求人票で大事なキャッチコピー作成のコツとは?求職者に刺さる事例を職種別に紹介

求人票で大事なキャッチコピー作成のコツとは?求職者に刺さる事例を職種別に紹介
目次

こんにちは、人事・採用担当者のためのお役立ちサイト ヒトクルのヒトクル編集部です。
数ある企業の中で自社の求人に興味をもってもらうためには、求職者に響くキャッチコピーが重要です。

そこで、今回は求人原稿を作成する際に大切なキャッチコピー作成のコツや注意点をお伝えします。また、最後に職種別のキャッチコピー事例をご紹介しています。現場ですぐ使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。

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求人広告のキャッチコピーが重要な理由

採用活動をするときには、求人サイトに掲載したり自社ホームページ上で採用ページを作成しますよね。その際に自社が最も伝えたいことをキャッチコピーにして伝えましょう。なぜキャッチコピーが採用にとって大切なのか解説します。


①求職者の目に留めてもらう

求人サイトには数多くの求人広告が掲載されています。大量の求人情報の中から自分に合った求人を探す際、求職者のほとんどは、一つ一つ丁寧に読み込むのではなく、ざっと流し読みをするでしょう。

その中でピタッと目に留めてもらう方法が「魅力的なキャッチコピーを掲載すること」です。 キャッチコピーが目に留まることで求人の詳細ページへと進んでもらうことができ、応募へとつながる可能性も高くなります。


②自社と他社との差別化を図る

採用サイトには、似たような職務内容や条件の求人が複数掲載されています。その中で埋もれてしまわないためには、求職者を惹きつけられるような採用キャッチコピーで、他社との差別化を図ることが重要です。

近年では、少子高齢化や人材の流動化などにより、新卒採用も中途採用も人手不足が課題として挙げられるようになりました。自社に合った人材をしっかり確保するために、まずは魅力的な求人広告キャッチコピーを打ち出し、候補として選ばれる工夫をしましょう。


③求職者に求人詳細を読んでもらう

たとえ魅力的な求人詳細が書かれていたとしても、求職者に関心を持たれなければじっくり読んでもらえません。

まずは「どんな企業なのだろう」と興味を持ってもらえるように、詳細が気になるような採用キャッチコピーで関心を高めることが大切です。

その上で求人詳細を読み進めてもらえると、内容が響きやすくなり、応募の確率を上げられるでしょう。

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求人キャッチコピーを作成する前に考えるべきこと

採用活動をする上で求人キャッチコピーは非常に重要だとお伝えしました。しかし、プロのコピーライターでもないのに、いきなりキャッチコピーを作るのは難しいでしょう。

求人広告キャッチコピーを作成する前には準備が必要です。そこで事前に考えるべきことをご紹介します。


①採用ターゲットを明確にする

自社がどのような人材を欲しているか、採用ターゲットを明確にします。

「明るくて仕事ができる人材」など曖昧なものではなく、出来る限り人物像をクリアにした方がいいでしょう。

求人広告上では、採用条件に年齢や性別などを入れることはできませんが、社内の設定としてペルソナを考えておくこともおすすめです。

(例) 
40代、色々な企業を経験してきて実績のある男性。 
子どもの教育資金を貯めるため給料アップを目指して転職活動中 


②自社の魅力をピックアップする


採用キャッチコピーは、求職者に自社の魅力を短文でアピールするものです。
そのため、まずは自社の魅力は何なのかピックアップしましょう。「社内の雰囲気」「給料」「休日」など、カテゴリで分けると考えやすいかもしれません。

自社の魅力がよくわからない場合、同業他社の求人広告を見てみましょう。「自社の方が良い!」と思う部分が求職者にとっての魅力になります。


③採用ターゲット×自社の魅力


採用ターゲットを明確にし、自社の魅力をピックアップしたら、次に「採用ターゲットとなる人材が自社の魅力の中で特に何を魅力に思うのか?」を考えます。

例えば、採用ターゲットが「向上心がある、常にスキルアップし続ける人材」だとした場合、「アットホームな企業です」というキャッチコピーよりも「資格応援制度あり!」というキャッチコピーの方が刺さるはずです。採用ターゲットが興味を持つ自社の魅力を抽出しましょう。

(例) 
採用ターゲット:子供が少し大きくなり正社員として働きたい主婦の場合
 「ブランクがあっても大丈夫。 正社員として働くママが活躍しています」 


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求人キャッチコピーを作成するコツ

「求人キャッチコピーを作成する前に考えるべきこと」を準備したら、キャッチコピー作成に取り掛かりましょう。キャッチコピーを作成するときのコツをご紹介します。

①ダラダラと長い文章はNG 
②採用ターゲットに刺さるワードを書き出す 
③文頭に魅力的なワードを入れる 
④求職者にとってのメリットを打ち出す 
⑤求職者の悩みを払拭する 
⑥数字を入れる 
⑦キャッチコピーと写真をリンクさせる 
⑧募集する職種を意識する 
⑨汎用されているワードは避ける 
⑩一般的にはメリットにならないことを打ち出す 
⑪ユニークなキャッチコピー 
⑫メッセージ性のあるキャッチコピー
 ⑬複数案作成して試す


①ダラダラと長い文章はNG

求人広告キャッチコピーでは、ダラダラと長い文章は読まれません。端的に分かりやすく伝えるように意識しましょう。

求職者のほとんどは流し読みをするため、長い文章は読まれないと考えましょう。

ただし、短くすることに固執して意味が分からないのは本末転倒です。どうしても一文が長くなる場合は「、」や「。」を駆使して読みやすくなるよう工夫してみましょう。


②採用ターゲットに刺さるワードを書き出す

「求人キャッチコピーを作成する前に考えること③」でお伝えした、採用ターゲットが興味を持つ「自社の魅力」をワードで書き出します。

キャッチコピーに入れるかどうかは別として、ブレインストーミングのように出来る限りたくさん書き出すことがおすすめです。


③文頭に魅力的なワードを入れる

採用ターゲットに刺さるワードの中で最も魅力的なワードを、キャッチコピーの最初に入れます。

人間は文頭から読むことがほとんどです。数文字読んで興味がなければ飛ばされてしまうため、文頭で採用ターゲットを引き付けましょう。


④求職者にとってのメリットを打ち出す

求職者にとって「この企業に入ったら、自分に対してこのような良いことがある」というメリットをキャッチコピーで打ち出します。

採用ターゲットがどのようなメリットを求めているのかを考え、自社の実態とマッチしているメリットを打ち出しましょう。


⑤求職者の悩みを払拭する

中途採用であれば、退職した企業に少なからずの不満があって採用活動をしている可能性があります。

例えば、「残業が多くて辛かったから、次は残業がない企業で働きたい」と考えている場合、「残業ゼロ!」というキャッチコピーは目に留まることでしょう。

求職者が不安に思っていることや悩みを払拭できるワードを求人キャッチコピーに入れることも一つの方法です。


⑥数字を入れる

数字が入っていると、多くの求人票の中でも求職者の目を引きやすくなります。そのため、根拠がある数字があれば求人キャッチコピーに入れることも一つです。

例えば、「離職者が少ない企業です」とするよりも「離職率〇%!」とキャッチコピー上に掲載した方が求職者に伝わりやすく、魅力的な企業だと思ってもらいやすくなります。

(例) 
・有給取得率95%(〇年度実績) 
・育休取得率100%(〇年度実績) 
・一般社員 平均残業時間20時間(〇年度実績) 


⑦キャッチコピーと写真をリンクさせる

多くの求人サイトでは、写真を入れられるようになっています。
写真は、文字よりも伝えられる情報量が多いため、積極的に入れるようにしましょう。

キャッチコピーと写真がリンクしていないと求職者を混乱させてしまうため、一致したビジュアルにしましょう。

また、イメージ画像よりも実際の会社の社員や職場の写真を使うようにしましょう。


⑧募集する職種を意識する

一つの企業でも、募集する職種によって求人キャッチコピーは変わってきます。その職種で仕事を探している求職者をイメージしてキャッチコピーを作成しましょう。

(例) 
・営業職の求人の場合 
「残業は月20時間程度」 
「飛び込み営業はありません」 

・レストランのホールスタッフでランチタイムの求人をする場合 
「ランチメニューは3種類のみ」 
「14時までなので子供の帰宅時間に間に合います」 


⑨汎用されているワードは避ける

「アットホーム」や「簡単なお仕事です」など、幅広く使われているワードは避けた方が無難です。企業の特色が出ず、特徴のない企業だと求職者に思われてしまうおそれがあります。
そういった場合は「先輩スタッフから一言」「店長から一言」など、コメントとして具体例を交えて伝えるリアリティが出ます。

(例)
 ・アットホーム感を伝えたい場合
 社員同士の仲の良さが伝わるエピソードを盛り込む

 ・簡単なお仕事であることを伝えたい場合 作業手順をステップで伝える
「封筒に3種類のシールを貼る仕事」等 


⑩一般的にはメリットにならないことを打ち出す


採用キャッチコピーではあえて、一般的にはデメリットと言われることを打ち出すことも一つです。

例えば「会話ゼロ。もくもくと作業をする職場です。」というコピーは「出来る限りコミュニケーションを取りたくない」と思っている人には刺さるでしょう。


⑪ユニークなキャッチコピー


思い切ってユニークなキャッチコピーにして目を留めてもらう、というのもアリです。

求職者にとってのメリットや自社の魅力を伝えるワードは敢えて入れず「何、この企業?他の会社と何か違う」と思ってもらえれば採用ページの詳細を閲覧してもらえることでしょう。

ただし、秀逸さが求められるため、キャッチコピーのセンスが重要になる方法です。


⑫メッセージ性のあるキャッチコピー


ユニークな求人キャッチコピー同様、秀逸なセンスが求められる方法ですが、敢えてメッセージ性だけを伝えることも良いでしょう。

例えば「未来を変えるのは、君だ」のように、具体的な業務や企業の雰囲気は分からないけれど「この企業気になる」と思ってもらえれば、採用ページの詳細を閲覧してもらえる可能性が高まります。

新卒採用においては、ワクワクするような新卒採用キャッチコピーを打ち出すことで、学生の興味を惹きつける手法としても有効です。


⑬複数案作成して試す


一つの求人キャッチコピーを作成することにこだわらず、複数の求人キャッチコピーを作成することをおすすめします。

また、採用担当者が一人で考えているとアイデアが広がらないため、他の社員の意見を積極的に聞くことも大切です。社内でキャッチコピーを公募することもいいかもしれません。

複数案作成して一つずつ試し、どのキャッチコピーが有効化を検証してみましょう。

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求人キャッチコピー作成時の注意点

求人キャッチコピーを作成する際の注意点についてご紹介します。


①嘘や根拠のないデータは入れない

「入社1年目から40万円」など、嘘の給料を掲載したり、離職率も「何となくこれくらいだろう」という数字を入れたりすることはNGです。

抽象的な言葉よりも数字を入れた方が伝わりやすくなりますが、その際には必ず正確な数字を出すようにしましょう。


②キャッチコピーが独り歩きしない

奇抜なキャッチコピーが求職者にウケそうだと考え作成すると、キャッチコピーだけが独り歩きしてしまい、結果的に企業の実態に伴わなくなってしまいます。

キャッチコピーは採用ターゲットが興味を持つ自社の魅力を短文で表したものです。「採用ターゲットと自社の魅力」を前提に置いた上で、作成しましょう。


③法令を遵守する

求職者の採用条件に「年齢制限」を設けることは、法令で原則禁止されています。他にも性別や国籍・居住エリアの制限をしてはいけません。

例えば、主婦を採用したい場合、「主婦募集中」というキャッチコピーはNGでとなり、「主婦(主夫)の方も活躍しています」のような求職者の条件を特定しない伝え方(ジェンダーレス)を意識して作成することが大切です。

募集要項とは?書いてはいけない表現などを知っておこう!

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職種別の求人キャッチコピー作成のコツ

ここからは職種別にキャッチコピー作成のコツと事例をご紹介します。


営業


●「どんなお客様に」「何を(どんな価値を)」「どのように販売する」を端的に入れる
・採用にお悩みの中小企業様へ、弊社求人サービスをご案内する仕事!

・Webからの反響営業がメインです!

・新規顧客へ電話でアポイント獲得をするお仕事です。


●ノルマや、飛び込み営業の有無
・ノルマは一切ありません。チーム目標があり、チーム内で達成できるようにみんなで協力するスタイルです。

・飛び込み営業はありません。広告からの反響営業が100%です。

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介護


●体力的な不安を払拭しましょう
・利用者さまの健やかな日常生活をサポートする仕事です
・排泄介助/入浴介助なし

●体制がしっかりしていることをアピールしましょう
・小規模デイサービスでのご利用者様の夜間ケア(1日平均4名)です
・夜勤スタッフは2人体制です。スタッフ1人につき9名の方をケアしていただきます
・男性●名、女性●名、総勢●名体制です

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ドライバー

●給与は手当まですべて記載しアピールしましょう
・固定月給18万円以上 ※月収28万円~30万円以上
・荷物の量によって給与の増減なし

●仕事内容は走行距離、配送件数、運行スケジュールを入れる
・トラックの種類(小型、中型、大型/ダンプ・タンクローリー・トレーラー・ウイングなど)
・1日の走行距離(近距離、中距離、遠距離)
・1日の配送件数
・1日の運行スケジュール
・高速利用の有無
・何を運ぶのか、荷物の重量(何キロぐらい)や種類(複数なのか、貸し切りなのか)
・積み込み、積み下ろし方法(手積み、パレット、リフトなど)

ドライバー採用ノウハウ!効果的な採用手法や求人広告の作り方を紹介。


飲食

●未経験でもできることを伝える
・ランチタイムのメニューは3種類のみなので、簡単に覚えることができます。
・食券だからメニューをとる必要なし

●お店のこだわりや雰囲気、客層を伝える
・こだわりのコーヒーとフレンチトーストのお店です。
・オーナー自らが北欧で選んだ食器のファンも多く、一人でくる常連のお客様も多いです。

飲食店スタッフ採用ノウハウ!効果的な採用手法や求人広告の作り方を紹介。


警備

●「肉体的・精神的にきつい」イメージを払拭する
・仮眠・休憩がしっかりあるので安心して働けます
・チームで警備にあたりますので、分からないことがあっても仲間のフォローがあるから安心

●教育体制、キャリアアップについて伝える
・<資格手当あり>警備員指導教育責任者、施設警備業務、交通誘導警備業務、雑踏警備業務、防災センター要員、自衛消防技術認定、上級救命講習
・知識が身に付き、多くの資格取得も可能です

採用難の警備スタッフを効果的に採用するには?手法や魅力的な求人広告の作り方を紹介。

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まとめ

今回は求人サイトなどの求人広告に掲載するキャッチコピーについてご紹介しました。キャッチコピーを作成する前にぜひ参考にしてみてください。

求人サイトには多くの企業の求人情報が掲載されており、その中から選ばれる必要があります。しかし、「見てほしいから」と企業の実態に合っていないキャッチコピーはNGです。
自社の魅力を考えた上で、採用ターゲットに刺さるキャッチコピーを作成しましょう。

キャッチコピー作成にかける時間や人材がいない、という場合は、求人のプロに相談してみましょう。
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ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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