求人ボックスの料金プランは?無料掲載・有料掲載の違いを解説
人材採用に求人ボックスを利用する場合、「無料掲載」「有料掲載」のいずれかを選ぶ必要があります。
有料掲載は採用コストがかかりますが、求人活動を有利にできるメリットがあるため、事前にサービス内容をチェックの上、適した方法を選択しましょう。
求人ボックスだけでなく、Indeedやスタンバイでも、有料掲載プランが用意されています。
今回は、掲載方法や求人ボックスを利用するメリット、その他求人サイトとの料金の違いやよくある質問について、解説いたします。
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無料掲載と有料掲載の違い
求人ボックスには、無料掲載求人もしくは有料オプションという、二つの掲載方法があります。
無料掲載はその名の通り、費用をかけずに求人情報を掲載できます。
採用コストがかからないため、気軽に利用できる点がメリットです。
有料オプションを利用すると、無料掲載よりも検索結果の上位に表示され求職者に効果的にアピールできます。
料金システムは、クリックごとに料金が発生するクリック課金制で、
・1日あたりの予算を決めるシンプルプラン
・入札方法を細かく指定するアドバンスプラン
の2種類があります。
| 入札方法 | 設定項目 | 入札単価 |
シンプルプラン | 自動運用 | 1日あたりの予算 | 上限1,000円 |
アドバンスプラン | 手動もしくは自動 | 入札方法 | 25円~1,000円 |
シンプルプランは、1日あたり1,000円を上限に自動で運用されます。
アドバンスプランの場合は、手動もしくは自動から、好きな方法を選択可能です。
自動運用の場合は、1日あたり、1ヶ月あたり、期間指定の3つから、期間を選択できます。
手動運用の場合は、1日あたりの予算を25~1,000円の間で設定してください。
手軽に有料掲載したい、自分でカスタムしたいなど、自社のニーズに応じて、適した方法を選んでみましょう。
求人ボックスの無料掲載の特徴
求人ボックスで無料掲載するには、2つの方法があります。
一つ目は、採用ボードと呼ばれるフォーマットに求人内容を記載する方法です。求人ボックスに登録後、企業の情報を採用ボードへ自社で入力します。
求人票の内容に変更があった場合は、手元で自由に編集できます。
求人ボックス内で、応募者とのやりとりも可能です。
二つ目は、自社で運用している採用サイトや採用ページ、ハローワークの掲載ページなどをクローリングしてもらう方法です。
自動でクローラーの巡回を待つ、もしくはクローリングをリクエストすると、自社求人が無料掲載されます。
無料掲載のメリット
求人ボックスの無料掲載を利用すると、求人広告費用をかけずに求人ができます。
月間1000万人が利用している求人媒体のため、無料プランでも一定の効果が見込める点がメリットです。
求人原稿作成などの作業は必要ですが、求人サイトや代理店などへ相談するよりも、安価に採用を進められます。
無料掲載は、有料掲載枠よりは、表示順が下になります。
それでも、求人が少ない業界、求人募集が多くない時期であれば、求職者に目に留まる可能性が充分にあります。
無料掲載している企業の表示順については、公表されていませんが、情報がきちんと書かれている求人原稿、情報が新しい求人原稿は、上位になりやすいと言われています。
企業情報、仕事内容、給与、福利厚生などをきちんと明記する、変更があった場合は都度更新する、といった施策で、閲覧数・応募数アップを目指しましょう。
求人ボックスの有料掲載の特徴
求人ボックスの有料掲載を活用すると、採用活動を有利に進められます。
どのようなメリットがあるのか、有料枠を申し込んだ場合の掲載イメージ、料金プランについて、解説いたします。
有料掲載のメリット
求人ボックスの有料掲載を活用すると、無料求人情報よりも、自社求人を上位に表示できます。
求職者の多くが、検索した順に情報をチェックするため、閲覧や応募に繋がりやすい点がメリットです。
求人ボックスの有料プランはクリック課金制のため、予算内で運用できる点もメリットです。
求人がクリックされない場合、料金が発生しないため、予算の無駄遣いを減らせます。
クリック数が増えても、企業情報が充実していなかったり、競合他社を比較して待遇が良くなかったり、という場合、応募に繋がりません。
利用する場合は、クリックされた先に、応募したくなる求人原稿を用意して、有料掲載を有意義に活用してください。
有料掲載の掲載イメージ
求人ボックスの有料掲載を申し込むと、検索結果の上位に自社求人が表示されます。
表示順は予算や単価、求人情報の内容、充実度を考慮の上、求人ボックス側のアルゴリズムによって決定されています。
求人ボックスで検索をすると、1ページに約25件の求人が並ぶのですが、有料求人はこのうちの約上位5件にあたります。
クリック単価は25円~1,000円までの間で設定可能です。
金額は1円単位で自由に決められ、金額が大きいほど、上位表示される可能性が高くなります。
検索結果画面には勤務地、給与、雇用体系、おすすめ部分のアイコン、「人気」「かんたん応募」「あなたの検索履歴にマッチ」といった情報、掲載日が分かりやすく記載されています。
実際の画面をチェックしながら、クリックしたくなる情報を掲載してみてください。
主要媒体との料金の違い
採用活動で使われることが多い、主要媒体の一つである求人ボックス。
大手求人サイトや転職サイト、求人ボックスと同じ、求人検索エンジンであるIndeedやスタンバイと比較して、料金体系にどのような違いがあるのでしょうか?
次に、その他媒体との違いを、チェックしてみましょう。
求人・転職サイトとの料金比較
求人サイト、転職サイトと、求人ボックスの大きな違いは、単価の考え方です。
求人サイト、転職サイトには無料掲載がなく、どの掲載プランを選んでも必ず料金が発生します。
掲載料金は、アルバイトやパートで数万円程度、中途採用を狙った転職では数十万円が相場です。
一方の求人ボックスは、25円~1,000円の入札単価がありますが、50~100円程度で運用しているケースが多くみられます。
求人サイト、転職サイトで10万円の費用をかける場合と、求人ボックスで50円のクリック単価を設定する場合、求人ボックスでは2000クリックされる計算になります。
どちらが自社によってメリットがあるのか、比較検討の上、利用する方法を決定しましょう。
Indeedとの料金比較
Indeedと求人ボックスは、どちらも無料で利用できる求人検索エンジンです。
有料掲載の方法も、同じクリック課金制ですが、金額の相場に違いがあります。
Indeedを利用する場合、クリックあたりの単価相場が15~999円くらいになるケースが多いのに対し、求人ボックスは50円~100円が単価相場です。
このように、Indeedでは高額になりがちな職種、業種の採用情報を、求人ボックスのクリック課金にかえると、コストを抑えられる場合があります。
求人検索エンジンによって特長があるため、Indeedで成果が出ない職種を求人ボックスで募集してみる、求人ボックスではクリックに繋がらない採用情報をIndeedに出してみる、といった施策で、クリック数の変化を確かめてみると、自社に最適な媒体を見極められます。
※【Indeedの掲載料金】無料・有料の違いやクリック単価・支払い方法など幅広く解説
スタンバイとの料金比較
スタンバイも、Indeedや求人ボックスと同じ、求人検索エンジンです。
クリック課金制が導入されていて、スタンバイの場合は入札相場が20~1,000円、求人ボックスは50~100円になっています。
どの求人でも1クリック20円から利用できる、という訳ではなく、雇用形態などによって、金額が変わります。
募集したいジャンルの入札単価はいくらからなのか、事前にチェックして、求人ボックスとスタンバイのどちらを利用するのか、検討してみてください。
※「スタンバイ」とは?無料で掲載する方法、Indeedとの違い
求人ボックスの料金のよくある質問
求人ボックスを活用する際、どうなっているの? と料金について、疑問を抱く場合があります。
疑問を事前に解決するために、よくある3つの質問と答えを紹介いたします。
料金の上限はあるのか?
求人ボックスの有料プランを利用する場合、1日あたりの予算を設定ができます。予算は1日あたり500円から設定が可能です。
予算の上限に制限はありませんが、自社が採用にかけるコストが決まっている場合、予算設定をしておくことで、想像を超える費用の請求が来た、というトラブルを未然に防げます。
1日あたりの予算は、予算分のクリックが完了した時点でストップし、また翌日、指定した金額分だけ消費されるシステムです。
予算が10万円で、1ヶ月程度求人を出したい場合、1日あたりの予算を3,000円程度に設定しておけば、予算内で運用できます。
掲載期間は?
求人ボックスは、求人サイトや転職サイトと違い、求人を掲載できる期間に決まりはありません。
有料掲載の予算を使い切った場合も、無料掲載枠で求人を継続可能です。
求人ボックス側で期限を設定していないため、求人を止めたい、一時休止したい場合は、手元での操作が必要です。
自社で人材が必要な期間に合わせて、好きなタイミングで求人原稿を編集・募集してみてください。
代理店に依頼すると運用手数料はいくら?
求人ボックスは、無料で誰でも利用できる求人検索エンジンです。
そのため自社内で気軽に運用できますが、効率よく人材を集めるなら、求人ボックスでの採用活動に詳しい代理店を利用する、という手段もあります。
代理店に相談すると、
- コストや人件費を抑えられる場合がある
- 質の高い求人原稿を作成して貰える
- 採用方法をアドバイスしてもらえる
- 成果についてのレポートや評価が得られる
といったメリットがあります。
代理店を利用する場合、20%が運用手数料の目安になります。
人事担当者が求人ボックスの求人運用に慣れていない、ライティングや編集のスキルが少ない、という場合は、代理店のサポートを視野に入れると、スムーズに採用活動を進められます。
代理店を利用するデメリットとしては、
- 求人コストが増える場合がある
- トラブルが起きた場合に、社内で解決できない
- 求人ボックスにくわしくない代理店の場合、成果に繋がらないケースがある
といった点が挙げられます。
メリット・デメリットを把握した上で、求人ボックスを活用するかどうか、検討してみてください。
まとめ
求人ボックスには無料掲載と有料掲載があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今取り入れている採用手法が、良い成果に繋がっていない場合は、求人ボックスの無料掲載を試してみると、応募に繋がる可能性があります。
有料掲載を選ぶ場合は、いくらまでコストをかけられるのか、その他求人媒体と比較して、どちらを選ぶのが良いのか、といった点を検討の上、利用するかどうかを決定しましょう。
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