Indeedの掲載方法と無料・有料掲載の違いについて解説

Indeedの掲載方法と無料・有料掲載の違いについて解説
目次

求人募集に、利用される機会が多いIndeed(インディード)。
Indeedへ掲載するには、直接投稿・採用管理システムとの連携・クローリングという3つの方法があります。

 今回は、Indeedで自社求人を掲載する方法、Indeedに出した求人情報の閲覧数を増やし、応募増を狙うポイントを解説いたします。 

Indeed掲載基準チェックシート

Indeedの掲載基準をチェックシート形式にした資料です。違反している項目がないかチェックしていきましょう。


Indeedとは?

Indeedは「求人版のGoogle」とも呼ばれる、求人情報専門の検索エンジンです。インターネット上にあるあらゆる求人情報を自動で集め、検索できるサービスです。

Indeedが持つ一番の特徴は、求人メディアの垣根を越えて、希望条件にあう求人情報を検索できる点です。

 Indeedへの求人掲載は基本無料で利用できます。
より求人を目立たせたい場合は、有料オプションを利用したスポンサー求人も可能です。

 人材募集にかかる費用を抑えたい、多くの求職者が閲覧している媒体に求人情報を出したい、という場合は、Indeedを活用してみましょう。


Indeedに求人掲載をする方法

Indeedに無料で求人掲載する方法は大きく3つあります。

  • 直接投稿する
  • 採用管理システムで連携する
  • クローリング


①Indeedへ直接投稿する(無料)


Indeedの公式ホームページにある「無料で求人掲載」より登録を行う方法です。企業アカウントを発行後、管理画面が付与されます。管理画面から、求人情報を入力・公開するとIndeedの求人情報として掲載されます。

 求人情報の変更、修正、公開・非公開などの作業も、管理画面で簡単に進められます。求人票の作成だけでなく、応募者管理も無料で利用可能です。

 具体的な投稿方法は、このあとくわしく解説いたします。

【直接投稿のメリット】
無料ですぐに採用活動をはじめられる。

 【直接投稿のデメリット】
自社で求人情報を1件1件入力・更新する必要がある。

 【直接投稿が向いているケース】
・1職種のみ単発で募集する
・採用難易度が低い


②採用管理システム(ATS)で連携する(無料)


Indeedと連携している採用管理システムを使って掲載する方法です。

ATSには、Indeedエントリーを備えている採用管理システムと、備えていない採用管理システムがあります。求職者の離脱を防ぐために、Indeedエントリーを搭載しているATSを選択しましょう。

※IndeedのATSパートナーはこちら
※Indeedエントリーとは?はこちら

【ATSのメリット】
Indeed以外にも複数の求人サイトと連携して応募数をアップできる。
採用関連業務を一元管理できる。

【ATSのデメリット】
採用管理システムを運用するための人材の設置が必要

【ATSが向いている企業】

・常に複数の求人募集がある場合
・採用難易度が高い場合

※Indeedなどの複数の求人サイトへ一括掲載できる採用管理システム
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③クローリング(無料)


すでに公開されている自社の採用ホームページをIndeedに読み込ませる(クローリング掲載)ことでIndeedへ掲載する方法です。

【クローリングのメリット】
自社の魅力的な採用ホームページに誘導できる

【クローリングのデメリット】
・クローリングなので、反映されるまでに時間がかかる
・採用サイトを運用するための人材の設置が必要

【クローリングに向いている企業】
「いい人がいれば・・」くらいの急がない場合


④スポンサー広告を利用する(有料)

 無料で求人広告を掲載できるのは、Indeedの大きな特徴の一つですが、同じようにIndeedを無料で利用している企業・事業者は数多く存在しています。

 そのため、たくさんある求人の中に自社の情報が埋もれやすく、求職者から思うような反応が得られないことも珍しくありません。

 よりIndeed内で自社の求人を露出させたいのであれば、スポンサー広告を利用してみましょう。

 Indeedのスポンサー広告は、クリックされた分だけ費用が課金される「クリック課金制」を採用しているため、掲載期間に応じて課金されない分、無駄なコストが発生しにくいのがメリットです。

有料広告を利用することで、自社の求人がより求職者の目に留まりやすくなります。

あまり採用を急がない求人は無料掲載、アルバイトスタッフを至急確保したい場合は有料広告といったように、自社の現在の課題に応じて使い分けることをおすすめします。 

【Indeedの料金体系】無料・有料の違いやクリック単価・支払い方法など幅広く解説

Indeed掲載基準チェックシート

Indeedの掲載基準をチェックシート形式にした資料です。違反している項目がないかチェックしていきましょう。


Indeedの無料掲載と有料掲載の違い

 Indeedにおける無料掲載・有料掲載の違いを端的にまとめると、主に「検索結果で自社求人が表示される回数」に違いがあります。

 有料掲載を利用することで、例えばGoogleのような検索エンジンと同様、自社の求人が検索結果の上位に表示されやすくなります。

 他には、求人検索結果に企業ロゴを表示させ露出度を高める「注目の企業」や、求人情報ごとの表示回数・クリック・応募あたりの費用などの情報をもとにした「求人効果の分析」といった機能が利用できます。

 さらに、月の有料掲載額につき一定の基準額(最低150,000円)を達成していれば「企業ページプレミアム(CMPP)」が利用できます。

 もちろん、無料掲載の機能は有料掲載でも引き続き利用できるため、Indeed経由の応募率を高めたい場合は有料掲載の利用を検討してみましょう。


Indeedの有料掲載はどのくらいの費用が必要?

Indeedのスポンサー枠を使って有料掲載する場合、条件に応じた費用が必要です。

 1クリック当たりの単価は業種別に違い、20円~600円くらいと、広い幅で設定されています。もっとも安いのが教育関係20円~100円、もっとも高いのが建築関係の300円~600円です。

 職種別では、事務がもっとも安く、エンジニアやコールスタッフ、営業などは単価が高くなる傾向にあります。アルバイトであれば50円~100円、正社員なら100円~300円程度が平均です。

 予算オーバーにならないように、求人したい業種、職種ごとクリック単価を調べて、いくらくらいまで課金できるのか、事前に決めておきましょう。

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求人掲載にIndeedを選ぶ5つのメリット

求人掲載できるサイトはたくさんありますが、その中でもIndeedが選ばれているのには理由があります。
5つのメリットから、Indeedの魅力、利用するべき理由を探ってみましょう。


無料で求人掲載ができる

Indeedの無料掲載を利用すれば、初期費用や掲載費用、採用報酬などのお金が一切発生しません。応募の有無に関係なく、掲載するだけで費用がかかる求人サイトと違い、ローコストではじめられます。

 採用コストの高さで悩んでいる、という場合、Indeedを利用することで、費用面の問題を改善できる可能性があります。


求人掲載後の改善ができる

Indeedは求人掲載をした後、いつでも好きなときに内容を修正できます。成果が出ない場合は、キーワードを変えたり、待遇を改善したり、といった工夫で、人材へのアプローチを変えてみましょう。

 採用が厳しいと言われる現在、どのような文章が適しているのか分析・アップデートが欠かせません。

随時内容を変更できる、Indeedの機能を使って、より良い情報を求人票へ明記し、PRしていきましょう。


Indeedは訪問者数がずば抜けて多い

Indeedは国内で最も訪問者数の多い、人気の求人検索エンジンです。

月間訪問者は国内だけで2700万人以上(※)と、たくさんのユーザーが求人情報を求め、利用しています。※Indeed公式ホームページより(2023年10月現在)

 日本で主流となっている求人検索エンジンサービスに、「求人ボックス」や「スタンバイ」などがありますが、訪問者数・掲載求人数どちらもIndeedが国内トップの媒体となっています。

求人検索エンジンとは?有名サイト5社を徹底比較


SEOも最強クラス

Googleの検索窓で、「求人」と入力すると、いくつかのサイトが一覧で表示されます。この時、結果を見た求職者の多くが、上位表示されたサイトをクリックします。

 Indeedは、求人関連のキーワードで検索した場合、ほぼ上位に掲載される、SEO最強クラスのサイトです。

 SEOは、ユーザーの検索意図に合った内容が求められます。求職者の意図や希望を把握し、つねに「求職者ファースト」でサービスを提供しているIndeedを活用すれば、検索エンジンを通じて、自社求人が閲覧される可能性を増やせます。


掲載期間が自由に選べる

一般的な求人サイトは、費用に応じた掲載期間が決まっています。コストをかければかけるほど、長期掲載できますが、その分採用費用がかさんでしまうでしょう。

 その点Indeedは、無料プランで求人掲載できるだけでなく、掲載終了期間の決まりもありません。毎月の費用を気にせず求人を継続するなら、自由度の高いIndeedを検討してみてください。


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求人掲載にIndeedを選ぶ3つのデメリット

Indeedはとても有効な採用手法ですが、利用するデメリットもあります。
申し込みをする前に、良くない点も知っておきましょう。


競合が多く、応募につながりにくい

求人を無料掲載していたり、競合が多い職種だったり、という場合、他社の求人情報に埋もれてしまい、自社求人を求職者に見てもらえません。

より注目して貰うため、キーワード選定に力を入れたり、有料オプションや代理店を活用したり、といった労力や費用が発生する場合があります。


運用に手間がかかる

Indeedは、掲載した求人を修正、改善しながら応募増を目指せるサービスです。一方で、求人票を更新する手間や時間がかかるケースがあります。

 採用担当者が多忙で、改善や更新が十分にできない、という場合、応募者が求める求人情報を提供できず、アクセスにつながらない恐れがあります。

 Indeedを活用するなら、運用に必要な人材、時間を確保しておきましょう。


スポンサー求人広告の運用が難しい

Indeedの有料枠でもあるスポンサー求人は、Google広告のような運用が必要になってきます。求人応募状況に応じてクリック単価を調整し、求人情報を変更しなければなりません。

過去に広告運用を経験していた人であれば問題ありませんが、そうではない場合難しく感じられます。むやみに単価調整をしてしまうと無駄に費用を消化するだけになってしまうリスクがあります

Indeedの広告運用で効果を出すコツ|無料・有料の違いや運用代行についても解説

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Indeedで求人掲載をする際の注意事項

手軽に求人掲載ができるIndeedですが、運用の際に注意するべき点もあります。無料=何を掲載してもOK、ではありません。事前に注意事項に目を通して、正しい情報を記載しましょう。

Indeedに無料掲載できない!求人票が削除される原因と対策について解説


掲載基準に違反する求人情報は掲載されない

Indeedでは、法に触れる求人や差別的な表現、求職者に費用が発生するような内容、虚偽の求人内容の掲載が禁止されています。

 Indeedの掲載基準は、公式ページに記載されています。
事前に内容をたしかめて、ガイドラインに適した求人情報を記入しましょう。

※Indeedの求人掲載に関するガイドラインはこちら

ガイドラインだけでなく、Indeedには非公式の掲載基準が存在します。

 これはIndeed独自の掲載基準で、内容は公表されていません。また、定期的に更新されるため、「数日前まで掲載されていたのに消えている……」というケースもあります。

 求人情報は掲載したら終わり、ではなく、継続してアップされているかどうか、定期的に確認してみましょう。

2023年最新|Indeedの掲載基準を解説【チェックリスト付】


Indeedで直接投稿して無料掲載する3つの手順

Indeedでの求人を楽に進めるなら、直接投稿が便利です。どのように進めていけば良いのか、3つの手順を紹介いたします。


STEP1:アカウントを作成する

Indeedの公式ホームページにある「無料で求人掲載」をクリックして登録します。メールアドレス、パスワードを設定して、企業アカウントを作成しましょう。

 GoogleやFacebook、LINEのアカウントを利用しての、アカウント作成も可能です。


STEP2:求人情報を入力する

アカウントが作成できたら、求人情報を入力します。入力するべき内容を順にみてみましょう。


1.会社の基本情報を入力
会社名、従業員数、ご担当者名、電話番号



2.求人の基本情報を入力
職種名(必須) 求人キャッチコピー、職種カテゴリー、勤務地



3.求人の詳細を入力
雇用形態、給与、採用予定人数、採用までの希望日数



4.求人の募集要項を入力

Indeedには、募集要項を記載する際の注意書きが用意されています。説明をよく読んで、法令違反や不適切な表現を含まないように、規約を順守して作成しましょう。

Indeedで用意されている「求人テンプレート」を活用するのも良い方法です。

 仕事内容、アピールポイント、求める人材、勤務時間・曜日、休暇・休日、勤務地、アクセス、待遇・福利厚生、その他、掲載画像の選択、タグ設定など、応募者が知りたいデータをしっかり含めて、効果的な求人表を作成しましょう。


STEP3:応募関連の設定


最後に、応募者に関する必要な情報の設定(基本情報のみor履歴書が必要) 、通知問合せの設定を行います。

1.事前スクリーニングの設定
審査用の質問を設定して、応募者を選定することができます。また、自動面接予約をすることでスピーディーに対応することができます。


2.入力内容の確認、有料オプションの設定

入力内容の確認をしたら、有料オプションの設定画面が出てきます。

無料掲載を希望する場合は「無料で投稿する」を選択してください。

 「求人の投稿が完了」の画面が出てきたら、設定完了です。自社求人の内容が、反映されるまで待ちましょう。



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Indeedの求人掲載で応募を増やす3つのポイント

たくさんの企業に利用されているIndeedは、取り扱う求人数も膨大です。この中から自社求人の閲覧数、応募数を増やすには、企業ごとの工夫が欠かせません。

 Indeedで応募を増やすためにしておきたい、3つのポイントをみてみましょう。


検索されやすいキーワードを盛り込む

Indeedで仕事探しをする際、求職者が「勤務地」「雇用形態・こだわり」「職種」などを入力すると、条件にマッチする求人情報の検索結果が表示されます。

求職者に自社の求人情報をみてもらうためには、求職者がどのようなキーワードを入力するのかを把握しておく必要があります。「事務」「ドライバー」などの職種に関するものから、「土日休み」「月給20万円以上」など幅広くキーワードは存在します。

Indeedの検索アルゴリズムは公表されていませんが、「キーワード」「ユーザーの位置」「過去の検索履歴」が影響するといわれています。

求職者が入力するキーワードが検索結果に大きく影響しますので、求人情報に盛り込むキーワードが非常に重要です。

Indeedでは「キーワード」が超重要!求職者の目に留まる求人票作成のポイント


求人記事はターゲットごとに作る

自社が希望する人材へ情報を届けるために、採用ターゲットごとに求人記事を作成しましょう。

 一番上に表示される職種名は、特に重要です。ユーザーがもっとも注目する箇所のため、分かりやすい内容を意識しましょう。

 応募数を増やすために、職種名だけでなくどんな職種なのか、という点も記載してください。

 仮に営業職の場合、「営業職」で終わるのではなく、新規飛び込みなのか反響営業なのか、個人向けなのか法人向けなのか、といった部分をくわしく書くと、良い反応が期待できます。

【職種の記載例】 
・アパレル通販サイトのお客様電話応対
・日用品のルート営業(既存お取引顧客) 
・有料老人ホームの介護職員
・宅配ピザの原付デリバリースタッフ

求人原稿も、ターゲットが興味関心を持ちそうな文章を意識しましょう。

 正社員の営業職であれば、ノルマや新規開拓の有無や1日の労働時間、残業、賞与、インセンティブなど、包み隠さず公表することで、適した人材の獲得につながります。

 くわしい求人情報の公表は、ミスマッチの低減につながり、早期退社を予防できます。

 その他にもIndeed求人で効果を出す方法がたくさんあります。下記記事で紹介していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。

【チェックシート付】Indeedの露出改善にも使える!Web求人の原稿内容11のチェックポイント


継続しての運用が大事

Indeedは企業にとって、有効な採用手法の一つです。まだ利用したことがなく、採用の悩みを抱えているなら、無料プランからじっくり試してみてください。

 Indeed運用は、すぐに効果が出なくても、企業へのダメージがほとんどありません。

 活用のポイントを押さえながら、採用ターゲットの気持ちに寄り添い、求人情報を編集する。PCDAのサイクルを回して、自社に興味を持つ人材と出会える率を、高めていきましょう。


運用が難しい場合は代理店という選択肢も

自社で運用しても思うような成果が出ない場合、代理店に運用を依頼する、という方法もあります。

 Indeed運用のプロに、採用担当者や人事の代わりに求人原稿を作成してもらったり、必要に応じた修正をお願いできたりするため、応募や問い合わせにつながりやすいでしょう。

 採用担当者の負担を減らせるというメリットがある一方で、代理店へ支払う費用が発生します。

 Indeedの有料オプションを利用する場合、Indeedに特化した代理店に相談する場合、その他求人サイトを利用する場合、それぞれどのくらいのコストがかかるのか、比較検討の上、最善の方法を決定しましょう。

Indeed代理店の種類や選び方・比較ポイントを徹底解説!


Indeed求人掲載のまとめ

Indeedへの求人掲載は、基本的に無料掲載が可能で、入力作業もそれほど難しくありません。

 しかし、より効果的にIndeedを活用したい場合は、無料掲載に比べて多様かつ便利な機能が利用できる、有料掲載の利用がおすすめです。

Indeedを試してみたいけど「忙しくて自社で求人記事作成するのは難しい」「効果をだすためのノウハウがない」というご担当者様には、採用管理システム「ワガシャ de DOMO」をお勧めいたします。

「ワガシャ de DOMO」は、Indeedや複数の求人サイトへ自動連携、しかも求人の記事作成や運用は料金内でプロが代行するサービスです。ご興味のある方は、ぜひお問合せください。


ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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