介護業界で働く人の本音調査!約7割は離職経験があるものの、約6割は業界復帰も検討?
こんにちは、ヒトクル事務局です。
この記事は当局が独自に実施した求職者の動向をレポートにしたものです。
今回は「介護業界」で就業経験がある男女123名の回答をもとに、「離職経験」や「離職後の進路」等、WEBアンケートの結果をもとに求職者の実際の声をまとめています。今後の採用に向け参考にしていただければ幸いです。
調査名:介護業界従事者に関する調査
調査方法:インサーチ東海を利用したインターネットリサーチ
調査期間:2020年1月6日~2020年1月8日
対象条件:現在または過去に介護業界で正社員・アルバイト・パートで就業していた方
回答数:123名
3年未満に約6割が離職経験あり
【介護業界における離職経験の有無】
回答者のうち68%の人が「離職経験がある」と回答しました。
約7割が離職経験があるということで、採用以外にもスタッフの定着化も課題として想定されます。
【離職までの在籍期間】
離職までの期間として、「1年未満で離職した」が32%、「1年以上3年未満で離職した」が33%、「3年以上就業後に離職した」が35%となります。
3年以内の離職が約6割と、早期での離職傾向があることがわかります。
離職理由としては「職場の人間関係」が34%で最多
【当時の離職理由】
離職理由として「職場の人間関係」が34%で最多となりました。
その他にも「給与の低さ(23%)」「理念や運営のあり方に不満(21%)」なども見られ、スタッフ定着に向けた見直しや、理念などは共通認識を深めることが重要です。
新規のスタッフ募集においても人間関係などの職場の雰囲気についての訴求をしたり、給与の見直しや、運営のあり方を打ち出したりすることで、採用後のミスマッチを防止する事ができます。
【人間関係に関する具体的な悩み】
最も離職理由として多い「人間関係」について、もう少し深ぼった結果が以下の通りです。
「仕事の考え方・進め方に納得ができなかった(28%)」と、業務内でのコミュニケーションの中で不満を感じている可能性があります。
業務指示や指導の中でちょっとしたすれ違い等が発生している可能性があるため注意が必要です。
また、これらの離職要因の見直しは定着化だけでなく、「スタッフが長く働ける職場=魅力的な職場」とも見ることができ、今後の採用にもつながっていくことでしょう。
離職者の6割が復帰に前向き
【離職後の進路状況】
離職後の進路状況として62%が「他業界へ転職」しているという状況があり、経験者層はなかなか簡単には採用できないのでしょうか?
下図においては、「①無職」「②他業界へ転職」と回答した65名に対して、介護業界への復帰意向について質問してみました。
【介護業界への復帰意向】
「今後、介護業界への復帰意向はありますか?」と質問したところ、「はい」と回答した人が12%、「条件次第」と回答した方は49%と、約6割以上の方が復帰自体には前向きという答えになりました。
これらのように、実際の就業者/経験者の実態から職場環境や条件等の見直しをすることで、経験者など質の高い人材採用への可能性が拡がっていきます。
今後の採用を成功させるためには、募集条件や職場環境の見直しをし、それを踏まえた採用情報を求職者へ発信していくことが重要です。
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