履歴書送付率の向上で採用を有利に! 離脱を防ぐテクニックを解説!
「求人ページや求人広告は閲覧されているけれど、履歴書送付につながらない……」
このようなお悩みはありませんか?
採用活動を一歩先に進めるなら、履歴書や職務経歴書などの応募書類を気軽に送れる仕組み作りが必要です。
なぜ、候補者が履歴書郵送の段階でストップしてしまうのか、離脱してしまう理由と、送付率を上げるテクニックを解説いたします。
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採用フローの中で、意外に多い「履歴書郵送」での離脱
採用が思うようにいかない場合、まずは採用フローの各ステップで応募者がどこで離脱しているのか、どこに問題があるのかを把握することが重要です。
【例:採用フロー】
応募・・・・5人
履歴書郵送・・2人(40%)
面接・・・・2人(100%)
採用・・・・1人(50%)
例えば上記の場合、応募は5人あったにも関わらず、まずは履歴書郵送の段階で6割(3人)の方が離脱しています
応募の段階では、「ここで働きたい」という強い思いがあった求職者も、日々忙しい中で履歴書を作る時間をとれずに、そのうち「もう、いいか」と応募意欲がなくなってしまう、ということは想像がつくでしょう。
上記のような問題があるならば、履歴書の送付率をアップすることで、採用がうまくいくかもしれません。
履歴書送付率をアップする3つのテクニック
求職者からの履歴書送付率をアップするなら、時代に合わせた方向転換が必要です。
履歴書を多く集める企業、採用担当者が実践している、応募書類送付のハードルを下げるテクニックをみてみましょう。
テクニック1:履歴書の手書きを止める
以前の履歴書は、一枚一枚手で書くのが常識でした。ですが現在は、ペーパレス化、IT化が進み、インターネット上で作成する例が増えています。
履歴書応募率が上がらない場合、
「求人広告に興味を持っていたけれど、手書き履歴書が必要とわかり諦めた」
「履歴書を書いてみたけれど、漢字や内容を間違えてしまい再度書く気になれなかった」
そんな理由があるかもしれません。
ネットで気軽に作成できるシステムにすれば、履歴書や職務経歴書作成の負担を減らせるため、応募者の増加が期待できるでしょう。Web上で無料作成できるのも、電子履歴書を活用するメリットです。
履歴書をデータ送付にすれば、企業側の管理が楽になる、というメリットもあります。これまでに送られてきた履歴書の保管に困っている、という場合は、履歴書の電子化を検討してみてください。
パソコンで作成した履歴書を、自宅のプリンタで出力したり、コンビニでプリントしたりできるサービスもあるため、紙で提出をお願いしたい企業も、問題なく導入可能です。
テクニック2:履歴書の郵送をやめる
履歴書を書くだけでなく、郵送する作業は応募者の大きな負担になります。
- 履歴書サイズの封筒を購入する
- 応募先企業の郵便番号や郵便料金を調べる
- 応募書類をクリアファイルに入れる
- 郵便局に足を運んで切手を購入する
- 履歴書在中、応募書類在中などの言葉を封筒に書き添える
- 必要に応じた応募書類の送付状や添え状の作成
など、履歴書送付は、求職者にとって非常に手間がかかる作業です。
送付状や添え状を合わせて履歴書を送るのがマナー、という時代はすでに終わりを迎えています。
履歴書は当日持参、もしくはメール送付でOKにすると、履歴書送付の可能性を高められます。
テクニック3:写真なしで応募できるようにする
電子履歴書であっても、写真館や証明写真機へ撮影に行ったり、撮影したデータをアップロードしたり、というのは手間になります。
通常の履歴書を使用する場合、履歴書1通につき、写真が1枚必要になるため、証明写真代がかさむケースも考えられます。
このような写真撮影にかかる時間、費用を削減するなら、写真添付を不要にしてみましょう。
本人確認のため、という意見もありますが、写真がなくても採用後の書類で確認可能です。
以前は当たり前だった履歴書の写真も、ルッキズム(外見重視主義)が問題視される世の中になり、写真は選考に必要ないのでは? という声が広がっています。
「書類の情報だけで面接に進めるのか、担当者に判断して欲しい」
と考える就活生や転職活動中の人が多いことから、写真なしでの採用活動が今後増えていくと予想されます。
自社オリジナルのエントリーシートを作る方法も
履歴書をパソコンやタブレットで手軽に作成できる時代だからこそ、自社オリジナルのエントリーシートを作るという手法もあります。
履歴書の内容は、どれも似たり寄ったりになりがちですが、エントリーシートであれば面接前に人材の希望や採用担当者が知りたい部分をチェックできるため便利です。
アルバイト採用などの現場では、履歴書自体を不要にして、エントリーシートのみで進める例が少なくありません。応募者がその場でエントリーシートを記載する方法、応募者へ質問をしながら担当者がエントリーシートを埋めていく方法など、幅広い活用方法があります。
正社員の募集の場合は、
- 希望する職種
- 入社後にやりたいこと
- 自社を志望した理由
- 学生時代に頑張ったこと
- 会社選びで大切にしていること
- 入社後にやりたいこと
など、自由に項目を設定できるのが、エントリーシートの強みです。
エントリーシートを活用すると、書類選考をスムーズに進めたり、面接での質問をより的確にしたり、といったメリットが得られます。
不必要な項目は減らし、自社に必要な質問を増やせるオリジナルのエントリーシートで手書き履歴書や写真貼付の習慣から脱却して、気軽に応募できる企業を目指しましょう。
まとめ
これから先、手書きの履歴書や面倒な郵送送付は減っていくと予測されます。
コスパやタイパを重視する若い世代が多いことからも、情報をできるだけ楽に送付できるシステムが重要です。
応募率を上げるために、手間を省ける部分はカットして、より候補者に寄り添えるエントリーシートなども活用しながら、採用活動を有利に進めていきましょう。
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