indeedのクローリング掲載とは? 自動掲載の条件や方法・注意点を解説

indeedのクローリング掲載とは? 自動掲載の条件や方法・注意点を解説
目次

Indeedへ自社サイトの求人を掲載する場合、求人情報をクローリングさせて、自動連携させる必要があります。

難しそうに思えますが、クローリング掲載の方法やルールを知っていれば、社内で実践できる採用方法です。

今回は、クローリング掲載の条件や利用する際の流れ、注意点などについて、詳しく解説いたします。

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Indeedへ求人情報を掲載する3つの方法

企業の採用情報をIndeedへ掲載する場合、「直接投稿」「クローリング」「ATS連携」の3つの方法があります。

どちらも同じIndeedへの求人掲載ですが、進め方やメリット・デメリットがそれぞれ違います。

まずは、3つの違いをチェックしておきましょう。

Indeedの掲載方法と無料・有料掲載の違いについて解説


Indeedの直接投稿

Indeedの直接投稿は、自社の求人情報をIndeedのフォーマットへ直接入力する掲載方法です。

人材が必要なタイミングで求人情報を入力、求人ページに投稿できるため、速やかに応募を募れる点がメリットです。

便利に使える一方で、入力できる項目に制限がある、Indeed以外の求人サイトへも掲載したい場合は、それぞれ求人原稿を入力する必要がある、というデメリットもあります。


Indeedのクローリング掲載

Indeedのクローリング掲載は、クローラーと呼ばれるシステムに、自社採用サイトの求人情報を読み取ってもらい、掲載するシステムです。

Indeedの掲載基準を満たしていれば、自動的にIndeedに掲載されます。

一方で、Indeedの掲載基準を満たしていなければ、掲載されません。

事前に条件やルールを把握していないと、いつまで経っても掲載されない、というトラブルに陥る場合があるため、注意が必要です。

またIndeedでは、ひとつの求人につき「直接投稿」「クローリング掲載」「ATS連携」のいずれかしか選択できません。
 
 これは、同じ求人情報が重複して掲載されないようになっているためです。

原則として、直接投稿した求人が優先されることを覚えておきましょう。


ATS連携

ATS連携とは、Indeedと連携している採用管理システムを利用してIndeedへ掲載する方法です。

ATS連携のメリットは、Indeed以外の求人検索エンジンや求人サイトへも一括連携できること、応募管理などの採用管理業務を一元化できるといったメリットがあります。

常に求人募集をしている企業や、複数職種・複数勤務地で求人をしている企業は、一元管理できるため非常に便利です。

【最新】どの採用管理システムを選ぶべき?ATSをお悩み別に徹底比較!


クローリングのタイミング

IndeedがクローリングでWeb上の求人情報を集めるタイミングは、平均して24時間に1回程度だと公表されています。

申請したらすぐ巡回される、という訳ではなく、ある程度時間が必要です。

巡回先には、企業の採用ホームページだけでなく、ハローワークが掲載している情報なども含まれ、様々な内容が集められています。

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クローリングで自社採用ホームページの求人情報が掲載される仕組み

Indeedをはじめとする求人検索エンジンには、複数の求人サイト、採用ホームページの情報が集められています。

求人情報の収集のため、Indeedはクローラーによる巡回を常に実施しています。

Web上に、Indeedが設定した条件を満たす求人があれば、その情報がサイト内に反映されます。

この仕組みに参加するなら、自社の採用ホームページがIndeedに認知されるように、条件を満たしておく必要があります。

次は、自社求人情報をクローラーに見つけて貰うための、詳しい条件を見てみましょう。

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Indeedのクローリング条件

Indeedでは、企業の採用ホームページのクローリングの際、いくつかの条件を定めています。

この条件を満たしていない場合、クローリングされても情報が載らない場合があります。

これからクローリング掲載を検討している採用担当者の方は、事前にチェックしておきましょう。

・実際の存在している求人情報
求人の実態がない場合は掲載されません

 ・求人情報がHTML(テキスト)で記載されている
求人情報がPDFや画像に記載されている場合、クローラーが内容を正しく読み取れません

・応募のためのボタンが設置されている
求人情報だけでなく、「応募」のボタンが必要です。
メールでの問い合わせなどは不可となります。

・職種名(業務内容)が分かりやすい
見出しやキャッチコピーなどに、職種や業務内容を分かりやすく記載します。

・勤務地が詳しく書かれている
勤務地は、市区町村や町名などを省かず記載します。

・応募方法が掲載されている
求人の応募方法を必ず記載します。
自社サイトの応募フォームを利用する場合は、求人サイトと応募フォームを同じドメインで作成します。

・求人ページを自社サイトが運用している
求人の内容が、他社サイトに掲載されている場合は、掲載されません。

・一つの職種、一つの勤務地ごとにページを作成
1つのページに複数の求人を記載するのではなく、それぞれ別のURLを用意します。
それぞれの募集要項は、フォーマットを統一します。

・求人一覧ページがある
求人情報をリストのような形で確認できる、一覧ページを設置します。

・誰でも仕事の内容を閲覧・無料応募できる
登録・課金しなければ閲覧・応募できないサイトの情報は、クローリングされません。

これらの条件を満たした上で、審査を通過した求人は、Indeedへ掲載される可能性が高くなります。

Indeed掲載を視野に入れて採用を進めるなら、これらの点に注意して、情報を記載しましょう。

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クローリングがうまくいかないトラブル例5つ

Indeedのクローラーは平均して24時間に1回の頻度で、Web上を巡回しています。

それにも関わらず、自社の求人情報がIndeedに掲載されない場合、掲載条件とは別の部分で、基準に違反している可能性があります。

自社求人ページがなかなか反映されない場合に多い、よくある5つのトラブル例を見てみましょう。


1:記載事項やプライバシーが守られていない

Indeedでは、求職者が希望する求人に出会えるように、記載事項を細かく定めています。

・1つの求人に複数の職種や勤務地の内容が含まれている
・勤務地や職種名、給与、応募に当たっての条件などの情報が不足している
・企業の名前や住所、採用担当者の名前、職種名などの情報が不足している

このような場合、Indeedの規約を満たせず、クローリングの対象から外されてしまいます。

またプライバシーの遵守も、必ず守るべき条件です。

応募者の家族構成や家族の職業、宗教についてなど、採用に不必要な条件を提示しないように注意しましょう。


2:応募までの動線や信頼性に不備がある

Indeedには、応募者がスムーズに求人情報を探せる、応募するための規約があります。

求人内容に興味を持った人が応募ボタンを押したとき、その仕事の応募画面に移動できない場合は、掲載の対象になりません。

また人材を募集している担当者(投稿者)の素性が分からない場合、掲載を見送られる場合があります。

企業情報だけでなく、採用担当者の名前や部署、肩書きも合わせて掲載して、審査クリアを目指しましょう。


3:応募者を差別する内容が含まれている

業務上必要のない部分で応募者を差別、制限する内容が含まれている場合、Indeedの掲載基準に違反します。

具体的には、求職者の年齢、性別、国籍、出身地などが挙げられます。

人権を尊重した内容を意識して、幅広い人材が応募できる求人ページを作成してください。


4:法律を遵守していない

Indeedをはじめとする求人は、すべて法律で定められたルールを守り、人材を募る必要があります。

当たり前のルールですが、意外な部分で記載を見落としたり、ミスをしたりするケースも考えられます。

クローリングに反映されない場合は、自社求人の内容を確かめておきましょう。

労働基準法や労働契約法、職業安定法、労災保険法、安全衛生法、男女雇用機会均等法など、採用にはさまざまな法律が関係しています。

給与や休日、保険関係などの記載が、法に反していないか、チェックしてみてください。

募集要項とは?書いてはいけない表現などを知っておこう!


5:Indeedを不正に使用した

Indeedには、非常に多くの求人が掲載されています。

そのため、自社の求人情報が埋もれてしまうケースが少なくありません。

このとき、少しでも表示順位を上げようと、求人を何度も再投稿したり、虚偽の勤務地を記載してしまったりという行動を選んだ場合、禁止行為にあたります。

その他にも、Indeedのシステムを悪用するような行為が見られた場合は、掲載不可になります。

ルールを守った上で、正しくクローリングを活用しましょう。


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Indeedのクローリング掲載を利用するメリット4つ

Indeedのクローリング掲載を利用すると、採用に嬉しいメリットが待っています。

クローラー経由での掲載で得られる、4つの良い点を見てみましょう。


メリット1:複数の求人をまとめて登録できる

Indeedに求人を掲載する場合、1つの職種、1つの勤務地につき、1つの求人情報が必要です。

拠点が多く、それぞれで人材が必要な時、1つの勤務地で、複数の職種を募集したい時など、直接投稿では多大な時間がかかってしまいます。

Indeedのクローリング掲載システムを使えば、自社採用ホームページを作成した後は、自動でクローリング掲載してもらえるため、人事担当者の手間を省けます。


メリット2:写真や動画で自由にアピールできる

Indeedに求人情報を手動掲載する場合、写真は最大5枚、動画は掲載できないというルールがあります。

ですが、自社採用ホームページをクローリングした求人の場合、自由に写真や動画を複数掲載できるため、より魅力が伝わりやすくなります。

普段の会社風景やイベントの様子、先輩社員の働き方、1日の流れなど、候補者が安心して応募できるように、写真や動画でPRしてみてください。

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メリット3:アクセス分析・改善策を講じられる

Indeedを活用した求人活動は、アクセス解析が便利というメリットがあります。

サイトに、Indeedのコンバージョン・トラッキング・コードを埋め込む、Googleアナリティクスなどを利用する、といった方法で、Indeed求人に関連するアクセス分析が可能です。

利用者がどのページを見ているのか、どのような動きをしているのか、という点を知れるため、より求職者に寄り添った内容、サイトへ改善できます。

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メリット4:Indeed以外の求人検索エンジンにも掲載される

クローリングを目的とした採用サイトが構築できていれば、Indeed以外の求人検索エンジンへも、クローリング掲載されやすくなります。

例えば、国内の主要な求人検索エンジンである求人ボックスやスタンバイなどにも掲載されやすくなるでしょう。

求人検索エンジンによって、規約やルールが違うため、利用したいサービスがある場合は事前に内容を調べた上で、申請してみましょう。

条件を満たしている場合は、一つ一つ手動で掲載するよりも、楽に、多くの応募者へアプローチ可能です。

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基準を満たしているのにクローリングされない場合

Indeedの掲載基準をきちんと満たし、ルール違反などが見当たらないのに、自社求人ページがクローリングされない、という場合はまず、Indeedのサポートサービス「採用企業ヘルプセンター」をチェックしてみましょう。

求人掲載基準のガイドラインや、掲載されない場合の原因などが、詳しく記載されていますので、不備がないか確かめてみてください。

「求人掲載基準」https://indeed.my.site.com/employerSupport1/s/article/115005915763?language=ja

「求人が Indeed に掲載されていません」https://indeed.my.site.com/employerSupport1/s/article/203366510?language=ja

これらのページをみても、問題解決できない場合、基準に違反していない場合は、

Indeedへ電話、もしくはメールで確認してみましょう。

クローリングの頻度は24時間に1回程度のため、2~3日待ってからの連絡がおすすめです。

掲載基準以外の相談も可能です。

分からない部分は担当者へ、直接問い合わせてみてください。

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クローリング以外の方法が向いているケース3選

企業の中には、クローリング掲載を目指すよりも、直接投稿や採用管理システムを使った方が適したケースがあります。

クローリングに向かないのはどのような場合なのか、3つの例を紹介いたします。


ケース1:自社採用ホームページがない、古くなっている

自社採用ホームページがない、作成してから何年も情報が更新されてない、デザインが古い、というような場合、アクセスした求職者からの印象が悪くなります。


ケース2:求人ページに応募ボタンがない

求人ページの応募ボタンがない場合、クローリング掲載の対象になりません。

電話やメールなど、従来の応募方法ではなかなか応募が集まらず、応募ボタンを設置するのは手間がかかる、という場合です。


ケース3:採用ページがスマホに対応できていない

一人が一台以上のスマホを持つ時代になり、多くの求職者がスマホで求人を探しています。
 
 
そんな中、自社採用ホームページがまだスマホ対応ではない場合、サイト内の情報が閲覧できなかったり、見づらかったり、というトラブルが考えられます。


クローリング以外の方法「直接投稿」か「ATS連携」か?

クローリングに向かない3つのケースをご紹介しましたが、それでは「直接投稿」か「ats連携」どちらの方法が適しているでしょうか?


直接投稿が適しているケース

1職種のみで、それほど採用難易度が高くない募集の場合だったら、まずは直接投稿をしてみましょう。

コストをかけずに、素早く求人をすることができますし、1求人のみでしたら直接入力する手間もそれほどかかりません。


 ATS連携が適しているケース

複数の求人募集がある場合や、採用難易度が高く、時間がかかりそうな場合は、ATS連携をお勧めします。

Indeed以外の求人検索エンジン・求人サイトへ一括で掲載することで、多くの求職者に自社の求人を見てもらえる可能性が増えます。

また、複数の求人を一括管理することで、担当者の手間を省きスピーディーに応募者へ対応することができます。

アルバイトタイムスが運営する「ワガシャ de DOMO」は、月額33000円で利用できる採用管理システムです。

よくあるATSは、求人を自分で入力しなくてはなりませんが、ワガシャ de DOMOなら求人作成・修正も月額費用内で作成代行します。

Indeedの掲載基準を知り尽くした求人のプロがしっかりと伴走することで、応募効果を最大限に高めることが可能です。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。



まとめ

クローリング掲載を活用すると、自社求人ページの情報を、自動でIndeedの求人検索エンジンに表示できます。

より多くの求職者にアプローチしたり、応募に繋げたりするきっかけになるため、新しい採用の手段を探している方は、活用を検討してみてください。

クローラー巡回にはルールがあるため、掲載されるための準備、配慮が必要です。

クローリング向けに準備を整えた上で、Indeedへ申請してみましょう。

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

「ヒトクル」は、株式会社アルバイトタイムスが運営する採用担当者のためのお役立ちサイトです。

「良いヒトがくる」をテーマに、人材採用にかかわる方々のヒントになる情報をお届けするメディアです。「採用ノウハウ」「教育・定着」「法務・経営」に関する記事を日々発信しております。各種お役立ち資料を無料でダウンロ―ドできます。

アルバイトタイムス:https://www.atimes.co.jp/