【ヒトクル取材】「相手の立場にたって考える」 そうすれば、スタッフもお客様も気持ちよく過ごすことができる。

【ヒトクル取材】「相手の立場にたって考える」 そうすれば、スタッフもお客様も気持ちよく過ごすことができる。
目次

串カツ田中 静岡呉服町店(タイタコーポレイション株式会社) 店長高橋歩さま

静岡の飲食店がひしめく呉服町通り店。その通り沿いにある、串かつのお店「串カツ田中」の店長高橋さまに、今日はお話しを伺ってきました。


独立をして、自分で店を開いたが、厳しかった

~今までの経歴をおしえてください~
高校を卒業して、東京にあるステーキハウスのチェーン店に就職しました。そこで料理の面白さに目覚め、料理を極めるのなら、と帝国ホテルの元料理長がいるフレンチ料理店に転職。

その後も盛り付けを学ぶために、パーティー料理をメインにしているお店、サービスを知るためにパチンコ店などいろんなお店で働いてきました。そして15年ほど前に、今のタイタコーポレイションに就職。実はここで5年ほど勤めて独立し、自分で店を始めました。

ただ、なかなか資金繰りも厳しく、店を閉めて昨年また当社に戻ってきました。今のお店(「串カツ田中」)は、実は店長になってまだ4か月です。


「分からないことがあったら、遠慮せずに聞いてね」

~新人スタッフに教えるときに、気を付けていることは?~
つい最近、大学生のアルバイトが4人入社しました。新人に教えるときには、まずは基本を覚えてもらいます。身につくまでは何度でも教える。そして、必ず「次やるとき、分からないことがあったら遠慮せずに聞いてね」と必ず言うようにしています。

そうでないと、分からないときに「これ前教えてもらったのに、分からないな。聞きづらいな。」と思いますよね。僕だったら、そう思って少しモンモンとしちゃいます。そして、結局聞けなくて、間違ったやり方をしてしまったり・・・。

そういうことがないように、ちょっとした一言ですが必ず付け加えるようにしています。


相手の立場に立って考える、そんな風土をつくっていきたい

~店長として、日頃心がけていることは?~
自分が店長になってまだ4か月。決して今の状態が悪いわけではありませんが、新人も多いので理想とのギャップはもちろんあります。

僕が理想としているのは、みんなが、自分の指示がなくても、周りを見て自分で動けるようになること。忙しいスタッフがいたら、自分の持ち場所でなくても、さっといって「手伝いますね」と自然と動けること。それには、常に相手の立場に立って考えることが大事だと思います。

20代前後の学生スタッフが多いので、入れ替わりがあるのは仕方がない。だからこそ、店にそういう風土が根付いてほしい。いい状態を作っておければ、新人が入ってきたときに、自然とその風土に染まっていきますから。

ちょっとシャイな高橋店長ですが、趣味のお話しをしていたところ、池波正太郎のファンだと分かり筆者と意気投合。ファンの方にしか分からないマニアックな話で盛り上がりました。


歴史小説と革ジャンを愛しています

~趣味はなんですか?~
歴史小説が好きです。最近読んだのは、山岡壮八の「徳川家康」。読んだら家康のイメージが変わりました。また池波正太郎の「鬼平犯科帳シリーズ」が好きです。

テレビドラマにもなったので知っている方も多いと思いますが、特に主人公の鬼平のキャラクターがいいですね。鬼平は、若いころ順風満帆というわけではなく、いろんな失敗や苦労をしてきている。

そういう失敗や経験を糧にしているところは、自分と重なるところもあって勇気づけられます。
作者の池波正太郎は、食通としても有名なので、料理の描写が多いのも楽しいです。

あとは、趣味というほどのでもないですが、革ジャンは30年近く着ているものもあります。この革ジャンは、トムクルーズが映画トップガンで着ていたのと同じものです。

(※写真をとりたい、というずうずうしい要望に、わざわざ着替えてきてくれました)

(取材日/2017年1月24日)

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営する採用担当者のためのお役立ちサイトです。

「良いヒトがくる」をテーマに、人材採用にかかわる方々のヒントになる情報をお届けするメディアです。「採用ノウハウ」「教育・定着」「法務・経営」に関する記事を日々発信しております。各種お役立ち資料を無料でダウンロ―ドできます。

アルバイトタイムス:https://www.atimes.co.jp/