従業員満足度をアップして労働力確保! 導入方法やメリットを解説

従業員満足度をアップして労働力確保! 導入方法やメリットを解説
目次

採用が厳しい状況が続く中、労働力を確保するためには、従業員満足度を意識した企業体制構築が欠かせません。

採用した人材を流出させず、長く活躍してもらうために必要な要素やメリットは何か、従業員満足度を向上するには、どのような方法が待っているのか、詳しく解説いたします。

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従業員満足度とは

従業員満足度は、仕事の内容ややりがい、待遇、福利厚生、働く環境、会社の人間関係など、職場の様々な面において、社員やアルバイトがどのくらい満足しているのかを表す指標です。

英語では「Employee Satisfaction」を略したESと呼び、従業員満足度が高い企業になればなるほどメリットを得られます。採用活動や企業の業績などに大きく関連する項目として注目され、従業員満足度を向上する施策に、注目が集まっています。


従業員満足度を左右する7つのポイント

従業員が満足を感じる場面は、人によって違います。仕事のやりがいに満足度を見いだす社員もいれば、福利厚生や休日の多さを評価する社員もいます。

次に、その中でも特に満足度を左右する、6つのポイントをみてみましょう。


ポイント1:企業理念・考え方

従業員は、企業の理念や経営方針、考え方に従って行動します。
そのため、企業が求める理念や方針と、従業員がこうしたいと考えるゴールが大きくずれている場合、従業員満足度が低くなります。 

「自分が納得していない業務をしなければいけない」

「顧客対応や営業活動の進め方に不満を抱えている」

このような状態が続くと、従業員満足度が低下するだけでなく、早期離職や退職につながる恐れもあるため、注意が必要です。

採用の際、企業理念やの考えに共感してもらえる人材を選ぶと、企業力を底上げできます。


ポイント2:業務内容

任された仕事が自分の希望と合っているかどうか。これまでに学んできたこと、経験やスキルが職場で活かせるかどうか、など業務内容は従業員満足度を決める重要な要素です。 

仕事にやりがいを感じられる、仕事を通じて成長できている、毎日楽しく働けている、と感じる社員が多い場合、従業員満足度がアップしやすくなります。

業務内容に満足している従業員が増えれば、仕事へのやる気が高まる、能力を活かして生産性をアップできる、といった未来につながるでしょう。


ポイント3:勤務環境

企業理念や業務内容が希望に合っていても、希望する勤務環境でない場合、従業員満足度が低下します。

やりたい仕事であっても、自分のキャパシティを超える仕事量を任されたり、必要な制服や道具、空調などが用意されていなかったり、という環境では、心身が疲弊してしまいます。

現在は、自由な働き方がしたい、プライベートを大切にしたい、と考える若い世代が増えています。満足度の高い組織にするために、必要に応じた休みやテレワークの導入など、従業員ニーズに応えられる職場環境を検討してみましょう。


ポイント4:評価

従業員の多くが、働く企業で評価されたいと考えます。
この時、人事評価制度が公平でなかったり、頑張りが認められなかったり、という場合は従業員満足度の低下につながります。

評価制度に期待しているのは、若手だけでなく、管理職世代も同じです。実力ある社員の転職、退職を未然に防ぐために、成長やチーム管理、売上など、幅広い視点からみた適正な評価を大切にしましょう。


ポイント5:従業員同士の関係性

従業員同士の人間関係は、従業員満足度に大きな影響を与えます。同期同士との関係、先輩や上司との関係、部下との関係など、企業にはさまざまな人付き合いがあり、配慮が欠かせません。

コミュニケーションに苦手意識を持つ人材であればあるほど、人間関係が上手くいかないときの従業員満足度が低くなります。

従業員同士の相性が悪くないかのチェック、気軽に利用できる窓口の設置など、人間関係を相談・改善するための施策を取り入れて、満足度をアップしてください。

従業員同士の関係が良いと働くのが楽しくなります。企業の業績向上や効率の良い会議、新しいアイデアを提案できる風通しの良い職場作りにもつながる部分のため、定期的にチェックしてみましょう。


ポイント6:給与・賞与

給与や賞与に対する満足度は、従業員のやる気やモチベーションに大きな影響を与えます。年齢や実績に見合う給与・賞与が用意されているかどうか、適時確認しながら、満足度を維持しましょう。

自社基準だけでなく、同業他社と比較して、不当な待遇になっていないかどうか、という点にも注意が必要です。経験者を採用する場合は、経験やスキルに合った給与や賞与を提示できると、入社後の満足度を高められます。


ポイント7:福利厚生

給与や賞与だけでなく、福利厚生も従業員満足度に関連する部分です。長期休暇や特別休暇などが取りやすい、住宅手当や食事手当、交通費手当などが充実している、といった企業は、従業員満足度が上がりやすいでしょう。

従業員が喜ぶ社内イベントやレクリエーション、資格取得やスキルアップ支援、健康や介護などに関連するサポート、医薬品や旅行、レジャーの割引サービスなど、福利厚生サービスは多岐にわたります。

社員が何を求めているのか、事前にチェックの上、従業員満足度アップにつながる福利厚生を取り入れてみましょう。

ポイント内容
企業理念・考え方企業が求める理念や方針と、従業員がこうしたいと考えるゴールが大きくずれている場合、従業員満足度が低くなります。 
業務内容仕事にやりがいを感じられる、仕事を通じて成長できている、毎日楽しく働けている、と感じる社員が多い場合、従業員満足度がアップしやすくなります。
勤務環境企業理念や業務内容が希望に合っていても、希望する勤務環境でない場合、従業員満足度が低下します。
評価人事評価制度が公平でなかったり、頑張りが認められなかったり、という場合は従業員満足度の低下につながります。
従業員同士の関係性コミュニケーションに苦手意識を持つ人材であればあるほど、人間関係が上手くいかないときの従業員満足度が低くなります。
給与・賞与給与や賞与に対する満足度は、従業員のやる気やモチベーションに大きな影響を与えます。
福利厚生長期休暇や特別休暇などが取りやすい、住宅手当や食事手当、交通費手当などが充実している、といった企業は、従業員満足度が上がりやすいでしょう。


従業員満足度向上による企業側のメリット3つ

従業員の満足度が上がると、企業にも良い影響があります。なぜ従業員満足度を大切にするべきなのか、3つのメリットをみてみましょう。


メリット1:顧客満足度を高められる

従業員の満足度は、顧客満足度(CS)と大きな関わりがあります。従業員がポジティブに楽しく企業活動をしていれば、従業員エンゲージメント率が高まり、活発な意見交換やコミュニケーションの向上につながるでしょう。

従業員満足度が高まった結果、提供するサービスや商品の質、接客の質がアップし、顧客満足度も高まります。

顧客が喜ぶサービスや商品を提供できる企業になれば、さらに新しい施策を投じたり、やりがいを感じられたり、といったプラスの循環が起きます。企業価値アップを目指すためにも、従業員満足度を向上し、顧客満足度を高めるのがおすすめです。


メリット2:生産性を上げられる

従業員満足度が高い職場=社員が生き生きと働ける企業であるケースが多くみられます。楽しく仕事ができる、自分に合った環境を用意してもらえる、という職場であれば、会社の生産性をアップできるでしょう。

社員の個性、頑張りを認められる職場も多く、リーダーや自立人材が育ちやすい点もメリットです。従業員を増やさずに生産性を高めたい、という場合は、従業員満足度の向上に取り組むと、良い結果につながる可能性があります。


メリット3:従業員の離職を未然に防げる

従業員満足度が高い企業であれば、長く勤めたい社員が増えます。
この環境を手放したくないと、より丁寧に業務に取り組んだり、社員同士のコミュニケーションを大切にしたり、といった模範社員も増えるでしょう。

自社従業員の定着率が上がると、人材不足の悩みも軽減できます。一人一人の人材が長く働くことで、業務に必要なスキル向上につながり、実力のあるスタッフが育ちやすくなります。

離職する社員が減った結果、採用活動の負担を減らせる点もメリットです。採用の悩みを抱えている場合は、採用手法を見直すだけでなく、既存社員の満足度にも気を配ってみてください。


従業員満足度が上がる5つの手法

従業員満足度がアップすると、企業にとってさまざまなメリットがあります。これからES向上を目指す企業がはじめたい、今すぐ実践できる5つの手法をみてみましょう。 

  1. 会社の理念や考えを伝える
  2. 個々の希望が叶う人材配置
  3. 働きやすい環境作り
  4. 満足度の高い福利厚生
  5. 納得のいく評価制度


手法1:会社の理念や考えを伝える

会社には、企業理念や考え方、達成したいビジョンや未来があります。この方向性が従業員に伝わっていない、共有できていない場合、従業員満足度の向上につながらないだけでなく、働きがいが感じられなくなるケースがあるため、注意が必要です。

企業理念やビジョンは、定期的に伝えないと忘れられやすい部分です。

面接や新入社員研修時に伝えたからOK、ではなく、朝礼や社内報、ミーティングなどのタイミングで企業の考えを共有し、共通の目標として定めておきましょう。

会社の目標のために頑張る、というだけでなく、企業理念に沿った行動やビジョン達成のために、自分が何をできるか、一人一人が考える機会を持てると、従業員にやりがいが生まれ、より従業員満足度が高まります。

誰かを笑顔にできる仕事、売上の一部が寄付されるなど困っている人を救える仕事など、理念や考え方が社会貢献につながっていると、より満足度をアップできるでしょう。


手法2:個々の希望が叶う人材配置

従業員には、それぞれ就きたい業務があります。採用の段階でどのような仕事がしたいのかをヒアリングし、上手に配置できると、満足度の高い働き方になります。

一つしかないポジションを取り合うような状態にならないように、職種別に求人を出したり、事前に仕事内容を丁寧に説明して理解を求めたり、といった配慮が必要です。

すでに採用している人材については、必要に応じた異動も視野に入れて、生き生きと働ける環境作りを進めましょう。

従業員へアンケートを実施して、現在の仕事に納得しているか、他に希望する職種があるか、という点を確かめておくのも良い方法です。スムーズに異動を進められるように、社内公募制度社内FA制度などを取り入れる、という手段もあります。

どのような職種で力を発揮できるのか、個人の経歴やスキル、性格など考慮し検討できる、人事の判断力も重要です。適性テストの結果なども参考にしながら、満足して働ける配置を心がけましょう。


手法3:働きやすい環境作り

従業員が気持ちよく働けるように、職場の環境も整えておきましょう。

コミュニケーションが取りやすいデスクの配置、従業員同士の会話が生まれやすい仕組みなどを取り入れて、人間関係を向上し、従業員満足度を高めましょう。

職場の環境だけでなく、社員の希望に合わせたフレックスタイムの導入、子育て中の時短勤務やテレワークなど、勤務時間、勤務スタイルの要望に応えられる体制も必要です。

休暇や休日、勤務態勢について、従業員の希望を確かめて、介護や通院、育児などが必要な社員が安心して働ける環境を整えながら、ES向上を目指しましょう。


手法4:満足度の高い福利厚生

福利厚生システムは、働く従業員から重要視される部分です。住宅手当や子ども手当、家賃や交通費、食事、飲み会費の補助、社宅や保養所の用意、スポーツや文化などのクラブ活動、特別休暇など、社員ニーズの高い福利厚生制度を整えておきましょう。

最近は、時代に合わせたユニークな福利厚生を用意する企業が増えています。

2名以上の社員でタッチすると飲み物が無料になる「社長のおごり自販機」、ドリンクやお菓子、社食の無償or低価格での提供、副業の支援、ジム通いなどの健康促進、昼寝(シエスタ)時間制度、資格取得や学習支援など、事業規模や従業員の希望に応じて、導入してみてください。


手法5:納得のいく評価制度

従業員を適正に評価できると、従業員満足度を上げられます。特定の社員だけが昇進、昇格していたり、優遇されていたり、という状態では、ESの低下につながるため注意しましょう。

評価を公平にするために、複数の上司の目で評価する、評価システムなどを導入して主観が入らないようにする、といった施策が有効です。

評価をするだけでなく、なぜその評価に至ったのか丁寧に説明する、どこをどう変えたら、昇進や昇格につながる、といった具体的なアドバイスができると、やる気がアップし、満足度も高まります。

適正な評価をするためには、企業側の評価体制を整えておく必要があります。人事評価には様々な手法があるため、自社や従業員に合った方法を選び、客観的な目線で評価を決定しましょう。


従業員満足度はどうチェックする?

従業員満足度をアップする前に、現在のESがどのくらいなのか、知っておきましょう。自社のどこに問題があるのか、どのような対策を今度プラスしていくべきか、検討するために、従業員満足度調査を実施してみてください。

ES調査の進め方、分析、対策まで、実施する5つのステップを紹介いたします。


ステップ1:満足度調査実施の連絡

従業員満足度調査をすると決めたら、従業員全体へまず連絡しましょう。

調査には、社員の協力が欠かせません。従業員がより働きやすい職場にするために協力をお願いしたい、など、ポジティブな未来を想像できる言葉を選んで、伝えてください。

就業時間中に実施する、スマホやパソコンから回答できるようにするなど、従業員負担が少ない調査方法を選ぶと、より協力を得やすくなります。


ステップ2:調査項目の決定

従業員へどのような質問をするのか、調査項目を決定します。

質問は多ければ多いほど良い訳ではありません。ストレスなく回答できる設問数、分かりやすい質問の仕方が求められます。

質問の内容は部署や年代、役職などによって変えて構いません。何を聞いたら従業員の不満を読み解けるのか、売上や成長につながらない要因が分かるのか、想像しながら決定しましょう。


ステップ3:満足度調査の実施

調査項目が決まったら、満足度調査を実施します。プライベートな内容のため、守秘義務を順守した調査である旨を、周知徹底しておくと安心です。

専門の業者に調査を依頼する、信頼の置ける従業員満足度調査ツールを活用する、といった方法もあります。基本的に匿名で進めますが、回答内容は今後の評価へ一切影響しない、という部分を伝えておくと、より本音で回答できるでしょう。


ステップ4:調査結果を分析

満足度調査の回答が集まったら、調査結果を分析します。どのような回答が多かったのか、一般的な企業の平均値と比較しながら、自社の問題を読み解いていきましょう。

より細かな分析が必要な場合は、ES調査の実績がある企業へ依頼すると、自分たちでは気付けなかった課題が見えやすくなります。


ステップ5:満足度向上につながる施策導入

満足度向上のために何が必要なのか分かったら、結果をもとに新しい施策を導入しましょう。できることから、速やかに進めていくと、従業員からの信頼が厚くなります。

改善を約束できない部分については、なぜ難しいのか、調査結果と合わせて誠実な回答ができると、不満を減らせます。

毎年1回など、定期的に従業員満足度調査を実施して、新しい改善策をプラスしながら、従業員満足度を向上させましょう。


従業員満足度調査の質問例

従業員満足度調査を実施したいけれど、何を聞いたら良いのか分からない、という担当者が少なくありません。すでにES調査を取り入れている企業は、どのような設問を用意しているのか、項目設定のポイントと今すぐ使えるサンプルをみてみましょう。


従業員の情報

従業員満足度調査は、匿名で実施するケースがほとんどです。できる限りプライバシーに配慮するのは当然ですが、年齢や性別、部署、勤続年数、役職などの情報がないと、分析が難しくなります。分析に最低限必要な項目は、きちんと含めておきましょう。

【サンプル例】

・年齢を教えてください

10~20代 30代 40代 50代以上

・勤続年数は何年ですか?

1~5年 6~10年 10~15年 16年以上

・所属している部署を教えてください

事務 経理 総務 人事 営業 企画 広報 開発 製造 

 ※自社にある部署を挙げます。人数が少ない部署でプライバシーを守るのが難しい場合は、いくつかの部署をセットにしておくと、回答しやすくなります。


仕事への満足度・未来について

現在就いている業務について、どのくらい満足できているか確認する項目です。仕事の量は適切か、前向きな気持ちで働けているか、将来成長できるかどうか、など、職務に関連する質問を用意しておきましょう。

【サンプル例】

・仕事が楽しいと感じている

・やりがいのある業務に就けている

・自分のスキルや経験を仕事で活かせている

・仕事を通じて自分が成長していると思える

 ※従業員は「そう思う」「ややそう思う」「どちらでもない」「ややそう思わない」「そう思わない」の選択肢で回答


評価について

会社が従業員を正当に評価できているかどうか、チェックする項目です。匿名だからこそ、本音の意見が集まります。納得して評価を受け止めているのか、確かめておきましょう。

【サンプル例】

・自分の頑張りが正当に評価されている

・評価制度が分かりにくいと感じる

・会社の評価制度に不満がある

・評価制度に主観が入っていると感じる

 ※従業員は「そう思う」「ややそう思う」「どちらでもない」「ややそう思わない」「そう思わない」の選択肢で回答


雰囲気・コミュニケーション

職場の雰囲気に満足できているか、きちんとコミュニケーションが取れているかどうか、確かめる項目です。自分の意見が言えない従業員、合わない環境で無理している従業員がいないかどうか、調べておきましょう。

【サンプル例】

・職場で自分の意見やアイデアを遠慮なく言える

・会社は従業員の個性を大切にしてくれる

・上司はすべての部下へ同じように接している

・コミュニケーションが取りやすい職場である

 ※従業員は「そう思う」「ややそう思う」「どちらでもない」「ややそう思わない」「そう思わない」の選択肢で回答


給与待遇・福利厚生

従業員が現在の給与や福利厚生に満足しているかどうか、チェックする項目です。成長できる環境が用意されているかどうか、という点も確かめておきましょう。

【サンプル例】

・給与額に満足している

・業界の給与基準と比較して、現在の報酬に納得している

・報酬の基準が明確である

・資格取得やスキルアップの場が用意されている

・会社の福利厚生制度に満足している

 ※従業員は「そう思う」「ややそう思う」「どちらでもない」「ややそう思わない」「そう思わない」の選択肢で回答


企業理念・方針

会社の理念や考え方、今後の方針などについて、従業員とどれだけ足並みを揃えられているかどうか、確かめる項目です。会社の想いをどこまで共有できているのか、調べておきましょう。

【サンプル例】

・企業理念やビジョンを理解している

・会社は企業理念や方向性を明確にしている

・会社は事業を通して社会貢献している

・会社の経営方針に納得している

 ※従業員は「そう思う」「ややそう思う」「どちらでもない」「ややそう思わない」「そう思わない」の選択肢で回答


全体的な満足度

項目ごとの質問だけでなく、様座mな事由を検討した結果、現在どのくらい満足できているのか、チェックします。良い部分、悪い部分を総合して、最終的に満足しているのか、それとも不満足なのか、調査してみましょう。

【サンプル例】

・この会社で将来も働きたい

・今後の成長が楽しみである

・会社がこれからもっと良くなっていくと感じる

・この仕事を家族や友人にも勧めたい

・入社して良かったと感じている

 ※従業員は「そう思う」「ややそう思う」「どちらでもない」「ややそう思わない」「そう思わない」の選択肢で回答

その他にも、企業形態、従業員の属性などによって質問するべき内容が変わります。サンプルを例に、自社に合った内容へ適時変更しながら、活用してみてください。


従業員満足度をアップできるツール3選

従業員満足度をアップするなら、便利なツールを導入する、という方法もあります。自社だけでは難しい部分は、頼れるサービスを取り入れて、満足度向上につなげましょう。


コミュニケーション環境を向上できる「Talknote」

https://talknote.com/

「Talknote」は、従業員同士の情報を共有したり、チームのコンディションを可視化したりできるツールです。ただコミュニケーションできるだけでなく、データを蓄積できるため、目標達成や仲間作りに役立ちます。

メンバーごとのノート、タスクの共有、タイムライン表示、感謝を伝えるサンクス機能、気軽に使えるスタンプ機能などで、チーム力を向上しながら、従業員満足度アップを目指せます。

コミュニケーションの状態を部署ごとにチェックできるため、従業員同士が活発にやりとりできているのか、満足いく働き方ができているのか、経営陣側で分析できる点も導入するメリットです。


24時間いつでも社食を用意できる「オフィスおかん」

https://office.okan.jp/

「オフィスおかん」は、中小企業でも気軽に導入できる、置き型タイプの社食サービスです。

休憩の時間が不規則だったり、深夜にはたらく従業員がいたり、という職場でも、24時間いつでも管理栄養士監修の、健康的で美味しい食事を提供できます。

1食100円程度で利用できる企業が多く、従業員の食費負担を減らせる点も、選ばれている理由です。

社員食堂を用意する程の規模ではない、お弁当を頼んでいるけれど内容に不満を感じている社員が多い、という場合は、好きなごはん、パン、おかずを手頃な価格で購入できる「オフィスおかん」を導入してみてください。


公正な評価をサポート「HRBrain人事評価」

https://www.hrbrain.jp/evaluation

「HRBrain人事評価」は、主観的になりがちな人事評価を、正しく効率よく進めてくれるツールです。評価シートの配布、集計をすべて任せられるため、人事や労務の仕事を減らせる点もメリットです。

導入後は、なぜこの評価になったのか、基準やプロセスを見える化できるため、従業員が納得して受け止められます。

組織や人材を育成する「HRBrain360度評価」、人材を分析、最適な部署へ配置する「HRBrainタレントマネジメント」など、必要なサービスと合わせて活用すると、より従業員満足度の向上につながるでしょう。


まとめ

従業員満足度が向上すると、企業の生産性アップや離職率の低減など、嬉しい未来が待っています。社員がどのような部分に不満を抱えているのか、従業員満足度調査で把握して、必要な対策を講じてみましょう。

採用時に人が集まりやすくなる、社員の家族から信頼されやすくなる、といったメリットもあります。定期的なアンケート、満足度向上につながる施策の実施やツール導入で、ストレスなくポジティブに働ける企業を目指してください。





ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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