求人ボックスとは?特徴や料金・他の求人媒体との比較

求人ボックスとは?特徴や料金・他の求人媒体との比較
目次

求人ボックスとは、カカクコムが運営する求人検索エンジンの一種で、国内有数の利用者が多いサービスです。

本記事では「求人ボックス」の特徴やメリット・デメリット、利用料金、他の求人検索エンジンとの違いについて詳しく解説します。採用活動における強みや仕組みを押さえて、効果的に活用しましょう。

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求人ボックスとは?

求人ボックスとは求人検索エンジンの1つで、株式会社カカクコムが運営しています。求人検索エンジン業界でIndeedに次ぐユーザー数を持つ大手で、掲載求人数は1000万件を超える大規模サイトです。


求人検索エンジンとは?有名サイト5社を徹底比較

求人ボックスの検索窓には「雇用形態」「職種」「勤務地」の3つがあり、求職者はこの3つの検索窓に自由にキーワードを入力して組み合わせて希望の求人情報を探します。



特徴は幅広い求職者に対応している点です。雇用形態は正社員だけではなくさまざまな働き方の情報が載っていますし、キーワードは自由に入力できるのでニッチな職種にも対応しています。

業界トップクラスにまで大きくなったのは、この幅広さが1つの要因でしょう。


求人ボックスの仕組み

求人ボックスも検索エンジンの一種ですので、その仕組みの基本はGoogleやYahoo!と似ています。

GoogleやYahoo!はクローラーと呼ばれるシステムが自動でインターネットを巡回してサイトの情報を集め、インデックスしています。

求人ボックスもほとんど同じ仕組みで、クローラーが企業の採用サイトや求人サイト、ハローワークインターネットサービスに掲載されている求人情報を自動で集めてインデックスします。


クローリングで掲載する以外にも、求人ボックスには直接投稿するシステムも搭載されています。

直接投稿のシステムは「採用ボード」と呼ばれ、求人ボックスのサイトのフォームに求人情報を入力すると一定の審査の後で求人票が掲載されます。ITの専門知識も特に必要ありません。

ITに慣れていない会社でも利用しやすい点も利用者数の多さに繋がっていると考えられます。


求人ボックスの運営会社

求人ボックスの運営会社は株式会社カカクコムです。カカクコムは「食べログ」や「価格.com」などさまざまな一般消費者向けサービスを運営している会社なので、ご存じの方も多いと思います。

もちろん求人ボックスにも数々の一般消費者向けサイトを運営してきたノウハウが遺憾なく発揮されており、非常に直感的で使いやすいUIのサイトとなっています。

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求人ボックスの特徴

求人ボックスの強みである特徴は、以下の4点です。求人ボックスはどのような求人検索エンジンなのか、具体的に紹介します。

  • 求人検索エンジン第2位で利用者数が多い
  • Webサイトがシンプルで使いやすい
  • 絞り込み検索の条件が豊富
  • キャリアを積んだ働く世代が利用


求人検索エンジン第2位で利用者数が多い

求人ボックスの特徴の1つは求人検索エンジン業界で第2位の訪問者数を持つ大手である点です。月間訪問者数は800万人以上と紹介されています。

求人媒体は見る人が多ければ多いほど求職者も多くなります。求人ボックスはその訪問者数の多さと幅広さが最大の特徴と言えるでしょう。

求人ボックスがオープンしたのは2015年ですが、それから急速に利用者数を拡大しています。


Webサイトがシンプルで使いやすい

求人ボックスの特徴の1つにWebサイトのデザイン性が優れている点があります。


先述したようにカカクコムはさまざまな消費者向けサイトを運営してきた老舗企業です。

カカクコムが運営している「食べログ」や「価格.com」はいずれも消費者から支持を受けている巨大サイトであり、その理由の1つとしてサイトの使いやすさがあるのは間違いないでしょう。

求人ボックスもそれらのサイト運営で培ったノウハウが発揮され、非常にユーザーフレンドリーで使いやすい仕様です。

利用者数が急速に増えている背景には、このようなユーザーフレンドリーな仕様も影響しているでしょう。


絞り込み検索の条件が豊富

求人ボックスの特徴として、こだわりの検索条件が豊富に選べる点があります。

求人ボックスの検索は「雇用形態」「職種」「勤務地」の欄にそれぞれキーワードを入力して検索ボタンを押す仕様ですが、これだけでは何万件もの求人情報がヒットしてしまいます。

その中から希望する求人情報を探すのは大変です。求人ボックスでは、さらにそこから絞り込み検索を使って希望する条件に基づいて結果を絞り込める仕様となっています。

この絞り込み条件が非常に細かく多岐にわたるため、効率よく希望通りの求人情報を探せるのです。


例えば絞り込み条件には以下のような例があります。

歓迎条件未経験OK、女性が活躍、ミドル・シニア歓迎、英語が活かせる、
学歴不問、主婦・主夫歓迎など
待遇交通費支給、社会保険完備、産休・育休取得実績あり、託児所あり、
資格取得支援あり、寮・社宅あり、転勤なし、日払いOKなど
勤務時間土日祝休み、週休2日制、短時間OK、夜勤あり、残業なし、シフト制など

つまり、採用する企業側から見れば、これらの絞り込み検索に合致する条件をアピールできれば、効率よく求職者へ訴求できるのです。


キャリアを積んだ働く世代が利用

求人ボックスの特徴の1つは、年齢層が幅広い点です。求人ボックスが公表した2020年5月時点の調査結果によると、同サイトの利用者層は性別、年齢、地域ともに幅広いことがわかります。

例えば、男女比はほぼ半々でやや女性が多いです。また、利用者の居住地域は関東、中部、近畿の都市部が中心ですが、九州・沖縄、北海道・東北、中国・四国の利用者も一定数存在し、地方の求職者も利用していることがわかります。

利用者の年齢層は25歳〜45歳の働く世代が多く、ある程度のキャリアを積んだベテランの人材の募集に向いています。

一方で、24歳以下の利用者は比較的少ない傾向にあります。実際は新卒採用や第二新卒の採用にも使えるのですが、転職希望者が利用するものというイメージがあり、若い人材はあまり利用しないのだと思われます。

新卒採用で求人ボックスを利用する際には他の媒体も併用したほうが良いでしょう。

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求人ボックスのメリット・デメリット

求人ボックスの特徴を踏まえ、利用するメリットとデメリットをまとめました。利用を検討する際の参考にしてみてください。


メリット

  • 基本的には無料で求人広告を掲載できる 
  • 掲載期間が無制限のため採用コストを削減できる 
  • 幅広い利用者層にアプローチできる

求人ボックスを利用する大きなメリットは、無料で求人広告を掲載し続けられる点です。掲載期間が伸びても追加費用が発生しないため、採用者が決定するまでコストを気にせず採用活動ができます。


デメリット

  • 自社で求人投稿を作成する必要がある 
  • 効果的に運用するためには工数がかかる場合がある

求人ボックスは無料で簡単に利用できる一方で、自社で投稿を作成し、運用する必要がある点がデメリットです。また、思ったように効果が出ない場合には、改善のための工数もかかります。

できるだけ工数を削減して早く効果を出したい場合には、広告枠に求人情報を表示できる有料プランへの加入や、プロによる代行サービスの利用を検討してみましょう。

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求人ボックスに求人を掲載する方法

求人ボックスに求人を掲載するには3種類の方法があります。


クローリング


まず基本となるのがクローリングによる掲載です。クローリングとは自社サイトに採用情報を掲載し、求人ボックスに申請をすると、クローラーと呼ばれるシステムが自社サイトを巡回して内容を読み取り、求人ボックスに掲載する仕組みです。

いったん求人ボックスと連携すると定期的にクローラーがやってきて、情報を取得し、求人ボックスの求人情報も更新されます。

デメリットはすぐに掲載できない点です。申請してからクローラーが来るまで待たないといけないので、求人の掲載まで1週間〜1ヶ月半程度かかる場合があります。


データフィード


データフィードとはXMLという形式で書かれたデータを求人ボックスに送信し、それに基づいて求人ボックスが掲載をする方法です。

クローリングと似ていますが、クローリングよりも更新頻度が高く、すぐに掲載される傾向にあります。

クローリングが1ヶ月半以上かかる場合もあるのに対し、データフィードによる連携は1週間程度で掲載されます。

また、自社サイトのデザイン変更の影響を受けにくいのもメリットです。

デメリットは多少ITの知識が必要になる点です。XMLはマークアップ言語という特殊な記法で書かれるため、知識の無い人が書くのは難しいです。


採用ボード(直接投稿)

クローリングとXMLフィードの2つは自社の求人が掲載されているサイトがないと掲載できないシステムです。Web上に求人票がなくても、求人ボックスでは「採用ボード」と呼ばれる直接投稿できる仕組みがあります。

【掲載までのステップ】

  1. 求人ボックスから新規登録をして、求人情報を登録します。(約5分)
  2. 登録後、求人審査に通ったら掲載されます。(最短で当日)
  3. 応募があったらメールでお知らせ。応募者情報を確認し、連絡をとります。


採用ボードはすぐに掲載されるのもメリットです。クローリングなら最長で数ヶ月、XMLフィードならば1週間程度かかりますが、採用ボードを使った掲載なら最短で当日に掲載されます。


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求人ボックスの利用料金

求人ボックスの利用料金は、基本的には無料です。有料で掲載できるプランもあり、有料プランを使用すると求人情報を目立つ箇所に掲載できます。

求人ボックスで「正社員 一般事務 東京都」と検索すると24,000件以上の求人情報が出てきます。求職者がこの24,000件の求人を全部見ることはありえません。見たとしてもせいぜい上から数十件か、多くても100件程度でしょう。

そこで、求人ボックスでは優先的に上位に表示されるための有料プランが用意されています。

求人ボックスの検索結果では有料枠と無料枠に表示が分かれていて、まず上から有料枠の求人情報が表示され、その下に無料枠の求人情報が表示されます。


無料枠

求人ボックスは、求人広告の掲載から採用者の決定まで、完全無料で利用できます。初期費用や掲載費用、採用の成果報酬も一切かかりません。

ただし、先述したように無料枠は有料枠よりも下に表示されるため、有料枠に比べると求職者の目に留まる機会が少なくなりやすいです。


有料枠

有料プランはクリック課金制で、求職者が求人をクリックして表示されるたびに課金されます。1クリックあたりの単価は25円〜1,000円です。

有料枠の中での掲載順位はクリック単価によって決まる仕組みです。

恒常的な求人情報は安価なクリック単価、または無料プランで掲載し、急募したい求人情報はクリック単価を高くするなど、状況に応じて運用方法を変えられます。


運用手数料

求人ボックスの広告運用をする際は、自社で運用するか、代理店に運用を依頼する方法があります。

 代理店に運用を依頼する場合には、運用手数料が発生します。

一定の費用はかかりますが、求人広告の作成や更新などを依頼でき、効率的に採用活動を行える点がメリットです。

 具体的な手数料は各代理店によって異なるため、しっかり確認しておきましょう。

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求人ボックスと他の求人検索エンジンとの違い

求人ボックスは優れた求人検索エンジンですが、他にも求人検索エンジンは存在します。求人ボックスと他の求人検索エンジンはどのように違うのでしょうか。


求人ボックスとIndeedとの違い

Indeedは求人検索エンジン業界で世界No1サイトです。月間の訪問者数は推定4220万人以上で、求人ボックスの数倍の規模を誇ります。

それだけの規模の大きいサイトなので、募集する企業も多く、毎秒10件の求人情報が追加されると言われています。全体での求人情報の件数は不明ですが、非常にたくさんの企業が求人情報を出しているのは間違いないでしょう。

一方で、求人ボックスの求人掲載数は1000万件程度で、Indeedに比べると求人掲載数は少ないと考えられます。

運用コストを抑えて募集したいならばIndeedよりも求人ボックスのほうが向いているでしょう。なぜなら検索結果の表示順位はクリック単価で決まるため、ライバル企業が多いサイトでは高額なクリック単価を払わないと上位表示させにくいと考えられるからです。

Indeed(インディード)で求人掲載をするためには?基礎知識や費用・応募につなげるポイント


求人ボックスとスタンバイの違い

スタンバイはZホールディングス株式会社とビジョナル株式会社が共同で経営している求人検索エンジンです。

求人ボックスとスタンバイは利用者層に違いがあります。

まず利用者についてですが、求人ボックスのほうがスタンバイよりも利用者数は多いです。

またスタンバイは同一グループ企業であるYahoo!の検索エンジンと提携しており、Yahoo!ユーザーの利用が多いため主婦やシニアに強いと言われています。

現役世代の求人では求人ボックスを中心に、主婦やシニア世代の求人ではスタンバイも併用というように使い分けると良いでしょう。

求人検索エンジン「スタンバイ」とは?特徴や他の求人検索エンジンとの比較

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求人ボックスに掲載するなら「ワガシャ de DOMO」がオススメ

求人ボックスはカカクコムが提供している求人検索エンジンです。利用者数がIndeedに次いで多く、特に働く世代が多く利用しています。自社サイトを持っていない企業も直接投稿できますので、ぜひ活用してみてくださいね。

もし「自社で直接投稿するのが難しい「より多くの効果を出したい」と考えているのであれば、アルバイトタイムスが提供する採用管理システム「ワガシャ de DOMO」がオススメです。

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さらに、「ワガシャ de DOMO」は、記事作成や定期的な更新作業も料金に含まれています。求人検索エンジンでのデメリットである「求人が埋もれやすい」「専門知識が必要」も、ワガシャ de DOMOならば、求人のプロが運用・更新をしっかりすることで応募効果を高めることができます。

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ヒトクル編集部
記事を書いた人
ヒトクル編集部

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