保育士の採用で効果的な手法は?|おすすめの転職サイトや求人掲載時のポイントも解説!

保育士の採用で効果的な手法は?|おすすめの転職サイトや求人掲載時のポイントも解説!
目次

保育業界では全国的に保育士不足が指摘されています。

そのような中で、保育士を新たに採用したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、保育士の採用方法は多岐にわたるため、求人を出す際には注意が必要です。

そこで、本記事では様々な保育士の採用方法やその特徴、おすすめの求人サイトや求人を出す際に重要となるポイントを解説します。

保育士の採用方法について知りたい方・迷っている方はぜひ参考にしてみて下さい。

※保育士さんの採用は、プロが運用代行する「ワガシャ de DOMO」がオススメ
 →ワガシャ de DOMOの資料を見てみたい


保育士を採用するための7つの方法

保育士の採用には様々な方法がありますが、主に利用されるのは下記の7つの採用手法です。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて確認してみましょう。


① ハローワーク

厚生労働省が運営するハローワーク(職業紹介サービス)を活用する方法です。

ハローワークを利用した採用方法では、無料で求人を出せるため、求人サイトや人材派遣などに比べ採用コストを抑えられるメリットがあります。

また、ハローワークのインターネットサービスはIndeedと連携していますので、Indeedにも自動で求人掲載できます。

したがって、ハローワーク利用者だけでなくIndeedの閲覧者にも求人をアピールできる点も大きなメリットでしょう。

なお、ハローワークでは求職者向けに会社説明会や就職面接会も開催しています。こうしたイベントに参加して採用活動ができる点もハローワークの特徴でしょう。

その他にも、ハローワークでの雇用は、条件を満たすことで雇用関係助成金を受給できる利点も存在します。

ただし、デメリットとして、保育士のスキルを持たない求職者が多く、理想の人材を見つけにくい点や採用後のミスマッチが起きやすい点があります。

また、求人情報のレイアウトやデザイン等で、他社との差別化がしにくいこともデメリットでしょう。

<採用方法>

  1. 代表者名や事業所住所などの会社情報の登録を行う
  2. 求人情報の仮登録を行い、労働条件や雇用形態などを公開する
  3. ハローワークが登録内容を受理し、求人情報が公開される
  4. 応募者が出た場合は、ハローワークから連絡を受け対応する
  5. 応募者から書類を受け取り、採用選考を開始

※正しい使い方してますか?ハローワーク活用テクニック    
→無料ダウンロードはこちら


② 人材派遣会社を利用する

保育士の採用では人材派遣会社を利用する方法もあります。

主なメリットは、条件にマッチした人材がいれば早期に就業してもらえる点です。

また、突発的な欠員が起きた場合、通常採用では就業してもらうまでに時間が掛かりますが、派遣であればすぐに人員補充が可能です。

なお、コスト面では派遣料の支払いのみで済むため、採用コストを抑えられるのも大きな魅力です。さらに、自社で採用活動を行う必要がなく、福利厚生は派遣会社の負担ですので、人件費を大幅に抑えられる点も大きなメリットでしょう。

しかし、派遣の場合は自社雇用ではないため注意が必要です。
具体的には、自社採用した保育士に比べて帰属意識が低く、思ったような働きをしてくれない可能性があります。特に短い雇用期間の場合には、園への貢献意識が低くなりやすいので気を付けましょう。

また、派遣は最長でも3年までの勤務期間となります。ベテラン・長期勤務の保育士を増やしたい場合には、紹介予定派遣や直接雇用を視野に入れた採用を行いましょう。

<採用方法>

  1. 派遣社員の労働条件等(給与・業務内容・その他福利厚生など)を決定する
  2. 派遣会社に条件を満たす人材の選定を依頼
  3. 就業予定の派遣先企業(保育園)とのマッチングを行う
  4. 職場見学などを通し就業先を確認、派遣社員と保育園が合意すれば就業開始


③ 求人情報サイト

求人情報サイトを活用した保育士の採用手法もあります。

「マイナビ」や「リクナビ」といった大手サイトのほか、「保育士ワーカー」「レバウェル保育士」などの保育士採用に特化した求人サイトも利用できます。

メリットとしては、インターネット上で多くの求職者にPRできる点があります。幅広い年齢層や地域の方に求人を見てもらうには好都合でしょう。

一方で、募集地域や条件を満たす人材を絞り込めるサイトもありますので、特定の求職者のみがターゲットの場合もおすすめです。

なお、求人情報サイトはハローワークや紙媒体の求人誌に比べ、画像の掲載数や文章量、レイアウトなどの自由度が高い特徴があります。職場の魅力や雰囲気を伝えたい場合、入社意欲を高めて欲しい場合などには効果的でしょう。

ただし、求人サイトは多く存在しますので、どの媒体を選ぶかは検討する必要があります。採用ターゲットが少ないサイトを選ぶと、応募が少なく採用活動が進みません。

また、求人サイトは「掲載課金型」「成功報酬型」などの料金体系の違いがありますので、その点もチェックしておくと安心です。

<採用方法>

  1. 採用したいターゲット人材を明確にする
  2. 対象となる人物が多く登録している求人情報サイトに登録する
  3. 求人原稿の作成や募集地域、勤務要件などを定めてサイトに掲載を行う
  4. 応募があれば求職者と連絡を取り、採用活動を開始する

※中途採用手法 14種類を徹底比較
 →無料ダウンロードはこちら


④ 求人誌やフリーペーパーなどの紙媒体

保育士の求人では、求人誌・フリーペーパー・新聞折り込みチラシ・雑誌の求人広告枠などを利用した採用活動も可能です。

紙媒体のメリットは、主に特定地域の求職者に対して求人をアピールできる点があります。

特に地元採用が多い保育士の求人では、こうした紙媒体を活用して求人を行うと、長期勤務してくれる方も見つかりやすいためおすすめです。

ただし、媒体ごとに読者層は異なるため、採用ターゲットがどの媒体を読んでいるかも考慮して掲載先は選びましょう。

なお、紙媒体では求人情報の文章量・レイアウト・画像掲載などもある程度は自由に変えられる点もメリットです。
費用を上乗せすれば、掲載枠を広げる・画像掲載数を増やすといったことも可能ですので、より効率的に求職者へアピールできます。

一方で、紙媒体はデメリットとして、掲載スペースに限りがある、発行された後の求人情報の修正ができないといった点があります。

また、求人誌は広告納期を過ぎると掲載が次号以降となってしまいます。すぐに求人を出したい場合は、早めに原稿を準備しておきましょう。

<採用方法>

  1. 紙媒体ごとの特徴・掲載範囲・掲載地域・料金などを確認しておく
  2. 発行先の企業に連絡、営業担当者と打ち合わせを行う
  3. 募集要件などをまとめて求人原稿を作成する
  4. 掲載期間を定めて求人を掲載開始

無料求人誌(求人フリーペーパー)とは|求人サイトとの違い・地方誌も紹介


⑤ 自園のホームページから募集

自園のホームページからも保育士の募集は可能です。

保育園自体の紹介やPRを行うと同時に、募集している人材情報を掲載しておけば、入社意欲の高い応募者が来てくれるかもしれません。すでに自園のホームページがある場合は、ぜひ掲載を検討しましょう。

ホームページの求人のメリットとして、掲載費用が掛からない点が挙げられます。他の求人方法では掲載に費用が掛かりますが、ホームページの場合はコストの心配がありません。

また、文章量や画像掲載数、レイアウトやデザインも自由にできますので、より求人をアピールしやすいメリットも存在します。

その他、ネット検索で自園のホームページがヒットすれば、地元地域で保育士の求人を探している求職者の目にも留まります。

そうなれば、長期勤務の保育士を採用できる可能性が高まりますので、ネット上での検索順位を上げる取り組みも行うと良いでしょう。

一方で、この採用方法は自園のホームページがなければできない点がデメリットです。ホームページを制作する場合、制作会社などに外注で作ってもらう必要がありますので、ある程度の費用や制作期間が掛かってしまう点は認識しておきましょう。

<採用方法>

  1. 自園のホームページ内に求人ページを作成する
  2. 求人ページに募集要項や採用の流れを掲載
  3. 応募者から連絡があれば直接対応
  4. 面接日などを調整し採用活動を始める
  5. マッチングすれば採用、就業開始

中小企業に採用サイトは必要? 掲載コンテンツや作成のポイントを解説!


求人検索エンジン

検索エンジンに求人情報が集約されたものが「求人検索エンジン」です。

代表的な求人検索エンジンには「Indeed」「求人ボックス」「スタンバイ」などがあります。求人サイトや自園ホームページの求人情報をそのまま掲載できますので、より多くの求職者に求人を見せたい場合にはおすすめです。

また、求人検索エンジンは無料掲載できるものが多く、採用コストを抑えられるのもメリットです。ただし、掲載している企業数も多いため、求人情報を載せても埋もれやすくなってしまうデメリットが存在します。

利用する際は、他の求人媒体との併用や上位表示ができる有料プランの購入、定期的な情報更新などの工夫が必要でしょう。

なお、求人検索エンジンは地方求人にも強い特徴があります。特に求人サイトや人材紹介に比べると地方の求人掲載数が多いため、地元の求職者からの応募がされやすいでしょう。
上手く活用すれば、自園の周辺地域から長期勤務してくれる保育士を採用できます。

ちなみに、多くの求人検索エンジンはクリック型課金の料金体系となっています。クリック型課金はクリックされない限り費用が発生しない点がメリットです。

しかし、多くクリックされても応募数が少ない場合、かえってコストが増加するリスクが出ますので注意しましょう。

<採用方法>

  1. メールアドレスとパスワードを入力しアカウント作成
  2. 企業情報や求人情報の入力を行う
  3. 求人応募の受付方法の決定、必要であれば有料オプション設定をする
  4. メールアドレスの承認、求人票の審査を受ける
  5. 審査が通れば求人投稿が開始

求人検索エンジンとは?有名サイト5社を徹底比較


大学や保育士専門学校からの募集

大学や保育士専門学校では、無料で求人掲載できる場合があるためおすすめです。

保育関連の学校は全国にありますので、自園の周辺地域に該当する大学や専門学校がないか探してみましょう。

大学や専門学校を通した求人では、採用コストを抑えられる点が大きなメリットです。
また、学校側の担当者と関係を築けば、校内の就職セミナーやイベントに参加させてもらえるでしょう。さらに、意欲的な学生を直接紹介してくれる可能性もあります。

ただし、学校での求人は学校側と関係を築くまでに時間が掛かります。直接訪問して、就活の担当者とやり取りを行う手間がある点は認識しておきましょう。

また、この採用方法は学校内の学生にしかアピールができませんので、多くの応募数を集めたい場合は別の採用方法も検討しましょう。

<採用方法>

  1. 大学や保育士専門学校のホームページにアクセス
  2. ホームページ内の「企業の方へ」「新卒採用の担当者様へ」などの項目から連絡
  3. 学校側の就活担当者に求人情報などを伝え掲載を依頼
  4. 学生が求人情報を確認して応募があれば対応

※保育士さんの採用はプロにお任せできる「ワガシャ de DOMO」がオススメ
 →ワガシャ de DOMOの資料を見てみたい


特におすすめの保育士採用の方法について

保育士の採用方法には様々な種類がありましたが、特におすすめの手法には下記の2つが挙げられます。


利用者数が多くコスト調整もしやすい「Indeed」

Indeedは求人検索エンジンの一つですが、利用者数が圧倒的に多いメリットがあります。閲覧数が増えれば、その分応募される可能性が高まるため、他の求人媒体と併せて利用すると高い効果が見込めるでしょう。

また、基本は無料掲載ですので採用コストを抑えたい場合に活用できます。また、有料掲載でもクリック時に課金される仕組みとなっているため、余計なコストが発生するリスクを減らせる点もメリットと言えるでしょう。

なお、Indeedを利用する際には、以下のポイントが重要になります。 

  1. Indeedにクローリングされる掲載基準を満たす求人原稿にする
  2. 掲載順位の仕組み(アルゴリズム)を理解して上位表示されるように工夫する
  3. 具体的で分かりやすい求人ページやサイトを準備する

 ぜひ、これらの点を意識した上で、採用活動に上手く取り入れてみて下さい。


採用管理システム「ワガシャ de DOMO」

株式会社アルバイトタイムスが運営する「ワガシャ de DOMO」は、月額定額制の採用管理システムです。

Indeedをはじめとする複数の求人サイトとの自動連携に加え、採用のプロが応募数最大化に特化した求人記事の作成を代行いたします。

※中小企業向け採用サービスで求人のプロが代行し、応募効果を最大化!
 ワガシャ de DOMOで求人の応募数不足を解決!
ワガシャ de DOMOの資料を見てみたい


保育士採用に効果的な5つの求人・転職サイト

保育士採用に特化した求人・転職サイトには、主に以下のようなサイトがありますので利用してみましょう。


① 保育ひろば

https://hoiku-hiroba.com/

公開求人数約40,000件(2023年12月時点)を誇る保育士採用に特化した求人サイトです。充実した求人検索機能、求職者にスカウトメッセージを送れる機能もあります。

求職者にとっては、転職活動をサポートしてくれるエージェントサービスも受けられますので、転職活動に不安がある方も利用しやすいサイトとなっています。


② えんみっけ

https://enmikke.jp/

保育士や幼稚園教諭を目指す方へ向けた園探しの専門サイトです。全国から希望する園を探せる機能や、複数の園の比較もしやすい特徴があります。

なお、Webサイトからの見学予約ができますので、実際に職場の雰囲気や業務について知りたい方におすすめのサイトでしょう。


③ ジョブメドレー保育士

https://job-medley.com/cw/?select=1

会員数150万人、求人数は30,000件(2023年12月時点)を超える保育士向けの転職サイトです。会員限定の便利な機能が充実しており、求職者にとって非常に使いやすいサイトになっています。

求人掲載は採用するまで0円で利用でき、毎月200通ものスカウトメールを無料で送れます。また、専任スタッフが魅力的な求人内容の作成をサポートしてくれるのでおすすめです。


④ マイナビ保育士

https://hoiku.mynavi.jp/

大手求人サイトで有名なマイナビグループが運営する保育士向けの転職サイトです。求職者は、専任のキャリアアドバイザーから求人紹介や転職のサポートを受けられます。

料金は保育士の採用成立までは無料で利用でき、仮に早期退職などの事態が起きた場合は一部返金の制度もあります。


⑤ 保育のお仕事

https://hoiku-shigoto.com/

人気の保育施設から求人を調べられる、保育士向けの転職支援・適職紹介サービスのサイトです。好条件の非公開求人を多く紹介しており、求職者の様々なニーズに応えてくれる特徴があります。

求人掲載の料金は完全成功報酬制度で、採用が決まるまでは無料で人材の紹介を受けられます。ダイレクトリクルーティングサービスも利用できますので、転職潜在層にも積極的にアプローチしたい場合におすすめです。


保育士の求人で重要なポイント

求人を出す際には重要視すべきポイントもあります。具体的には以下のような点がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。


① 給与や賞与、諸手当について

保育士だけに限りませんが、給与や賞与などは求職者が最も気にするポイントです。基本給についてはもちろん、賞与や昇給等があれば具体的に記載しておきましょう。手当に関してもどのような種類があるか明記しておくと、求職者も収入の目安が分かるため安心です。

また、書き方は収入モデルなどを載せておくと参考になります。「27歳 〇年目、月給○○円、年収○○〇円」といった数字も示しておくと、将来の収入をイメージできるためおすすめです。


② 勤務時間や業務内容など

勤務時間についても明確に記載しましょう。シフトの形態、始業・終業時間や休憩時間、残業の有無や月あたりの残業時間の目安なども示しておきます。特に労働時間は認識のズレがあると、モチベーションの低下や早期退職につながるリスクが高いため注意が必要でしょう。

併せて、業務内容も求人情報の内容と実際の現場業務の内容とで相違がないようにしておきます。既に勤務している保育士がいる場合、1日の仕事の流れなども記載しておくと良いでしょう。


③ 休日・休暇

休日・休暇も休みの取りやすさを知る上で重要な情報です。週あたりや年間での休日の日数、何曜日休みなのかなども記載します。併せて、年末年始休暇や夏休みの有無、その他会社で定めている特別な休暇などもあれば伝えておくと良いアピールになるでしょう。

休みが取りやすく働きやすい環境なのかも求職者が気にするポイントです。イメージアップになる取り組みがあれば、積極的に記載しておきましょう。


④ 職場の雰囲気

職場の雰囲気も求職者が就業前に知りたい内容の一つです。勤務を開始しても雰囲気が合わなければ離職してしまいますので、どのような環境・コミュニケーションがあるかも具体的に伝えましょう。

園での活動や雰囲気が分かる写真、コミュニケーションの様子なども記載しておくと、求職者も働くイメージがわきます。


⑤ 保育方針やビジョン

保育に関する方針やビジョンを示しておくことも重要です。園が大切にしている理念や想い、将来的なビジョンを伝えておけば、帰属意識の高い保育士を採用しやすくなるでしょう。

特に、今後の方向性や理念は園ごとに異なりますので、他園と差別化できるポイントになります。しっかり内容をまとめて分かりやすく伝えましょう。


保育士の採用はターゲットに合わせて方法や媒体を選びましょう!

保育士の採用方法や特徴、おすすめの求人サイトや求人で重要なポイントも紹介しました。保育士の採用は、ターゲットとする人材を獲得しやすい方法・媒体を選べるかで成否が決まります。また、求人の書き方も応募率を高めるポイントですので、内容をブラッシュアップしておきましょう。

ぜひ、本記事を確認しながら保育士の採用活動を進めてみてください。







ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営する採用担当者のためのお役立ちサイトです。

「良いヒトがくる」をテーマに、人材採用にかかわる方々のヒントになる情報をお届けするメディアです。「採用ノウハウ」「教育・定着」「法務・経営」に関する記事を日々発信しております。各種お役立ち資料を無料でダウンロ―ドできます。

アルバイトタイムス:https://www.atimes.co.jp/