Indeedの最適な掲載期間は?確認方法や掲載が止まる理由を解説
採用活動にIndeedを活用する場合、求人広告の掲載期間を検討する必要があります。
求職者に自社の採用情報を届けるためには、どのくらいの掲載期間が適切なのか、事前に決定しておきましょう。
今回はおすすめの掲載期間や、掲載が止まってしまう場合の理由、情報を更新する方法について、詳しく解説いたします。
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Indeedに掲載期限はある?
求人サイトを利用する場合、求人広告の掲載期限が定められているのが一般的です。
予算や採用スケジュールに応じて、事前に掲載開始日や日数を決めてから、採用活動をスタートする例です。
ですがIndeedの場合は、掲載期間が定められていません。
掲載から90日で更新時期を迎えますが、更新手続きを行えば、引き続きの掲載が可能です。
有料掲載の場合は、広告予算の上限を迎えるまで、注目されやすい位置に自社求人が掲載されます。
予算がなくなった後も、無料掲載に自動で切り替わるため、更新している限り掲載が続きます。
※Indeedのアカウント削除方法|注意点や求人募集のみを停止する方法も解説
Indeedに適した掲載期間の考え方
Indeedで求人票を作成・公開した情報は、更新を続ける限り、掲載が続きます。
ですが、無料だからと通年掲載した場合、採用担当者の負担が大きくなったり、速やかな対応ができなくなったり、という恐れがあります。
Indeedを求人媒体として活用するなら、採用スケジュールを先に決定しましょう。
その上で、人事担当者がスピーディに対応できるタイミングを選ぶのがおすすめです。
中途採用に向いている時期、パートアルバイトを探す人が増える時期など、募集したいターゲットに適した日程を考慮して、掲載期間を決定してください。
※【採用担当者必見】効果的な採用計画の立て方や準備、ポイントを解説!
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Indeedの無料掲載と有料掲載の期間・休止方法
Indeedは無料掲載を選んだ場合と、有料掲載を選んだ場合で、求人掲載方法や掲載期間、休止方法が変わります。
それぞれの違い、掲載を休止する流れを見てみましょう。
Indeedに無料掲載する方法・期間
Indeedは基本無料で利用できる、求人検索エンジンです。
Indeedで企業ページを作成し、求人票を作る直接投稿、自社求人ページをクローラーに読み込んでもらうクローリング掲載、いずれかの方法を選択します。
無料掲載できる期間に定めはなく、90日以内に更新していれば、掲載をずっと続けられます。運用期間が長くなっても、追加で費用が発生する心配はありません。
Indeedの無料掲載を休止する方法
Indeedの無料求人掲載を休止する場合、掲載方法によって止め方が変わります。
直接投稿を選んだ場合は、Indeedの企業管理ページから、休止したい求人を選び、求人ステータスを変更してください。
ステータスには「休止」と「募集終了」の2種類があります。一時的に止める場合は休止、必要な人材が集まり、情報が必要なくなった場合は募集終了を選択しましょう。
クローリング掲載の場合は、自社サイト内の求人を休止すると、Indeedに反映されます。
Indeedに有料掲載する方法・期間
Indeedでは、クリック課金制の有料掲載(スポンサー求人)が導入されています。
無料掲載とは別に、有料プランが用意されている、という訳ではなく、無料で出した求人のスポンサーになることで、その他求人よりも目立たせてくれるシステムです。
有料掲載は、求職者が該当の求人をクリックしたタイミングで、費用が発生します。
事前にクリック単価、有料オプションの上限金額を定めて運用するため、決まった期間はありません。
Indeedの有料掲載を休止する方法
Indeedの有料掲載は、設定した予算を使い切った時点で、無料掲載に切り替わります。
表示順位を再び上げたい場合は、再度有料掲載を申し込みましょう。
手動で掲載を休止する、有料掲載を設定する時点で終了日を指定する、といった運用も可能です。
有料掲載に必要な予算は、事前にチャージするシステムです。
そのため、有料掲載を途中で止めた場合、期間内に予算の分だけクリックされなかった場合も、チャージ金額は返金されません。
予算が残った場合は、その他求人の有料掲載へ利用できます。
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掲載期間を確認する方法
Indeedは、無料掲載の期間が定められていません。
そのため、期間を決めて運用したい場合は、企業側で掲載開始日を確かめる必要があります。
掲載開始日を確認したい場合は、企業の管理画面にログインの上、「アナリティクスの求人とキャンペーン」→「求人パフォーマンスレポート」を選択しましょう。
次に、レポート画面の右側に「列を選択」というボタンが出てくるため、「最終更新日」「掲載日」をチェックしてください。レポート内にあるすべての求人の掲載日、最終更新日が表示されるため、期間を確認できます。
大体の掲載期間を知りたい場合は、求人原稿を見てみる、という方法もあります。
求人ページには、○分前、○時間前、○日前、○ヶ月前といった掲載日の表記があるため、いつ頃出した求人なのか、把握可能です。
※【画像付き】Indeed管理画面のログイン方法・機能や使い方を解説
「期限切れの求人」と表示される場合
Indeedの求人情報を見ていると、「期限切れの求人」という表示になっているケースがあります。
期限切れになっている場合、企業が選考段階に入った、必要な人材を獲得できた、といった理由で、募集がストップしている可能性があります。
企業側の事情ではなく、求人原稿に問題があって、掲載できなくなる場合もあります。
人材を募集したいのに、掲載が止められてしまった、という場合の原因については、この後詳しく解説いたします。
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Indeedの掲載期間を更新する方法
Indeedの求人掲載を継続したい場合、企業側での更新手続きが必要です。
どのように作業を進めれば良いのか、直接投稿、クローリング掲載の場合の進め方と注意点を解説いたします。
直接投稿の掲載期間を更新する場合
求人情報を、Indeedへ直接投稿している場合は、管理画面から更新手続きを進めます。
管理画面へログイン後、求人タブから更新したい求人を探し、「募集終了」のステータスを選択しましょう。
その後、募集終了した求人にチェックを入れて、「複製」ボタンをクリックします。
複製した求人票を確かめて、必要に応じた修正を加えたら、「この内容で確定」を選んでください。
情報が新しくなり、新規求人として掲載されます。
Indeedには、古い求人を残したまま「更新」ボタンを押す、という手順はありません。
一度募集を終了してから複製する、という順番で進める点を、覚えておきましょう。
定期的に更新すると、掲載日が最新になります。
新しい情報を探している求職者から、注目されやすくなるため、90日を待たずに更新している企業が少なくありません。
クローリング掲載の掲載期間を更新する場合
Indeedにクローリング掲載されている情報を更新する場合、求人ページを一度削除する必要があります。
現在クローリングされているページを消し、新しいURLへ求人情報を掲載した上で、再度クローリングされるのを待ちましょう。
クローリングの前に、求人内の情報が古い部分、求人の掲載開始日、更新日などを、忘れずに修正しておいてください。
上手く更新されない場合はIndeedへ連絡して、更新内容の再クローリングを依頼しましょう。
※Indeedのクローリング掲載とは? 自動掲載の条件や方法・注意点を解説
掲載期間を更新する場合の注意点
Indeedで掲載期間を更新する場合、必ず覚えておきたい注意点があります。
知らずに、Indeedの規約に違反してしまった場合、求人情報が掲載されなくなる可能性があるため、慎重に進めてください。
更新の際に必ず気をつけたいのが、求人情報を再掲載する頻度です。
できるだけ掲載日が新しい方が良いから、と毎日のように更新してしまった場合、過度な再掲載とみなされ、露出が減少する場合があります。
最低でも2週間くらいは様子を見て、反応がない場合は更新する、というくらいの頻度にとどめておきましょう。
すべての求人を更新し続ける行為も、Indeedの規約に抵触する恐れがあります。
長期間掲載したけれど、本当に人材が集まらない、人材とどうしても出会いたい、という求人のみを選んで、更新作業を実施してください。
その場合、キャッチコピーを変更したり、自社の魅力を追加したり、ブラッシュアップするとより反応アップにつながるかもしれません。
下記の記事を参考にして、ぜひ応募者に自社の魅力をアピールしましょう。
※会社の魅力の伝え方|応募者を引き込むためのポイントを解説
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Indeedに掲載されなくなる4つの理由
自社では「休止」や「募集終了」を選んでいないのに、Indeed上から求人情報が消えてしまうケースがあります。
この場合、主に4つの原因が考えられます。
なぜ掲載が止まってしまうのか、理由をみてみましょう。
理由1:Indeedのルールに違反している
Indeedでは、求人広告の掲載ルールが定められています。
- 給与や賃金についての情報が不足している
- 給与や企業についての情報が正しくない
- 性別や年齢、国籍など、差別的な内容が含まれている
- 応募にあたり費用が発生する
- 内容が求人ではない(セミナーやイベントの告知など)
- 表記に問題がある
- 社会的に不適切な内容が記載されている
- Indeedのシステムを悪用している
など、Indeedのガイドラインに違反している場合、掲載が止まる可能性があります。
Indeedでは求職者が安心して利用できるように、掲載開始から運用中まで、人的チェックが実施されています。
非掲載にならないように、細部にまで注意をはらって、求人広告を作成しましょう。
理由2:掲載期間が長期にわたっている
掲載日から期間が過ぎた求人は、Indeed側で掲載を休止されるケースがあります。
情報を更新しない場合、90日で自動的に休止されますが、90日を待たずに掲載休止になった例も報告されています。
Indeed側で掲載休止するケースが増えると、印象が悪くなる恐れがあるため、不要になった求人は手動で「休止」または「募集終了」を選んでおくと安心です。
更新を忘れていて、90日が過ぎてしまった、という場合もあります。
一年を通して求人を続けたい、という場合は、「毎月1回更新する」などの社内ルールを決めて、掲載休止にならないように、気をつけながら運用しましょう。
理由3:掲載している給与が最低賃金を下回っている
企業が労働者に支払う賃金は、法律によって定められています。
自社求人の内容が、都道府県別の最低賃金に満たない場合、掲載休止になる可能性が高いため、注意が必要です。
最低賃金は厚生労働省のホームページで確認できます。
時間給で掲載されているため、日給の場合は、「日給÷1日の所定労働時間」、月給の場合は「月給÷1ヶ月の平均所定労働時間」で計算し、最低賃金を下回らないようにしてください。
最低賃金は、毎年7~8月頃に改定額が決まり、10月頃から新しい金額に改定されます。求人掲載が休止されないように、毎年忘れずにチェックしておきましょう。
※2024年の最低賃金額は50円UPし、全国平均は1054円。東京は改定後1163円になる見通し
理由4:求人広告の内容がかぶっている
Indeedでは、一つの職種につき、1つの求人原稿を用意する必要があります。
そのため、職種ごと、仕事内容ごと、勤務地ごとに求人票を作成するケースが多いのですが、それぞれの内容が似ている場合、重複と捉えられ、掲載休止になる可能性が考えられます。
自社が出している求人内容を比較して、内容が似ている場合は、業務内容を詳しく説明する、勤務時間や給与などの情報を細かく記載する、といった方法で、違いが分かるようにしておきましょう。
まとめ
Indeedは期間を問わず、無料で求人を掲載できます。
長期間求人を継続したい、必要な人員が集まるまで募集を続けたい、という場合に便利なサービスです。
有料掲載の場合も、予算に応じて長期間の掲載が可能です。
質の高い採用活動を続けるために、Indeedのルールを遵守の上、採用活動を進めていきましょう。
上手に活用するなら、事前の採用スケジュール作成が欠かせません。
自社に適したタイミングで、求職者へ必要な情報が届くように、掲載期間を検討の上、運用してみてください。
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