求人募集の採用率とは? 計算方法・採用率アップの手法を解説
求人募集の際、チェックする指標の一つである採用率。
採用率を上げたい、といろいろ策を練っている採用担当者もいれば、採用率という言葉は知っているけれど算出したことはない、という担当者もいると思います。
採用活動のゴールは、企業にとって必要な人材の獲得です。
採用率とはどんな指標なのか、採用率を上げるにはどのような施策があるのかをご紹介します。
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そもそも採用率とは
採用率は、自社求人への応募者数に対して、何人採用できたのか、その割合を指します。
この公式に当てはめて、採用率を確かめてみましょう。
応募者数ではなく、求人閲覧数で計算してしまう例がみられますが、それでは正しい採用率になりません。
仮に応募が50件あり、そのうち採用したのが2人だった場合
2÷50×100=4
という計算になり、採用率は4%となります。
採用率の平均は、業種や企業の規模によって変わります。
他社と比較するのではなく、まず自社の採用率を算出して、上げられるように工夫するのがおすすめです。
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採用率を上げるなら歩留まり率をチェック
採用担当者が知っておきたいワードの一つに、歩留まり率があります。
歩留まり率が分かると、企業に興味を持った求職者が、採用段階のどこで離脱してしまったのか、具体的に理解できます。
採用には、
- 求人閲覧
- 問い合わせ
- 説明会への参加
- 書類選考
- 筆記試験
- 面接
- 内定
- 入社
など、入社までに多岐にわたる工程があります。
それぞれの工程で、
「閲覧数に対して何人が残っているのか」
「応募数に対して何人が残っているのか」
といった数値が歩留まり率です。
歩留まり率を計算して、問題となっている採用フローを洗い出しましょう。
「採用率を上げるために、いろいろ試してみたけれど、手応えが感じられない」
という場合、改善するべき点が、間違っている可能性があります。
仮に、説明会後の応募率が悪い場合は、求職者に魅力が伝わる資料を作成する、説明会の内容を見直す、といった対策が考えられます。
面接をクリアしても内定につながらない場合は、他社と比較して待遇が悪かったり、内定者フォローが足りていなかったり、そんな原因があるかもしれません。
採用の課題である歩留まり率に注目して、取り組むべきポイントを把握してください。
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採用率アップのために取り組むべき5つの手法
採用率を上げるなら、歩留まり率に応じた施策が必要です。
具体的にどのような改善を図るべきなのか、採用活動に取り入れたい、5つの手法を解説いたします。
会社に適した採用ターゲット選定
そもそも応募が集まらない、という場合、採用ターゲット選定が間違っている可能性があります。
ターゲットが明確になっていない、ずれてしまっている、という場合は、必要な人材について具体的にイメージしてみましょう。
その人材がどのようなポジションや待遇を求めているのか、検討した上で求人媒体へ載せる文章を選ぶと、応募率アップにつながります。
ここを見直せないと、
「応募はあるけれど希望人材がいない」
といった状態になる場合もあり、求人費用が嵩んでしまう恐れがあります。
ターゲットの見直しは、すべての採用フローに活かせる重要な部分です。
何から手をつけるべきか迷ったら、希望人材の選定からはじめてみてください。
※採用活動は「ペルソナ」で成否が決まる|重要性や設計の流れなどを解説
採用ターゲットに届く求人サイト選び
ターゲットを明確にして、求める人材に向けた求人記事を作成してみても、相手に情報が閲覧されなければ応募に至りません。
求人情報誌や求人サイト、エージェントサービス、SNSなど、ターゲットが興味を持つ媒体に求人を出せているか、一度確かめてみましょう。
求人サイトはどこでも同じ、ではなく、年代や業種によって、掲載するべき求人媒体が変わります。新卒採用、中途採用、アルバイト採用など、採用相手が好んで閲覧している手法を選択してください。
採用に成功している同業他社は、どこに求人広告をだしているのか、という点をチェックするのも良い方法です。
これまでに利用したことのない手法を取り入れる、自社採用サイトを作成してみるなど、新しいチャレンジを加えながら、ターゲットに求人情報を届けましょう。
※最新の中途採用手法のトレンドは?主要な手法14種類を徹底比較
求人広告の文章を変える
応募率や採用率を上げるなら、求人広告に掲載する文章の質が重要です。
重要なポジション、好待遇な給与の仕事であっても、魅力を伝えられなければ応募・採用に至りません。
もっとも多い例が、他社と似たり寄ったりの文章や画像です。
ありきたりな内容ではなく、働きたくなる要素、面接で話を聞いてみたくなる待遇をしっかり掲載して、応募者数増を目指しましょう。
この時、自社の良い点を紹介しようと、情報を大量に盛り込んでしまうケースがみられます。ですが、情報量が多すぎる求人情報は読みづらく、離脱の原因になります。
現在の求人広告にある給与や待遇が、他社より劣っていないか。
経営理念やビジョンに魅力を感じられるか。
どのような仕事をするのか、具体的に紹介できているかどうか。
応募や採用につながらない理由を探し、分かりやすい文章、適切なボリュームで記載してください。
求人文章作成や手法に詳しい業者による、サポートサービスを活用するという方法もあります。原稿作成を代行してもらったり、アドバイスを受けたりしながら、選ばれる求人広告にしましょう。
※求人票で大事なキャッチコピー作成のコツとは?求職者に刺さる事例を職種別に紹介
面接辞退を未然に防ぐ
書類選考で良い人材を絞り込んだのに、面接を辞退された、面接に来て貰えなかった、という経験があると思います。面接まで進んだけれど辞退した、というケースが3割程度あるというデータもあり、対策が急務です。※1
※1:7,200人が回答!「面接辞退」実態調査ー『エン転職』ユーザーアンケートー
面接辞退を未然に防ぐなら、なぜ面接に来てもらえないのか、理由を探りましょう。
他社に就職することになった、という理由であれば、打つ手はありませんが、
・スケジュールが合わなかった
・他社の方に魅力を感じた
・面接の場所が遠い
という理由の場合、事前の対策で歩留まり率改善が可能です。
・面接へ来てもらえるように、幅広いスケジュールで対応する
・面接の通知文に、応募への感謝や自社の強み、手書きのメッセージなどを加えて魅力を上げる
・面接時の交通費を支給、駅近くなどの会議室レンタル、オンライン面接の導入など、新しい施策を取り入れる
このような手段を導入すると、面接率を上げられます。
面接日程が決まった際の案内に加え、1~3日前に確認を兼ねて、当日はよろしくお願いします、といった電話やメッセージを入れると、より面接辞退を減らせるためおすすめです。
※面接ドタキャンを防ぐ!面接来社率アップのための11の改善策
手厚いフォローで内定辞退率を下げる
採用で抱える問題が内定辞退である、という場合、内定者への手厚いフォローが求められます。採用見込み者の入社をただ待つのではなく、
・社員とのカジュアル面談、個別面談の場を持つ
・内定者を集めて座談会や懇親会を開催する
・社内イベントへ参加してもらう
・内定者向けのコミュニティをつくる
・採用担当者がこまめに連絡をする
などの施策で、内定者が安心して入社できる環境を整えましょう。
定期的なコミュニケーションだけでなく、業務内容を理解して貰うための資料を送付したり、社内の雰囲気を知る機会を作ったりすると、さらに入社へつながりやすくなります。
リアル接触率を上げる、不安や悩みに寄り添う採用手法を取り入れる、といった手法もプラスしながら、採用率を伸ばしましょう。
※内定者フォローとは?効果的なフォローの手順や取り組み事例、便利なツールも紹介!
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まとめ
採用率をアップするなら、まず歩留まり率をチェックして、問題となっているフローの採用基準や求人情報を見直しましょう。現在の手法では上手くいかない、という場合は、社員からの紹介で人材を獲得するリファラル採用など、採用方法自体を変えるという手段もあります。
「歩留まり率が悪い部分は分かったけれど、取り入れるべき施策が分からない」
それなら、採用率アップに強い「ワガシャ de DOMO 」へご相談ください。
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