IndeedのXMLデータフィードとは? 作成方法を解説
Indeedに自社求人情報を掲載する際、XMLデータフィードを活用する方法があります。
その他掲載方法と比較して、どのようなメリットが待っているのか。
XMLデータフィードで掲載するためには、どのような条件があるのか。
データ作成はどう進めれば良いのかなど、XMLデータフィードについて詳しく解説いたします。
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Indeedへ求人掲載する3つの方法
Indeedへ自社求人を掲載するには、主に3つの方法があります。
XMLデータフィードの活用法や掲載条件をチェックする前に、それぞれの違いを知っておきましょう。
Indeed求人で選択できるのは、「XMLデータフィード」「直接投稿」「クローリング」の3種類です。
その他にも、Indeedと連携しているATS (採用管理システム)を採用している場合、情報が自動で掲載されるケースがあります。
XMLデータフィードはその名の通り、求人データをフィードに変える方法です。
データフィードを定期的にIndeedへ送信することで、求人を掲載します。
直接投稿は、Indeed内にある企業管理ページから、自社情報を直接入力し、投稿する方法。クローリングは、自社が運用しているホームページや採用サイトの情報を、クローラーと呼ばれるシステムに読み込ませる方法です。
Indeed掲載に必要なデータフィードとは
データフィードとは、企業が作成したデータを、掲載したい媒体の仕様に合わせて変換し、送信する仕組みを指します。
求人情報だけでなく、ECサイトで販売する商品のデータ、宿泊サイトに掲載するプランや予約状況など、幅広い業界でデータフィードが利用されています。
データフィードを活用すると、最新の情報がすぐ反映されるため、利用者の安心や快適さに繋がります。
データフィードにはいくつかの種類があるため、利用するサイト、サービスに適した言語に合わせて対応しましょう。
Indeedの求人掲載はXMLフィード
Indeedへデータフィードを送信する場合、XMLフィードで情報を届ける必要があります。
その他のデータフィードでは、情報が反映されないため、注意が必要です。
企業の採用情報などをWebで作成した場合、HTML形式になっています。
このままではIndeedへ送信できないため、手元でXMLフィードへ変換作業をして、Indeed側が読み取れるようにしておきましょう。
IndeedでXMLフィードを利用する3つの条件
XMLフィードを利用してIndeedへ求人情報を掲載する場合、3つの条件をクリアする必要があります。
どうすればデータフィードを活用できるのか、事前にルールを知っておきましょう。
条件1:有料プランを申し込む
Indeedには無料掲載プランと有料掲載プランがあります。
XMLフィードを利用したい場合、有料掲載プランへの申し込みが必要です。
Indeedでは、求人を目立たせるための、クリック課金型有料プラン(スポンサー求人)が用意されています。
XMLフィードを利用したい場合は、事前に有料プランへの申し込みを済ませておきましょう。
条件2:XMLフィードの作成ができる
XMLフィードを利用して、Indeedへ情報を送信したい場合、自社内やパートナー企業にデータフィードを作成・更新・送信できる人材が必要です。
XMLフィードの情報が古くなっている場合、Indeedから警告を受けるケースがあります。
Indeedでは、1日に1回のデータフィード更新が推奨されています。
速やかに運用するために、毎日かならず、データフィードを更新できる人材、仕組みを構築しておいてください。
条件3:データフィードにすべての情報を含める
Indeedでは、求人サイトの情報の一部のみをデータフィードで読み込む、という選択ができません。
求人サイトに掲載している内容は、すべてデータフィードに含めて送信しましょう。
自社情報がない項目については、新規作成する必要はありません。
IndeedへXMLフィードを送信する方法3つ
IndeedへXMLフィードを送信する場合、3つの方法が考えられます。
自社に適した方法で、毎日のデータ更新を実践してください。
方法1:社内担当者が作成する
社内データをもとに、人事担当者などがXMLフィードを作成する方法です。
コストを抑えられる一方で、専門的な知識が必要、時間や手間がかかる、ミスが起きる場合がある、といったデメリットがあります。
掲載したい求人の数、社員の運用レベルなどを検討した上で、作成するかどうか検討しましょう。
方法2:作成ツールを活用する
データフィードの作成を速やかに進めるための、作成ツールがリリースされています。
ツールを活用すると、自動でXMLフィードが作れるため、人為的なミスを未然に防げます。
社内で作業を進められるため、速やかな更新にも繋がります。
方法3:業者に相談する
自社では作成が難しい、作業のミスを防ぎたい、人事担当者の時間を別の作業に割きたい、という場合は、データフィード作成をサポートしてくれる、求人支援に特化したサポート業者へ相談する、という方法があります。
求人全般についてアドバイスが受けられる、トラブルなくデータフィード送信をお願いできる、という点がメリットです。
IndeedとXMLフィードの連携方法
XMLフィードをIndeedの求人掲載に活用する場合、事前の準備が必要です。
やっておくべき3つのステップをみてみましょう。
1:XMLのクローリングを依頼する
XMLデータフィードのURLを読み込んで貰えるように、Indeedへクローリングを依頼します。
2:FTPサイトのクローリングを依頼する
データを転送するため、Indeedへ企業FTPサイトのクローリングを依頼します。
3:XMLデータフィードを送信する
1、2の手続きが終わったら、FTPサーバーへファイルを送信します。送信ファイルはzipが推奨されています。
XMLフィードを活用するメリット・デメリット
Indeedへの求人掲載にXMLフィードを活用すると、採用を有利にするメリットがある一方で、デメリットもあります。
良い点と悪い点、それぞれチェックした上で、導入を検討してみてください。
メリット |
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デメリット |
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メリット1:求人情報を速やかに更新できる
Indeedでは、定期的にクローリングが実施されているため、自社求人サイトを更新した場合、自動で情報を拾ってもらえます。
ですが、こちらが求めるタイミングでクローリングされるとは限らず、伝えたい情報がすぐ届かないケースが考えられます。
XMLフィードを活用した場合、送信した時点で内容が更新されるため、常に最新の求人情報を求職者へ届けられる点がメリットです。
ライバルの多い業界、急ぎで人材が必要な場合などは、XMLフィードが役立ちます。
メリット2:求人ページの見た目を整えられる
XMLフィードを活用すると、文章のタイトルやディスクリプションなどの見た目を整えられます。
文字を太字にする、斜体にする、といった指示もできるため、その他求人よりも自社情報を目立たせる手段として、有効活用できます。
デメリット1:変更への対応が必要
Indeedでの求人を続けていると、途中でXMLフィードの送信や仕様について変更が入る場合があります。
同じ方法で送信し続ければ良い、という訳ではなく、変更に応じた対応が都度必要になる、という点がデメリットです。
デメリット2:データ作成や運用の手間・費用がかかる
Indeedへの求人掲載に、XMLフィードを取り入れる場合、データを作成したり、更新したり、といった手間がかかります。
ツールや外部業者を利用する場合、その分のコストも必要です。
XMLフィードとの連携に向けて、自社求人サイトの見直しが必要になるケースもあります。
XMLフィード活用で得られるメリットとデメリットをそれぞれ考えて、取り入れるのか、その他の方法を選ぶのか、検討してみてください。
まとめ
XMLフィードを活用すると、自社求人情報をすぐに更新できたり、他社求人より目立たせたり、といったメリットがあります。
すでに有料プランを利用している場合、追加料金なしで利用できる点もメリットです。
良い点がある一方で、進め方が難しい、人事担当者の手間を増やしたくない、という悩みや問題も考えられます。
「運用を決めたけれど、自社では厳しい部分がある」
という場合は、ツールや求人サポート業者を利用するなど、負担を減らす方法も検討しておきましょう。
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