マッハバイトとは|特徴・料金プラン・応募者層・導入事例を解説

マッハバイトとは|特徴・料金プラン・応募者層・導入事例を解説
目次

マッハバイトは、株式会社リブセンスが運営している、アルバイト・パート採用に特化した求人サイトです。

他のサービスでは見られないユニークな制度を取り入れている、料金について2種類のプランを用意しているなど、求人を載せたい企業にとって利用メリットが大きい求人媒体の一つとして知られています。

この記事では、そんなマッハバイトの特徴・料金プラン・応募者層・導入事例など、気になる点を詳しく解説します。

求人媒体の種類と特徴を一覧で比較|無料から有料までおすすめを紹介



マッハバイトとは

マッハバイトは、株式会社リブセンスが運営するアルバイト・パート採用特化型の求人サイトで、かつてはジョブセンスという名称でした。

マッハバイトについて詳しく知らない人でも、アルバイト採用(勤務日)が決まった時点で最大1万円のボーナスがもらえる「マッハボーナス」についてはご存じの方も多いのではないでしょうか。

アルバイト・パート採用が中心となっていることもあってか、10代・20代のユーザーが多い傾向にあり、フレッシュな人材を現場に取り入れたい企業にとっては魅力的な求人媒体の一つです。


マッハバイトの主な特徴

マッハバイトは、アルバイト・パート採用を考えている企業にとって、次のような魅力的な特徴を数多く備えている求人媒体です。


10代・20代を中心とした若年層に強い

求職者も少子高齢化が進む現代において、マッハバイトは10代・20代のユーザーが多く、特に20代前半(20~24歳)は全体の3割以上を占めます。

マッハバイトと似たようなコンセプトのサービスは他にもありますが、若年層から多くの支持を集めている点においては、やや珍しいサービスといえるかもしれません。

人気の理由として、WebプロモーションやCMに注力している点があげられ、YouTuberとのコラボやシュールな内容のCMは多くのユーザーの心をつかんだものと思われます。


2種類の料金プランから選べる

プラン

概要

こんな企業におすすめ

①掲載課金プラン

1か月間など、掲載期間に応じた料金プラン。応募がなくても費用が発生する。

  • 比較的応募が集まりやすい
  • 早く採用したい

②成功報酬プラン

入社したら料金が発生するプラン。

入社までは費用が一切かからない。

  • 自社に合った人材を見極めたい
  • 急ぎではない

多くの求人サイトでは、求人を掲載する一定期間(1週間・4週間など)の分の料金をあらかじめ受け取る「掲載課金プラン」が適用されます。

転職エージェントなどのサービスであれば、人材が入社した月、もしくはその翌月に成功報酬を支払う「成功報酬プラン」が一般的です。

しかし、マッハバイトの場合、求人広告を掲載する企業側のニーズに応じて、掲載課金プラン・成功報酬プランのいずれかを選ぶことができます。

限られた予算の中で採用活動を進めたい場合は掲載課金プラン、欠員急募の場合は成功報酬プランといったように、状況に応じて検討できるのが魅力です。


ユーザーからの評価も高い

2019年のオリコン顧客満足度調査『アルバイト情報サイト』ランキングでは、マッハバイトが総合1位を獲得しています。

このランキングでは、インターネット調査の結果をもとに各サイトの順位が付けられており、マッハバイトは次の4つの評価項目で1位となっています。

  • 登録のしやすさ
  • 情報量・分かりやすさ
  • 検索のしやすさ
  • 検索結果

2020年の同ランキングにおいても、採用後に働き始めてから祝い金がもらえること、そのための条件申請が比較的簡単であることなどを理由に、マッハバイト(株式会社リブセンス)は高評企業に選ばれています。


ユニークな広告を打っている

マッハバイトの広告には、独特な・ユニークなものが数多く存在しており、過去のケースで特によく知られているものの一つに「神マッハバイト」があります。

簡単にいうと、誰でも取り組みやすく、それでいてどんな企業・個人が依頼しているのかよく分からない、シュールなアルバイト求人を紹介するというものです。

過去に紹介されていた求人(仕事)の内容としては、次のようなものがあげられます。

  • リフティングを1回だけした動画を送るバイト
  • 角でパンをくわえながら待機するバイト
  • ライバルっぽい写真を撮って送るバイト など

いずれも一見するとエイプリルフール用の嘘話のように聞こえますが、実際にアルバイトが終わるとお金がもらえたため、知名度上昇に大いに貢献したものと考えられます。


採用お祝い金(マッハボーナス)は2025年3月末で終了

マッハバイトのユーザーから多くの支持を集めた「採用お祝い金(マッハボーナス)」は、残念ながら2025年3月末で贈呈終了となりました。

採用お祝い金とは、採用祝い金アルバイト採用後の申請で最低5,000円、最大10,000円を振り込むという制度のことです。

支払いはマッハバイトの利益の一部を還元して行われるため、採用企業の懐も痛まず、応募者・企業それぞれにとってメリットがある制度でした。

しかし、厚生労働省による採用お祝い金の規制にともない、終了の運びとなりました。


マッハバイトの応募者層

マッハバイトの主な応募者層には、性別・年齢・職業それぞれにおいて比較的分かりやすい特徴が見られるため、利用時はターゲットをある程度絞った方がよいでしょう。


性別

マッハバイトの応募者層の性別は、男性が39%、女性が61%を占めます。

女性が6割を超えていることから、店舗等で女性スタッフの採用を検討している企業にとっては、積極的に活用したい求人媒体の一つといえます。

ただし、応募者層が極端に女性に偏っているわけではないため、今後は男性の割合が増加する可能性も十分考えられます。


年齢

公表されているマッハバイトの応募者の年齢は、次のような分布となっています。

年齢層

割合

~19歳

16

20~24歳

32

25~29歳

14

30~34歳

10

35~39歳

8

40歳以上

20

上記における19歳以下、20~24歳、25~29歳の年齢層を合計すると、割合は全体の62%となっています。

このことから、マッハバイトが若年者のアルバイト人材採用に適した求人媒体であることが伺えます。


職業

マッハバイトの応募者を職業別に分けると、次のように分類できます。 

職業

割合

無職・フリーター

37

大学・短大・専門生

25

主婦(夫)

12

会社員・派遣社員

10

高校生

4

12

もっとも多い職業としては、無職・フリーターが37%となっていますが、大学や短大・専門学校などに通う学生も、マッハバイトを利用する応募者全体の1/4を占めています。


マッハバイトの料金体系

求人情報のマッハバイト掲載を検討する場合、最終的には成功報酬プラン・掲載料金プランのいずれかを選ぶことになります。

以下、それぞれのプランについて解説します。


成功報酬プラン

成功報酬プランは、企業が採用した人材が「初勤務を終えるまで」料金がかからないプランです。

掲載費用が掛け捨てにならないため、自社が本当に欲しい人材を採用したい場合は、成功報酬プランを選んだ方が安上がりになる場合があります。

採用料金の目安は「1採用につき50,000円~」ですが、具体的な価格は都道府県数・拠点数によって異なります。

例えば、東京都で1~4拠点保有の場合は95,000円~、北海道で5拠点保有の場合は40,000円~といったようなイメージです。


掲載課金プラン

成功報酬プランがマッチしないと感じている企業の場合は、掲載課金プランを選ぶこともできます。

専任担当者が採用計画を確認した上で、適切なプラン・料金を提案してくれるため、公式サイトでは具体的な料金を公開していません。

申込みに関しては、まず問い合わせフォームから必要事項を入力し、営業担当者からの返答を待つ必要があります。

入力必須項目は企業名・担当者名・メールアドレス・電話番号など限られているため、比較的スムーズに入力できるはずです。


マッハバイトと他求人サイトの違い

次にご紹介する求人サイトは、マッハバイトとターゲット層は似ているものの、それぞれ特徴や掲載求人数などが異なるため、違いを踏まえて使い分けることが大切です。

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シフトワークスとの違い

シフトワークスは、アルバイト求人を働きたい「曜日」と「時間」で探しやすい構成になっているアルバイト求人サイトで、「日払い・週払い」「週2×4時間」といった特集のほか、深夜アルバイトの特集なども組まれています。

全国求人掲載数は2025年3月19日時点で83,337件と、マッハバイトの387,469件と比べて少ないものの、働き方優先で検索するユーザーにとっては利用価値の高いサイトといえるでしょう。

料金プランは応募課金プラン(成果報酬型)で、応募が入るまでは料金が発生しない仕組みとなっており、掲載課金プランに関しては要問い合わせとなります。


マイナビバイトとの違い

マイナビバイトは、株式会社マイナビが運営しているアルバイト募集向け求人サイトです。

応募の先にある「採用」・「定着」まで伴走するスタンスをとっており、求人掲載だけでなく、募集計画策定や取材・原稿制作、掲載中のサポート、効果測定など幅広い支援を行っているのが特徴です。

全国求人掲載数は2025年3月19日時点で562,452件と、マッハバイトの387,469件と比べると多く、サイトは豊富な求人の中から職種・こだわり別に検索できるデザインとなっています。

なお、料金プランは掲載課金型となっており、主に「露出度の高いプランを選ぶかどうか」によって料金が変わります。


バイトルとの違い

バイトルは国内最大級のアルバイト求人情報サイトで、学生を中心に幅広い世代に人気です。

予算や機能面で使いやすく、企業にとって魅力的な求人広告媒体といえます。TVなどの広告展開により認知度が高く、他サイトにはないユニークな機能として職場紹介動画の掲載が可能です。

掲載求人数は240万件以上、掲載企業数3.5万社以上、取引実績15万社以上と、規模の大きさと支持の高さが特徴です。

なお、料金プランは掲載課金型で、掲載期間とプランによって変わります。

バイトルの掲載料金|エリア別・オプション別の価格や強みも解説


マッハバイトの導入成功事例

マッハバイトを自社で導入後、採用が難しい状況での採用に成功した企業、大量採用が実現できた企業は数多く存在しています。

以下、導入成功事例をいくつかご紹介します。


事例①:採用難エリアでの採用に成功

縫製・梱包等の作業スタッフを募集していたA社では、紙媒体を利用して募集をかけていましたが、勤務地の人口が比較的少ないエリアであることなどを理由に苦戦している状況でした。

そこで、利用ユーザー数が紙媒体に比べて多いWeb媒体としてマッハバイトを利用したところ、これまでよりも応募エリアを広げることに成功しています。

遠方のエリアで働く人向けに、交通費全額支給・夜勤者送迎といったメリットを求人原稿で訴えたところ、当時は採用が決定した人材にマッハボーナスが支給されたこともあり、見事応募者数20名・採用者9名の成果を出すことに繋がりました。


事例②:前回応募比10倍の応募者数を実現

首都圏を中心にホテルを経営するB社では、2媒体に求人を掲載していたものの目標とする採用人数には届かず、状況を改善するためマッハバイトの導入を決定しました。

若年層をターゲットにしていたこともあり、これまで求人情報に使用していた画像を見直し、若年層が魅力を感じやすい「まかない」にスポットを当てた画像に差し替えたところ、応募者が前回応募比10倍にまで増加しています。

最終的には、10名以上の採用に成功し、目標を達成することができました。


まとめ

マッハバイトは、ユニークな制度やプロモーションが特徴のアルバイト・パート特化型求人サイトで、10代・20代のユーザーから指示を集めています。

プランも成功報酬・掲載課金のいずれかから選べるため、採用できるかどうか不安な場合は成功報酬からスタートし、採用活動が軌道に乗れば掲載課金に切り替える方法も選べます。

より応募者数増に特化した施策を講じたい場合は、応募数アップに必要な機能だけを厳選した採用支援サービス「ワガシャ de DOMO」もおすすめです。

応募単価シミュレーターを使うことにより、事前に応募効果を予測してから本格導入を検討できますから、初めての方でも安心して利用できます。



ヒトクル編集部
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ヒトクル編集部

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