
Wantedlyの料金|有料プラン・無料プランの違いやメリットについても解説

採用活動に用いられる求人広告媒体が多様化する中、ビジネスSNSとして注目を集めているものの一つに「Wantedly」があげられます。
待遇面ではなく企業の「ビジョン」や「ミッション」を軸にマッチングを試みる点で、既存の求人広告媒体と異なる特徴を持っていますが、それゆえにコストパフォーマンスが高いかどうか判断しかねる企業も少なくないようです。
この記事では、そんなWantedlyの料金について、有料プラン・無料プラン(トライアル)の違いやメリットに触れつつ解説します。
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Wantedlyの料金プランについて
Wantedlyの最新料金について把握するには、公式サイトからアクセスして料金表をダウンロードする必要があります。
以下、2025年2月時点で確認できる情報をご紹介します。
無料プラン・有料プランの特徴と料金
Wantedlyを利用する場合、いわゆる無料プランにあたる「トライアル」と、3つのプランに分かれている有料プランのいずれかを選ぶことになります。
以下、それぞれの特徴や料金について解説します。
無料プラン(トライアル)
Wantedlyでは、サービスの使用感をユーザーに確認してもらえるよう、無料プラン(トライアル)を用意しています。
提供条件は「1社につき1回」で、期間は申込日から「30日間」となっています。
無料プランでは、スカウトメールにあたる「ダイレクトスカウト」が利用できず、管理画面の利用可能人数(登録可能人数)は1名という縛りがあります。
また、候補者のプロフィール確認やメッセージのやり取りに関しては、公開した募集に「応募があった最初の5名」までとなり、募集の作成・公開ができるのは5本までです。
なお、トライアル終了後に自動で有料プランへ移行することはなく、期間終了の段階で公開していた募集の応募受付は終了します。
有料プラン
有料プランは、以下の通り3種類のプランに分かれており、それぞれ月額料金やダイレクトスカウトの通数などに違いが見られます。
項目/プラン | ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
期間 |
| ||
月額料金(総額) |
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ダイレクトスカウト | なし |
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登録可能人数 | 15人 | 30人 | 無制限 |
スカウト割引率 | - |
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なお、上記プランに関しては募集記事数・応募者数ともに制限はなく、月額料金の支払いだけで安定的・継続的に人材を募集することができます。
追加オプションプランと料金
Wantedlyには採用効率を高めるためのオプションプランもあり、それぞれ料金は以下の通りです。
| オプションプラン | 料金 | 期間 |
母集団形成施策 | トップページ広告 | 20万円~ | 約2週間 |
アプリ内広告 | 10万円~ | 約1週間 | |
Facebook広告 | 10万円~ | 約1週間 | |
X(旧Twitter)広告 | 20万円~ | 約2週間 | |
コンテンツの制作代行 | 募集記事 | 35万円~/1記事 | 申込みから校了まで約1ヶ月 |
募集記事 | 5万円~/1記事 | ― | |
ストーリー記事の制作 | 30万円/1記事 | 申込みから校了まで約1ヶ月 | |
写真撮影 |
| ― | |
動画作成 | 65万円~ | ― | |
スカウト | プレミアムスカウト | 40万円 | 2ヶ月(100通) |
FacebookやX(Twitter)で広告を打つと、Wantedlyのみを利用して人材を募集する場合に比べて、多様なユーザーに自社のことを知ってもらう機会が生まれます。
予算が許すなら、魅力的な写真の準備や自社PRに繋がる動画の作成などを依頼すると、自社に興味を持ってくれる人材を増やすことに繋がるでしょう。
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Wantedlyの料金面での魅力
他の求人媒体と比較した際、料金面でWantedlyにはどのような魅力があるのでしょうか。
以下、具体的なポイントをいくつかご紹介します。
料金が他の掲載課金型媒体と比べて安い
先述した有料プランの月額料金の通り、Wantedlyを利用するにあたっては、月額料金5~6万円を利用すればライトプランが選べます。
ライトプランでも、求職者に訴求する多くの記事を準備するなど、運用の仕方次第でハイクラス人材の採用が実現できる可能性は十分あります。
大手求人媒体を利用して採用活動を行う場合、成果報酬や掲載料などを合わせて100万円単位での費用が発生してしまうケースは珍しくありません。
求める人材を早期に確保できる運用が実現するなら、Wantedlyの利用は採用コスト低減の観点から十分魅力的といえそうです。
記事掲載数は無制限
Wantedlyには、契約期間中であれば記事を無制限に掲載できるという特徴があります。
一般的な求人広告媒体を利用する場合、求人ごとに費用が発生したり、掲載できる記事数に上限が設けられていたりします。
そのため、募集する職種が増えれば増えるほど、追加コストを覚悟しなければなりません。
しかし、Wantedlyなら、新しい職種の募集を開始する際に求人を自由に追加できます。
また、同一の職種であっても、求職者の反応を検証するために“あえて”複数の記事を作成し、状況を分析しながら更新することもできます。
追加費用なしで複数の求人を掲載・改善するプロセスを継続することで、企業は採用ノウハウの蓄積・潜在層への認知度向上といったメリットが見込めます。
運用次第で追加料金ゼロでの上位表示が可能
一般的な求人広告媒体と違い、Wantedlyは追加費用を支払うことなく自社求人を検索結果の上位に表示させられるチャンスがあります。
多くの採用媒体では、媒体内での上位表示を実現するプランを利用するにあたり、スポンサー料金等を支払う必要があります。
しかし、Wantedlyはユーザー体験の向上を重視していることから、広告費の多寡ではなく、独自のアルゴリズムに基づいて求人の表示順位を決定しています。
よって、WantedlyというSNSの特性を深く理解し、そのアルゴリズムの仕組みを考慮に入れて求人情報を作成できれば、自社求人が求職者の目に触れる機会を増やすことができます。
自社採用サイトとしても代用できる
Waltedlyには「会社ページ」という機能があり、あらかじめ定められた項目・レイアウトの中で、自社のビジョン・社内メンバーのプロフィール・自社の情報発信に使える広報ブログなどをまとめて紹介できます。
一般的な採用サイトで求められる情報は、基本的に会社ページでの掲載で事足りるため、Wantedlyを本格的に運用するのであれば自社ページを自前で作成する必要はないでしょう。
SEOの観点からもWantedlyは優秀で、Wantedly内で自社が採用したページが検索結果上位に表示されることも珍しくないため、露出の機会を増やす点でも有利です。
※採用サイトはどんなコンテンツが必要? 作成メリットとポイントを解説!
Wantedlyで採用課題は解決する?
Wantedlyは、自社の「意義」に共感してくれる人材を雇用するのに適したツールのため、一般的な求人媒体と比較して意欲のある人材・若手人材を採用しやすい傾向にあります。
Wantedlyを利用した企業の採用実績
新卒者や営業職など、求職者の立場・職種によって採用活動の進め方・求人媒体の選び方は異なるものですが、Wantedlyは以下のような様々なケースで実績を出しています。
インターン・新卒採用
Wantedlyと新卒人材の相性は良好で、学生のユーザーも一定数存在していることから、インターン人材の採用も期待できます。
比較的高学歴の学生が多いため、人材の学歴を重視したい企業にとっても、利用価値の高いサービスといえるでしょう。
導入後に新卒エンジニアの採用に成功したS社では、19年卒・20年卒で4名、21年卒で8名の採用を実現しています。
また、スカウト返信率は70%という高い水準で、内定辞退率も劇的に改善しています。
営業職
Wantedlyに登録しているユーザーの職種比率はセールスが18%を占めており、営業職の採用においても有用です。
自社の業界・業種や人材に求める能力・経験にもよりますが、自社のビジョンを会社ページなどで訴求できれば、人材が仕事を検索するプロセスの中での自然な応募・採用が見込めます。
6ヶ月という短期間で3名の採用に成功したT社では、Wantedlyを導入するまで100名と面談しても理想の人材に出会えない状況でした。
しかし、導入後は自社のカルチャーにフィットする人材からの応募が増加し、採用効率向上・採用コスト削減も実現しています。
エンジニア
Wantedlyに登録しているユーザーのうち27%はエンジニアとなっており、自社のパーパスとのマッチ度が高いエンジニアの確保が期待できます。
特に、自社のカルチャーやビジョンを打ち出す形で求職者に訴求したい場合は、Wantedlyの方が活用しやすいでしょう。
リファラル採用以外でのSESエンジニア採用手段を模索していたB社では、自社のブランド発信も担えるツールとして、Wantedlyを導入しました。
その結果、関西地区では採用難易度が高いとされるSESエンジニアの採用を、運用開始から2ヶ月という短期間で成功させています。
ホテルのフロントスタッフ
いわゆる「ホワイトカラー」の職種のユーザーが多く登録しているWantedlyですが、ホテルのフロントスタッフの採用に成功した例もあります。
主に中国・四国地方でホテルを運営するS社では、地方企業ということもあり、自社が欲しい人材に対して魅力を訴求するポイントを絞り込めないという課題を抱えていました。
採用を担当する人員も限られていたことから、欲しい人材をスカウトできる「ダイレクトスカウト機能」の活用を進めた結果、フロントスタッフ・ホテル責任者・企画など幅広い職種で計8名の採用に成功しています。
Wantedlyの登録会員情報
2024年4月時点で、Wantedlyのユーザー数は400万人にのぼり、2020年時点と比較して倍程度の人数となっています。
また、ユーザーの職種比率・年齢構成比はそれぞれ以下の通りです。※出典元:3分でわかるWantedly
ユーザーからの人気を集める理由としては、ユーザーが企業に「共感」しやすいサービスとしてWantedlyが構成されている点があげられます。
特に、パーパスに対する共感の度合いが高いことは、仕事に対するモチベーションに差を付けることに繋がります。
ミレニアム世代の「何のために働くのか?」という問いに対して答えられるよう、Wantedlyというサービスが成長を続けてきた結果、ユーザー数も増加していったものと考えられます。
Wantedlyと他媒体の違い
ビジネスSNSというプラットフォームとして構成されたWantedlyは、既存の求人媒体とは異なる特徴を持ちます。
以下、それぞれの違いを解説します。
Wantedly
Wantedlyは、多くの企業が求人広告で訴求する内容とは異なり、自社の仕事の意義にあたる部分に「共感」してもらえるような情報をアピールするツールです。
一般的な求人媒体で「給与」・「キャリア」・「待遇」などをアピールする場合に比べて、共感を重視するミレニアル世代の採用が見込めるため、若年層や働き盛りの人材を確保する上では有用なツールの一つといえるでしょう。
ただし、運用には一定の工数がかかるため、専任の担当者などが必要になるものと予想されます。
なお、料金に関しては、Wantedlyからの運用支援がない状況であれば、最低6ヶ月・36万円から運用をスタートできます。
求人検索エンジン(クリック課金型)
求人検索エンジンは、数多くの求人情報の中から求職者が自分自身で必要項目を入力し、働きたい求人を検索するタイプの求人媒体です。
サービスの規模によっては、求職者が全国各地の求人情報にアクセスできるため、上手く自社求人が露出すればそれだけ求職者も集まりやすくなります。
その一方で、自社の知名度があまり高くない場合、なかなか自社求人を見つけてもらえなかったり、応募に至らなかったりするケースも少なくありません。
運用時の掲載料金は、概ね無料で利用できますが、露出度を高めたい場合はクリック課金型の有料オプションを利用する必要があります。
求人サイト等(求人掲載型)
一般的な求人サイト等は、プラン別に定められた掲載期間や掲載スペースに応じて料金を支払う掲載課金型、採用後に成功報酬を支払う成功報酬型の2種類がよく知られています。
職種や業界特化型のサイトを選ぶことで、自社の採用ターゲットにマッチする人材からの応募を集めやすいなどのメリットがあります。
ただし、応募に対する熱量は求職者によって異なり、志望度が低い人材からの応募が多くなるケースも珍しくありません。
求人の掲載料金は、掲載課金型なら4週間単位で20~120万円程度となります。
これに対して、成功報酬型は同等の金額を支払う場合があるほか、想定年収の20~40%程度を支払うサービスも見られます。
人材紹介
自社の条件にマッチする人材を紹介してくれる人材紹介サービスを利用すると、具体的な条件が定まっていれば、その要件に合う人材を紹介してもらえます。
企業の採用支援として、求人票作成・面接日程の調整・応募者への合否連絡やフォローといった様々な業務を代行してもらえる点も、企業にとっては嬉しいポイントです。
しかし、成果報酬の割合によって人材紹介会社のスタンスも変わる傾向が見られ、利用したサービスによっては高額の報酬を支払ったのに優秀な人材の紹介に繋がらないリスクもあります。
料金は成功報酬で算出され、例えば想定年収500万円の人材につき30%の成功報酬を支払う場合、金額は150万円となります。
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Wantedlyを利用する料金面以外のメリット
Wantedlyは、求人サービスの中では比較的安価に利用できる特徴を備えていますが、料金面以外でも次のようなメリットがあります。
年収や関連ワードの記載ができない
自社の「ビジョン」や「パーパス」といったポイントをアピールするためのツールであるWantedlyは、募集記事の中で年収を記載する箇所が設けられていません。
また、一般的な求人サイトの常套句ともいえる「高収入」や「稼げます」といった表記は、Wantedlyの募集記事に記載できません。
こちらは一見デメリットにも思えますが、逆に考えると、規模が大きく知名度が高い企業であっても年収等をアピールできないため、同条件で純粋に自社の事業内容に注目してもらえるチャンスが生まれます。
よって、自社の「想い」で勝負したい企業にとっては、Wantedlyを利用した方が有利に働く可能性があります。
カジュアル面談を促進できる
近年の採用活動では、企業が候補者と互いの理解を深める目的で、カジュアル面談を実施するケースが増えてきています。
Wantedlyは、ユーザーがカジュアル面談に臨む際のハードルを低くする機能として、「話を聞きに行きたい」というボタンを設けています。
このボタンを押すと、企業に対して「今すぐ一緒に働きたい」と思っているのか、または「まずは話を聞いてみたいのか」など、ユーザーは自分が企業に興味を持っていることと、その度合いを伝えられます。
カジュアル面談には、企業・候補者ともにお互いが知りたいことを共有できるメリットがあるため、適切な形で実施できれば、採用はもちろん入社後の活躍や定着も見込めるでしょう。
※採用面接とは違う「カジュアル面談」とは?目的と流れ、事前に準備しておきたいことなどを解説
ストーリー(ブログ)機能を備えている
Wantedlyの「ストーリー」とは、募集記事の中で言及できない自社の魅力について発信するための機能で、いわゆる“ブログ”にあたるものです。
上手く活用できれば、情報発信のジャンルの幅を広げたり、自社またはメンバーに対するファン層を形成したりすることに繋がります。
ただし、次のような表現は禁止されているため、記事投稿時は注意が必要です。
- 自社サービスへの登録、または自社製品等の購入を促すもの
- 自社アカウントの登録、またはフォローを促すもの
- Wantedly外で実施されるイベントへ読者を誘導するもの
- 自社が独自に運用している採用サイトへ読者を誘導するもの など
ミスマッチのリスクが低い
採用ミスマッチの多くは、主に企業のニーズ・求職者の就労イメージの間に差異によって生まれているものと考えられます。
例えば、求職者が考えている職場の姿と実際の職場の姿に差があったり、企業が求職者に期待するパフォーマンスのレベルと求職者の能力にギャップが見られたりするケースなどが該当します。
しかし、Wantedlyは自社のビジョンやパーパスへの“共感”を軸に、企業が情報発信を行っています。
よって、マッチングに至るまでに互いの認識をすり合わせた上で応募・採用に至るプロセスを踏めることから、総じて採用ミスマッチのリスクが低く抑えられるものと考えられます。
スカウトの返信率が高い
Wantedlyに備わっているダイレクトスカウト機能を利用すると、企業はユーザーのプロフィール上のスキル・経歴や「この先やってみたいこと」などからユーザーを検索できます。
気になるユーザーを見つけたら、そこからメッセージと一緒に募集も直接送信できるため、自社から積極的にアプローチをかけられます。
また、Wantedlyは転職意欲の高いアクティブな候補者を優先的に選出する仕組みとなっています。
なお、プレミアムスカウトを利用した場合の平均返信率は約20%で、他サービスの3~6倍以上の効果が見込めます。
Wantedlyを利用するデメリット
Wantedlyは、他求人媒体と比較してユニークな特徴・メリットを持っている反面、以下のようなデメリットも存在しています。
積極的な運用が求められる
求人媒体の多くは、お金をかけることで自社求人の露出を増やすなどの機能が充実しており、Wantedlyでもオプション機能によって応募者数を増やす施策を講じることができます。
しかし、基本的にWantedlyは「企業が積極的に運用する」ことで成果を出すタイプのサービスであることから、運用・更新の手を止めてしまうと、その分だけ他社に差をつけられてしまうおそれがあります。
最低ラインとして、月に1度の更新ペースを維持し続けることが、Wantedlyで成果を出すためのポイントになるでしょう。
※Indeedの広告運用で効果を出すコツ|無料・有料の違いや運用代行についても解説
採用ブランディングの実施が不可欠
一般的な求人媒体と違い、給与・福利厚生などの情報を募集記事に掲載できない仕様のWantedlyでは、自社および自社求人に注目を集めるための「採用ブランディング」が必要です。
会社ページやストーリーの内容に気を配り、自社で働くことの魅力を丁寧に伝えることが、自社にマッチするユーザーからの共感を得るための重要なポイントになるでしょう。
採用ブランディングにおいては、自社が求めている人物像と、そのような人物のキャリア志向を踏まえ、自社の強みを精査することが重要になります。
その上で、ユーザーが心惹かれる「自社の特色」や「将来のビジョン」をアピールする必要があり、その分どうしても時間がかかるため、すぐに採用したいという企業には向きません。
※「採用ブランディング」導入で中小企業の魅力向上!事例も合わせて紹介
Wantedlyの問合せ~求人掲載までのプロセス
Wantedlyを利用して求人を掲載する場合、概ね次のようなプロセスを踏んで、問合せから求人掲載まで進むことになります。
- Wantedlyへの問合せ(電話・メール・フォーム入力等)
- 会社アカウントを作成し、採用サービスの有料プランへ申し込む
- 申込みから1週間程度が経過したら、求人票・ストーリーなどの掲載が可能
上記の通り、問合せからサービス利用までの流れは比較的スムーズですが、一般的な求人媒体とは規約面で異なる部分が多いため、事前に確認してから求人票・ストーリー等の掲載を進めましょう。
Wantedlyがマッチする企業の特徴
他の求人媒体と比較して、Wantedlyの方が自社の採用活動にマッチする企業の特徴としては、次のようなものがあげられます。
- 自社採用ページとして運用可能な媒体を探している企業
- 広報としての自社ブログ運営に興味がある企業
- 普段の社内の様子や、働いているスタッフの情報を求職者に伝えたい企業
- 自社のビジョンやパーパスに対して、理解がある人材を採用したい企業 など
上記内容を踏まえた上で、他の求人媒体と比較検討しつつ、自社が求める人材像とWantedlyとのマッチングを勘案してから判断しましょう。
求人掲載にあたってのQ&A
続いては、実際にWantedlyに求人を掲載する際に、多くの企業担当者が疑問に感じるポイントをQ&A形式でご紹介します。
Q.求人の掲載期間は?
A.Wantedly上における求人の掲載期間は、選んだプランによって異なります。
先述した通り、Wantedlyのプランは「6ヶ月」・「12ヶ月」・「24ヶ月」のいずれかの期間から選ぶ必要があり、基本的には選んだプランの期間上限まで求人が掲載されます。
例えば、1月1日に6ヶ月プランを契約した場合、契約満了は6月30日となるため、その日を過ぎると「募集停止」の状態になるイメージです。
なお、トライアルの場合は申込日から30日間の利用となり、30日経過とともに公開していた募集の応募受付は終了します。
Q. Wantedly内で検索しても自社が表示されない?
A.WantedlyのWebページ上部には、会社名を検索できるような検索窓(グローバルリサーチ)が配置されています。
こちらに会社名を入力すると、Wantedlyに登録を済ませている企業が検索結果として表示されますが、所定の条件を満たしていないと自社の情報が検索結果に表示されない場合があります。
具体的には、次の設定を済ませることで、Wantedly内での検索結果に自社の情報が反映されるようになります。
- 会社のロゴ(アイコン)を設定する
- 自社の募集を公開する
Q.会社アカウントに社員の個人アカウントは登録できる?
A.会社アカウントに社員の個人アカウントを“紐づける”形で、会社アカウント・社員の個人アカウントを連携させる「メンバー追加」が可能です。
紐づけが終わると、ユーザーが会社ページを見た際、自社でどのような人が働いているのかを確認できます。
また、メンバーとして追加された社員は、それぞれの立場に応じて権限(操作可能な範囲)が異なります。
連携した社員にWantedly上で何らかの作業をお願いしたい場合は、その点にも注意が必要です。
Q.「注目のストーリー」って何?
A.Wantedly上で投稿しているストーリーのうち、自社が特に目立たせたい記事を最大で3つ表示する機能のことです。
「注目のストーリー」として設定されているストーリーは、募集ページにも表示されるため、自社が特に応募者に伝えたいこと・知って欲しいことなどを伝えるのに役立ちます。
表示させたい記事を変更する場合は、会社ページの確認画面から注目のストーリーを選び、変更したいストーリーにカーソルを当てて編集を行います。
なお、設定の段階で「最新の記事を表示する」の項目を選択すると、常に最新の記事を表示させることもできます。
Wantedlyとアグリケーションサイトの比較
各種求人媒体とWantedlyの利点を比較するにあたっては、Indeedや求人ボックス、スタンバイなどのアグリケーションサイトの違いについても確認することが大切です。
Wantedlyの利点
アグリケーションサイトと比較した際のWantedlyの利点としては、次のようなものがあげられます。
- 採用広報と同等の定期的な情報発信が可能
- 企業のビジョン・パーパスに対するユーザーの共感から採用に繋がるため、ミスマッチのリスクが低い
- 【応募→選考→採用】という流れでなく、カジュアル面談での気軽なコミュニケーションから求職者とやり取りできる
Wantedlyを活用できれば、自社のビジョンへの共感を通じて、候補者と早期に繋がれるチャンスが生まれやすいでしょう。
また、定期的な情報発信とカジュアルなコミュニケーションにより、採用ミスマッチのリスクも低減されます。
アグリゲーションサイトの利点
Indeed等のアグリケーションサイトを採用活動で利用する利点としては、次のようなものがあげられます。
- 求人掲載が基本的に無料で、露出を増やしたければ有料掲載を利用できる(クリック課金を採用)
- 全国各地、あるいは世界の求人にアクセスできる仕組みのため、数多くの求職者が利用する
- 雇用形態を問わず求人を掲載できる
各種アグリケーションサイトを効率的に活用できれば、限られた予算での採用目標達成も十分期待できるでしょう。
まとめ
ビジネスSNSであるWantedlyは、企業のビジョン・パーパス・ミッションなどへの共感を重視した採用活動をサポートするサービスです。
利用料金の手頃さ・記事掲載数の多さ・採用広報としての活用のしやすさなどがメリットとしてあげられる反面、効果的な活用には積極的な運用と採用ブランディングが不可欠です。
人的リソースや技術面での問題から、自力での運用に難しさを感じている企業担当者様は、中小企業向け採用支援サービス「ワガシャ de DOMO」をご活用ください。
求人記事の作成・修正・運用代行をプロのスタッフが行い、コストを抑えつつ応募者数の最大化に貢献します。

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