「条件次第で復帰もアリかも…」医療・介護・福祉業界従事者の本音とは??

「条件次第で復帰もアリかも…」医療・介護・福祉業界従事者の本音とは??
目次

こんにちは、ヒトクル事務局です。

静岡県・愛知県・岐阜県に在住の「過去もしくは現在、医療・介護・福祉業界での就業経験がある」261名に対してアンケートを実施しました。

調査名:医療・介護・福祉業界従事者アンケート
調査方法:インサーチ東海を利用したインターネットリサーチ
調査期間:2020年5月18日~2020年5月20日
対象者条件:現在または過去に医療・介護・福祉業界に修行経験がある方
回答数:静岡・愛知・岐阜県に在住の261名


「資格・スキル・経験」を活かしたいという求職者は多く存在する

まずは業界への入社理由を見てみましょう。


Q.直近の医療・介護・福祉護業界の職場について、入社理由としてあてはまるものをお答えください。(複数回答)




入社理由として最も多いのは「自分の資格、経験、スキルを活かせそうだったから」で33.7%という結果となりました。
雇用形態や勤務地への意識も高めですが、医療・介護・福祉業界においては、取得した資格や自身の経験が活かせることが重視される場合が多そうです。


離職経験の有無と、業界復帰理由とは?


ここからは、離職経験の有無や離職要因などを紹介します。


Q.医療・介護・福祉護業界の仕事について、これまでに離職した経験はありますか?




離職経験がある人が約7割という結果となりました。
その離職経験がある人のその後については、どのような進路になったのでしょうか?


Q.上記にて、「はい」と回答した方は、離職後どのような進路状況ですか?




「医療・介護・福祉業界への転職」した人は40.3%、「他業界へ転職」した人が41.4%、「無職」になったという人が18.3%と、業界から離れた人が約6割という結果となりました。

給与・勤務体制、結婚・育児など、離職理由は様々ですが、同業内で転職した理由としては大きく以下の3つ理由が調査結果より見られました。

①資格・経験を活かしたい
・経験があるところの職場のほうが、早く仕事が覚えられそうだから(40代女性)
・看護師資格を生かすため(40代女性)
②スキルアップを目指す
・契約社員から正社員になりたかったから(30代女性)
・介護福祉士として現場で介護をしていたが、資格を活かしたケアマネジャーとして働きたいと考えたから(30代女性)
③医療・介護・福祉の仕事が好き
・利用者に感謝されたり仕事にはやりがいがあるため(40代女性)
・介護、福祉の仕事が自分には合ってると思うから(60代女性)

これまでの経験や資格が活かせたり、今後のスキルアップを目指せるというのは、経験者採用にとっては表記すべきポイントになりそうです。
また自社で働く意義・楽しさについても、他社と比較しやすいように方針や理念、先輩スタッフの生の声などを表記し訴求を高めましょう。


医療・介護・福祉業界への復帰意向がある人は約5割


上記では、同業内における転職者について述べましたが、ここからは「他業界への転職」「無職」と回答された60%の人たちについて、業界へ復帰の可能性を探っていきます。


Q.上記にて、②他業界へ転職③無職と回答の方は、今後医療・介護・福祉職への復帰意向はありますか?



今後の復帰意向については、「はい」が19.2%、「いいえ」が48.3%、「条件次第」が32.5%という結果となりました。
この調査より約5割の離職者は復帰意向を持っています。

この人たちは、具体的にどのような条件であれば復帰を考えているのでしょうか?
最も多かったのは、育児との両立(勤務時間)です。

育児との両立(勤務時間・日数)について
・育児との両立ができるよう、日にちや時間の調整がきく事(30代女性)
・子育て中と両立しやすい環境(休みを取りやすい、短時間である、など)であること(30代女性)
・家から近く、子どもがいるので急な休みにも対応してもらえる(30代女性)

その他にも「給与」「人間関係」「ブランク有でも可能か」などもあげられました。
上記のように、業界従事者のリアルな声をもとに求職者への情報発信を行う事で、自社ならではの強みを伝えることができます。

これによって、即戦力である業界経験者の採用に繋がっていけば幸いです。

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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