自社の求人票をスマホでチェックしていますか?【求職者に届く求人票作成のコツ】
こんにちは、ヒトクル事務局です。
採用担当者の皆さまは、日々「応募数を増やしたい」「良い人材から応募がくるにはどうしたらよいか?」と頭をひねっていることかと思います。
そんな採用担当者さまへ、ここで一つ質問です。
「みなさま、自社の求人記事をスマホでチェックしていますか?」
「いつもスマホでチェックしているよ」という方、「募集は紙媒体でしかしていない」という方は、本記事は読まなくて大丈夫です。
本記事では、求人記事をスマホでチェックすることで見えてくる改善点について、ご紹介させていただきます。
求職者はどうやってスマホで仕事探しをしている?
まずは、求職者がどのように仕事探しをしているのかを考えてみましょう。現在、仕事探しの多くはスマホで行われています。スマホでどのように仕事探しをするか?アルバイトタイムスが実施した求職者調査では、「キーワード検索」が年々増加しています。
●Webで仕事探しをするときの方法について
GoogleやYahoo!などに、キーワードを入れて検索する方法です。
【キーワード検索の流れ】
求職者はポータルサイトを使って、このようにキーワードで検索し、仕事探しをしています。
今回実施したキーワードでの検索結果上位は、Googleしごと検索、Indeedでした。弊社の独自の見解では、YahooやGoogleのポータルサイトで検索したあと、検索結果の中からクリックされるのが一番多いのは、Indeedです。
ではIndeedをクリックしてみましょう。
こんな検索結果一覧が出てきます。この中から、気になる求人情報をクリックし、さらに詳細の情報を確認します。
詳細の情報を確認して「応募してみよう」と思ったら、応募ボタンを押して応募フォームに入力して応募する、という流れになります。
「キーワードを入れて検索する」「検索結果一覧から気になる記事をクリックする」「求人記事の詳細から応募する」
この3つのステップの歩留まりを最大化することが応募を増やすために重要です。
【求職者の仕事探しのステップ】
つまり、スマホで見たときに求職者が次のステップにつながるように工夫していくことが、応募数を増やすことにつながります。それでは、スマホでチェックするときのポイントについてご紹介していきます。
スマホでチェックする3つのポイント
チェックポイント①
一文が長すぎないか?/行間は適宜空いているか?
スマホで表示される一文の文字数はそれほど多くありません。そのため、PCで見たときには一文で入っていたとしても、スマホでは改行が多くなっているケースもあります。
仕事の詳細などを詳しく文章で入れたい気持ちはとてもよくわかりますが、求職者が見やすいように一文を短くするなど工夫をしましょう。
-------------------------------------
<悪い 例>
季節の生菓子をはじめとした各種菓子のほか、オリジナルの器や茶葉などを販売していただくお仕事です。お客様への商品の説明や、ご用途に応じた贈り物の提案などをしていただきます。
<良い 例>
季節の生菓子
オリジナルの器、茶葉
などの販売をするお仕事。
お客様への商品説明、贈り物のご提案もあります。
-------------------------------------
また、パソコンで見ていると気が付きませんが、行間がないと文字で埋め尽くされていて非常に見づらい画面になります。特に若年層はラインなどのコミュニケーションに慣れているので、長文を読むことが苦手です。
スマホの小さい画面に、文字がびっしりと入っていると読む気が失せませんか?適宜、空白行を入れて見やすくしましょう。
チェックポイント②
キーワード対策をしているか?
さきほど求職者がどうやって仕事を探しているか?の部分でもお伝えしましたが、ターゲットの求職者が検索しそうなキーワードをあらかじめイメージし、しっかり記事の中に盛り込んでいくことが大切です。
例えば、
主婦層がターゲットなら、「急なお休みにも対応!」「残業なし」「主婦活躍中」などのキーワードを考え、このワードを記事の中で文章で表現するなどがよいでしょう。
※なお、募集内容に関係のないキーワードは入れないようにしましょう。
クリック目的で条件とは関係のないキーワードを含めていると、求職者からの募集主の企業様の印象は悪くなってしまいます。
キーワードスタッフィング(キーワードを無差別に詰め込むこと)は、検索エンジンの評価もさがるといわれていますので、募集条件に関連する内容や、来てほしいターゲットに関連するもので考えるようにしましょう。
チェックポイント③
上部にアピールすべき情報が掲載されているか?
求職者が、Indeedの記事のどこを見ているか?をヒートマップを使って調べたところ、ページ上部がほとんどという結果でした。特にスマホの場合、よほど興味のある内容でない限り、最後までスクロールして記事を見ないでしょう。
だからこそ、ページ上部で、求職者の興味を引く情報を入れることで離脱を防ぎ、最後までスクロールして下まで見てもらうように工夫することが必要です。
※①でもあるように、ここでももちろん長文ではなく端的に、見やすく工夫をして読まれるようにしましょう。
<例>
●ターゲットとしている求職者が知りたい情報
●募集企業で働くメリットやポイント(求職者がここで働きたい!と思えるようなもの)
大事なのは「求職者目線」
スマホでチェックする3つのポイントについてご紹介しましたが、自社の求人記事を「求職者の気持ちになってみる」ことがとても大事です。自分が仕事を探していると想像して、自社の求人記事を見てどう思うか?常にこの視点を忘れないようにしましょう。
本記事では、求人記事をスマホでチェックすることで見えてくる改善点について、ご紹介いたしました。
【チェックシート付】Indeedの露出改善にも使える!Web求人の原稿内容14のチェックポイントの記事も合わせて参考にしてみてください。
「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営する採用担当者のためのお役立ちサイトです。
「良いヒトがくる」をテーマに、人材採用にかかわる方々のヒントになる情報をお届けするメディアです。「採用ノウハウ」「教育・定着」「法務・経営」に関する記事を日々発信しております。各種お役立ち資料を無料でダウンロ―ドできます。
アルバイトタイムス:https://www.atimes.co.jp/