逆求人って何? 活用するメリット・デメリットとおすすめサービスを紹介!

逆求人って何? 活用するメリット・デメリットとおすすめサービスを紹介!
目次

求人サイトや就活サイトへ企業が求人情報を出すのではなく、逆求人サイトに掲載されている就活生や転職希望者へ企業がオファーを出すことを「逆求人」と言います。

一方で、
「逆求人ってどんな仕組みになっているの?」
「逆求人という言葉は聞くけれどはじめ方が分からない」
そんな疑問や不安を抱える採用担当者が少なくありません。

そこで今回は、これから逆求人をはじめたい、という企業のために、逆求人の手法やメリット・デメリットをまとめました。

おすすめの逆求人サービスも紹介しますので、採用活動にお役立てください。

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逆求人はどんな採用手法?

逆求人は、企業側が求人情報を出すのではなく、学生や転職希望者が逆求人サイトへ働き方の希望を出す手法です。インターネット経由やイベントなど、さまざまな自己PR方法があり、内容に応じて企業がオファー(スカウト)を行います。

気になる人材へ直接声をかけられるため、一般的な求人サイトでは埋もれてしまいがちな、中小企業の存在を知ってもらいやすい採用方法です。

就活生や転職希望者にとっても、待つだけでオファーを受け取れるため、時間を有効活用できる、求人サイトに情報を出していない企業と出会える、といった魅力があります。

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ダイレクトリクルーティングとは?

ダイレクトリクルーティングという言葉も、近年採用業界で多く耳にするようになりました。

逆求人と似ている言葉ですが、こちらは企業が直接人材に声をかける行為を指す言葉です。そのため、逆求人サイトの利用だけでなく、SNSを活用してスカウトするケースも含まれます。

求人記事を作成して応募を待つのではなく、欲しい人材へ直接声をかけた方が効率的だと考える採用担当者が増えている背景もあり、ダイレクトリクルーティングを選ぶ中小企業が増えています。

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逆求人システムに注目が集まる4つの理由

逆求人システムが急速に浸透したのは、4つの理由があります。
なぜ、従来の採用手法から逆求人に切り替える就活生、企業が増えているのか、採用の現状をチェックしてみましょう。


少子化による売り手市場の現状

少子化に歯止めがかからず、企業の採用が年々厳しくなっている日本。
大手企業の場合はまだ希望者を集めやすいものの、中小企業は応募率、採用率の低さに頭を抱えがちです。

学生や若手転職者が圧倒的に有利な売り手市場となっている今、より希望に近い企業に入社したい、スカウトされたい、そう考える就活生、転職者が増加しています。

今後も売り手市場が続く傾向にあることから、逆求人のニーズがさらに高まると予測されます。


就職・転職活動を楽にできる

これまでの就活方法は、時間をかけて複数企業の求人へ応募し、会社説明会や求人イベント、書類作成、面接などの過程を踏む必要がありました。

ですが、逆求人を利用すれば、プロフィールや自己PR文を一度作成するだけでスカウトやオファーにつながり、さらに気になる企業を厳選できます。

特に理系学生は、研究や論文作成に追われるケースが多く、思うように就活へ時間を割けません。理系学生に求人を出したい企業は特に、逆求人の手法が向いているといえます。

利用する就活生、転職者の多くが、採用に関連する手間を減らしたい、と考えています。スカウトする企業側も、内定までの過程をできるだけ減らすと、マッチングしやすくなるでしょう。


中小企業でも優良人材にアプローチできる

求人サイトで採用活動を進める場合、欲しい人材が自社求人に応募してくれない、というケースが少なくありません。ですが逆求人は、企業から気になる人材へオファーすることができます。

中小企業であっても、待遇や仕事内容に魅力があれば、採用につなげられることから、逆求人に注目が集まっています。

逆求人は、ベンチャー企業、スタートアップ企業などの採用にも役立ちます。
企業の考え方、入社して欲しい気持ちなど、要望を直接伝えられる逆求人で、必要な人材を獲得しましょう。


出会える人材の幅を広げられる

求人サイトで採用活動をする場合、自社の業種、職種に興味が無い相手とは、なかなか出会えませんでした。その一方で、ダイバーシティ採用に注目が集まるなど、多様な人材の入社を目指す企業が増えています。

これらの問題を解決するためにも、逆求人の手法は有効です。

今まで採用してこなかったタイプの人材と出会いたい、自らアプローチしたい、それなら逆求人ができるスカウト型就活サイトやSNSからのオファーなどを検討してみましょう。

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企業が逆求人を取り入れるメリット3つ

企業が逆求人を取り入れると、得られるメリットがあります。
3つのメリットを知って、今後の採用に生かしてみましょう。


1.採用コスト・採用工数をカットできる

中小工業の採用担当者には、さまざまな仕事が待っています。

求人原稿の作成、就活イベント開催、自社求人の動向や分析、書類審査、採用可否メールの送信、面接、内定者フォローなど、きりがありません。

従来の方法から逆求人に変えると、

  • 求人サイトの運用費
  • 応募者への対応 
  • 求人広告作成の手間

といった作業を減らせるため、コストカット、工数カットにつながります。


2.新しい層の人材に巡り会える

学生を中心に、逆求人での就活へ切り替える人材が増えています。
そのためこれらの層と、求人サイトを通じた募集では出会えないケースが考えられます。

求人サイトを見ない求職者や、自社がターゲットに入っていない求職者へ、企業の魅力ややりがいを伝えたいなら、逆求人が良いきっかけになります。

逆求人イベントなどの就活サービスを提供している媒体もあります。
スカウトを待っている人材と直接話せる機会ですので、積極的に参加してみましょう。


3.自社にマッチした人材と出会える

従来の採用方法と違い、逆求人は求職者からの自己PRが盛んです。

書類や面接で相手の良い部分を引き出さなくても、自己分析の上、最善のアプローチをしている求職者に出会えるため、マッチング率が高くなります。

採用したい対象が決まっている場合は、ピンポイントに人材を絞り込める、逆求人サービスを活用してみましょう。

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求職者が逆求人を取り入れるメリット3つ

逆求人は、求職者にとっても多数のメリットがあります。求職者側が受け取れる、3つの良い点をみてみましょう。


1.自己分析・PR力が身につく

自ら発信して、優良企業と出会える逆求人ですが、同じサイトで活動するライバルが大勢います。多数の求職者の中から、自分を選んでもらうなら、自己分析が欠かせません。

自分の魅力を言葉にする必要もあるため、自己PR力も身につきます。
通常の選考と違う流れで進むからこそ、自らを振り返り、長所を知る力が身につきます。


2.自己成長につながる

自分から積極的にアプローチしていく逆求人は、求職者の自己成長につながります。
オファーを受けるにはどうしたらよいのか考え、行動する中で、人として大きくなれるでしょう。

思うような結果にならない場合、自己PR文や経歴などを読みやすくしたり、まだ触れていない魅力をプラスしたり、といった工夫も良い経験になります。

自らの努力によって獲得したスカウトだからこそ、自信をもって新しい一歩を踏み出せるでしょう。


3.意外な企業と出会うきっかけになる

求人サイトを閲覧したり、転職フェアに足を運んだり、会社説明会に行ってみたり、よくある仕事の探し方では、求職者が興味のある企業にしか出会えません。

ですが、逆求人であれば、想像もしなかったジャンルの仕事、候補に入っていなかった企業と出会えます。オファーをきっかけに、思ってもみなかった職種に就くケースもあり、逆求人が求職者の可能性を広げる一手になるでしょう。


企業が逆求人を取り入れるデメリット

求人を円滑に進めるチャンスになる逆求人ですが、デメリットもあります。まずは、企業側に考えられる、デメリットをチェックしてみましょう。


人材の見極めが必要

求職者の自己PRから、必要な人材を探せる逆求人ですが、プロフィール情報がすべてではありません。内容を誇張しているケース、深いところまで書かれていないケースもあり、ミスマッチにつながる恐れがあります。

逆求人サイトで閲覧できる情報にプラスして、自己PR内容の深掘りや仕事への考え方などを、面接で再確認しておきましょう。


手間やコストが増える場合もある

採用に関連する手間やコストをカットできる逆求人ですが、確実にオファーを受け取ってもらうために、イベントに参加したり、企業の情報を発信したり、といった行動が欠かせません。

希望する人材が内定者になるまで、自社をPRしたり、面接後のフォローをしたり、といった気配りが必要です。場合によっては、求人サイトを活用するよりもコストが高くなるケースもあると、覚えておきましょう。

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求職者が逆求人を取り入れるデメリット

逆求人は、求職者にとってのデメリットもあります。どんなデメリットがあるのか、求職者側の例も知っておきましょう。


発信が苦手な場合は内定につながらない

逆求人は、自分の魅力を積極的にPRできる採用方法です。

その一方で、自分の良さを理解できていなかったり、文章で伝えるのが苦手だったり、という場合、採用するメリットが企業に届かず、オファーに至らないでしょう。

どのようにアプローチすれば魅力的なプロフィール、自己PR文になるのか、成功者の例などを参考にしながら整える必要があります。


希望のオファーが来ない場合がある

逆求人を始めたからといって、必ず希望のオファーが来るとは限りません。
またスカウトの声がかかっても、希望職種とは違う業界・内容のオファーだった、という例もあります。

後悔しないために、本当にやってみたい仕事かどうか、やりがいを感じられるかどうか、といった部分を考えた上での、最終決定が求められます。

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逆求人を活用する場合の注意点3つ

逆求人を中小企業採用に活用する場合、注意するべき点がいくつかあります。ライバルに負けないために、気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。


1.魅力ある人材の採用は難しい

プロフィールや自己PRをみて、この人材を獲得したい! と思っても、魅力ある求職者には多くの企業がオファーするため、獲得が難しくなります。

最近は、逆求人を利用する大企業も増えています。
身の丈に合わない求職者をスカウトするのではなく、自社の給与や待遇に見合った人材を見抜き、オファーしましょう。


2.自社ブランディングが必要

逆求人を利用している求職者は、複数企業からのオファーを受けている例がほとんどです。
そのため、他社と違うブランディングで自社の魅力を引き出せないと、興味を持たれることなく終わってしまいます。

企業から手を挙げて採用に乗り出す逆求人ですが、選択するのは求職者です。
他社と違う魅力、働きがいなどをPR して、選ばれる企業を目指しましょう。


3.採用するべきターゲット像を決めておく

逆求人サイトには、たくさんの求職者が登録されています。
そのため、どの人材に声をかければ良いのか、迷ってしまう例が少なくありません。

本当に必要な人材を獲得するため、求職者の学歴や資格、経験、スキルなど、絞り込みの条件を事前に決めておくと、スムーズに採用活動を進められます。

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活用するべきおすすめの逆求人サービス5選

「逆求人を始めてみたいけれど、何からスタートすれば良いのか分からない」そんな風に考えていませんか?

逆求人サイト選びに迷っている方のために、おすすめのサービスをご紹介いたします。


キミスカ

https://kimisuka.com/

キミスカは、豊富な人材データで企業の採用活動を支援してくれるサービスです。
新卒者を対象に、活躍人材の採用をサポートしてもらえます。

検索項目が100以上あり、企業にマッチした人材を探しやすいのもキミスカの特長です。
AI検索、タレント分析など、充実の機能を活用しながら、企業に適した人材との出会い、採用を目指しましょう。


ガクセン

https://gakusen.jp/

ガクセンは、求職中の学生を対象にしたサービスです。
学生の魅力は、運営会社によるインタビュー記事という形で掲載されます。

学生の顔写真、大学名といった個人情報が掲載されているため、身元が確かな人材にオファーできます。

学生からのアプローチではなく、企業目線でのインタビュー記事が見たい場合は、ガクセンをチェックしてみてください。


OfferBox

https://offerbox.jp/

OfferBoxは、就活生がもっとも利用しているサイトとして知られています。
自己分析ツールがあるため、求職者が自分の魅力を確かめながら、企業からのオファーを待てるサービスです。

企業が送れるメッセージ数に制限があり、一つ一つのオファーが目に入りやすいというメリットがあります。自己PRが充実している逆求人サイトで、新卒採用を目指したい企業は、利用を検討してみてください。


JOBRASS新卒(ジョブラス)

https://jobrass.com/gakusei/SCST00101

JOBRASS新卒は、採用工数の大幅削減を目指せる逆求人サービスです。

逆求人オファーだけでなく、小規模マッチングイベント、採用戦略セミナーなど、採用担当者に嬉しいサービスが多数展開されています。

オファーの開封率、応諾率が高いため、必要な人材へメッセージが届きやすい点がメリットです。全国8万人の就活生にアプローチできるJOBRASS新卒で、自社に合う人材を探してみてください。


iroots(アイルーツ)

https://iroots.jp/

アイルーツは、ビジネス・ITエンジニア職に特化した、新卒向け逆採用サイトです。
登録するには審査がありますが、企業会員を厳選しているからこそ、学生からの信頼度が高い点がメリットです。

まずはオンライン面談で、自社が登録可能か相談してみましょう。


中途向け逆求人サービスも

逆求人サービスを展開しているのは、新卒採用サイトだけではありません。

CMでおなじみの即戦力人材を対象にした「Bizreach」
https://www.bizreach.jp/

IT・Web関連人材に強い「Green」
https://www.green-japan.com/

若手人材、エンジニアにアプローチできる「Wantedly(ウォンテッドリー)」
https://www.wantedly.com/

など、さまざまなサービスがあります。

業界や職種、ターゲットに合わせて、最適な逆求人サービスを選択してください。

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まとめ

「既存の採用手法で良い人材が集まらない」
そう感じているなら、逆求人サービスを活用すると、これまで接点のなかった人材と出会うきっかけになります。

企業の魅力が伝わるメッセージを用意して、求める人材にアプローチしてみてください。

上手に活用すれば、採用コストや採用担当者の業務削減につながります。メリット・デメリットを確認の上、導入を検討してみましょう。

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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