「スタンバイ」とは?無料で掲載する方法、Indeedとの違い
スタンバイはIndeed(インディード)と同じ求人検索エンジンで、1000万人(※)の求職者に利用されている国内屈指のサービスです。
使い方によっては非常にコストパフォーマンスの良い求人活動が出来ます。仕組みや特徴を理解し、効果的に使いましょう。本記事では求人検索エンジン「スタンバイ」について解説します。
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スタンバイとは?
スタンバイとはIndeedと同じ求人検索エンジンの1つです。
1000万件以上もの求人情報が掲載されており、国内で主要な求人検索エンジンのひとつです。全国の求人を取り扱っており、あらゆる職種・雇用形態に幅広く対応しています。
求人検索エンジンとしては国内最大級の規模
スタンバイは、2023年5月に月間ユーザー数1,000万人を突破しており、国内では最大級の求人検索エンジンに数えられます。
求職者は、正社員、アルバイト・パートはもちろん、派遣や業務委託、インターンなど幅広い雇用形態の中から求人を検索できるため、企業としても多様な求人を出すのに便利です。
また、全国各地の求人を掲載できるため、県をまたいでに応募をかけたい場合にも活用しやすいでしょう。
掲載自体は無料で利用可能
他の求人検索エンジンと同様に、スタンバイも掲載無料で利用できるサービスです。
料金は、求人票がクリックされた際に費用が発生する「クリック課金型」での算出となるため、採用状況・採用目的に応じて柔軟に活用できます。
求人サイトの掲載料が馬鹿にならないと感じている企業担当者の方は、スタンバイをメインに採用活動を進めることで、採用コストを大幅に節約できる可能性があります。
Yahoo!ユーザーにもアプローチできる
スタンバイに求人を掲載すると、日本で特に利用されているポータルサイト「Yahoo!JAPAN」を利用するユーザーにアプローチできるメリットがあります。
Yahoo!には求人サービス「Yahoo!しごとカタログ」というサービスがあり、企業の評判・社員の口コミ情報などを確認することができます。
このサービスに備わっている求人検索機能は、スタンバイの求人が優先表示される仕組みになっているため、Yahoo!ユーザーの求職者に自社求人を訴求するのに役立ちます。
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スタンバイの特徴
スタンバイにはさまざまな特徴があります。その特徴は以下の通りです。
Yahoo!ユーザーである主婦・シニア層に強い
スタンバイの運営会社「株式会社スタンバイ」は、Zホールディングス株式会社とビジョナル株式会社の子会社です。
ZホールディングスとはYahoo!やソフトバンクの持ち株会社、ビジョナルはビズリーチの持ち株会社です。Yahoo!の関連企業が運営しているスタンバイは、検索エンジンYahoo!のお仕事情報サービスである「Yahoo!しごとカタログ」と自動連携しています。
Yahoo!は、日本ではGoogleに次いで利用者数の多い検索エンジンです。
特に主婦やシニア層に強いと言われており、そのYahoo!ユーザーへ求人情報を露出させることができます。
求人掲載数が多い
スタンバイは、国内でも有数の求人掲載数の多さです。実に1000万件以上もの求人情報が掲載されています。
国内の主要な求人検索エンジンはスタンバイのほかにIndeedや求人ボックスがあります。Indeedがもっともユーザー数が多いですが、スタンバイや求人ボックスもそれに次ぐユーザーがおり、仕事探しをする求職者に支持されているサービスです。
無料で掲載ができる
スタンバイは、インターネットを巡回してWEB上のあらゆる求人情報を集め、求職者が検索しやすいようにインデックスするという仕組みをもっています。
そのため、企業の採用ページやハローワークインターネットサービスなどに掲載されていれば、スタンバイに無料で掲載することができます。
求職者にとっても、求人メディアの垣根を越えて、スタンバイのサイト内で多くの求人情報を探すことができるため、利便性が高いサービスです。
こだわりの検索条件が豊富
スタンバイは検索条件が豊富で、さまざまな条件で求職者が検索できます。「ここだけは譲れない」というこだわりの条件を持った求職者はスタンバイの検索軸の多様さに惹かれて集まってくると考えられます。つまり、自社がそのようなこだわりの条件を提供出来る場合、優秀な人材とのマッチングの確率が高まります。
例えば、スタンバイでは以下のような条件で検索できます。
- 働き方(土日祝休み、週2〜3日勤務、短時間勤務、シフト自由、在宅、短期、転勤無し、など)
- 歓迎条件(未経験OK、ブランクOK、学歴不問、主婦・主夫歓迎、シニア歓迎、副業OK、など)
- 給与や待遇(交通費支給、社員登用あり、昇給あり、賞与あり、即日払い、など)
- 福利厚生(産休育休実績あり、研修あり、社宅完備、資格取得支援あり、など)
- その他(まかないあり、急募、服装自由、オープニングスタッフ、など)
このように非常に多彩な条件を組み合わせて検索できるので、ミスマッチを減らせるのが特徴です。
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スタンバイを利用しているユーザーのデータ
続いては、スタンバイが公表している会員データ(採用・人事のお役立ち情報)につき、年代・地域・雇用形態といった観点からご紹介します。
25歳-54歳まで幅広い年代が利用
スタンバイは幅広い年代から利用されている求人検索エンジンで、35-44歳の利用者がもっとも多く、次いで25-34歳、45-54歳の年代が利用しています。
そのため、複数の求人を出したい、多様な人材にアプローチしたいといった状況においても、柔軟に求人を掲載することができます。
また、性別の比率は概ね男性50%・女性50%となっています。
関東を中心としたユーザー
スタンバイは、Yahoo!Japanとの連携も含め、全国各地の求職者が自社求人を確認できる規模の求人検索エンジンといってよいでしょう。
その上で、特に多くスタンバイを利用しているユーザーは、関東で50%、近畿地方で17%、中部地方で11%となっています。
他の求人検索エンジンや求人サイトを併用する場合は、例えば関東地方の求人は優先的にスタンバイに掲載するなど、地域を絞った運用を行うのも一手です。
多様な雇用形態に対応
スタンバイに掲載できる雇用形態は、以下の通り様々な種類が存在しています。
- 正社員
- アルバイト・パート
- 派遣社員
- 契約社員
- 業務委託
- 新卒
- インターン
応募職種が多い場合、採用戦略に即した人材採用を効率的に進めたい場合などは、使い勝手の良いサービスの一つとなるでしょう。
なお、スタンバイ内で募集されている主な雇用形態は正社員とパート・アルバイトが多く、次いで派遣社員、契約社員、業務委託と続きます。
※スタンバイ公式サイトより
スタンバイに無料で掲載する方法
スタンバイに無料掲載する方法は2種類あります。それはクローリングとデータフィードです。それぞれがどう違うのか詳しく解説します。
クローリング
クローリングとはクローラーと呼ばれるシステムが自動的にインターネットを巡回し、情報を集める方式です。よってクローリングによってスタンバイに求人情報を掲載するには自社サイトに求人情報を載せる必要があります。
ただし、自社サイトに求人情報を載せてからクローラーが来るのをただじっと待つわけではなく、スタンバイにクローリングの申請をすると数時間後にクローラーが来てくれます。
データフィード
データフィードとは求人情報をXMLという形式のファイルに整形してスタンバイに送信し、掲載してもらう方法です。XMLの形式にするのはスタンバイのシステムがXML形式でデータを読み込むためです。
この方法は大量の求人票を掲載する際に利用します。クローリングと比べてスムーズに掲載することはできますが、XMLの形式にするのに専門知識が必要となります。
スタンバイと連携している採用管理システムを使う
採用管理システムは、採用にかかる工数を削減し、採用担当者が本来の仕事に集中することで良い人材の獲得につなげることができるシステムです。求人票作成、各求人サイトへの露出、応募者管理、選考管理、内定者管理などの機能があります。
スタンバイと連携している採用管理システムで、求人票を作成することができます。この方法は、複数の求人募集がある企業や、採用難の企業に向いている手法です。
※スタンバイと連携している採用管理システム
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スタンバイの有料広告について
スタンバイは、求人をクリックするごとに課金される料金体系です。
掲載料金・初期費用は無料で利用できる
スタンバイは、求人の掲載料金や初期費用がかからず、無料で利用できる求人検索エンジンです。
そのため、次のようなケースにおいて、別途料金が発生することはありません。
- 求人掲載に関する相談
- アカウントの新規作成
- 求人掲載
一般的な求人サイトのように、一定期間求人を掲載するだけで料金が発生したり、システム等の利用にあたり初期費用を支払ったりすることがないため、求人掲載のコストを抑えたい場合でも安心して利用できます。
クリック単価は「1クリック20円〜」
スタンバイの利用中に料金が発生するのは、基本的に「求人票がユーザーにクリックされた」タイミングです。
スタンバイ内において、ユーザーにより求人が検索された後、自社の求人票がクリック・閲覧されて初めて料金が発生するイメージです。
クリック単価は1クリック20円~となっていますが、掲載する求人の雇用形態によって下限クリック単価は異なるため、利用前に確認しておくことをおすすめします。
日または月ごとに上限を設定できる
スタンバイでは、有料で求人を配信する場合、日ごと、または月ごとに「上限額の設定」ができます。
例えば、1月の有料配信上限額を50,000円と設定したら、その予算に達したら求人の掲載はいったん停止されます。
自社で定めた予算の範囲内で求人掲載が可能になるため、限られた予算内での求人掲載・運用が求められる場合に便利です。
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スタンバイとIndeed、求人ボックスとの違い
スタンバイと他の求人検索エンジンはどこが違うのでしょうか。他の主要なサービスと比較してみます。
Indeedとの違い
Indeedは求人検索エンジンでユーザー数No1のサービスです。もともとはアメリカの会社でしたが、現在は日本のリクルート社に買収されて子会社化しています。
全世界をターゲットにしており、1秒間に10件の求人情報が追加され、日本だけで月間4000万回の閲覧数があると言われています。
スタンバイも規模の大きなサービスですが、認知度やユーザー数で言えばIndeedよりも劣っていると言わざるを得ません。
しかし、スタンバイにはIndeedにはない強みがあります。それはYahoo!との連携です。日本での検索エンジンはGoogleとYahoo!の二強状態となっており、
特に30歳〜50歳のミドル層はYahoo!を利用する人が多いと言われています。
※Indeedへ掲載する方法をカンタン解説|直接投稿する方法や応募を増やすポイント
求人ボックスとの違い
求人ボックスは日本を代表する求人検索エンジンで、月間の閲覧数は1,200万回程度と言われています。
求人ボックスとスタンバイとの違いは、ユーザー層の違いです。
求人ボックスはスタンバイに近い利用者層の構成のになりますが、55歳以上の年配層の人材は少ない傾向にあります。
一方、スタンバイは55歳〜64歳の年配層人材に一定程度リーチしています。おそらく先述したようにYahoo!との連携が効いていると思われます。
この世代が初めてインターネットに触れたころはまだGoogleは存在せず、Yahoo!が検索エンジンの最大手だったため、年配層にはYahoo!のサービスを使う人が比較的多いのでしょう。
※「求人ボックス」とは?特徴や他の求人媒体との比較
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スタンバイの導入事例
スタンバイを利用して成功した事例を2件、ご紹介します。
スタンバイ利用企業の成功事例①保育園
成功事例の1例目は、全国各地で保育園施設を運営しているK社のケースです。
K社では、主に次の2点の理由から、スタンバイ導入に至りました。
●コストをかけずに自社の認知度・ブランド力だけでの集客が難しい状況の中、少しでも採用コストを抑えて効果的な採用を実現するため
●保育士をはじめとする専門職種と、求人検索エンジンとの相性が高かったため
実際にスタンバイを利用した結果、他社と比較して採用率が高く、K社では一般的な採用率とされる20%を5ポイントほど上回る結果となっています。
その要因の一つとして、K社では「Yahoo!JAPANの利用ユーザー」と「自社応募ユーザー」とのマッチング度が高い点をあげています。
スタンバイ利用企業の成功事例②警備業
成功事例の2例目は、グループ運営の商業施設の警備を担当するI社のケースです。
求人予算は、自社サイト運用に2割、有料の求人媒体に8割を割いている状況でしたが、有料媒体の費用対効果・応募単価・採用単価がふるわなかったことから、自社サイト流入の施策の一つとしてスタンバイを導入しています。
スタンバイの担当者からアドバイスを受けつつ運用経験を積んでいく中で、これまでアルバイト300件の募集だったものが600件に増えるなど、明確な成果が出ています。
企業理念よりも、応募職種に関する不安要素の方を多くの求職者が知りたいという“気付き”が得られるなど、担当者からのアドバイスに有益なものが多い点も、この事例において見逃せないポイントです。
スタンバイで応募を増やすポイント
職種名を工夫する
求職者は、「職種名」「地域」などのキーワードを入れて検索します。その検索結果一覧で、もっとも注目を集めるのが「職種名」です。そのため、職種名を工夫することでその後のクリック率が上がる可能性があります。
●職種名を記載するときのポイント●
・パッと見て求職者が分かる表記(専門用語、社内用語NG)
・業種+仕事内容(児童養護施設の准看護師、文具メーカーの営業)
・スマホで見れる30文字以内
ターゲットに寄り添った情報を盛り込む
求人募集をする際に必ず必要なのが、「採用ターゲット」を設定することです。例えば、「子育て中の主婦」や「社会人経験3年くらいの20代」などです。
その採用ターゲットに寄り添った情報を盛り込むことで、応募効果を高めることができます。
【例】
・子育て中の主婦
→家事や育児と両立しているスタッフ多数活躍中!みんなで助け合って仕事をしています。
・社会人経験3年 20代
→急成長しているWeb広告業界での経験を積むことができます。
改善し続ける
労働力不足が加速する中で、採用はますます困難になっています。求人票を掲載すれば、すぐに応募が来る時代は終わりました。スタンバイは無料で掲載ができるため競合も多く、無料掲載の場合、応募がないといったケースもあるでしょう。
求人票を作成して終わりではなく、クリック数や応募数などを確認しながら求人票を改善していきましょう。長期で運用していく意識を持ち、PDCAを回すことが応募数を安定的に確保するためには大切です。
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スタンバイに掲載するなら「ワガシャ de DOMO」
スタンバイはZホールディングスとビジョナルが運営する求人検索エンジンです。Yahoo!との連携が特徴で、ミドル層から年配層へのリーチに強みがあります。効果的に利用すれば採用コストをおさえることができるでしょう。
一方で、多くの求人サービスがあるなかで、スタンバイのみの掲載では思ったように効果が出ない場合があります。その場合は、より多くの求職者に露出できるサービスを利用することをオススメします。
アルバイトタイムスが提供する採用管理システム「ワガシャ de DOMO」は、スタンバイなどの求人検索エンジンと自動連携して、より多くの求職者に自社の求人情報を届けることができます。
さらに、「ワガシャ de DOMO」は、記事作成や定期的な更新作業も料金に含まれています。求人検索エンジンでのデメリットである「求人が埋もれやすい」「専門知識が必要」も、ワガシャ de DOMOならば、求人のプロが運用・更新をしっかりすることで応募効果を高めることができます。
さらに露出を強化したい場合は、Indeed、求人BOX、スタンバイの有料広告の運用に関しても、当社でまとめてご支援ができます。まずは御社の予算や目標採用数をヒアリングしてシュミレーションをしますので、お気軽にお問合せ下さい。
「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営する採用担当者のためのお役立ちサイトです。
「良いヒトがくる」をテーマに、人材採用にかかわる方々のヒントになる情報をお届けするメディアです。「採用ノウハウ」「教育・定着」「法務・経営」に関する記事を日々発信しております。各種お役立ち資料を無料でダウンロ―ドできます。
アルバイトタイムス:https://www.atimes.co.jp/