Indeedのクリック単価はどう決められる? 仕組みや相場を解説!

Indeedのクリック単価はどう決められる? 仕組みや相場を解説!
目次

Indeedには、無料求人プランと有料求人プラン(スポンサー求人)があります。

有料プランには、クリック課金制が採用されており、自社求人がクリックされた数に応じて、費用を支払うシステムです。

また、1件あたりのクリック単価は、職種によって異なります。

今回は、Indeedのクリック単価が決められる仕組み、クリック単価の相場や、クリック率を増やして採用単価を下げる方法を解説いたします。

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Indeedの職種別クリック単価相場

Indeedでの求人は、職種によってクリック単価の相場が変わります。相場を把握しておくと、広告運用がスムーズに進められるため、事前にチェックしておきましょう。

クリック単価の相場を把握しておくべき理由、職種別のクリック単価相場を紹介いたします。


クリック単価の相場を知るべき理由

Indeedには、クリック課金制が導入されています。

そのため、1回あたりのクリック単価×クリック数で計算された、求人広告料金が必要です。

クリック単価が100円の求人が、500回クリックされた場合が、50,000円。クリック単価が200円の求人が500回クリックされた場合は100,000円が支払う費用になります。

事前に予算の上限を設定できるため、予定外の費用が発生する心配はありません。

予算に応じて運用できる一方で、クリック単価の相場や仕組みを理解できていないと、応募に繋がりにくくなるなど、採用活動を上手く進められなくなる恐れがあります。 

まずは、予算を相場より低くした場合、高くした場合のデメリットを事前に知っておきましょう。


予算が相場より低い場合

クリック単価の予算が相場より低い場合、他社がもっと高い金額で求人広告を出すケースが多くなります。

その結果、自社求人情報が埋もれてしまったり、予算がすぐに無くなって無料プランに戻ってしまったり、というデメリットがあります。


予算が相場より高い場合

クリック単価の予算が相場より高い場合、求人広告が目立つ位置に有料掲載されます。

多くのクリックが期待できる一方で、興味が無い人材からのクリックが増え、応募率が低くなる恐れがあります。

予定よりも採用単価、応募単価が高くなってしまうケースがあるため、慎重に決定しましょう。


職種別のクリック単価相場

Indeedの採用を予算内で進めるなら、事前にクリック単価の相場を知っておくのが重要です。

自社の応募率、面接率を分析の上、人材を集めるためにはどのくらいのクリック数が必要なのかを計算し、必要クリック数×クリック単価の相場で予算を検討してみてください。

次に、職種別の主なクリック単価相場を紹介します。

目安となる金額ですが、求人掲載の時期、他社の動きなどによって相場が変わる点を、覚えておきましょう。

一般事務

50円〜100円

軽作業

50円〜150円

コンサルタント業

100円〜300円

接客・販売業

100円〜300円

飲食業

100円〜300円

製造業

150円〜350円

ドライバー・配送業

200円〜400円

営業

200円〜400円

現場作業員

300円〜500円


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Indeedのクリック単価が決まる仕組みと表示順位 

Indeedにはクリック単価の相場があります。職種によって違う相場は、どのように決められているのでしょうか? 

金額が決まる仕組み、表示順位の考え方について詳しく解説いたします。


Indeedのクリック単価が決まる仕組み

Indeedでは、求人が1回クリックされるごとに、決まったクリック単価を募集企業が支払います。

この単価はAIによって決められています。

2023年3月までは、企業側が入札単価を手動で決定できましたが、現在は自動でクリック単価が設定されるシステムに変わっています。

AIはさまざまな要素を加味して、最善のクリック単価を決定していると言われています。

どのように定めているのか、詳細は明らかにされていませんが、影響を与えていると思われる3つの項目をチェックしてみましょう。


1:課金している企業の数

有料プランを活用している企業の数が多くなると、クリック課金相場が高くなると予測されます。

求人数が多くなる時期は、クリック単価相場が上がる可能性があります。


2:求職者の数

応募を検討している求職者、自社求人広告をクリックした求職者の数によって、クリック単価が変動すると考えられます。

自社と競合が同じ予算に設定していても、クリック率や応募数によって、クリック単価に違いが出るケースが多いと予測されます。


3:掲載内容

求人原稿の品質が高い場合、クリック単価にもよい影響があると言われています。

求人原稿の品質は、求職者が求めている情報が分かりやすく記載されていることが基準となっています。Indeedのミッションである「「We help people get jobs(人々の仕事探しをお手伝いする)」が根底にあります。

求職者を最優先に考えた求人原稿作成が求められます。

Indeed(インディード)はどんな会社?会社概要や注目された背景を解説


表示順位の考え方

Indeedの有料プランは、様々な要素で、各求人の表示順位が決定されます。

こちらも、アルゴリズムは明らかになっていませんが、影響していると思われる3つの要素があります。

求人を出す際に気をつけると、上位表示される可能性が高まるかもしれません。


1:予算額

クリック課金の予算が高い企業は、上位に表示される可能性が高くなると考えられます。

1ヶ月で10万円を課金する場合、短期間で10万円を課金する場合など、実際の表示をチェックしながら、自社に適した予算を検討してみてください。


2:求人原稿の内容

求職者にとって必要な内容が含まれているかどうか、検索されやすいキーワードの有無なども、クリック単価との関係あると予想されます。

有料プランを申し込むだけでなく、質の高い求人原稿にこだわると、より良い順位が期待できます。


3:求職者の動き

IndeedのAIは、求職者がどのような求人をクリックしているのか、応募にいたっているのか、という情報を集めていると予測されます。

そのため、求職者の興味を惹く内容、応募したくなる内容を含めると、表示順位が上がる可能性があります。

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Indeedクリック単価の設定項目3つ

Indeedのクリック単価は、AIによって決められますが、企業側で設定できる項目もいくつかあります。

どのような部分を考慮すれば良いのか、3つの設定項目をみてみましょう。


有料広告の掲載期間 

Indeedの有料広告をいつからいつまで掲載するのか、企業側で期間を設定できます。

採用や面接のスケジュールから逆算して、最適な期間を設定したり、Indeedの利用者が増えそうなタイミングを狙って有料プランを利用したり、といった活用方法があります。

掲載期間を設定した後でも、応募の状況に応じて、広告の休止・再開が可能です。


有料広告の運用予算

有料広告の掲載期間に対して、どのくらいの費用で運用するのか、という点も、企業が事前に決定する部分です。

予算は平均日額の予算、もしくは期間内の月額予算のいずれかから選択します。

採用活動全体の予算から、Indeed求人に割り振る金額を決定しましょう。


運用目標の設定

Indeedのクリック課金は、AIによって運用方針が決定されます。

手元でクリック単価の設定はできませんが、どのように予算を使うのか、運用目標の指示は可能です。

運用方針は「バランス型」「応募数最大化型」「目標応募数重視型(直接投稿のみ)」「目標応募単価重視型(直接投稿のみ)」から選択できます。

バランス型

Indee内に複数の求人を出している場合、人気のある職種だけに応募が集まるケースがあります。
複数の仕事へそれぞれ応募して貰いたい場合は、バランス型を選択しておくと、予算が均等に配分されます。

応募数最大化型

応募数最大化型は、その名の通り応募数に特化したプランです。
設定した期間内で予算を最大限に使い、短期間で多くの応募獲得を目指します。

目標応募数重視型(直接投稿のみ)

Indeedの直接投稿を利用している場合、目標応募数重視型プランを利用できます。
求人ごとに設定された応募数の目標に応じて、予算が配分されます。

 

目標応募単価重視型(直接投稿のみ)

Indeedの直接投稿を利用している場合、目標応募単価重視型プランを利用できます。1件あたりの希望クリック単価を考慮の上、運用して貰えます。目標応募単価が相場よりも低い場合、応募やクリックに繋がらない可能性があります。

バランス良く運用したいのか、応募者数を増やしたいのか、単価を重要視したいのか、という点を検討の上、設定しておきましょう。 

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Indeedのクリック課金はチャージが必要

Indeedの有料プランを運用する場合、クリック課金のために予算をチャージする必要があります。

チャージとはどのようなシステムなのか、チャージしたお金はどう使われるのか、詳しく見てみましょう。


Indeedのチャージシステム 

Indeedは、求職者が自社求人広告をクリックした回数に応じて、費用が発生します。

この費用を支払うため、事前にIndeedへ予算となる金額をチャージします。

電子マネーや交通系マネーのように、自社で決めた額をチャージしておき、自動で予算が使われるシステムです。

予算が10万円の場合は、先に10万円をチャージした上で、運用期間や運用方針を決定する形になります。

運用中にチャージした金額を使い切ってしまった場合、その時点で有料プランは終了になり、無料プランへ移行します。

自社で決定した上限金額以内で、運用できるのがメリットです。 

チャージ金額や運用期間が残っている時点で、必要な人材を獲得できた、という場合は、広告を停止すると、課金も止まります。

チャージ金額の残りを返金するシステムはありません。

予算が残った場合は、次回求人の際に活用できますので、必要になるまでチャージしておきましょう。


Indeedのクリック単価を下げる6つのコツ 

Indeedのクリック単価は、AIによって運用されますが、企業側の一手間で広告効果の最大化が期待できます。

クリック数や応募数が増えれば、1求人あたりのクリック単価を抑えることができます。

採用費用をできるだけ抑えるために、やっておくべき6つのコツを解説いたします。


1:検索されるキーワードを入れる

求人広告に適切なキーワードが含められている場合、多くの検索に引っかかるため、求職者の目に留まりやすくなります。

ターゲット層がどのようなキーワードで検索するのか、検討した上で、適したキーワードを入れておきましょう。

勤務地や業界名、職種名を詳しく書いておくのもおすすめです。

○○市だけではなく町名も入れる、事務だけではなく、「営業事務」「経理事務」といった詳細を書く、といった工夫でクリック単価への良い影響が考えられます。

キーワードは、あくまでも自然に取り入れるのがおすすめです。

求人原稿の下に、検索用タグなどを羅列した場合、ガイドラインに違反する可能性があるため、注意しましょう。

Indeedで効果を出すには「キーワード」が超重要!応募を増やす求人作成のポイント


2:キャンペーンを分けて登録する

同じ企業の求人でも、職種や勤務地域、雇用形態によってクリック単価が変わります。

キャンペーンを分けることで、クリック単価の相場をAIが正しく理解でき、予算配分の最適化に繋がります。

仮に、
「正社員販売スタッフ(勤務地:福岡)」
「契約社員営業スタッフ(勤務地:渋谷区)」
という求人がある場合、職種、勤務地、雇用形態が違うため、クリック単価はそれぞれ個別に決定されます。

キャンペーン分けで、予算を適切に活用できるため、費用の節約が期待できます。


3:画像を活用する

支払った予算の効果を最大限に得るなら、目を惹くアイキャッチ画像を設定しておきましょう。

有料プランを活用している企業が複数ある場合も、自社求人を目立たせる結果に繋がり、応募やクリック数の増加に繋がります。

スマホでチェックするユーザーが多いため、小さな画面でも伝えたい内容が届く画像を選んでみてください。


4:適切な職種名に見直す 

「営業」「事務」「サービス」といった言葉は、多くの求職者が検索に活用するキーワードです。

検索されやすい一方で、仕事の詳細が分かりにくく、「クリックしたけれど探している仕事ではなかった」そんなターゲット違いのクリックに繋がる恐れがあります。

予算を抑えながら、本当に欲しい人材をピンポイントで獲得するなら、「カーショップでの営業職」「商社での一般事務」「アミューズメント店のサービススタッフ」など、具体的に職種を記載するのがおすすめです。

職種名とは?求人票の職種名の書き方のポイントを解説


5:一目で情報が伝わる広告作り 

求職者は気になる情報をクリックした後、ぱっと目に入ったページで自分がしたい仕事かどうか、検討します。

そのため、最初に目に入るファーストビュー部分の内容が、非常に重要になります。

給与や休日について、未経験者歓迎かどうか、独自の福利厚生など、自社の魅力をしっかり記載して、もっと詳しく内容を知りたい、と思える求人広告を意識しましょう。

応募率アップに繋がり、課金費用の低減を目指せます。


6:スマホから見やすいページ作成

アイキャッチ画像だけでなく、求人原稿全体も、スマホから見やすいページが重要です。多くの求職者が、今している仕事や学業、家事などで忙しい中、スマホで転職先やバイト先を探しています。

このとき、どのような求人なのか、どんな待遇が待っているのか、箇条書きなどで書かれていると、企業への理解が深まります。

注目して欲しい部分を太字にするなど、積極的なアプローチで、ストレスなく読める採用情報を目指しましょう。


Indeedの予算に応じた運用事例3つ

Indeedの運用は、予算に応じて進めると、必要な人材獲得に繋がります。

予算内で多くのスタッフを採用したい場合、採用したい人数が決まっている場合、トライアルからスタートしたい場合、それぞれの運用事例を見てみましょう。

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予算内で多くのスタッフを採用したい場合

複数の店舗で人材を募集したい、新しくオープンする店舗や支店があるなど、予算内で多くのスタッフを採用したい場合、まずはクリック単価の相場をチェックしましょう。

次に、これまでのクリック率、応募率を考慮の上、自社の予算で何名くらいの人材を獲得できるのか、計算してみます。 

クリック課金制度を利用することで、従来よりも多くの求職者へアピールできるため、計算よりも多くのスタッフを採用できる可能性が高くなります。

合わせて求人原稿や画像の見直し、といった策を講じておくと、費用内でより多くの人材を獲得できます。


採用したい人数が決まっている場合 

採用したい人数が事前に決まっている場合、人材1人あたりにかけられる予算、希望する期間を事前に決定しましょう。

先に予算、人数を決定することで、予算内での最大限のパフォーマンスが期待できます。

これまで取り入れていた手法よりもコストを削減したい、という場合も、上限が決められているIndeedに切り替えると、良い結果に繋がる場合があります。

この場合も、求人情報をより細かく見直して、他社よりも魅力を感じて貰える情報、分かりやすい求人広告を意識してみてください。


トライアルからスタートしたい場合

その他採用サイトを活用したけれど、思うように成果がでない。
無料掲載をしてみたけれど、手応えを感じられない、という場合は、トライアルからスタートしてみる、という手段もあります。

クリック課金システムなら、低予算から取り入れてみて、採用に変化が出るかどうか、確かめながら進められます。

クリック課金制は、予算が増えるごとにクリック率、応募率が増えるケースが一般的です。

自社の場合はいくらくらいの予算が適正なのか、把握しながら進められる点がメリットです。 

急ぎの求人ではない、Indeed運用に慣れていない、という場合は、低予算から様子を見ながら、必要な人材へアプローチしてみましょう。


まとめ 

Indeedの有料プランは求人の期間、クリック単価の相場、予算に応じて、AIに自動運用してもらえるシステムです。

自社の採用方針、採用費用を事前に決定した上で、最適なプラン、期間を選択してみてください。

予算内でできるだけ多くの人材、質の高い人材を獲得するなら、求人原稿の作り方、魅せ方の検討も大切です。

スポンサー求人の効果と合わせて、見たくなるタイトル、画像、内容を選び、応募に繋がる求人広告を作成しましょう。

ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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