募集をしてみようとしたときに、どのように募集をかけると効果的なのでしょうか。下記は、「短期の求人募集の内容に、どんな情報があると応募しやすい・応募しようと思いますか?」についてアンケートをとった結果です。
【TOP5】
単発1日~OK・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67%
交通費の有無について・・・・・・・・・・・・・・・57%
仕事内容に関する情報(未経験がなくてもできるか)・・56%
履歴書不要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36%
短期から長期への切り替えOK・・・・・・・・・・・26%
【フリーコメント】
・1日の流れ、仕事内容の記入や、働き方によっての収入例(30代女性)
・シフトの例があると、自分の生活スタイルと照らし合わせられて、分かりやすい。(30代男性)
・わかりやすく仕事説明が事前にあると助かる。(40代女性)
・実際にいた人の例(過去に短期から長期への採用実績有りなど)(20代女性)
上位5位は以上のようなランキングとなりました。上記のアンケートから、短期募集をする際のポイントをまとめました。
【短期募集の効果的な出し方】
1.期間やシフト例を具体的にする
2.仕事内容が難しくないことをアピールする
3.交通費の支給、日払い・週払い制を明記
4.短期から長期への採用実績を入れる
1.期間やシフト例を具体的にする
具体的な日程とシフト例を入れることで、求職者は「この日程なら自分にも働けそう」とより自分ゴトとしてイメージができます。
・7月1日~9月末までの2か月間の短期
・8月6日~8月20日までの短期
・期間内で、土日のみや水木土の週3日などもOK
2.仕事内容が難しくないことをアピールする
短期だからこそ、難しい仕事内容ではないことをアピールするために、作業内容を盛り込みましょう。
・食器の片づけおよび食洗器での食器洗いのみ(接客は一切ありません)
・住宅展示場の受付業務(流れが決まっているので難しいことは一切ありません)
・テント・机・椅子備品等の搬入設営作業
・テイクアウト専門なので簡単!注文→お客様へ商品お渡し(レジ、キッチンは別担当)
もし分業制がない場合、この機会に短期スタッフのために「すぐに覚えられる作業に特化した仕事」をつくることも検討してみてはいかがでしょうか。
3.交通費の支給、日払い・週払い制を明記
交通費の支給、日払い・週払い制があれば明記しましょう。また、「履歴書不要」「即採用」なども応募のハードルを下げることができます。
・交通費1日1000円まで実費支給
・日払い、週払い制あり
・履歴書不要で即採用可
4.短期から長期への採用実績を入れる
・短期バイトから、長期での勤務も可
・長期での勤務も歓迎します
ラーメン店での短期募集の成功事例
ラーメン店でのホール・洗い場スタッフ。年末年始の繁忙期の2週間のみの短期募集で、1週間で13件の応募があった事例です。
募集職種:ホール・洗い場スタッフ
雇用形態:アルバイト・パート
勤務地 : 静岡県静岡市
掲載期間:2週間
掲載媒体:フリーペーパー、インターネット
【応募・採用結果】
1週間で184PV 5件ネット応募 TEL応募8件
※2週間掲載予定でしたが、反響がよいため1週間でストップ
ポイント
●勤務日を明確に記載
●仕事内容を具体的に盛り込む
「食券をもらい、注文→配膳・片付けなど」 「洗浄機を使用した洗い場業務のみ」
●待遇や職場の雰囲気を入れる
「まかないは豊富かつ選べますよ♪」
「残業はありませんよ♪」
「人見知りでも大丈夫ですよ♪」
●紙面からWEBへ誘導
「※求人サイトでも掲載中」で、紙面では伝えきれない情報をWEBで伝える
実際の原稿がこちら
【フリーペーパー】
【WEB】
まとめ
今後ますます人材確保が難しくなる市場で、繁忙期までにどうしても人が欲しい場合、短期募集に切り替えるのも一つの手法です。応募のハードルが下がり、新しい出会いのチャンスとなる可能性があります。
ぜひ、効果的な短期募集の出し方を参考に、よい採用につなげていきましょう。
【調査概要】
調査主体/株式会社アルバイトタイムス@インサーチ事務局 調べ
調査方法/インサーチモニターを対象としたインターネット調査
調査期間/2019年5月27日(月)~2019年5月29日(水)
調査対象/静岡・愛知在住のインサーチモニター
サンプル数/646
【インサーチについて】
マーケティングリサーチサイト「インサーチ静岡」「インサーチ愛知」は、静岡県・愛知県などで求人情報事業などを展開する、株式会社アルバイトタイムスが、静岡県・愛知県に在住する方を対象にさまざまな調査を行い、その県に在住している方の志向や地域に特化した特性やトレンドなどを調べ、結果をもとに、静岡県・愛知県のみなさまによりよい生活をおくっていただくためのマーケティングリサーチサイトです。
インサーチ静岡ホームページ
https://www.insearch.jp/shizuoka/
【引用・転載について】
当調査を引用・転載される際は、以下の表記をお願いいたします。
出典「インサーチ静岡」「インサーチ愛知」によるマーケティングリサーチ
「ドライバーの仕事」に関するアンケート結果について
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