応募・面接に関する求職者調査レポート

応募・面接に関する求職者調査レポート
目次

こんにちは、ヒトクル事務局です。本記事は、ヒトクル事務局が独自に実施した応募・面接に関する求職者調査をレポートにしたものです。
求職者がどんな時に面接をキャンセルするのか、また企業の面接でよかったこと、不満に思ったことなどを調査しております。面接のドタキャンや、採用辞退にお悩みの採用ご担当者さまのヒントになれば幸いです。

【調査概要】
調査方法 :インサーチ東海を利用したインターネットリサーチ
調査期間 :2021年7月16日~2021年7月18日
対象者条件:過去求人へ応募・面接をしたことのあるモニター
回答数  :静岡・愛知在住の男女1060名



ダイジェスト

・応募の賞味期限(応募してから最初の連絡がくるまでの期間)
理想的な期間は「応募後2~3日以内」が43.2%で最も多い割合。

・面接キャンセルについて
キャンセルの理由の6割は、「他社で採用が決まったから」。
よい人材ほど、他社で採用が決まりやすいと考えると、良い人材を確保するためにも、応募対応の初速が非常に重要。

・面接時の対応について
「信頼関係ができる」ことがモチベーションアップにつながる。
その一方で、不満の理由第1位は、「面接官の態度が横柄で印象が悪い」ついで「求人情報と実態が異なる」。いずれも、企業側の努力で解消できる部分が多数を占めた。

・面接で聞きづらいこと
面接で聞きたいけど、聞きづらいことがある人は7割。求職者が質問しやすい雰囲気づくりを作りましょう。
聞きづらい質問は「給与・昇給」「人間関係」についてが多いため、企業側から話すことで不明点が解消されて、採用辞退や早期退職を防ぐことができます。


応募後3日以内の連絡が理想的

●求人募集に応募してから、面接に進むまでの期間についてお聞きします。応募してから、企業・店舗の担当者から最初の連絡(面接設定の連絡)が来るまでの「理想的な期間」はどの程度ですか。


理想的な期間は「応募後2~3日以内」が43.2%で最も多い割合となっております。特筆すべきは、「応募したその日」そして「応募した翌日以内」が合わせて3割近くいることです。求職者は、よりスピーディなー対応を求めていることが分かります。


キャンセル経験は24%と少数派

●あなたは、今までに面接の予定をキャンセルしたことはありますか。


面接をキャンセルしたことがある人は、24%。想定以上に少数派となりました。


キャンセル理由は「他社で採用が決まったから」

●前問で「ある」と回答した方に伺います。キャンセルの理由にあてはまるものをすべて選んでください。(複数回答)


キャンセルの理由の6割は、「他社で採用が決まったから」です。求職者は気になった求人案件に複数応募することがあります。よい人材ほど、他社で採用が決まりやすいですので、良い人材を確保するためにも、応募対応の初速が非常に重要となります。


「信頼関係ができる」ことがモチベーションアップにつながる

●面接中の事についてお聞きします。面接を受けている際に、応募先からどのような対応を受けると、「そこで働きたい」という気持ちが強くなりますか。あてはまるものをすべて選んでください。


「仕事に対する説明を十分にしてくれる」「納得のいく回答が得られる」「不都合な内容も隠さず話してくれる」など、「信頼関係ができる」ことがモチベーションアップにつながっています。

●今まで受けた面接で印象が良かった面接のエピソードがあれば教えてください。(自由回答)
・ 明るい笑顔を絶やさず、気さくな雰囲気の面接官だった時は安心しました。
・ 雑談などで場の雰囲気を和らげてくれて、緊張をほぐしてくれたこと。
・ 今まで頑張ってきたことや将来の夢について聞かれ、答えたところ、興味を持って聞いてくださった。退職した今でも応援してくれている。


不満に思ったことがあるが4割

●面接中の事についてお聞きします。面接を受けている際に応募先に対して不満に思ったことはありますか。


不満に思ったことがある方が4割程度。


不満の理由1位は、「面接官の態度」

●前問で「不満に思ったことがある」と回答した方に伺います。不満に思った理由にあてはまるものをすべて選んでください。(複数回答)


不満の理由第1位は、「面接官の態度が横柄で印象が悪い」ついで「求人情報と実態が異なる」。努力次第で、不満は解消できる内容ですので、点検してみましょう。

●今まで受けた面接で印象が悪かった面接のエピソードがあれば教えてください。(自由回答)
・ 面接官同士でコソコソ話をしていたこと。
・ 出身地や親の職業、現在の賃貸の家賃など等、かなり個人的な質問ばかりされました。
・ 雇ってやるみたいな態度で足を組んで威張った感じを受けた。


「面接で聞きづらいことがある」が7割近く

●面接で聞きたいけど、聞きづらい質問はありますか。


面接で聞きたいけど、聞きづらいことがある人は7割近くいる結果となりました。疑問や不明点があると、結果的に採用辞退や早期退職につながりかねません。求職者が質問しやすい雰囲気づくりは非常に重要です。


「給与・昇給」「人間関係」が聞きづらい

●前問で「聞きづらい質問がある」と回答した方に伺います。聞きづらい質問の内容について、あてはまるものすべて選んでください。(複数回答)


聞きづらいことの第1位は「給与・昇給」、ついで「人間関係」です。面接で聞きづらいことは、なるべく企業側から話をするとよいでしょう。また、よく聞かれる質問については、求人情報にも盛り込んでおくと親切です。


いかがでしょうか。本記事は、応募・面接に関する求職者調査をレポートしました。求職者が応募してから、最初の連絡がくるまでの理想の期間や、面接でよかったこと、不満におもったことなど、参考になりましたでしょうか。

求職者の目線に立って応募・面接で対応することで、企業にとってよい人材の採用につながります。ぜひ自社の応募・面接体制のヒントにしてください。

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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