求職者に刺さるスカウトメールの書き方|職種別の例文も紹介
新型コロナウイルスの勢いが収束し、転職市場が再び売り手市場となっていますが、なかなか思ったように応募者が集まらず悩んでいる企業も少なくありません。
この記事では、応募者増に向けてスカウトメールの活用を考えている採用担当者向けに、求職者に刺さるスカウトメールの書き方を解説しつつ、職種別の例文についてもご紹介します。
※ダイレクトリクルーティングに注目が集まる理由や導入方法・サービスを比較
スカウトメールが注目される理由
様々な採用手法がある中、新型コロナ収束のタイミングでスカウトメールに注目が集まっているのは、どのような理由からなのでしょうか。
以下、スカウトメールの概要をご紹介しつつ、注目される理由について解説します。
スカウトメールとは
スカウトメールとは、企業側が求職者に対して直接メールを送り、自社で働いてもらえるようアプローチする採用手法です。
従来の採用手法では、企業は求人サイト等に求人を出し、求職者がそれを見て応募するという流れが一般的でした。
スカウトメールは、こういった流れとは逆のアプローチをとる採用手法で、企業が魅力的な人材に対して「ウチの会社で働きませんか」というメッセージを送ります。
もし、スカウトメールを送った人材が自社に興味を持ってくれたら、応募・選考のフェーズに移行します。
これまでの求人サイト等による採用活動を「待ちの採用」とすると、スカウトメールは意中の人材を射止める「攻めの採用」にあたります。
スカウトメールを送る前の注意点
企業側から意中の人材に向けてコンタクトをとるスカウトメールは、必ずしも人材側が自社に興味を持ってくれているとは限らない状況から、やり取りがスタートします。
そのため、人材側の自社に対する理解は薄いことが多く、自社で働きたいという気持ちを持っていない人材が大半と考えてよいでしょう。
連絡を入れた段階では、今すぐに転職を考えているわけではなかったり、別の業界・企業を志望していたりする可能性もあります。
よって、いきなり「これから一緒に働きましょう!」と熱いメッセージを送るよりは、長い目で見て関係性を構築することの方が大切です。
スカウトメールを送る段階では、まずお互いのことを知るためにも、打ち解けて話せる場を設けるようにしましょう。
具体的には、参加者がリラックスして企業担当者と対話ができるよう、カジュアル面談を実施するのがおすすめです。
ダイレクトリクルーティングとスカウトメールの違いについて
スカウトメールと似たような採用手法として、ダイレクトリクルーティングがあげられますが、こちらは混同しやすい概念のため注意が必要です。
ダイレクトリクルーティングとは、企業が求職者に対して直接アプローチを行うこと、または諸々のアプローチ手法を指しており、スカウトメールよりも幅広い意味を持つ言葉です。
広い意味では、次のような手法がダイレクトリクルーティングに含まれます。
○採用イベントの開催
○社員・退職者からの人材紹介(リファラル採用)
○ビジネスアカウントによるSNS運営
※ダイレクトリクルーティングに注目が集まる理由や導入方法・サービスを比較
スカウトメールも、企業がダイレクトに求職者に連絡を入れる手法の一つではありますが、ダイレクトリクルーティングそのものを指すわけではない点に注意しましょう。
ちなみに、各種求人サイトが自動でスカウトメールを送信するサービスは、スカウトサービスとして区別されるケースが多く見られます。
なぜスカウトメールに熱い視線が注がれるのか
数多く存在する採用手法の中でも、企業がスカウトメールに熱い視線を注ぐのは、全国的に有効求人倍率が上昇傾向にあることが関係しています。
中小企業の場合、求人媒体に求人情報を掲載するだけでは、求職者から自社の求人を見つけてもらうことさえ困難になってきている状況です。
また、新型コロナ禍を経て、より即戦力を求める状況となっていることも、企業によるスカウトメールの利用に拍車をかけています。
こうして、経験者の中途採用が滞ってしまう中小企業は増えてきており、その打開策としてスカウトメールは注目されています。
求める人材に直接アプローチできるスカウトメールは、質の高い母集団形成につながるため、求人媒体のみを利用するケースに比べて格段に採用効率を高められます。
スカウトメールを受け取った側にも、「自分が選ばれたのだ」という高揚感・プレミアム感を与えられるため、応募への意欲をかき立てることにも役立ちます。
採用に意欲的、かつ自社が欲しい人材を探す上で、スカウトメールは非常に理にかなった手法と言えるでしょう。
スカウトメールを送る対象者の数について
スカウトメールを送る場合、主に1対1を想定するか、1対複数人を想定するかによって、ツール選びや候補者探しの条件が変わってきます。
以下、それぞれのケースについて解説します。
1対1のスカウトメールを送るケース
企業が候補者に対して、1対1のスカウトメールを送るケースとしては、自社がターゲットとする人材像に「ほぼドンピシャ」で当てはまる候補者が見つかった状況が考えられます。
主に、ダイレクトリクルーティングサービスを介して送るスカウトメールが該当し、ほぼ採用の方針が固まっていることから「完全一致オファー」と呼ばれることもあります。
ダイレクトリクルーティングサービスを利用している場合、求職者の情報をデータベース上でチェックできるため、ピンポイントで欲しい人材をスカウトするのに適しています。
1対複数人のスカウトメールを送るケース
企業が候補者に対して、1対複数人のスカウトメールを送るケースとしては、自社がターゲットとする人材像に「一部の条件が一致する」候補者が、複数存在する状況が考えられます。
主に、求人媒体・広告媒体を介して送るスカウトメールが該当します。
求職者の年齢・実務経験・職種・現住所といった各種条件を設定した上で、ターゲットに応じて文面を変えて送付できることから、このようなスカウトメールは「条件一致オファー」と分類されることがあります。
メールマガジン
スカウトメールに関しては、メールマガジンを利用して応募者をつのる方法もあり、とにかく人数を集めたい場合に適しています。
こちらも、広告媒体等のスカウトメールと同様に、ある程度条件を絞ることはできますが、文章をカスタマイズすることはできません。
ちなみに、まったく条件を設けず、同じ文面を一斉に送るスカウトメールは「オープンオファー」と呼ばれます。
スカウトメール作成のポイント
やみくもに文章を練っても、欲しい人材の心には届かないため、スカウトメールは「欲しい人材に刺さるポイン」トを絞って作成する必要があります。
詳細は個々の求人で異なりますが、次にご紹介するポイントに沿って考えると、魅力的な文章が出来上がるはずです。
ターゲット・検索軸の明確化
スカウトメールは、以下の内容を明確にしてから、具体的な文章を書き出しましょう。
○メールを送りたいターゲット(ペルソナ)の情報
○求職者が探している職種(検索軸)
ターゲットに関しては、年齢・既婚/未婚の別・前職・年収などを定めた上で、性格やライフスタイル、転職を決意した背景など、欲しい人材のパーソナリティを固めていきます。
ターゲット像は、検索軸と自社の求人情報、すなわち「候補者の希望職種」と「自社の応募職種」がマッチするよう作り込むことが大切です。
特別感を演出する
「あなただけに特別なご案内」と書かれたハガキが届くと、続きを読んでみようと心が動く人は多いはずです。
スカウトメールにおいて重要なのは、多くの人の心を動かすことであり、件名と内容については特別感を醸し出す文章に仕上げる必要があります。
件名に関しては、候補者名を書き入れ「ぜひ会いたい」という気持ちを率直に伝えるようにすると、候補者が本文を読む確率が高まります。
本文の内容に関しては、冒頭に伝えたいことを凝縮してまとめ、文中に「あなたが必要です」というニュアンスを盛り込みましょう。
スカウト文面は一方的にならないよう注意
スカウトする側である企業は、自社の想いや考えをしっかり伝えて、候補者の理解を促そうという意識が強く働いてしまう傾向にあります。
これはひとえに「魅力的な人材に来て欲しい」という気持ちの表れですが、候補者にとってはその期待が重く感じられることもありますから、スカウトメールでは一方的な内容の文面にならないよう注意しましょう。
候補者側の事情に配慮しつつ、自社求人と候補者のスキル・実務経験とのマッチングを丁寧に説明することで、候補者の緊張・不安を軽減することができます。
なお、メールに対してアグレッシブな反応が返ってきた場合、そのまま面接に進む選択肢もありますが、お互いの理解促進のため、基本的には書類選考・面談を急かさないよう心がけましょう。
会社紹介は簡潔にまとめる
スカウトメールの本文は、会社紹介が主体になってはいけませんが、ほとんど記載がないのも問題です。
現在取り組んでいることや実績について触れつつ、将来のビジョンも書き加えることで、候補者の興味を引くようにします。
ポイントとしては、できるだけWeb検索ではチェックできない情報を盛り込み、自社の魅力をさりげなくアピールすることが大切です。
締めの文章に「もっとお伝えしたいことがあるのですが」などと書き足して、候補者と直接話をしたい旨を伝えると、スムーズに面談に誘導する効果が期待できます。
送信先はアクティブな人に絞る
せっかくスカウトメールを送るのであれば、転職に前向きな、アクティブな人材に向けて送るようにしましょう。
具体的には、求人サイト等に登録したばかりの人材や、Web履歴書を更新して日が浅い人材が対象です。
求職者の転職活動に対する熱量は、開始して間もない頃が最も強いものですから、スカウトメールの確認・返信が迅速に行われる確率も高いはずです。
一つの目安として、Web履歴書を更新して「3ヶ月以内」の人材に注目すると、ポジティブな反応が期待できるでしょう。
スカウトが無視される原因は件名?開封率を上げる件名例
スカウトメールの件名は、候補者にとって「つかみ」となる部分ですから、見逃されないように注意したいところです。
似たり寄ったりな件名でも、奇をてらった件名でもなく、候補者の心に届くキーワードを選ばなければなりません。
具体的には、「土日祝休み」「未経験歓迎」「有給消化率高」といった、候補者が好感を持つポジティブな条件を書き加えるとよいでしょう。
逆に、候補者が悪印象を持ちそうなキーワードとしては、例えば「大量採用中(誰でも良さそうな印象を与える)」「若手が活躍中(離職率が高い印象を与える)」といったものがあげられます。
スカウトメールの送信時間帯を工夫して返信を増やそう!
いつでも送信・受診できるメールということもあって、意外に忘れがちなのが、スカウトメールの送信時間帯です。
9時台などの通勤時間帯を狙うと、例えば電車に乗っているタイミングなどで、候補者がスマートフォンからメールを確認しやすいでしょう。
多くの企業で昼休み・休憩の時間となっている時間帯を狙うのも、返信率アップにつながります。
なお、朝早すぎる・夜遅すぎる時間帯のメールは、候補者に「この企業はブラック企業なのではないか」という懸念を与えるおそれがあるため、一般的な就業時間である8:00~18:00の間に送信しましょう。
スカウトメールの例文・書き方を知ろう
実際にスカウトメールを書き始める前に、例文や書き方を知っておくと、文章の構成がはかどります。
以下、良い例・悪い例に触れつつ、具体的な例文・書き方をご紹介します。
世の中のスカウトメールには、良いものと悪いものがある
先にお伝えしたポイントを意識してスカウトメールを作成すれば、次のような特徴を持つスカウトメールが出来上がるはずです。
○候補者が自分を「特別な存在」だと感じられる
○候補者の希望する職種・条件が記載されている
○役職者・経営者・採用担当者など、候補者に興味を持っていることが分かる人からのメールである
○候補者を評価する点が具体的である
○書類選考・面談など、次につながる内容である
上記の特徴を持つメールを「良いメール」と定義した上で、逆に「悪いメール」がどのようなものかイメージすると、次のような特徴が見えてきます。
○不特定多数に送信されていることが文面から分かる
○自社の紹介に終始し、候補者が欲しい情報が書かれていない
○候補者の興味を引かないスタッフからのメールである
○なぜこのメールが自分に送られたのか、候補者が具体的にイメージできない
○応募するメリットもなければ、採用後のビジョンも浮かばない
これらの特徴を踏まえた上で、良いスカウトメール・悪いスカウトメールの例文に触れつつ、書き方のポイントを押さえていきましょう。
良いスカウトメールの例文・書き方のポイント
まずは、良いスカウトメールの例文をもとに、書き方のポイントをご紹介します。
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<件名>
【面談のご案内】〇〇様のご経歴を拝見しました!ぜひ一度お話をさせてください
<例文>
はじめまして。
株式会社◆◆の採用担当、△△と申します。
数多くのメールの中から、このメールをご覧いただき、本当にありがとうございます!
○○様のご経歴を拝見し、ぜひとも一度、直接お会いしてお話をお聞きしたいと思い、ご連絡させていただきました。
今回メールをお送りしたのは、現在お勤めの職場で「経理総務分野のDX化」の責任者として辣腕をふるわれているご経験を、ぜひとも弊社で活かしていただきたいと考えてのことでございます。
弊社は現在、経理部門のDX化に向けて動いており、まさに○○様のマネジメント能力が求められる環境となっております。
今回の募集はクローズド案件であり、弊社がすぐにでもお話をうかがいたい方だけにメールをお送りしておりますので、○○様から直接お話を聞かせていただけると大変ありがたいです!
弊社では「リモートワーク100%」を合言葉に、将来的には全国各地で場所を問わずスタッフを採用できる体制を整えたいと考えております。
もし、弊社の詳細について興味をお持ちいただけましたら、以下URLをご覧いただけますと幸いです。
≪URLリンク≫
他にも伝えきれないことがたくさんございますので、ぜひ直接お話させていただきたく存じます。
まずはお互いを知るための機会として、カジュアル面談の機会を設けられればと考えておりますので、お返事をいただければすぐに日程調整のご案内をお送りします。
もし、この時点で選考をご希望でしたら、ご遠慮なくその旨をお伝え下さい。
スケジュール・面談方法等について、できる限り○○様のご要望に沿うよう調整させていただきます。
それでは、○○様のお返事を、心よりお待ちしております。
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上記の文章の中で、押さえておきたいポイントは以下の通りです。
○基本的には、送り主は「個人名」で記載する(親近感を持たせるため)
○メールを読んでくれていることへの「感謝」と、あなたにだけ送っているという「特別感」の演出を忘れない
○自社にとってなぜ候補者が必要なのか、背景・事情をしっかり説明する
○会社の紹介は最小限にとどめ、詳細を知りたい場合はURLに飛べるようリンクを貼る
○次回の接触方法を誘導する(文面ではカジュアル面談だったが、他の選択肢でもよい)
○高圧的な印象を与えないよう、候補者に寄り添った内容でまとめる
悪いスカウトメールの例文・問題点の解説
続いては、悪いスカウトメールの例文をもとに、何が問題なのか解説します。
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<件名>
年間休日124日!幹部候補求人!経理部門のDX化をお手伝いしてくれる方を募集します
<例文>
こんにちは。
株式会社◆◆の採用担当です。
当社では、リモートワークによる会計オンラインアシスタント事業を展開しており、幅広いスキルを持つ人材が多数活躍しております。
将来的には、全国各地でスタッフを雇用し、あらゆる事業者の方が気軽にバックオフィス業務の代行を依頼できるよう、事業を発展させていきたいと考えております。
ぜひ、あなたの力を当社にお貸しください。
ご興味をお持ちいただけましたら、求人ページより詳細をご覧ください。
それでは、ご応募をお待ちしております。
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上記の文章における、主な問題点は以下の通りです。
○件名に本文と直接関係ない内容が含まれている(「年間休日124日」について本文に記述がない)
○誰が送ったメールなのか明確でない(親近感がわかない)
○自社のことだけが延々と書かれている(候補者が活躍できそうなビジョンが見えない)
○全体的にコピペ感が漂う(求人情報をそのままメールにアレンジしたように感じられる)
○具体的な行動を指示していない(候補者は、メールを読んだ後「それで?」となる)
総じて、候補者にメールを読んで欲しいという気持ちが伝わってこないので、スカウトメールを送るだけ時間の無駄になってしまうでしょう。
職種別スカウトメールの例文
基本的な良い例・悪い例が理解できたところで、続いてはスカウトメールを職種別に分けて考えてみましょう。
ポイントは同じですが、職種によって書き方・伝え方のニュアンスが異なりますので、文章のトーンを使い分けることが大切です。
以下、具体的な例文をご紹介します。
営業職
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<件名>
【○○様への特別オファー】前職給与保証!店長職として培ったお力をぜひ弊社にお貸しください!
<本文>
はじめまして。
このメールをお読みいただきありがとうございます。
株式会社◆◆の代表取締役○○と申します。
○○様のご経験をWeb履歴書にて拝見し、△△社で店長職としてご活躍されていたことを知り、ぜひとも弊社にお越しいただきたいと思いメール致しました!
ライバルの多い□□地域での営業成績前期比30%増・3年以内離職率0%を実現された○○様の高いマネジメント能力を、ぜひ弊社で活かしていただきたいと考えております。
弊社では、「中古自動車を安心・安全に購入できるお店・◆◆自動車販売店」を、全国各地にオープンしたいと考えております。
現在は関西地方を中心に出店させていただいておりますが、全国300店舗を目指して、スタッフみんなが研鑽を積んでいる状況です。
しかしながら、売上を立てるだけでなくマネジメントが求められる店長職は、○○様もご存じの通り、簡単には育ちません。
そこで、店長職として実績のある方を採用することにより、マネジメント職の充実をはかろうと考えているのです。
今回○○様は、人事部への異動を機に収入への不安を感じ、転職を決意されたとのことですが、弊社は営業力とホスピタリティを重視しておりますので、基本的に店舗での接客が中心となります。
よって、現場で働きながら店舗をマネジメントする、○○様の働き方にマッチする環境をご提示できるものと存じます。
もし、当社で働いていただけるようでしたら、△△社での店長時代の給与を“確実に”保証致します。
弊社に興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお返事ください。
まずはじっくりとお話をさせていただく形でも構いませんし、○○様のご要望とあらば、書類選考を“すっ飛ばして”面接をさせていただきます。
それでは、○○様のお返事を、心よりお待ち申し上げております。
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エンジニア職
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<件名>
【スーパーフレックス制度導入】フリーランスのように働ける環境で、○○様のお力を存分に発揮してください
<本文>
○○様
株式会社◆◆ 採用担当の△△です。
SEとして基幹システムリニューアルに携わったご経験を履歴書にて拝見し、弊社でご活躍していただけるものと思い、スカウトメールをお送りしました。
弊社は主にインフラ業・不動産業向けのシステムリニューアルや、災害対策ソリューションを提供する企業です。その他、社員は適性に応じて幅広いプロジェクトに携わっており、2020年からスーパーフレックス制度を導入しています。
●コアタイムなし
基本的には、6:00~21:00までの間で、1日3.時間以上働いてもらうイメージになります。
プロジェクトによってはテレワークOKの場合もあり、ワーケーションも認められますから、ワークスタイルは比較的自由です。
●年間休日156日・有給消化率100%・月給35万円以上
給与は就労時間ではなく、経験・能力・実績に応じて決まるため、メリハリをつけた働き方が可能です。
服装・髪型等は自由ですから、自分のライフスタイルを大事にして働けます。
●副業自由
弊社では、副業を「社員のスキルアップにつながるチャレンジ」ととらえており、社内に新たなノウハウ・知識を蓄積するメリットがあると考えています。
業務に支障をきたさない限り、副業は自由となっているため、将来フリーランスとして働くためのステップとして弊社で働く方も少なくありません。
上記内容にご興味がありましたら、以下のURLからお気軽にエントリーください。
≪URLリンク≫
なお、「エントリー=応募」ではありませんので、まずはWeb面談等を通じてお互いについて知ることができればと考えております。
エントリーに際して不安がございましたら、このメールに返信する形で、お気軽にお問い合わせください。
それでは、○○様のエントリーをお待ちしております。
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マーケティング
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<件名>
≪面接確定≫○○様の実績を拝見し、すぐにでもインセンティブについてお話したいと考えております
<本文>
○○様
はじめまして。
◆◆株式会社のマーケティングディレクターを務めさせていただいております、△△と申します。
このたび、○○様のWeb履歴書を拝見し、3年間という短い期間で圧倒的な成果を出されていることに驚きを隠せず、スカウトメールをお送りしました。
現職では実務のかたわら、YouTuber・インスタグラマーとしてもご活躍されているとのこと、さぞかし多岐にわたる経験をお持ちだと思います。ぜひとも、○○様のお力をお貸しいただきたく存じます。
僭越ながら、弊社について簡単にご紹介しますと、SNSマーケティングの戦略設計・実行支援を行っている会社です。
具体的には、以下のような対応実績がございます。
・企業SNSアカウント運営代行(大手メーカーのSNS広告につき、コメントチェックによる炎上防止)
・SNS広告入稿代行(フォロワー5万人以上の企業アカウントのキャンペーン管理)
・インフルエンサー活用時の管理(投稿スケジュール管理・画像確認・反響チェック・レポート作成)
本来であれば、SNSにおける○○様のコンテンツによる成果につき、何らかのインセンティブがあってしかるべきだと存じます。しかしながら、現職におかれましては、○○様のYouTube・Instagramでのご活動は正当な評価に至っていないものと推察されます。
弊社では、実績のあるYouTuber・インスタグラマーの方々と末永くお付き合いできればと考えておりますので、インセンティブとして「インフルエンサー手当」を手厚くしております。
フォロワー数だけでなく、KPI・KGIも詳細に設定し、評価基準を満たした方々にはしっかり報いる形です。
弊社で勤務していただく上で、○○様の実績は申し分なしですから、あとは面談でお互いの希望がマッチすれば幸いと考えている次第です。
もし、興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお返事ください。
○○様と一緒に働けることを、スタッフ一同楽しみにしております。
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人事・総務職
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<件名>
【総務でも在宅勤務】プライベート重視で働ける環境で、○○様をお待ちしております
<本文>
○○様
はじめまして!
◆◆株式会社の採用担当、△△と申します。
このたびは、数多くのスカウトメールの中から、当社のメールに目を通していただき、誠にありがとうございます。
○○様のWeb履歴書を拝見しました。
お父様の介護のため、長年勤務されていた会社を退職なさったとのこと、さぞ無念だったものと思います。
実は、私も似たような経験があり、結婚・出産を経て勤務しております。
子育てと仕事の両立を考えて転職活動をする中、リモートワーク率の高さから、弊社で働くことを決意しました。子どもが熱を出したときなど、万一の場合はしっかりお休みをもらうことができます。
弊社は、○○様のご期待に沿うような就労環境をご提供できるものと考えておりますので、ぜひ一緒に働きたいと思ってメールを送らせていただきました!
お忙しいものと存じますが、少しだけ、弊社で働く魅力を紹介させてください。
■総務の仕事をほぼ電子化
数あるバックオフィス業務の中でも、総務の仕事は電子化が難しいとされていますよね。
でも、弊社では「郵便代行サービス」・「電子ハンコ」・「電子契約書」・「電話代行サービス」をフル活用して、総務の出勤日を週2日にまで圧縮しています。
■他部門とのタッグ体制構築
総務のご経験が長い○○様なら、正直「これって別に総務じゃなくてもいいよね」と思うような仕事に従事されていたこともあるのではないでしょうか。
弊社では、社内業務の中で部署を問わず対応できる業務は、当番制や申告制で柔軟に担当者を決めています。
このメールをお読みいただき、○○様に「現在の介護と両立できそう」と思っていただけたら幸いです。
○○様に関しましては、書類選考は不要です。
以下URLから入力フォームに移動していただき、お気軽に面談希望日をご入力ください。
≪URLリンク≫
面談イコール面接、というわけではございませんので、あまり堅苦しく考えず、楽しくお話ができれば嬉しいです。
それでは、ご応募をお待ちしております!
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介護
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<件名>
【◆◆グループ代表△△です】Web履歴書を拝見しました。一度お会いしたいと思っております。
<本文>
○○様
はじめまして。
◆◆グループの代表を務めております△△です。
Web履歴書を拝見し、○○様のご経歴に大変興味を抱いた次第です。
つきましては、ぜひとも弊社の「介護スタッフ」職にご応募いただければと思い、メールをお送りしました。
弊社グループでは、介護する側も介護される側も、ともに明るく楽しく過ごせるような環境づくりの実現に向けて、一人ひとりが汗を流しています。
トップダウンでの指示ではなく、現場でそれぞれが適宜考えて行動しなければならないため、ある意味では厳しい職場と言えるかもしれません。
そのような中、フリーランスでの介護経験がおありの○○様の知見は、弊社にとって非常に魅力的です。
弊社グループでは、デイサービス・高齢者向け介護だけでなく、配食サービスなども行っております。
弊社が手掛ける事業についてお伝えしながら、ざっくばらんに色々なお話ができればと考えておりますので、少しでも興味をお持ちいただけましたら、このメールにお返事いただければ幸いです。
それでは、ご連絡をお待ちしております。
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チャットGPTを活用したスカウトメール作成
スカウトメールは、たとえ例文があったとしても、自力ですべての文章を書き上げるのは難しいかもしれません。そんなとき、文章作成に役立てたいのが「チャットGPT」です。
試しに、職務内容や求める人材の特徴を整理してキーワード化し、具体的な内容をチャットGPTに入力してみましょう。
その際、例えば「この職務内容・特徴にマッチする人材向けのスカウト文章を作成して欲しい」といった旨の指示も付け加えておきます。
すると、人が書くスピードに比べて圧倒的に早く文章が出来上がるため、驚く人も多いはずです。
もちろん、1回で理想通りの文章が出来上がるとは限りませんから、良いところは残しつつ、悪いところは修正を繰り返して、理想の文章に仕上げる作業が必要です。
※チャットGPT(ChatGPT)のビジネスへの活用方法|活用事例や注意点も解説
実際にチャットGPTを使用する際の注意点
チャットGPTを使って、実際に文章を作成する際は、個人情報を入力しないように注意しましょう。
あくまでも、外部に公開して差し支えないレベルの自社情報・ペルソナ情報の入力にとどめ、機密情報・個人情報が流出しないよう配慮することが大切です。
候補者の情報と自社のオリジナリティに関連する部分は、チャットGPTを使って出来上がった文章に、自力で書き足すことをおすすめします。
まとめ
スカウトメールの文面の作成は、心を込めて相手に執筆する、さながら「ラブレター」を書くような作業です。
本当に欲しい人材に向けて、相手の立場に寄り添いつつスカウトを行うプロセスは、数ある採用手法の中でも非常に高度なものです。
もし、自社スタッフで思うような文面を作成できずお悩みの方は、採用ページの作成から更新まで運用を丸投げできる「ワガシャ de DOMO」をご活用ください。
スカウトメールの執筆に至る前の段階から、オリジナリティの高い訴求力のある求人記事を執筆することで、応募率向上につなげます。
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