
【完全版】Indeedに無料で求人掲載する方法|メリット&デメリットから運用方針の考え方まで

Indeedは、世界中で数多くの求職者と企業をつなぐ、利用状況が非常に活発な求人検索エンジンです。
無料で求人掲載が可能な一方で、その多機能性ゆえに「どのように活用すれば最大限の効果を発揮できるのか」という疑問を持つ企業も少なくありません。
ここでは、Indeedの基本的な機能や最新の求人掲載方法から、無料と有料の運用オプション、さらには利用のメリットとデメリットまで解説します。
また、求人掲載基準や審査のポイント、運用方法や戦略についても理解を深められます。
※最新|Indeedの掲載基準を解説【チェックリスト付】

Indeedとは?
Indeedは、世界中で利用されている求人検索エンジンです。
求職者プロフィールの数は5.8億件以上、日本においても月間総訪問数は2,390万以上の規模を誇ります(2025年6月19日時点の公式発表による)
求人情報をIndeedに掲載する際、原則として無料です。
求人掲載の手続きはオンラインで完結し、所定の申請・審査が終われば72時間以内に掲載が開始されます。
求人票の内容変更はいつでも・何度でも行え、文字数制限もないため、求職者に向けて自社の魅力をフレキシブルに発信することができるのも特徴です。
※Indeedを企業が使ってみた感想や評判、活用の秘訣を紹介!
【2025年最新】Indeedに求人掲載をする方法
Indeedに求人情報を掲載する方法は多岐にわたり、主に無料と有料の選択肢が存在します。
ここでは、特に利用頻度の高い掲載方法を最新情報に基づいて詳しく解説します。
Indeedへの直接投稿
Indeedへ直接投稿する方法は、Indeedの公式サイトから直接求人情報を入力・公開する最も手軽な手段です。
企業アカウントの発行後、専用の管理画面が提供され、そこから求人情報の作成や公開、非公開設定、さらには応募者の管理まで一元的に行えます。
◾️直接投稿のメリット
……上記の機能の利用はすべて無料であり、費用をかけずに迅速に採用活動を開始できるのはメリットです。
◾️直接投稿のデメリット
……掲載する求人情報が多い場合や頻繁な更新が必要な場合は、一件ずつ手動で入力・修正する手間が発生します。そのため、この方法は単発の募集や採用難易度が比較的低い職種に適していると言えるでしょう。
採用管理システム(ATS)との連携
日程調整や応募管理など業務効率化に役立つ採用管理システム(ATS)には、Indeedと連携してシステム内から求人情報を出稿する機能が搭載されているものがあります。
◾️ATS連携のメリット
……求人広告の出稿業務をほかの採用業務と一元管理できるため、活動の手間を削減できます。
さらに、システム選定で「応募手順を簡略化するIndeedエントリーへの対応」と「複数の求人サイトへの同時掲載機能」に着目することで、応募数を効率的に増加させられます。
◾️ATS連携のデメリット
……適切な運用には、専門知識を持つ人材の確保やシステム管理の手間がかかる点が考慮すべきデメリットです。
この掲載方法は、常時複数の求人を募集している企業や、採用難易度の高いポジションでの採用活動において、その真価を発揮します。
※Indeedエントリーとは?応募プロセスを簡略化できる応募方法
※【最新】どの採用管理システムを選ぶべき?ATSをお悩み別に徹底比較!
※Indeedなどの複数の求人サイトへ一括掲載できる採用管理システム
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クローリング(2025年4月以降は利用不可)
2025年4月以降は利用できなくなっているものの、企業が公開している自社の採用ホームページをIndeedが自動的に読み込み、求人情報として掲載する「クローリング」という方法がありました。
Indeedが求人情報の表示形式を統一し、Indeedエントリーを標準化する動きの一環です。
クローリングのメリットは、求職者を企業の魅力的な採用サイトへ直接誘導できる点です。
一方で、情報がIndeedに反映されるまでに時間がかかることや、採用サイト自体の運用に専門人材が必要となる点がデメリットでした。
※参考:【お知らせ】Indeedに掲載される求人情報の「Indeedエントリー」標準化について
※ Indeedのクローリング掲載とは? 自動掲載の条件や方法・注意点を解説
Indeedスポンサー広告を利用する(有料)
Indeedでは、求人広告の露出を増やし、求職者が広告をクリックした場合に料金が発生する「スポンサー広告」を利用できます。
自社の情報が多数の求人の中に埋もれてしまうのを避けたいときは、有料にはなるものの利用も視野に入ります。
Indeedスポンサー広告の利用を検討するときは、次のような利点・使い方を意識すると良いでしょう。
- クリック課金制のため無駄な広告費を抑えやすい
- 特定の求職者層へのリーチを拡大し、応募者増加を見込める
- 採用課題や応募状況に合わせ、無料掲載と有料広告の併用戦略がとれる
※【Indeedの料金体系】無料・有料の違いやクリック単価・支払い方法など幅広く解説

求人掲載にIndeedを選ぶ3つのメリット
Indeedが多くの企業に選ばれ、求人掲載先として活用されている理由は3つです。
無料であること、掲載中の見直しのしやすさ、そして何よりも「求職者の目に留まりやすいこと」です。
無料で求人掲載ができる
Indeedの最も大きな特徴は、初期費用、掲載費用、そして採用に至った際の成功報酬が一切発生しない「無料掲載」が可能である点です。
さらに、掲載期間や求人件数にも制限がありません。
これにより、企業はコストを気にせず、複数の職種や異なる拠点での人材募集を継続的に行えます。
採用活動における費用を大幅に削減しながら、安定した人材確保を目指せるのは大きなメリットです。
掲載後の見直しがしやすい
Indeedでは、求人掲載後もいつでも自由に内容を修正・更新できる柔軟性があります。
求職者からの応募が思うように得られない場合でも、キーワードの変更や職務内容、待遇の改善などを迅速に行い、ターゲット人材へのアプローチを最適化できます。
採用競争が激化する現代において、どのような情報が求職者に響くのかを分析し、随時求人情報をアップデートしていくことは非常に重要です。
Indeedのこの機能は、企業の採用活動におけるPDCAサイクルを効果的に回し、より良い人材を惹きつけるための強力なツールとなります。
求職者の目に留まりやすい
Indeedが誇る国内最大規模の膨大な訪問者数は、それだけでも求人情報が広く・多くの求職者の目に触れることを意味します。
さらにSEO(検索エンジン最適化)にも強く、よくある「地域×職種」のような検索キーワードで、検索エンジンの上位に表示されるケースが多々あります。
自社で高度な広告施策を行わなくても、Indeedを活用することで求職者への露出を高め、応募獲得の可能性を大きく引き上げられるでしょう。
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求人掲載にIndeedを選ぶ2つのデメリット
Indeedは多くの企業にとって強力な採用ツールですが、その利用にはいくつかの注意点・デメリットも存在します
ここでは、とくに認識したい2つの課題について解説します。
競合対策と継続的な運用が必要
Indeedは無料で求人掲載ができるため、多くの企業が利用しており、結果として掲載されている求人情報が非常に多く、競争が激しくなります。
無料掲載の求人だけでは、求職者の目に触れにくい状況に陥ることが少なくありません。
求職者からの注目を集め、応募に繋げるため、次のようなポイントを意識する必要があります。
- こまめに最新の情報へ更新する
- 効果的なキーワードを選定する
- 専門の代理店に運用を依頼する
- 必要に応じてスポンサー広告を利用する
もっとも、これらの改善作業や更新を十分に行うことが難しく、結果としてやはり競合他社との採用競争に遅れをとってしまうリスクが考えられます。
スポンサー求人広告の運用が難しい
Indeedの有料サービスであるスポンサー求人広告は、より多くの求職者にリーチするための有効な手段です。
しかし、その運用はGoogle広告などのWeb広告運用と同様に、高度な専門知識と継続的な調整を必要とします。
具体的には、次のような作業が求められます。
- 求人応募の状況や効果測定データの分析
- 上記結果に基づくクリック単価の調整
- 求人情報自体の改善
過去に広告運用経験がない担当者にとっては、これらの調整は難しく感じられるかもしれません。
適切な運用ができなければ、むやみに単価調整を繰り返すことで予算を無駄に消費してしまうリスクもあります。
社内で効果的にIndeedスポンサー広告を運用するのであれば、市場の動向やIndeedのアルゴリズムを前提として理解しておく必要があるでしょう。
※Indeedの広告運用で効果を出すコツ|無料・有料の違いや運用代行についても解説
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Indeedの求人掲載基準|審査落ちを避けるためのチェック項目
Indeedには厳格な掲載基準が設けられており、各社の情報は審査のうえで掲載されています。
基準に適合しない求人情報は掲載が拒否される場合があるため、事前に基準をチェックしておきましょう。
Indeedの掲載基準
Indeedは、求職者にとって価値のある公正な求人検索環境を提供するため、明確な掲載基準(ガイドライン)を設けています。
企業は、虚偽の情報や誤解を招く表現を避け、下記の基準に沿って透明性をもって求人内容を掲示しなければなりません。
- 掲載できるのは求人情報のみ
- 情報は正確かつ詳細に記載する
- 投稿できるのは正当な権限を有する当事者のみ
- 職種名および仕事内容の説明を適切に記述する
- 採用企業から直接提供される求人情報が優先される
なお、法律で禁止されている行為も含む下記のような求人は、基準に違反するものとして掲載拒否または削除されることがあります。
- 求職の過程で手数料を課す
- Indeedの検索結果を恣意的に操作する
- スキル・経験以外の要素で求職者を評価する
- 求人投稿に不快感を与えるコンテンツを含める
【参考】求人掲載基準(Indeedサポート/2025年6月19日現在)
掲載基準違反を避けるための確認事項
Indeedでスムーズに求人情報を掲載させるうえで、情報作成時・掲載申請時のそれぞれでのチェックは欠かせません。
下記の8つでチェック項目を用意し、掲載基準違反を未然に防ぎましょう。
- 求人票の内容が「求職者目線」になっているか
- 募集要項は明確か
- 募集職種や勤務地は明確か
- 連絡先が明記されているか
- 虚偽や誇大広告になっていないか
- 応募に際して費用が発生しないか
- 必要以上にキーワードを羅列していないか
- 掲載禁止キーワードを盛り込んでいないか
求人票の内容が「求職者目線」になっているか
求職者が知りたい情報(仕事内容、勤務条件、給与、企業の魅力など)が明確に、かつ分かりやすく記載されているかを確認しましょう。
募集要項は明確か
応募資格、必須スキル、歓迎スキルなど、応募者が迷わないように具体的に記載されているか確認してください。
募集職種や勤務地は明確か
職種や勤務地は正式名称を記載し、後者は地図上で特定できる具体的な住所が明記されているか確認しましょう。
連絡先が明記されているか
企業が特定できる正式な連絡先(電話番号、メールアドレスなど)が記載されているか確認してください。
虚偽や誇大広告になっていないか
記載されているすべての情報が事実に基づいているか、過剰な表現がないか、客観的に評価しましょう。
応募に際して費用が発生しないか
求職者から応募費用や登録料などを徴収する記載がないか、改めて確認してください。
必要以上にキーワードを羅列していないか
求人内容と無関係なキーワードや、不自然な羅列がないかチェックし、自然な文章構成を心がけましょう。
掲載禁止キーワードを盛り込んでいないか
Indeedが定めるガイドラインに反する特定のキーワード(差別的な表現、違法行為を助長する表現など)が含まれていないか確認しましょう。
Indeed求人掲載を運用代行サービスに任せるか否かの判断基準
Indeedに掲載した求人情報も自社で行うか、それとも専門の運用代行サービス(代理店)に任せるべきかは、多くの企業にとって重要な経営判断です。
運用方法を検討するときは、以下の判断基準を持つと良いでしょう。
求人業務を任せられる社員はいるか
Indeedでの求人運用を成功させるには、単に求人情報を掲載するだけでなく、市場の動向や求職者のニーズに合わせてPDCAサイクルを回す継続的な取り組みが求められます。
そのため、まず自社内に求人業務を一貫して担当し、その役割に十分な時間とリソースを割ける社員がいるかを確認しなければなりません。
特に採用難易度の高いポジションや、常に複数の求人を抱える企業においては、継続的な運用体制が確立されているかどうかが、採用活動全体の成否を左右します。
求人業務担当者ができる施策の質はどうか
Indeedの運用効果を最大化するには、求人広告の作成スキルやWebマーケティングの知識が不可欠です。
自社の求人業務担当者が、Indeedのアルゴリズムや市場トレンドを理解し、これらの高度な施策を質高く実行できるかどうかは、採用目標の達成に直結します。
もし、これらの専門知識や経験が不足していると感じるならば、最新の採用トレンドやIndeedの特性を熟知した運用代行サービスを活用しましょう。
採用の質と効率を高め、結果として費用・時間の面で高パフォーマンスとなる可能性があります。
どのくらい費用がかかるか
掲載した求人の運用方法を巡る最大の問題は「費用」です。
自社運用と運用代行サービス・代理店とのあいだで、費用とそれに対する効果を比較検討しなければなりません。
Indeedでスポンサー広告におけるクリック単価は、職種や地域、競合の状況によって大きく変動しますが、一般的には数十円から1,000円超となります。
月に30万円の広告予算を投じる場合、平均クリック単価が150円だとすると、約2,000クリックの獲得が可能です。
一方、Indeedの運用代行サービスに依頼する場合、費用は主に初期費用と月額運用手数料に分けられます。
初期費用の目安は5万円から10万円程度、、月額運用手数料は広告費の10%から20%程度です。
月に30万円の広告費を想定し、運用手数料が広告費の20%とすると、広告費30万円に加えて運用手数料として6万円、合計で月に36万円程度の費用がかかります。
※Indeed代理店の種類や選び方・比較ポイントを徹底解説!
Indeedの求人掲載で応募を増やす3つのポイント
Indeedでの激しい採用競争に勝ち抜き、質の高い応募を獲得しようとすると、戦略的な工夫が必要です。
求人情報を自社で運用するときに意識したい応募増加のポイントとして、以下の3つが挙げられます。
検索されやすいキーワードを盛り込む
Indeedで仕事を探す求職者は、基本的な情報(勤務地・雇用形態・職種など)に加えて「休みはどのくらい希望できそうか」「などの具体的なこだわり条件を入力して求人を検索します。
自社の求人情報を求職者の目に留まらせるため、どのようなキーワードで検索されているかを把握し、求人内容に適切に盛り込みましょう。
なお、Indeedの検索アルゴリズム(検索結果に表示されるしくみの詳細)は詳細が公表されていません。
一般的には「キーワード」「ユーザーの位置情報」「過去の検索履歴」が検索結果に影響を与えるとされています。
※Indeedでは「キーワード」が超重要!求職者の目に留まる求人票作成のポイント
求人記事はターゲットごとに作る
自社が求める人材に的確に情報を届けるためには、採用ターゲットを明確にし、そのターゲットに響くように求人記事を作成しなければなりません。
特に意識したいのは、求職者が最初に目にする「職種名」です。
例を挙げるなら「営業職」とだけ記載するのではなく「アパレル通販サイトのお客様電話応対」など、具体化を意識する必要があります。
ほかの項目も、ターゲットが興味を持つであろう情報を意識して作成しましょう。
正社員の営業職であれば、ノルマの有無、新規開拓の頻度、1日の労働時間、残業の状況、賞与やインセンティブといった具体的な待遇を包み隠さず公表することが、適切な人材の獲得に繋がります。
※【チェックシート付】Indeedの露出改善にも使える!Web求人の原稿内容11のチェックポイント
改善活動をしながら継続して運用する
Indeedでの求人掲載中は、たとえすぐに目に見える効果が出なくても、諦めるべきではありません。
定期的に見直し、必要に応じて内容を更新・修正することで、応募数増加や自社の求める条件に合った求職者とのマッチングが叶います。
求人掲載では、すぐにスポンサー広告を利用しようとせず、まずは無料で様子を見ましょう。
そのうえで、PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)を回すことが大切です。
改善の段階では、求職者の検索行動や市場のトレンド、応募状況の変化に合わせて、キーワードの追加や職務内容の具体化、待遇の調整などを行いましょう。
まとめ
Indeedは、その圧倒的な利用者数と無料掲載の柔軟性により、多くの企業にとって不可欠な採用ツールです。
とはいえ、ただ掲載するだけで応募が集まるわけではありません。
効果を最大化するためには、ここで解説した多角的な視点からの戦略と継続的な運用が不可欠です。
Indeedを試してみたいけど「忙しくて自社で求人記事作成するのは難しい」「効果をだすためのノウハウがない」とお悩みの企業は、採用管理システム「ワガシャ de DOMO」をご検討下さい。
Indeed含む複数の求人サイトへ自動連携機能から、求人の記事作成、運用までお任せいただけます。
※Indeed認定パートナーの株式会社アルバイトタイムスへ
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